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[5374] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~<腕白関白二次創作>
Name: まいっちゃう人◆a52048a6 ID:fa22b1b3
Date: 2008/12/21 21:13
( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _,._
(;゚ Д゚)ホォォーー…?!


コレが俺の今の率直な心境だった。




学生のころは正直歴史なんてものには雀の涙ほども興味がなく、
毎日馬鹿ばっかりして過ごしていた。
強いて趣味を挙げれば競馬が大好きだったことか。
大きな声では言えないが、毎月10万程度のプラス収支にはなっていたんだ。
おかげで学生時代に金で困ったことはなかった。

とまあ、そんな事はさておき、2流大学を卒業した俺は不況の中運良く就職できたのだが、
ここの上司や同僚がくわせものだった。

別にイジメなどを受けたわけではない。
ただ趣味がドップリとアニヲタだっただけだ。
おかげでいつの間にか俺もコミケで(σ・∀・)σゲッツ!!とかかましていた。

そこから更に発展(転落)していった結果二次創作小説を読み漁るようになったのだが、
何故か今のマイブームは『架空(火葬)戦記』だった。

『銀○伝』『軍神○本』『は○せの世界』『天○燃ゆ』を睡眠時間を惜しんで読み漁る日々。

IFの世界というのは様々な想像を掻き立ててくれた。
自分の脳内でも色々と想像はしたものである……


だからって、寝て起きて目が覚めたら太○映画村みたいな世界は勘弁願いたかった。



目が覚めたら天正10年6月22日でした。
何故わかったかって?
簡単だよ。わかりたくもなかったんだけどね。
昨日が本能寺の変だったからだよ。

そう、俺は本能寺の変で巻き添え食った上、
頭を打って意識不明になった町人に憑依していたんだよ。

普通憑依系っていったら歴史的な武将とかになるよな。
単なる町人でどうしろってんだ?
嫌がらせか(゚Д゚)ゴルァ!!

まあ幸いな事に町人とはいってもその日の暮らしに困る人間ではなく、
驚いたことにあの歴史的豪商の茶屋四郎次郎の丁稚だったのだ。
おかげで手厚い看護を受けれていますよ。

しかも大変な異変を死の危険を冒してまで伝えに来たという事でお褒めの言葉もいただきました。
旦那様は今頃徳川家康を逃がしに行っているだろう。

正直この状況は泣きたい気分だが、現実逃避をしても状況は改善されないので
明日を生きるために必死に頑張っていくつもりだ。
歴史関係はここ最近読み漁っていたので結構覚えている。
商人にとって情報は命だ。
なんとかこの天下を取る徳川家の御用商人になる旦那様の下で成り上がっていくぜ!



と、決意し私は一生懸命に頑張ってまいりました。
旦那様の覚えも目出度く2年で手代に出世し、松吉という名前を頂くまでになったのですが、
今の俺の心境はまさに冒頭の状態なのですよ。

なんで小牧長久手の戦いで家康様が負けているのですか?
殺生関白と揶揄されて無能扱いの羽柴秀次に負けてますよ?
一緒に知らせを受けた旦那様も顔真っ青なんですけど?
俺の人生もしかしてお先真っ暗ですか?

やり直しを要求する!ヽ(`Д´)ノ


『あとがき』という名の言い訳
ちょっとネタが浮かんだので書いてみた。
正直公開するほどのものでもないんだが、
酔った勢いということで許してほしい。
今は反省している。

あ、言うまでもないかもしれないが、
憑依先は腕白関白ですw



[5374] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その2<腕白関白二次創作>
Name: まいっちゃう人◆a52048a6 ID:4aa4e19c
Date: 2008/12/21 21:13
( ゚д゚)ポカーン

(( ;゚д゚))アワワワワ

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク


ども、松吉です。

上の状態が現在の私の心境でございます。
何故かって?
それは目の前に徳川家康がいるからなんです。


時を少しさかのぼること20日ほど前。

小牧長久手の戦いで破れた家康殿は暫く経った後、
支援していた旦那様に書状を送ってきました。
内容は羽柴秀次の人となりや評判などを調べてほしいとの事。
旦那様は早速私を呼び出し、書状を見せた上で私にこの任務を授けました。

