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[618] 拙者、うずまきナルトと申す。
Name: 軟智
Date: 2005/02/15 13:07
拙者、何でもうずまきナルトと申すらしい。

現在、木の葉隠れの里で『あかでみー』という忍者学校とも言うべきところに通っているらしい。


なぜ伝聞表現かといえば簡単なことでござる。

拙者、うずまきナルトとしての記憶が皆無なのでござる。

拙者としては、つい昨日まで福部靖虎として織田の軍勢の中を疾風のごとく駆け回っていたと記憶しているのだが・・・。

依頼人である羽柴氏の命で本能寺にて信長公をしとめ逃げる間際に側近、森蘭丸に斬られたところまでは覚えれおるのだが・・・。

目がさめたら高床式布団の上で寝ていたというわけでござる。

何者かが助けてくれたのか、はたまた無意識にこの屋敷に逃げ込んだのか・・・。わからぬがとにかくこの家を捜索してみることにしたのでござる。

クナイや手裏剣、巻き物、それに携帯食と思われる球体の固形物・・・。
いずれも拙者の持ち物ではないことからこの屋敷の主も忍びなのであろう。

そう判断し、主人が帰宅するのを待っていたが、半刻過ぎてもかえってこなかった。
拙者、とても空腹だったので主人には失礼して先ほどの携帯食をいただかせていただいた。

不味かった。

とてつもなく不味かった。

なんて言うか、拙者が伊賀の里にいたとき、妻のお七が作った粥を圧縮したような味だった。

それでも空腹はいかん、5粒ほど食べると腹も膨れた。

忍びたるもの、少食は絶対必要。その上で大飯喰らいと互角に動けねば話にならない、3日や4日の絶食など当然なのでござる。ゆえに拙者の胃袋は握り飯ひとつで満腹に成る位でござるがココ数日モノを口にしておらんがために失礼ながら勝手に食させてもらった。味はともかく栄養素はなかなかでござるな、この携帯食は。
まあ、長は2週間絶食のまま信玄公の命で上杉の臣の部隊を壊滅させたと聞くが・・・。
拙者もそれくらいにならんといかんのであろう。

そんなことを考えていたとき不意に鏡が目に入った。

女子くらいしか鏡など見ないものであるのが常識ではあるが、忍びは違う、他人に変装することもあるのだ。鏡は必須道具である。

しかし、この鏡は大きい、全身ぐらいなら軽く映すことができるようでござった。

驚いた。

鏡の中には異邦人と思われる少年が映っていた。

拙者がほほをつねると少年もほほをつねる。

どうやら拙者、金髪少年に成っているらしい。

変装しているようでもない。

正直あせったでござる。

そこで再度へやの中を探索した。

素晴らしい程よくできた絵が数枚出てきた。
裏には文字が書いてある。拙者が今まで見てきた文字とは違う文字ではあるが。
また、先ほどの巻き物も失礼して中を改めさせてもらった。

何故か、見たこともない文字であったが読むことができたのでござるが。まあそんなことはさておき結論から言うと、今拙者がなっている金髪少年、名前を「うずまきナルト」というらしい。

調べれば調べるほど拙者が「うずまきナルト」になっているらしいことだけはわかった。

まあ、よい、もともと拙者は蘭丸に殺されたであろう身・・・。
生きているだけ儲けモノでござる。

壁にかかる「かれんだー」というのを見るに多分暦がかかれているのであろう。
几帳面に×がついていることから、今日が3/12という暦なのだと知った。

うむ、このあたりも拙者のいた所とは異なるでござるな・・・。


ふと、この暦に疑問を抱いた。
先ほど巻き物の中でそれらしい文字を見た気がした。


「   忍者アカデミー卒業追試試験について

  3/12、午前中に授業を行った後、午後より試験を行う。

  追試受験者は必ず来ること。  
           
               担忍 海野イルカ     」


どうやら「うずまきナルト」の試験の日らしい。

よくわからないがいったほうがいいのでござろう。

少し間を置いて、拙者は屋敷を出た。









むう、出たはいいが場所がわからないでござる。

とにかく、外にそれらしき建物を探したが、いかんせん、まるで神仏の国のように天にも届きそうな建物ばかりでどこにあるのかわからない。

少し途方にくれていたが、拙者というより「うずまきナルト」と同じくらいの少年が走っていくのが見えたでござる。

拙者、ピーンときたでござる。あの少年、「あかでみー」に通っているのでござろう。







ついていくと予感的中でござった。やはり拙者の忍者としての勘はなかなかなものである。忍の文字が大きくかかげられ、門には「忍者育成アカデミー」と書いてあったでござる。

しかし、ココはどのような里なのでござろう?
忍者とは世に忍び慎にながら闇夜を忍ぶ者、こんなに堂々と忍者学校を建てておいて良いのであろうか?

まぁ、そんなことより試験でござる。
拙者も伊達に15年、ナニに毛が生える前から忍びをしているわけだ。
忍者学校の卒業試験など簡単に違いない。











とか何とかあって無事、午前の授業には出れたのでござるが・・・。
「ちゃくら」とはいったい何でござろう?
いろいろな術の中にこの「ちゃくら」をこめてとか言っているのでござるが、
その「ちゃくら」がわからん。

隣で寝ている髪を結った少年に聞いてみたのでござるが・・・。

「めんどくせー」

だった。


いろいろ調べてみたが、何でも「生体えねるぎー」というものでござる事がわかった。

何でも、体力とは別に存在し、体内でコレを得て印を結ぶことで超自然現象を
起こせるらしいが良くわからんでござる。

とにかく授業が終わったため、もってきた不味い携帯食を食べ、試験会場へ行った。

「あー全員集まったようだな、今回の試験を審査する、海野イルカだ、もう一人、ミズキ先生も一緒に審査する。」

どうやら、試験というのはふたりの試験官の前で実際に忍術を行うことらしい。

「今回の課題忍術は「分身の術」だ。最低でも二人に分身できたら合格だ」

分身の術!?

身を分かつ術・・・?二人に分身するといっていたでござるから・・・。すると「ちゃくら」を使ってもう一人自分を作るって事でござるか?

無理でござろう、術の前に「ちゃくら」の作り方、練り方、印の結び方・・・拙者まったく知らないでござる。

そうこう考えているうちに拙者の二人前まできてしまったでござる。

大変でござる、本当に大変でござる。

今まで全員成功している。
中には6人になっている猛者もいるでござる。

とにかく、コレまでの者を見て印の結び方はわかったでござる。

ぶっつけ本番って奴しかないってことでござるな。

落ち着くでござる。

大丈夫でござる。

拙者、コレまで確実死な忍務をいくつもこなしてきたではござらんか・・・。

大丈夫、本当に大丈夫でござる!!


「次、うずまきナルト!」









さて、ここで選択のお時間です。ナルトくんこと靖虎さんはこの直後どうなるのでしょう?(SS感想掲示板で投票してください。)選択肢は4つ。◎印はふざけなので選ばない事。






①トホホ、原作どうり失敗する。

  ナルト「おお。二人になったでござる!!」

  イルカ「おい、糞ガキ、こんなん全く役に立たねーよ(大意)」

②やっぱ現実は非常である、「分身の術!!」という声が教室に響き渡るのみで失敗。

  ナルト「ま、こんなもんでござろう」

  某犬少年「何一人で納得してるねん!!おどれ、わしらの鼓膜つぶすきか(大意)!?」

③何故か突如ナルトの足元から巨大な桜の木が生えてくる。
   
  某ムッツリ忍者「桜!?コレは飲み会ですな!?」

  某三代目「飲まなあかん!花見酒、桜を眺めて一杯じゃ!!女子にセクハラ万々歳じゃ!!」

④何故か意識の中で九尾に出会う。んでもって一気に20人くらいの分身成功!!

  ミズキ「教室一杯にナルト!?ナルト祭りか!?」

 某変体忍者「ま、コレがハーレムでしょ?ナルトォォォォォォ(はぁと)!!」

◎ナルトが分身したのは何故か全裸のナルコだった。

某エロ仙人「い・・・いくらじゃ!?(口寄せでガマ口ブン太を呼び出す)」

某オカマ「こ、ここは通常掲示板よ!!18禁はあっちよ!!違うのよ~~~!!」







~~~~~あとがき~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

やってしまった・・・。

とにかく選択肢を選んで下さい。今後のナルトこと靖虎の運命を決めるのはアナタ達です!!!




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第二話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/08 17:58
(②が選択されました。)

「次、うずまきナルト!」

い、いくでござる。

きっと、何とかなるでござる。拙者、日ごろの行いは良いでござるに、仏様もしておられるはずでござる。

「おす!!」

えっと、確かこう・・・。


「分身の術!!!!!」







シーーーーン・・・。







ダメだったでござる・・・。

ま、当然でござろうが・・・。

ん?イルカ殿、青筋が立っておられる?

お怒りか?


「失格!!!もういっぺん新入生とやり直してこい!!!」
むう、やはり失格か・・・。ま、当然であろう。術の出し方以前に「ちゃくら」とやらの出し方がわからんのだから・・・。

うむ、しかし新入生と一緒とはいい考えでござるな。
拙者、強さと年齢の関係は気にしないほうでござる。一からやったほうが良いでござろうな。さすが教師であるな、イルカ殿。天晴れでござる。

「まぁまぁ、イルカ先生、彼ももう三回目ですし、術ができなくても体術だけで卒業した子も去年いましたし・・・。」

「何を言ってるんですか、ミズキ先生、こいつの場合は体術も平々凡々、とても忍者としてやっていけません。後一年くらいアカデミーにいたほうがいいんです。」

うむ、さすが忍者の教師でござる。術のできない拙者なんぞが他の術の使える忍びと戦うことになったらそれこそ生きてられないでござる。素晴らしいぞ、イルカ殿。教育者の鏡でござるな。
それに引き換え、ミズキ殿、もっと生徒の今後を考えるべきでござる。













とか何とかあって、拙者以外の者が全員合格になったったござる。
少々、情けない気もするでござるが、急がば回れ、生き残るためには慎重に行動するのが一番でござる。
別に気にしないでござるよ。・・・・・・・・・負け惜しみじゃないでござるよ。

そんなこんなで今、卒業の証のような鉢巻をもらっている少年少女を眺めているわけだが・・・なんと言うか、彼らの親御さんの目が鋭いでござるな、そんな汚物を見るような目で見ないでほしいでござるが・・・。
試験に落ちるのがそんなに恥ずかしいことなのでござるか?それともこの「うずまきナルト」少年は風呂にでも入ってなかったのでござろうか?


「ナルトくん、そんなに落ち込まないでくれよ。」

ん?ミズキ殿ではないか。

「拙者、落ち込んでなんかないでござるよ。」

失格は妥当でござる。ミズキ殿も気にせずがんばってほしいでござる。あ、そうでござる。ミズキ殿に「ちゃくら」の使い方について教授してもらおうではないか、うむ、さすが拙者。名案でござる。

「そんなに強がらないで、そうだ、ナルト君、君にだけいい事を教えてあげよう。」

むう、話題転換された。







ミズキ殿の話をまとめるとこの里の長、三代目火影様の自室の棚に秘伝の巻き物があるらしい。その巻き物の術を見せれば下忍になることができるかもしれないとのことでござった。

まったく、拙者をなんだと思っているでござるか!!拙者、盗人とは違うでござるよ!!だいたい、長のモノを無断で持ち出したら何されるか・・・。ブルブル、昔、長の忍び刀を拝借して毒薬の被験者になったことを思い出した出ござるよ。まぁ若気の至りでござる。そんな思い二度としたくないでござるし。

うん?そうでござる、拙者というか「うずまきナルト」の自宅なら古い指導所があるやも知れないでござるな。ミズキ殿の言っておられた訓練所で「ちゃくら」の使い方を練習しようではないでござるか!!うむ、名案でござる!!さすが拙者、伊達に忍者を15年間やってないでござる。
そうと決まれば思い立ったが吉日でござるな!!












≪数時間後、森の隠れ家≫







むう、わからないでござる。いや、「ちゃくら」の意味は大体把握したでござるよ。拙者コレでも記憶にかけては長を凌いでおったほどでござるから。まぁ長は60を超えておったが。

実際、どうやって「ちゃくら」を作るかわからないでござる。
なんでも指導書だと「ちゃくら」の「こんとろーる」方法とやらがあるのだが、いまいちわからないでござる。ココはあとで、様子を見に来ると言っておられたミズキ殿に聞くしかないでござるな。

「見ィィィィィつけたぁぁぁぁぞォォォォォ!!ナァァァルトォォォ!!!」

ん?この声はイルカ殿か、ミズキ殿が来るといっておられたが・・・。うむ、さすがは教育者の鏡でござるな。
しかし、青筋を立てておられるな、何か癇に障ることでもあったのでござろうか?

「どうしたでござる?イルカ殿、青筋立てて」

「どうしたもこうしたもあるか!!火影様の封印の巻物!!どこへやった!!それか!?」

拙者の指導書を指差しているでござるが・・・。封印の巻き物?コレがそうなのでござるか?あきらかに巻き物の芯に200両と書いてあるのだが・・・。

「ナルト、俺に渡すんだ!!」

ミズキ殿まで・・・。どうなっているのでござろうか?
ん?これは「あかでみー」の教師は歩合制なのでござろうか?
大変なのでござるなぁ・・・。

「ミズキ!?・・・。そういうことか!!」

「ははは、ばれてしまったか!!まあいい、始末すればいいことか・・・。」