正直私も興味があったのです。
私の知る羽柴秀次は無能の上、色欲魔で、殺生関白と呼ばれる存在です。
まあ、まともな時期もあったと書かれている文書もありましたが、
それでも絶対に野戦で家康に勝てるような人物ではありません。
いったいどういう事なのか?
未来を知っているだけに疑問は大きいのです。

早速私は彼の領地である河内へと向かいました。
この時代河内は堺が近いためそこそこは発展していると思っていました。

しかし、城下町に入った私は

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)

ってな気分でした。

何故かって?
だって町の発展度が異常なんですもの……

普段京の町や堺を見慣れている私ではありますが、
規模こそ劣るものの、人の活気は負けず劣らずです。
しかも人々の表情は非常に穏やかで堺や京でさえちょっと裏手に入れば見つかる浮浪者が殆ど見えないのです。

とにかく私は宿を取り、近くの酒場へと向かいました。
情報収集にはもってこいですからね。
酒と酒の肴を注文し、まずは周りの人間の会話に集中です。
すると色々聞こえてきます。

「いや~秀次様になってから暮らしやすくなったの」
「まったくじゃ、年貢も軽くなったし、治安もよくなったの」
「堺や京の町からも商人が増えて物も安くなったわい」
「それに今までの殿様と違って労働にも滅多に借り出されなくなったの」

会話を聞く限り評判は上々の様です。
というよりも、信じ難いのですけど……

その後も色々な話を聞いたのですが、羽柴秀次を批判する会話は1つもありませんでした。
誰もが褒め称えているのです。
私の知る人物像とかけ離れています。

もしかして未来の人物像は秀吉が殺す為にすべて捏造していたのでしょうか?
晩年の秀吉の事を考えればありえなくはないですけど、
にしても名君すぎの気がしてなりません。

次の日はあちこちの商家をまわって見ることにしました。
しかしここでも評判は最高でした。
楽市楽座を積極奨励しているらしく活気が尋常ではありません。
しかも治安の悪化を招かないように警備廻りもしっかりなされています。

農地の方を見ると検地がなされているようで、
公正な年貢の取立てが見て取れます。

情報を聞けば聞くほど『ありえない』としか思えません。
しかし、事実として名君秀次は存在しています。
疑問は尽きることなくあふれ出てくるのですが、
2週間滞在した結果は何も変わりませんでした。

何か納得がいかないのですが、仕方ありません。
誰も彼もが秀次を賞賛しているのですから……


私は疑問を解消できぬまま旦那様の待つ京へと向かいました。
仕方なく見聞きしたまま『名君秀次』を報告したのですが、
数日後旦那様に呼ばれてとあるお寺へ向かったのです。

そして冒頭に戻るわけであります。

天下の名将徳川家康はパっと見ただけなら人の良いオッサンですが、
そこから発せられている独特のオーラには正直チビります。
っていうか、なんで俺こんな有名人と会ってるわけ?
まあ旦那様も有名人だけどさ商人だし……

なんて事を考えている間に家康殿は挨拶もそこそこに質問してきました。
もちろん羽柴秀次についてです。

「松吉と申すそうだな、そなたの見聞きした羽柴秀次像を直接聞きたくての」
なんて笑顔で言ってきます。
正直その笑顔が怖くて仕方ありません。

::::::::::::::::::::
  ::::::::::::::::
    ::::::::::::
   Λ_Λ :::::::
  /彡ミヘ )ー、 ::::
  /:ノ:丶 \::| :::
 /:|:: \ 丶| :::
 ̄L_ノ ̄ ̄ ̄\ノ ̄ ̄

内心はこんなんですが、怖がってばかりもいられませんので、
とにかく精一杯報告しました。

すると家康様はなにやら考え込んでおられる様子。
「半蔵の報告と相違ないか……」
なんて呟きが聞こえます。

正直死刑執行を待つ人物の心境ってこんなんかな?
ってくらい緊張を強いられながら家康様の言葉を待ちました。

「あいわかった、報告ご苦労だった、下がってよいぞ」

の言葉に私は溜飲を下げる思いでしたよ。
しかし、寺から店へ戻る際に旦那様への書状を渡されました。
また胃の痛くなる思いをする事になるのでしょうか?