むう、会話についていけない・・・。とにかく、この指導書をイルカ殿かミズキ殿に渡して教えをこえば良いのでござろうな。いや、しかし二人とも鬼気迫る表情でござるな、忍びなら沈着冷静でおらぬといかんのではないでござろうか?

「「ナルト、早く渡せ」」


ああ、拙者、どうすればいいのでござるか?







進まなァァァいってことで選択のお時間です!!
このあと、ナルトくんこと靖虎さんはどうするでしょう?
選択肢は今回は4つ。◎はおふざけなので選ばないこと。受付はSS感想掲示板にて。

①ココは、教育者の鏡、イルカ先生にわたそう☆

ミズキ「なぜだ!?イルカのほうが人気投票が高いからか!?そうなんだな!?」

イルカ「ふん、性格に決まってるだろう!!性悪ミズキなんぞとは違うんじゃボケが!!(大意)」

②この場所を教えてくれたことを立ててミズキ先生にわたすべきだ♪

ナルト「宜しくでござるよ!特に「ちゃくら」について教えてほしいでござる」

某眉上忍「チャクラム!!燃える熱血の刃だ!!このスーツとともに使えば強く慣れるぞ!!」


③良くわからんが二人とも目が逝ってるからこの場を離れる。

鹿の少年「めんどくせーけど逃げたほうがいいんじゃねーの?」

団扇の少年「ふん、腰抜けが・・・。」

④どうし様かな?って悩んでいるあいたに何故か意識下で九尾に接触。

妖げな狐「ウバババババババババババ!!」

ナルト「狐ならコンコンではないでござるか?」

◎ナルトの持つ巻き物は実は納豆巻きだった!!第二部、「拙者、すし職人でござる」へ続く!!

ナルト「美味いすし!!コレこそわが国の宝でござる!!」

蝶の少年「寿司か!!とにかく食べ物なら何でもこいってやつだね♪」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


くそう、②になるとは・・・。①と③はプロット立てていたから話考えるのが大変でしたわ・・・。いろいろ小ネタ挟む予定だったが・・・。やられたなぁ・・・。早く波の国編に入りたいよ~~。
ああ、まだ原作1話目が終わらない・・・・。木の葉丸の話・・・、飛ばそうかな?
それと、今回も選択お願いします。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第三話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/11 17:50
②が選択されました。

「「ナルト、早く渡せ」」

ココは、この場所を教えてくださったミズキ殿に教えを請うことが人情というものでござるな。そう思って拙者、ミズキ殿に巻き物を渡したのでござる。

「ミズキ殿、どうぞでござる。拙者、いまいち、『ちゃくら』の・・・」

「ナルト!?」

「かはは、まさか本当に渡してくれるとわな、お礼にいい事を教えてやろう・・・。12年前化け狐を封印した事件は知っているな」

化け狐・・・?わからんでござるが・・・。

「あの事件以来、里である掟が作られた・・・それも、お前だけには決して知らされることのない掟だ。」

ほほう、拙者だけには教えられないのでござるか、興味はあるでござるが、教えてはいけないという掟を破るのは忍者としては大罪でござるぞ・・・。

「つまり、ナルトの正体を決して口にしないという掟だ!!」

拙者の正体を?つまり、拙者が「うずまきナルト」ではなく本当は福部靖虎だと皆が知っているのでござろうか?12年前の事件とやら関係がない気がするのでござるが・・・。

「ここまでいえばわかるだろう!?お前は憧れの火影に封印された挙句、里のみんなにだまされていたんだよ!!」

火影様、つまりこの里の長が拙者をこの少年に変えたということでござるか?まあ、生きてること自体が儲けモノでござる。別段気にしないでござるよ。

「この巻き物はお前を封印するためのものなんだよ!!」

いや、よくわかりませぬが、それは違うと思うでござる。話はつかめないでござるが先ほど一通り見たのでござるが封印術のようなものはなかったでござるが・・・・。やっぱりミズキ殿は当てにならないでござるな、よく教育者とか忍者とかをこなしているでござるな・・・。拙者には理解できないでござる。

「さあ、最後のプレゼントだ、」

むう、「ぷれぜんと」とは何でござろう?よくわからんが何かを投げてきたでござるな。・・・それはそうと、拙者、「ちゃくら」について聞きたかったはずなのでござるが・・・。

ん、この「ぷれぜんと」とやらは・・・手裏剣?しかも物凄く巨大な?どこに持っていたでござるか!?ミズキ殿!?

ヤバイ、回転と重さで拙者には止められそうにないでござる、やはりココは避けるでござる。

そう思ってよけようとしてでござるが、イルカ殿が見を呈して手裏剣を受け止めたでござる。背中で。

なるほど、この大型の手裏剣が「ぷれぜんと」なのでござるな・・・。大きすぎて持ち歩きにむかなそうでござるな、手裏剣なのに「ぷれぜんと」という可愛らしい名前なのは製作者の正気を疑うのでござるが。

むう、「ぷれぜんと」に目がいっているうちにミズキ殿がいなくなったでござる。イルカ殿も背中に「ぷれぜんと」が刺さって大量の血が出ているでござるし・・・。とにかく、止血をせねばならんでござるな。

「ナルト、俺は、お前が例え何でもかまわない。お前は俺の優秀な生徒、努力家でまじめで一途な、木の葉隠れの里のうずまきナルトだ・・・。とにかく、お前が無事でよかった・・・。」

おお、ココまで話ができれば大した傷ではないのでござろう。

「とにかく、火影さまにミズキが犯人で巻き物を取って里を抜けたって報告に行かなければならないな」

この様子だとミズキ殿は抜け忍にでもなったのでござろうか?あの指導書そんなに大切なものなのでござろうか?聞いてみるでござる。

「イルカ殿、あの巻き物そんなに大切なものなのでござるか?『あかでみー』ではそのような大切な書を教科書に使っているのでござるか?」

「・・・・?あれは、火影さまのところから持ち出した巻き物ではないのか?」

「うむ、あれは拙者の家から持ち出した指導書でござるが・・・。」

「・・・・・・・なに~~~~~~~!!!!」












なるほど、ようやく話の流れがわかったでござる。つまり、ミズキ殿は拙者を誑かしてそれを盗ませるつもりだったようでござるな。しかし、拙者は盗まなかったでござる。だが、結局巻き物がなくなったためにそれを知らなかったミズキ殿は拙者が盗み出したと勘違いして、さらに「あかでみー」の巻き物をそれと間違ったというわけでござるな。

「それで、金庫にあったというその巻き物はどこへ行ったのだろうか・・・」

「金庫でござるか?ミズキ殿は棚だといわれていたのでござるが・・・・」
「・・・・・・・棚!?」



















≪数分後・火影宅≫

「火影さま・・・・。」

「三代目・・・・・。」

「猿飛・・・・・・。」

なんか重い空気が漂っているでござる。
先ほどイルカ殿に聞いたが真中で椅子に座って笠をかぶっておられるのが・・・なぜに笠?この屋敷は雨漏りでもするのでござろうか?とにかく、その方がこの里の長、三代目火影殿で、その両隣で白い目を火影殿に向けているのが相談役の方々、その他の方々がが里の名家の方々と上忍、暗部の方々だそうでござる・・・。
しかし、重い空気でござる。

「・・・あ~。オホン、ナルト、お前はミズキの誘いに乗らず、里を守ったという功績と里を大切にする気持ちから下忍になってもだいじょうぶじゃろ。と、とにかく、この話は終いじゃ。すでにミズキの追跡には暗部を走らせておる。・・・・・。か、解散せい。」






上手く話をそらそうとしたようでござるな・・・・。とにかく、拙者は下忍になってしまったようでござる。火影殿の責任逃れで命の危険に足を突っ込んだ気がしないでもないでござるが・・・・。しかし、この里・・・大丈夫なのでござろうか・・・・?
相変わらず火影殿は白い目で見られているでござるが・・・・。ん、本当に白い目の方もおられるが、心底あきれるとああなるのでござろうか?












≪さらに数日後、アカデミー某大教室≫


今日は下忍の「がいだんす」らしいでござる。なんでも、この里の方針では基本的に四人一組で忍務につくらしく、今日は、自分以外の下忍二人と担当になる上忍が発表されるらしいでござる。

それはそうと、あの後、火影殿は視線にたえられなくなって土下座して拙者と他の方々に謝ったでござる。あんな老後はおくりたくないでござるな、全く。

「えーさて、これから、下忍の組み分けを発表する。発表した後、少しして担当の上忍が来るからそれまで待機となる。上忍の方々が来るまで先に配った里のシステムや任務に関する書類でも読んでいてくれ。では、まず一班・・・。」

おお、イルカ殿、いつの間に!?さすがはイルカ殿でござる。神出鬼没。これぞ忍者!!

「次、第七班、春野サクラ、・・・・うずまきナルト、・・・それと、うちはサスケ、何度も言うようにコレは今までの成績から力のバランスを考えて決められている。とくにナルト、おまえは全27名中、ダントツのどドベ!!だからダントツ1位のサスケと実技以外ではサスケに迫る勢いのサクラと組ませた、それをしっかり考えて行動しろよ!!」

なるほど、さすがイルカ殿、生徒のことを考えているでござるな。他の二人がそんなに優秀なら「ちゃくら」を知らなくてもやっていけそうな気がするでござる!!ありがとうでござった!!

・・・って、なんか隣に座っている女の子・・・。目が逆さ桃状になっているでござる。





しかし・・・来ないでござるな・・・。
担当の上忍・・・。忘れているのでござろうか?


ガラガラ


「オレが、お前ら三人の担当上忍のはたけカカシ。お前らの第一印象は、ん~~なんていうかな、花がない!」

花?そんな派手な忍者がいたら逆にダメだと思うのでござるが・・・・。む、殺気!?
と、隣の少女、春野サクラ殿!?ここまでの殺気・・・。信長殿でも出せないでござるよ!!!
しかも、カカシ殿やサスケ殿はさらっとしてるし・・・。どんな死地を味わってきたのでござるか!?


「とにかく、そうだな・・・まずは自己紹介してもらおう。好きなもの、嫌いなもの、将来の夢とか趣味とか、ま!そんなところだ。」

自己紹介?拙者、自分というか、「うずまきナルト」のこと名前以外知らないでござる。どうすれば良いのでござろう。

「すみません、先生、まず先生の自己紹介をしてほしいのですが・・・。」

「あ・・・オレか?オレは『はたけカカシ』、好き嫌いはお前らに教える気はない、将来の夢・・・って言われてもなぁ、ま、趣味はいろいろだ。」

「ね、結局わかったのって名前だけじゃない?」

おお、さすが上忍!!自分の情報をいくら同じ里の者でも簡単には言わない!!素晴らしい!!忍者の鏡!!伊達に上忍ではないでござるな!!ん?そうか!!こういう風に言えば拙者みたいに自分について何も知らなくても大丈夫でござるな!!名案でござる!!

「じゃ、次はお前らだ。右から順に・・・。」

拙者でござるな。

「あ~、拙者、福部や・・・ゴホン、うずまきナルト、好きなもの、嫌いなものは・・・いわないでござる。趣味は・・・ない?将来の夢・・・・とくには・・・」

いい感じでござる。これぞ忍び、カカシ殿は別段表情に変化はないでござるが・・・他の二人は・・・所詮は下忍でござるか。

「(・・・四代目。容姿以外アナタとは似ても似つきません。こいつ)次、」

「名はうちはサスケ、嫌いなものはたくさんあるが好きなものは特にない。それから、夢なんて言葉では終わらせるつもりはないが、野望はある。ある男を殺すこと。そして一族の復興だ。」

ある男?誰でも言いが、夢って人に言うと叶わないんじゃなかったでござらんか?

「(やはりか)最後、女の子」

「私は春野サクラ、好きなものわぁ・・・ていうか好きな人は・・・・。将来の夢も言っちゃおーかなぁ・・・。キャ~~~~~~~!!嫌いなものはナルトです。」

せ、拙者!?何をしたのでござるか?「うずまきナルト」は?

「(この年頃の女の子は忍術より恋愛だな)よし、じゃ、明日から任務を始める。まずはサバイバル演習だ。ちなみに今年合格させる予定の下忍は9名、つまり本来なら9人しかこの地点に立っていないんだが・・・お前ら三人のほかに24名つまりお前らを含めた27人のうち18名はこの演習でアカデミーに戻ってもらう。だからに死ぬ気で来いよ!!」

なるほど、ワザと落ちれば・・・。うむ、そうすれば「ちゃくら」についてしっかりわかるでござるな。
ん?なんか他の二人というかサクラ殿がうるさいでござるな・・・











≪次の日≫

「やー諸君!!」

「「おそ~~~~~~~い!!」」

いや、本当に遅いでござるな・・・。遅刻はダメでござる。拙者もそれで長に殺されそうに・・・・。
「さてと、タイマーを12時にセットした。そしてココに鈴が二つある。これからこの二つの鈴を昼までにうばってもらう。もし取れなかったらそいつは昼飯抜き。そこの丸太に縛り付けて目の前でオレが弁当を食うから。ま、鈴は2つ、つまり一人は必然的に丸太行きの忍務失敗。この中で最低一人はアカデミーに戻ってもらうことになる。手裏剣とかも使っていいぞ、ま、当たることはないだろうけどな。俺を殺すつもりでこいよ!!・・・・・。じゃ、始め!!」











THE 選択TIME!!これから靖虎はどんな行動をとるでしょう?
いつも通り選択肢は四つ。受付はSS感想掲示板。通例どおり◎は遊びだから選ばないこと。


①なんかやばそうだから、森へ戦略的撤退。

ナルト「くそう、この身体まだ、森どころか原っぱも生えてないでござる。」

カカシ「ま、ガキだからね。」

②原作どおり挑んで見よう!!

イルカ「ナルト~~~、オレが教えたこと何にも理解してなかったんだな!!」

某団子好女「(なぜか白衣をまとって)ふ、無様ね。」

③森の中に大量の罠を仕掛ける。

某犬少年「ふん、犬の嗅覚をなめるな!!」

某猪少女「落とし穴作るんだったらうちの店の植物を使って!!」

④戦闘モードに移行した瞬間、九尾が話し掛けて来る。

某九尾「お前は弱いな・・・。」

ナルト「まだ戦ってもいないでござるから!!残念!!」


◎今までは夢だった!?起きたらベットの上だった。

某鹿少年「まだ第一話からやりなおしかよ。めんどくせー。」




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。設定集。ver,1.15
Name: 軟智