未来情報を元に成り上がる予定だった私は羽柴秀次にちょっと殺意を覚えます。
だって歴史通りなら旦那様である茶屋四郎次郎についていけば栄達は確実だったのですから。
まあ、愚痴ばかり言っていても仕方ありません。
幸い旦那様には目をかけてもらっていますし、頑張っていればそのうち良い目にもあえるはずです。
多分、きっと、メイビー……


『あとがき』という名の言い訳
感想が4つもついていて有難いです。
正直非難轟々の可能性もあると思っていたのですがw
今回は小牧長久手の戦いの後、九州遠征の前までのお話で、
秀次は四国遠征中です。
そんな中哀れな松吉さんは……っていう感じでした。
彼にとって秀次といえば殺生関白の印象が強いだけに
???な状態であります。
もちろん言うまでもなく腕白関白は未読ですw
知ってたら喜んでいたでしょうが。
次回は九州遠征中のお話の予定です。



[5374] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その3<腕白関白二次創作>
Name: まいっちゃう人◆a52048a6 ID:4aa4e19c
Date: 2008/12/21 21:12
最近胃がキリキリしている松吉です。

現代でヲタク沼に足を突っ込み抜け出せなくなっていたものの、
そこはかとなく心地よい泥沼気分を味わっていたのですが、
目が覚めてみれば戦国時代。
運が良いのか悪いのか、憑依先の人物の記憶が本棚チックに閲覧可能な状態だった事と、
天下の豪商、茶屋四郎次郎の丁稚という立場を利用し成り上がり計画を発動しました。
まあ、成り上がりとは言っても、せいぜい自分の店を構えて命の危険を回避し、
この時代らしく「よいではないか、よいではないか」なんて言えたらいいな~
って程度のものだったのです。

夢としては非常にささやかだと思ったのです。
何故なら天下を取るのは徳川家康であり、
その御用商人として大活躍する茶屋四郎次郎の覚えも目出度いのですから。

事実、あの忌まわしい小牧長久手の戦いまではバッチコーイ!でした。
私の未来情報で旦那様も史実以上に潤っておりました。
もちろん旦那様には未来情報として語ったのではなく、
町の噂とか、手の者の情報とか、酒場で浪人が語っていたなんて伝えるんですけどね。

「未来からやってきました」
なんて言ったら間違いなく捨てられてしまいます。
私が旦那様の立場だったら間違いなく生暖かい目で暇を与えますから。

まあ、おかげで、十八歳にして手代へと出世し、
旦那様にも目をかけていただき小番頭も目前でした。

ところが、小牧長久手の戦いで徳川家康が敗れるという大イレギュラーが発生。
これが豊臣秀吉とガチでやったものならまだ救いはありました。
秀吉も間違いなく天下の英傑ですから、自分の存在がイレギュラーを招いたのかも?
と、納得はできたと思うのです。
しかし、相手が羽柴秀次というのはイレギュラーという言葉では済まない事です。

事実、徳川家は戦の後に即豊臣家に臣従してしまいました。
史実ならば色々なスッタモンダが発生し、結果豊臣家の権威を衰退させる原因になったはずです。
それが発生せず、即臣従してしまうとなると徳川家が豊臣の後天下を取るのは
かなり厳しい情勢となってしまいます。

憑依系らしく歴史の修正力っていうのに期待するしかないでしょうか?

まあ、それよりも気になるのはやはり羽柴秀次です。
やはり何度考えてもおかしいです。

四国遠征が終了し、史実ならば近江八幡を与えられたはずですが、
尾張、美濃、伊勢、伊賀を与えられています。
石高にして考えるともう徳川家を超えています。
いくら秀吉の親族が少なくて、小牧長久手で金星を上げたとはいえ尋常ではありません。

ちょっと出来る程度の人間に与えられる領地ではなく、
秀吉が心から信頼し、期待している証拠です。
そうでないと、徳川家に隣接し、日本の中心に中る重要な地の4カ国を与えられるわけはありません。

秀吉の家康に対する恐れは歴史物をちょっと読んだ程度の現代人でも知っていることです。
馬鹿ならあっさり徳川に飲まれてしまいますし、
ちょっと出来る程度ではそのうちパンクしてしまいます。