Date: 2005/03/16 21:18
選択肢を選びやすいようにこの作品上の設定を乗せようと思います。


<人物設定>

I.福部靖虎(フクベ ヤストラ)25歳。風魔の里・上忍
元伊賀忍者、任務の最中に信長に里を攻められ、そのまま風魔の里に逃げ延びた。暗殺を主とするが、罠を作ることにかけては里の長を凌いでいた。やや天然が入っているが、妻であるお七はそれに輪をかけた天然だったらしい。ちなみに誕生日は6/14らしい。秀吉の依頼で本能寺にて信長を暗殺。その逃走中に森蘭丸の斬撃をくらい死亡した(?)ハズだが目を覚ますとうずまきナルトになっていた。

実際は福部靖虎本人ではなく九尾の狐・九情の第七の尾『勇気』であり、その尾に靖虎の魂の一部を憑依させたモノ。
しかし、本人は第五の尾『恐怖』だと思っている。

II.うずまきナルト 12歳 木の葉隠れの里・下忍(靖虎として)
本編主人公だが、今だ肉体以外出てきていない。作者の現時点の予定では波の国編のラストあたりで登場させるつもりだが、この作品は読者多数決選択性なのでもしかしたらでてこないで終わるかもしれない。

第一部では結局本人は出てこなかった。現在、自身の体内のある場所に封印されている。


III.海野イルカ(ウミノイルカ)24歳 木の葉隠れの里中忍兼アカデミー教師
木の葉でナルト(靖虎)が現時点で最も尊敬する忍者。親を九尾に殺されるが
気力でそれを乗り切った。コレといってこれから出す予定はない。


IV.空野ミズキ(ソラノミズキ)25歳 木の葉隠れの里中忍→抜け忍
もしかしたら今後本編にでてくるかもしれないが、それは読者次第。
時間があったら外伝を書くつもり。実は突っ込み名人。

V.三代目火影(サンダイメホカゲ)67歳 木の葉隠れの里長
本作品の中で最初に登場したダメ人間。最近物忘れが激しいらしいが息子夫婦に介護放棄されている。なぜなら介護しようとすると適当に強力な忍術を使うから。

VI.うちはサスケ 12歳 木の葉隠れの里下忍。

三話終了時点では目立った行動はしてないが少々ボケが入っている。

本編中では明かされなかったが謎の力を持っている。このあたりは二部以降で明らかにする予定。

VII.春野サクラ (ハルノサクラ)12歳 木の葉隠れの里下忍

特にコレといった特徴なし。原作に順ずる。

第一部本編において、かなりの話に登場しているにもかかわらずほとんど話していないかわいそうな人。別に作者は嫌っていないがこれといって書きたくなるような魅力が無かっただけ。それだけ。

VII.はたけカカシ 26歳 木の葉隠れの里上忍。
四代目火影の弟子。オープン的にスケベな性格をしており、女性忍者からは存在がセクハラだとまこと静かに言われている。本作品二人目のダメ人間。
しかし、実戦では木の葉で五指の指に入る。しかし、よく「カカシごとき―」
等といわれる悲しい星の下に生まれている。

IX.九尾の狐・九情(キュウビノキツネ・クジョウ)××歳  七大妖魔王の一角。
何度も選択肢にでてきているのに今だ登場しない悲しい妖魔。
ナルトと同様波の国編の最後のほうで出てくる予定ではあるが、実際はどうなるかわからない。

ナルトの体内に封印されている。封印されたときに多くの力を四代目火影に持っていかれたため、かなりの力が失われている。そのため自らは冬眠のような状態で、力の源である尾自身に力を得させている。仮に一人(一種類の感情)でも封印を破くことの出来る力が手に入ればそこで目覚めるであろう。

X.森蘭丸 (モリランマル)  織田家家臣
まるで女子のような容姿を持つ少年。靖虎を斬り捨てた人。
今後出てくる可能性は・・・。

XI,羽柴秀吉(ハシバヒデヨシ)織田家家老→大名
靖虎に信長暗殺を依頼した戦国の英雄。史実では違ったと思うが、本作では信長を殺したのは秀吉の雇った忍者という設定になっている。今後名前以外出る予定は皆無。

XII.織田信長(オダノブナガ)大名
戦国の風雲児。靖虎に殺された。ちなみに今後出て来る予定は・・・。


XIII.長 (オサ)風魔の里長
風魔小太郎の血縁者ではないが、結構強い。金で依頼されると例え昨日の味方でも敵となり、昨日の敵でも味方になる。ちなみに昔、武田信玄に依頼され、酔った勢いで上杉の4000の軍勢を一人で壊滅させたとか・・・。今後、出る予定は・・・。

XIV.お七 (オシチ)風魔の里中忍
作品中で最もなぞの人物。料理下手は自覚してないからなお悪い。本作品中三大天然ボケの一人だが彼女も登場する予定は皆無である。


XV.白(ハク)霧隠れの里・抜け忍
森蘭丸と同じ顔を持つ少年。11話で死亡。
でも、作者が結構好きなキャラなので今後出てくる可能性もある。

XVI.桃地再不斬(モモチ ザブザ)霧隠れの里・抜け忍
結構濃いキャラ。靖虎の力を誤解していた。白と同じく11話で死亡。
作者的に余り印象に無いので今後でることは無い。

XVII.タズナ 建築者
波の国で橋を作る人。「超~」が口癖。
孫バカ。

XVIII.イナリ 波の国の子供
弱虫→勇気ある子供。
特に目立った所は無いが、義父のことは何とか吹っ切ったらしいが本編では語られなかった。

XIX. イズナ 波の国主婦
イナリの母にしてタズナの娘。そんなわけで半ば強引に名付けた半オリキャラ。

XX.『呪怨』(ジュオン) 九尾の狐・九情の第一の尾
尾の中で一番年上であり、彼ともう一人、『憤怒』のみが尾でありながら意思を持っている。現時点でナルトの体内の最高権力者。

XXI.『憤怒』(フンド) 九尾の狐・九情の第二の尾
攻撃的な性格な尾。九情が妖魔になった原因となった尾である。
ガトーカンパニーを滅ぼし。ガトーを捉えたのも彼。


XXII.ガトー ガトーカンパニー社長
早い話悪商人。本編に順ずるが、『憤怒』に殺されたというか、取り込まれた。


XXIII.『恐怖』 (キョウフ) 九尾の狐・九情の第五の尾
九情の五番目に生まれた尾。現時点でガトーが表意される可能性が一番高い。がしかし、本編で、第7の尾『勇気』(=靖虎)が死んでしまっては話にならないので多分でてこないだろう。


現在、出てきている九情の尾は、
第一の尾 『呪怨』
第二の尾 『憤怒』
第五の尾 『恐怖』
第七の尾 『勇気』

ちなみになるとの身体に出た順は

第六の尾(??)→第八の尾(??)→第四の尾(??)→第三の尾(??)→第七の尾(勇気)

今後の予定は

第七の尾(勇気)→第五の尾(恐怖)→第二の尾(憤怒)→第一の尾(呪怨)→第九の尾(??)

な感じ。

<世界観について。>
ナルトの世界はほとんど原作どおりである。一方、靖虎のいた現実世界は実は・・・・。
 



[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第四話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/12 23:54
③が選択されました。

「・・・・・。じゃ、始め!!」

さて、ある程度距離は稼いだでござるが・・・。まずは、拙者の技術が「ちゃくら」なしでどれくらい通じるか試してみるでござるか。









<カカシサイド(靖虎主観ではないのでココよりしばらく記述により行動を表記させていただきます)>