にも関わらずこの地を与えられる羽柴秀次という人物は秀吉が認める傑物という事になります。
しかし、未来で伝えられる羽柴秀次という人物像にはとてもそれは窺えません。

そこで私は考えました。

私は未来から憑依してきたわけです。
果たしてこれは私一人なのだろうか……と。
もし、羽柴秀次が未来人だとするならばこの状態も理解できなくはありません。
私程度の雑学程度にしか歴史を知らなくても十分この世界では旨味があります。

しかし、やってきたのが自衛隊の人物や、歴史学者、政治家であったらどうでしょうか?
私とは比べ物にならない知識や知能を駆使して歴史を改変することは
それほど難しいことではないと思うのです。

羽柴秀次の現在の人物像から考えるとかなり有能な人物が憑依している事は間違いありません。
何故ならいくら未来情報があっても戦で家康を破るというのは尋常な事ではないです。
もちろん未来から武器を持ち込んでいれば話は別ですが、そういった話は聞きませんし、
真っ当な戦いであったことは旦那様が直接家康より聞いています。
その上で行政手腕も優れているとなると、とんでもない才能です。
正直羨ましくて仕方がありません。

もちろん憑依が確定したわけではありません。
本人に直接聞くわけにもいきませんし、私程度が会える人物でもありません。
しかし、ある程度確かめる術はあります。
これほどの手腕を発揮している人物です。
未来からやってきた憑依者ならば必ず災害情報も漏らさず記憶しているはずです。

幸い手近に天正大地震が起こります。
大○ドラマでも取りあげられており、私程度の人間でも記憶している大災害。
必ず被害を最小限に抑えるように動くはずです。
その動きを察知できれば未来からの憑依者という事がほぼ確定できます。
我ながら名案だと思います。

もし憑依者と確定できれば是非なんとしても面会して話を聞きたいです。
これだけの手腕を発揮する現代人です。
もしかすると有名人だったりする可能性もあります。
そう考えると小牧長久手の戦いもちょっと良かったのかもしれません。


「コラ松吉!徳川様に頼まれた九州遠征の物資は集まったのか!」
小番頭の義助さんに怒鳴られました。
「大変な量の物資だから休みたくなるのはわかるが、しっかり頼むぞ」
中番頭の太助さんにも注意されました。

そうなんです、私松吉は現在徳川様の九州遠征物資を不眠不休で揃えている最中だったりします。
先ほどのはちょっとした現実逃避だったりします。

歴史の改変って恐ろしいですよ。
まさか徳川が九州遠征に参加するなんて想像の範囲外でした。

ヽ(`Д´)ノ『孔明の罠だ!』

って、叫びたい気分です。
やはり羽柴秀次が憑依者と確定したら文句の一つでも言わねばならないでしょう。
私は毎日胃が痛くてたまりません。
それに対して羽柴秀次はきっと今頃美味しい思いをしているに違いないです!
必ず仕返しの一つでもせねばなりませんよ、はい。

「松吉~旦那様から手紙が届いているぞ!」

また私の思考(現実逃避)を妨げる声が響きます。
大番頭の伊助さんの声です。
なんだか嫌な予感がヒシヒシとします。
心なしか胃の痛みも増しているようです。

手紙を受け取った後、作業を他の者に任せる許可を頂き部屋で開封します。

読み終えた私は……

(ノ`□´)ノ⌒┻━┻(__()、;.o:。ガシャッ!!!

って、気分でした。

内容は至極簡単でした。
「羽柴秀次殿と小松姫が近々結婚されるのでそれに必要な品を用意してほしい」
って、事でした。

ローリングフック(#●゜Д゜)━━●)`Д)、'.・.、'..
1、2ッッ!!( ●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ!
ジャブッッ!!ジャブッッ!!( ●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ!
右ストレートッッ!!( ●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ!
NG@ ストレートッッ!!( ●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ!
左ストレートッッ!!( ●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ!
オラ━ッッ!!(●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ

脳内で羽柴秀次をノックアウトし、フーっと大きく息を吐きます。
小松姫って事はあの稲姫だろう。
後の世に語り継がれるほどの美人じゃねぇか!
正直やってらんねぇ!って感じだが、そうもいかない。
渋々大番頭に仔細を伝え九州遠征の件を引き継いでもらう。

そして必要と思われる品を帳面に書き出していく。
ハッキリ言って大名家の結婚は膨大な数の品が必要だ。
政治的意味合いも強く、ここでショボイ品揃えをすることは権威を傷つけることになる。
失敗は許されない大事な仕事である。

わかってはいる、わかってはいるのだが、やはり怒りがこみ上げる。
羽柴秀次、いつかギャフンと言わせたる!!