「さて、皆上手く隠れたようだな・・・。」

(特にナルト・・・。他の二人はわずかに気配を感じるが・・・あいつだけ感知できない・・・。ま、森のほうに行ったみたいだから少ししたら行ってみるか・・・。しかし報告書とはだいぶ違うな・・・。まずはサクラのほうへ・・・)


カカシはそういうと瞬身の術で姿を消した。






少し森のほうへ足を踏み入れるとすぐにカカシはサクラを発見した。

(さて、)
「おい、サクラ、うしろ」

「え?」
気を抜いていたサクラは不意を突かれ声をあげてしまった。
同時に周囲の光景が歪む・・・。

「え?今の何?どうなってるの!?先生は!?」

瞬間的に消えたカカシにサクラは戸惑いを覚えながら忍びとして絶対してはいけない大声で叫ぶという行動をしてしまう。

「サクラ・・・。」

(この声は・・・)
サクラは再び背後から声を聞いた。聞いたことのある思い人の声。安心を覚えサクラは後を振り向いた。
「サスケ君!?」

「サ,サクラ、た、助けてくれ」

そこには血まみれで幾つものクナイ、手裏剣の突き刺さっているサスケがいた。







「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」







「少しやりすぎたか?ま、忍戦術の心得その一、幻術、サクラの奴簡単に引っかかっちゃったな。次はナルトあたりに行くかな?」

サクラから少し離れたところにいたカカシはそう呟くと気絶したサクラを残し再び姿を消した。














<靖虎主観>

ふう、まずまずの出来でござる。先ほど聞こえたのがサクラ殿の悲鳴として、位置的に考えると次は拙者のところに来るでござろう。準備はできているでござる。本気でいくでござるよ。








<カカシサイド>

(ふむ、上手く隠れたものだ。わずかな痕跡がなければ全く居場所がわからなかったな。さすがは先生の息子ということか)

カカシはそう思うとスピードを落とし、ナルトのいると思われる方向に向かって進んでいった。

(しかし、ココまで気配を消せる奴がわずかとはいえ、こんな痕跡を残すか?・・・トラップか?ま!それも一興ってやつでしょ。見てみますか。)

カカシは下忍でしかないナルトを軽視してナルトの痕跡を追っていった。

(ふう、やはり下忍か、落とし穴にクナイの雨か。で、鈴を取る為上の葉の中に紛れている・・・。そんなところか?ま!下忍にしては上出来でしょ。)

カカシはナルト(つーか靖虎)が仕掛けたのトラップをほぼ全て読み取り、事前に変わり身の術の印を結ぶとあえて罠に引っかかりに行った。





ドゴン!!





大きな音がしてカカシは落とし穴に落ちる。





シュパパパパパ





その瞬間無数のクナイが天空より飛来する。その半数はカカシに直撃し、残りの半数は落とし穴の底に突き刺さる。

「やったでござる!!」

いつの間にか落とし穴の横に立っていたナルトが声をあげる。

「残念だな、ナルト」

それと同時に落とし穴の中のカカシが丸太に変わり、ナルトの背後にカカシは悠然と立っていた。

「!!」

「相手が本物だと確信するまで出てきちゃダメでしょ?忍戦術の心得その二、体術。木の葉隠れ秘伝体術奥義、千年ごろし~~~~~~~~~~!!」

カカシは体術というか、物凄い浣腸をナルトの臀部に向かって放った。

「!?(軽い!?コレは・・・。人形!?)」

スパンッッ!!





浣腸が炸裂した瞬間、ナルトの肉体は粉々に千切れ、中から大量の粉が当たり一帯に撒き散らばる。

(これは・・・?煙幕か?無毒のようだ・・・。ナルトの気配が消えた、戦略的撤退か?見事だな・・・。なかなか骨を折りそうだが、時間もない。サスケのところに向かうか?)

カカシは粉埃で周囲の視界が塞がれナルトの気配が消えたためナルトからターゲットをサスケに変え、再び瞬身の術を使おうとした。

が、その瞬間

「気を抜いてはいかんぞ、カカシ殿・・・。」

どこかからナルトの声がした。そして、






ドゴ~~ン!!





カカシを包む周囲一体が爆発した。


「クッ」












<靖虎主観>

≪数分前≫

さて、どうしたものでござろうか・・・。罠とは言ったもののあまりに道具が少ないでござるな。

持ってきたのは・・・。クナイを20本、手裏剣が10枚、忍小太刀にそれを入れている袋、携帯食でござるか・・・。

まずは、落とし穴でも掘るでござるか?カカシ殿も様子見で多分落ちてくれるはずでござろう。そのあとでクナイを全て降り注げば多少は攻撃になるのでござろうか・・・。










さて、コレくらいでよいでござるな。
しかし、変わり身の術で効果はないでござろうな・・・。ふむ、もうひとつ油断したところで罠が必要でござるな・・・・。残るは、手裏剣と忍小太刀、携帯食に袋でござるか・・・・袋?
そうだ、確か長が上杉の軍に行ったという罠を応用すればいいのでござる。今日はかなり乾燥しているし・・・。確か、このあたりに木紛が・・・。あったでござる。コレをこの袋一杯に詰め込めば・・・。






ふう、まずまずの出来でござる。先ほど聞こえたのがサクラ殿の悲鳴として、位置的に考えると次は拙者のところに来るでござろう。準備はできているでござる。本気でいくでござるよ。






さて、カカシ殿がきたでござるな。あんなわずかな痕跡を見つけるとはさすがでござる。

ん?やはり落とし穴に気がついたみたいでござるな。クナイの雨のほうは・・・気がついてないでござるか?





ドゴン!!





落ちたでござるな、しかし、気配はさらに森の奥に?大変でござる。ココはやはり第二の罠と一芝居うつしかないでござるな。





シュパパパパパ





さてと、

「やったでござる。」

しかし落とし穴のすぐ横にもうひとつ穴があり拙者がその中に蓋をして隠れているとは、さすがにカカシ殿も考えつかなかったでござろうな、これぞ、土遁の術でござる。蓋の上の袋を使った人形も拙者の気配を感じているなら多少本物に見えるでござろう、服も着てるでござるし。しかし、息苦しいでござる。水遁、土遁は竹しか呼吸孔がないのや厄介でござるな。ま、声もココから出せば安全でござろう。





「相手が本物だと確信するまで出てきちゃダメでしょ?忍戦術の心得その二、体術。木の葉隠れ秘伝体術奥義、千年ごろし~~~~~~~~~~!!」

思ったとおり人形と気づかず攻撃したようでござるな。最後の仕上げでござる。





「!?」






スパンッッ!!

カカシ殿の視界はふさいだでござるな。最後の仕上げでござる。気配を消して逃げたように思わせるでござる。この隙に穴を抜け出して・・・。

よし、カカシ殿の意識がサスケ殿に向いたでござるな。いくでござる。

「気を抜いてはいかんぞ、カカシ殿・・・。」

拙者は声をかけながら忍小太刀と手裏剣を擦り、火花を作る。

そして、







ドゴ~~ン!!







これぞ、長直伝、粉塵爆破の術でござる。
さすがにコレは気いたでござろうな。