そう決意する私であった……
嗚呼胃が痛い。



『あとがき』という名の言い訳
第三話です、ハイ。
なんだか14も感想がついていますYO!!
プレッシャーをヒシヒシと感じています。
尚、感想に対するレスは1つ1つは厳しいチキンですので、
ここでいくつか返答させていただきます。

#憑依者である事には早い段階で気付くかも?
早速疑問を持ち始めましたが、さてはてw
#腕白関白の二次創作ならタイトルにそう書いて置いたほうがいい
期待して読まれるとガッカリされそうなんですが、
確かに問題になるといけないので今回から表記します。
#志の違いでこの主人公圧倒的に負けてる気がする
まあこの主人公は本当の意味で一般人です。
別に死が迫っているわけではないですし小人の夢を追いますw
#稲姫嫁入りは商人のうでの見せどころ
主人公不眠不休でがんばる事になります。
なまじ旦那様の覚えも目出度く、家康への面通しも済んでますしねw
#安土桃山の曹操か平賀源内を目指し
理論を発表するほど精通していませんw
まあ、小手先程度に今後やる可能性はありますけど。

という訳で、次回はいつになるか不明ですが、
出来る限り早く投稿できるようにがんばります。







[5374] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その4<腕白関白二次創作>
Name: まいっちゃう人◆a52048a6 ID:fa22b1b3
Date: 2008/12/22 01:21
毎度どうも松吉です。

豊臣秀吉の九州遠征が終わりました。
激しく長かったですよ。
秀吉自身が遠征するまでは島津有利だったようですし、
武器弾薬食料を調達する側の身にもなって欲しいですな。
まあ、それで儲けてる人間の言うことではないのですが……

それはさておき、羽柴秀次と小松姫の婚姻に関する品々です。
近畿東海関東北陸ともう這いずり回りましたよ。
なんと言っても、天下の豊臣家と徳川家の婚姻ですから用意する品も半端ではありません。

家康は質素倹約を基としていますが、秀吉は違います。
もう成金万歳といった感じで派手好きです。
もちろん南蛮渡来の品物もじゃんじゃん用意しました。
恐らく徳川の財政担当者は今頃悶絶しているに違いありません。

何故そんな事になったかというと、
当初送られてきた基礎案は徳川家らしさに、ちょっと豪華さをプラスした程度でした。
しかし、私は秀吉の尋常ではない派手好きを知っています。
そこで旦那様に相談した結果、旦那様はあろう事か徳川家から委任状を貰ってきてしまいました。
しかもこの件は私に一任した上、小番頭への出世が言い渡されました。
更に、徳川家に関する事は私が今後仕切ることになるそうです。

それを聞いたときの私は、
∑(!? ̄Д ̄)゚Д゚)・д・) エェーッ!!
って感じでしてた。

これは本当に凄い事ですから。
でも、同時に何か失敗したら私の首を差し出すということでもあります。
私はこんな大それたことを望んだわけではないのですが……  

旦那様曰く、家康様が「よく気の利く奴」と褒めていたそうです。
その上、この窓口に指名してきたのは家康様本人だとか。
なんか死亡フラグが立っているような気がしてなりません。

しかし、九州遠征後婚姻を行うとの事で時間がないと必死にがんばりました。
まさか、ここまで長引くとは想像の範囲外でしたので後半は多少余裕も出来ましたが、
おかげでそれはもう立派な品々を用意できましたよ。
もちろん、生鮮品は日付が決まり次第送られて来る訳ですが。
もし手違いや事故で送られなかった場合私は確実に打ち首獄門確定です。
正直勘弁して欲しいです。

あ、もちろんですが、天正大地震を考慮して品物は発注していますよ。
地震で届きませんでしたっていうのは認められるわけがありません。
命がかかっている訳ですからこちらも必死デス!