ん?あれはカカシ殿?まだ動けたでござるか・・・。さすがでござるな。あの方位、サスケ殿の方へ向かったようでござるな。拙者の気配を感じてないようでござるし。罠も結構使えたでござる。拙者、「ちゃくら」がなくても十分通用するみたいでござるな。

さて、ではどうやって鈴をとるでござろうか・・・。









<カカシサイド>

「危なかった。ナルトがあそこまで強力な火遁の術を使えるとは・・・。厄介だな。ま!不意を突かれなきゃ俺には勝てないでしょ。さて、とにかくサスケの方へ行かなければ、時間がない。」

思った以上に術、トラップ、気配の消し方に長けていたナルトの評価を脳内で数ランクUPさせながらカカシはサスケのいる草原についた。

(どうやら誘っているようだな・・・。)


「どうやら、ナルトとサクラは失格みたいだな・・・。オレはあいつらと違う。」

「そういうことは、鈴を取ってからいえ、サスケ君・・・。里一番のエリート、うちは一族のちから、楽しみだ。」

カカシがそういった瞬間、サスケは手裏剣を3つほど投げる。

「馬鹿正直に攻撃したところであたらないでしょ」

カカシはやすやすとよけると、攻撃に転じようとした。その瞬間、
大量のナイフがカカシを襲う。

(トラップか・・・。ナルトといい、こいつといい・・・。粒ぞろいだな・・・。まったく・・・って)

ナイフ郡をよけて安心した瞬間サスケの上段蹴り落しがカカシを襲う。

「ちっ」

しかし、カカシもそれを軽く抑え反撃しようとするが・・・。再びサスケの右こぶしが顔面を襲う。

が、その攻撃を読んでいたカカシは簡単に受け止める。













<靖虎主観>

さて、どうするでござろうか・・・。時間はもうほとんどないでござるな。どうやらカカシ殿は今サスケ殿と戦っている様でござるが・・・。

とにかく行ってみるでござるか・・・。







やはり、戦っておられるな。ほほう、なかなかの組み手でござるが・・・。コレなら拙者もやっていけそうでござるな。

うむ?あれはサクラ殿?結構な気配の消し方でござるな・・・。サスケ殿と戦っている今のカカシ殿では気づかないようでござるな。さて、どうしたものでござろう。






おお、サスケ殿、押しているでござる。後少しで鈴を取れそうでござったな・・・。しかしなぜそこで離れるのでござろう?印を組んでいる?何か術を使う気でござろうか?

「ま!かなりの体術だとはみとめてやるよ。」

「ふん。 馬、虎!!火遁!豪火球のの術!!!」

「何ィィ!?」

ボゴゥ!

おお、すごいでござる。コレが「ちゃくら」を使った攻撃忍術でござるか!!すごいでござるな!!拙者もやってみたいでござる。

はて、カカシ殿の気配がサスケ殿のしたの地中に?何かの術でござるか?

(いない?どこに!?)

「下よ!!危ない!サスケ君!!」

サクラ殿!?サスケ殿を押し飛ばしたでござるか!?

「「な!?」」

サクラ殿の身体が地中に沈んだでござる。これはカカシ殿の術でござろうか?
カカシ殿も驚いているでござるな・・・。
ん!?今が好機でござる!!いざ!!








<カカシサイド>

「いや、まさかサクラが出てくるとは思わなかったね。助かったなサスケ。ま!少し時間が延びただけだ。」

(おどろいた。まさか身を呈してサスケを守るとは・・・まぁいい。サスケも放心しているようだしコレが終わったらすぐに残りのナルトを片付けに行くか)

放心状態のサスケに向かいカカシは何かの術をかけようとした。

が、


「油断大敵でござる!!」


その瞬間、ナルトがカカシの背後に回り込んできて鈴を二つとも奪った。

「は!?」








<靖虎主観>

やったでござるな。しかし、鈴は二つ。どうするでござろう・・・。
ココはやはり・・・。


「カカシ殿の負けでござるな。さ、サクラ殿、サスケ殿、受け取るでござる。この鈴は二人が囮になってくれたからとれたのでざる。拙者よりも二人の方がふさわしいでござるよ。」

こうしたほうがいいのでござろう。さすが拙者。格好良いでござるな。拙者、自分に惚れそうでござる。

「ふ、はははははは。合格だ!!お前らが初めてだ。ここまでチームワークを見せてくれた上に鈴を取られるとは思わなかった。仲間とのチームワーク。コレが一番大切だ。サスケが個人技で囮になり、危険なときにサクラがわって入りさらに注意を引く。そしてそこをナルトが鈴を取る。良い作戦だ。良いチームワークだ。最後には鈴を譲るとは・・・。全く関心に尽きる。お前ら三人、全員合格!!明日から通常任務につく。さ、少し休んだら帰るぞ。(まさか。こいつらがココまでのチームワークを見せるとは・・・本当に驚いた。サクラの作戦か?とにかくコイツならま!だいじょうぶでしょ)」

「ふん(チームワーク・・・ね。そんな作戦考えていたのか、二人は・・・。オレを囮に使うとは・・・。まぁいい、こいつらのおかげで合格できたんだ・・・。感謝しないとな・・・・。)」

「やった~~~。(チ、チームワーク?私そんなこと考えてなかったけど・・・。ただ、夢中でサスケ君を助けようとしただけで・・・。まあいいわね。コレでサスケ君と一緒にいられるんだから。とにかく鈴を取ったナルトには感謝しなきゃね。)」

・・・。そんな作戦立ててないでござるが・・・。まぁ、皆合格ならば良しでござるな。「ちゃくら」なしでもやっていけそうでござるし。万々歳でござる。















≪数日後・忍務斡旋所≫

この数日で結構任務をこなしてでござるが、物足りないでござるな。ここ数年こういうつまらない任務をしてなかったってのもあるでござるが、拙者、やっぱり戦いに生きていたいのでござるか・・・。

「お前らもだいぶ任務になれてきただろう。このあたりでCランク任務でもやってみるか?カカシの報告書どおりならだいじょうぶじゃろ」

火影殿がいっているでござるが「しぃらんく」とはどのような任務になるのでござろうか?

「ありがとうございます。火影さま、どのような任務ですか?」

「ある人物の護衛だ・・・。」

護衛でござるか・・・。楽しみでござるな・・・。護衛は堀尾殿の護衛をして以来でござる。








ってことで、出発したでござる。
なんとも酒臭い依頼人でござる。名前は橋本タズナというそうでござる。
橋を作っていて、完成までの護衛だそうで、しかし、橋建設に護衛なんて必要なんでござろうか?


そう思いながら里の外に出たでござる。
里の外は始めてでござるな。楽しみでござる。







数分歩いたところで気がついたでござるが、このところ雨が降っていなかったのにもかかわらず水溜りがあるでござる。それも殺気を放った水溜りを・・・。

・・・どうしたらいいものでござろうか?








あら♪こんな所に選択肢♪たくさんたくさんあったのね♪

ってことで選択のお時間です。
いつも通り選択肢は4つ。どれか一つを選んでSS感想掲示板に書いてくれると嬉しいです。
恒例ですが◎は遊びなので選ばない。


①気づかなかったフリをしとく。

某兄「・・・。」

某弟「・・・兄さん。虚しくない?何時間もこんなことしてるって?」

某兄「・・・・それは言うな。」

②乾燥剤を放り込む。

サクラ「良い子の皆は真似しちゃダメよ。」

某エロ仙人「酔い子の皆は真似してもいいのかのう?」

③とりあいずカカシ先生に相談。