にしても、羽柴秀次の中の人は凄い。
先日旦那様と共に九州遠征から戻った家康様にお会いした訳ですが、
もう秀次をベタ褒めするのですよ。
もちろん警戒心バリバリっぽいですが、天下を目指す家康としては最大の障害と見ているようです。

史実から考えればどう考えてもありえないお話でして、
私はほぼ確実に秀次は未来からの憑依者だと確信していました。
それだけにあの大災害をどう切り抜けるのかをある意味期待していたのです。


ですが……秀次の領地は見事に史実どおりに大災害にあっていました。

私はその報告を受けた時完全に固まってしまいました。
もうそれはメデューサの石化の魔眼を受けたかの如く。

小番頭になったおかげで色々権限も増えまして、
手のものを雇ったりしているわけなんですが、
報告を聞くと全く対策がなされた形跡がないのですよ。

もしかすると羽柴秀次は憑依者ではないのかもしれません。
ここまで見事な手腕を見せていた人物がこんな有名な災害を忘れているとは思えません。
私でも覚えているんですからね。

これは正直困りました。
内心中の人がいると断定していただけに大変です。
もし、秀次がこの時代の人物であるとするなら、
未来情報は嘘で塗り固められた人物像だと言う事になります。

いったいどこから転落人生が始まるのか注意しなければなりませんし、
場合によってはここから徳川家の大逆転劇が始まるのかもしれません。
正直徳川家はもう天下は握れないだろうと思っていたのですが、
そうなると益々私の立場は重要になってきます。

もし徳川家が天下を握れば私は非常に美味しい思いが出来ること間違いありませんが、
このまま豊臣が天下を掌握し続けるならば最悪徳川家が潰れる可能性もあるわけです。
羽柴秀次、どこまで私を苦しめれば気が済むのでしょうか。
やはり一度ギャフンと言わせねばなりません。
私の胃の安泰のためにも……


とは言っても、所詮私は一般人でしかありません。
せいぜい徳川家を支援して困らせる事くらいしかできないわけですが。
それも旦那様にお伺いを立てた上での事です。
所詮はサラリーマンと一緒な訳です。
中間管理職の悲しい性です。


まあ、今はどうこう言っている場合ではありません。
遠い未来よりも、今日明日の商売です。

なんて、言っていたら婚姻が予想以上に時間がかかりそうとの事。
どうやら来年年明けになりそうだと言う話。

どんだけ先の話やねん!!


ってわけで、暫くはマターリと商人できそうです。
まあ、忙しいには違いないのですが、24時間戦えますか?
という状況からは抜け出しです。

ついでに手の者を使って羽柴秀次を再度調べることにします。

んで、報告を受けるわけですが……
正直もう混乱混乱大混乱です。

羽柴秀次は天正大地震による被害を復興する為に年貢を免除してしまいました。
『アリエナ~イ!』とか思わず言いかけましたよ。
この時代年貢は何があっても徴収されるものです。
まあ多少の棒引きをする事は過去あったと思いますが、免除は聞いたことがありません。
事実この事を旦那様に伝えた所固まってしまいました。

現代人の感覚だと当たり前でも、この時代ではありえない事です。
やはり秀次は憑依者なのでしょうか?
にしては大災害を忘れるという優秀者らしくない矛盾が……頭が痛くなります。

旦那様の商売敵であり、仲間でもあったりする津田宗及殿は復興費用を稼ぐためなのか
色々売って頂いているとの事。
宗及殿は秀次が秀吉の跡を継ぐと睨んでいる様で高値で買取り恩を売っているようです。
旦那様が苦虫を噛んだような顔で語っていました。

我が茶屋グループは徳川家に寄り添ってきたために豊臣家に縁がありません。
もちろん細々とした買い物は入ってくることはありますが大口はないのです。

これはやはり我が茶屋グループも縁を作っておくべきでしょうか?
しかし、そうなると徳川との縁が薄くなってしまいます。
この時代八方美人は許されませんから難しいところです。

正直泣きたい気分です。
旦那様明らかにここ1年で髪が薄くなっています。
私も実は湯に入ったら毛が抜けます。
えぇ、若ハゲ一直線です。
なんとか改善したいものですが、現状ではどうしようもありません。

そもそも商売そのものは上手くいっているのです。
天下の動向を気にしさえしなければいいのですが、
ここまで大きい商家となるとそうもいかないという不自由さ。
返す返すも羽柴秀吉が憎らしい。
もっと頑張って天下を取ってくれ徳川家康!
せめて抜けた毛達が報われる結果が欲しいものです。


なんて事を考えて日々すごしていた訳ですが、
年が明けて天正15年がやってまいりました。

そして年明け早々胃が痛いです。
それは何故か?簡単です。
私が現在どこにいるか聞けばわかりますよ。

えぇ、実は大阪城のとある一室にいたりします。
隣の部屋では現在羽柴秀次と小松姫のお見合いがなされています。
もちろんそこには家康様がいるわけでして、ついでに古田織部殿もいます。

そして控えの部屋に私は何故かいるわけでして、
一緒にいるのが井伊直政と田中吉政という両家の家老です。
なんで私のような人間がこんなところに連行されているのでしょうか?

旦那様ならばまだわかりますよ。
ですが、茶屋の小番頭にすぎない私がなんで?WHY?
私の胃に穴が空くのは確実に迫っているようです。
絶対に旦那様はこの役目から逃げたに違いない……
恨みますよ旦那様。

にしても、先ほど少し見る機会のあった小松姫なのですが、
もう最高の美少女でした。
現代のアイドルなんて小松姫に比べたら全然大した事ありません。
いや、比べるのすら失礼です。
正直こんな美少女を嫁にもらえる秀次を呪いたい気分です。

視線ならぬ脳内呪詛で人が殺せたら……って感じですね。

何やら隣の部屋から声が聞こえてきます。
「家康殿を父とお呼び致したいと思います」
「おお、お受けくださるか。いやこの家康、秀次殿のような俊英を息子に持てること、存外の極みですぞ」

どうやら話がまとまったようです。
その後は井伊直政と田中吉政と私で色々お話し合いです。
式の日取りやなにやら大変でした。
幸い徳川家にとってはこの縁談は規定路線だったのですが、
秀次は寝耳に水だったようで、商人は引き連れていませんでした。
おかげでこの縁談のイニシアチブはしっかり取れたのでそういった意味では大変良かったです。
この後抜ける私の髪々達も恐らく報われるでしょう。

にしても、せっかく羽柴秀次の面を拝む機会だと思っていたのですが、
秀次は逆の部屋から出て行ったようで拝めず。
更に田中吉政に色々聞こうとしても話をそらされる始末。
まあ、茶屋が徳川にベッタリなのは周知の事実なので当然かもしれませんが無念です。

結婚式の時にでも出来れば会って話がしたいものです。
というか、出来るだけ早く秀次の中の人の存在を確かめねばなりません。
私と旦那様の胃と髪々の為にも……




『あとがき』という名の言い訳
感想が22にまで増えてます。
嬉しくなって調子こいて早速続きを書き上げてしまいました。
制作時間=前作の投稿時間~今作の投稿時間ですw
本当に馬鹿ですね。どうすんだ仕事w

ってわけで、レス開始
#ちょww、地震のこと忘れてたからww
そんな訳で松吉さんは大混乱ですw
評判、政策、合戦の結果だけ見聞きするとスーパーサイヤ人状態ですしね。
まさかど忘れなんて想像の埒外ですよ。
#ガレオン船が各港に配置されるまで確信は持てそうにないかな?
さてはてどうなる事やら、お楽しみにw
#稲姫だけでなく他の姫の事をしったら松吉は秀次と会ったら
今回稲姫に会って呪詛吐きまくりですw
他の姫様のときはどうなる事やら……
#風魔が暗殺に来るぞ!!
まあ、徳川の息がかかっているのでそう簡単には……多分w
#AAが邪魔で萎える……
今回は極力減らしてみました。
小説の挿絵的に考えて使ってみてたのですがダメですかねぇ
#面倒な仕事ばかり押し付けられる
今回もまた悲惨な事になってますw
松吉はそういう星の元に生まれているようです。

ってわけで、今日はこの辺で寝ます。
次回はちょっと時間かかるかもしれませんけど、
仕事の都合次第って事でご理解ください。

にしても、腕白関白のブランド力は凄いw


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