ナルト「カカシ先生、そんな目で見ないでほしいでござる。」

カカシ「ジュルジュル。(あ~抱きつきたい(はぁと))」

④急に尿意を感じたため放って見る。

ナルト「カカシ先生、そんな目で見ないでほしいでござる。」

カカシ「ジュルジュル。(はぁと))」

◎間違ってシンジ小野を落としてしまう。

某兄「アナタが落としたのはこの金○日政権のシンジ小野?」

某弟「それとも破壊王J.ブ○シュ政権のシンジ小野?」




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第五話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/15 13:12
③が選択されました。


護衛任務で里外に始めてでたのでござるが、数分歩いたところで気がついたでござるが、このところ雨が降っていなかったのにもかかわらず水溜りがあるでござる。それも殺気を放った水溜りを・・・。

どうやら他の四人は話に夢中で気がついていないみたいでござるな。

ココはとにかく隊長のカカシ殿には言うべきでござるな。

「カカシ殿・・・。あの水溜りどうやら敵の忍術のようでござるが・・・。どうするでござるか?」

拙者も馬鹿ではござらんゆえ、陽動の可能性もあるでござるし、罠の可能性もあるでござるから騒ぎそうなサクラ殿達には聞こえないようカカシ殿だけに聞いたでござる。

「気づいていたか・・・。とにかく、ねらいが知りたい、泳がしておけ。ま、殺気を消せないレベルなんだから大丈夫でしょ。」

なるほど、一理でござるな。良い判断でござる。しかし、あの殺気の位置は明らかに水自体でござる。
つまり、術で水になっているって言うことでござるな。

ん、拙者ピーンときたでござる。これ、埋めたら・・・土で埋めたらどうなるでござろうか?
といっても、隊長であるカカシ殿に様子を見ておけって言われているでござるから・・・。できないでござるな・・・・。

でも、石だけでも・・・。

そう思って拙者、道端の意思を故意に問題の水溜りに蹴り入れたでござる。


むう、無反応でござるな・・・つまらん。

まあいいでござるが・・・。





そろそろ水溜りが拙者らの後方三尺程になるでござるが・・・。殺気が強くなったでござるな。




来る!!





そう思った瞬間、最後方を歩くカカシ殿の身体に鎖が巻きついた、いや鎖というよりも小さな手裏剣を一本の縄状の武具にした感じでござる。

「「一匹目」」

先ほどの殺気の主であろう、二人・・・二人もいたのでござるか?驚きでござる。区別がつかんから甲と乙としておくでござる。しかし、真剣な表情なだけに頭にあるコブがそれを台無しにしているでござる・・・が手裏剣縄を引くとカカシ殿の身体はいくつもの肉塊に変わった・・・。といってもカカシ殿の気配は少し離れたところにあるでござる。多分あれは変わり身でござろう。

さて、奴らのねらいは・・・。拙者たちか、それともタズナ殿か・・・?

そう思っている間に拙者の背後に奴らは移動した様でござる。

甲か乙か・・・どちらかを殺さずに捕まえてはかせるしかござらんようでござるな。
どうやら奴らの武具はそれぞれ甲は右手に、乙は左手についた手甲爪とそこから生えている手裏剣縄だけのようでござる。


ならば、


その瞬間、拙者は空に舞った・・・・・っといっても「ちゃくら」とやらで脚力を上げたわけではないため二寸も飛んでおらんが、十分に手裏剣縄は回避できたようでござる。
そして同時に手裏剣を手裏剣縄に投げつける。多少の時間稼ぎだが十分でござる。
縄が離れた瞬間、甲の右側に回り込んだでござる。

ココならば縄が邪魔で攻撃がまともにはできないでござろう。

しかしその刹那、残っていた乙の爪撃が拙者に向かって飛んできたでござる。

仕方がないでござるな・・・。拙者、あまり暴力は好きではないでござるが・・・。

そう考えるとすぐに脇に忍ばせてあった忍小太刀を二本取り出し、左手で乙の爪撃に、右手で
甲の手甲の付け根を切り捨てる・・・・。






<カカシサイド>

(驚いた・・・。この一言だ。)

カカシは戦闘の行われている道の小脇にある樹木の上にいた。

(ナルトがあの二人の気配を感じていたことにも驚いたが、あの動きにも驚かされた。そのまえに何で奴らは頭にコブがあるんだ?)

彼が考えているのは、そう、先ほどナルトが鎖をよけた上、敵のそばに忍び寄り、二本の忍小太刀で対処した動きよりも一番に頭にあることは先ほどの石でできたコブであった。

もし誰かが殺されそうだったらすぐに出ようと考えていたカカシにとってはなるとの行動は嬉しい誤算で頭のコブは謎だった。
(先ほど奴らに気がついたナルトなら奴らのねらいを調べるため俺が殺されたとしても冷静に対応しているはずだ。サスケはどうやらオレが殺されたと考え少し血が上っている。サクラにいたってはオレが殺されたとき声まであげている始末だ・・・。ま、ナルトはどうやら変わり身だと気がついているようだが・・・。)

そう考えた瞬間、目の前で血しぶきが起きた。

つまり、ナルトが先の甲の右手を切り落としたのである。
切り落としたことを確認するとナルトはさらに甲の両足の甲にクナイを突き刺し、少し乙から距離をとる。
同時に乙も鎖を手甲から外し、爪撃のみで今度はタズナに向かう。

(やはりタズナさんか・・・。)

「まつでござる。(どうやら狙いはタズナ殿のようでござるな。)」

狙いがわかったカカシだが、この後ナルトがどう行動するかを見てみたいという好奇心に襲われた。
その躊躇の間にナルトはさらに新しい動きをした。







<靖虎主観>

「待つでござる」

どうやら奴らの狙いはタズナ殿のようでござるな。しかし、距離、脚力を考えてもぎりぎりでござるな・・・。どうするでござろう?

拙者は刹那のみ考え込むと眼下に落ちている甲の右手見た。

ピーンときた。本日二回目のピーンと言うのがきたでござる。


早い話が・・・・。甲の右手を乙に向かって投げ飛ばしたのでござる。


同時に手裏剣縄の端をつかみ力いっぱい甲の右手を操作し、乙に巻きつけたでござる。











「どうやら終わったようだな・・・。」

自らの手裏剣縄が絡みついた乙が倒れるとカカシ殿は出て来たでござる。
サクラ殿の「カカシ先生生きてたのね!!」とか「よかった~!!」というのが耳障りでござる。

「ふん」

活躍してないサスケ殿は・・・ちょっと寂しそうにしているでござるが・・・。

「ナルト、今回は良くやった。この鎖には毒が塗ってあるようだ。鎖をつかんだとき掌を傷つけたはずだからあまり動くなよ。すぐ毒抜きしなくてはならない。」

わかっているでござるが、掌は傷が治りにくいからあまり毒抜きといえども傷つけたくないでござるな。

「さて、タズナさん、少しお話があります。」









甲と乙を縛り上げるとカカシ殿は話し始めたでござる。(ちなみに、縛り上げるときサスケ殿が率先して喜々としながら巻いていたでござるが、やることができて嬉しかったのでござろう。)

「こいつら、霧隠れの中忍ってところかな?いかなる犠牲を放っても戦いつづけることで知られている。」

・・・。忍びなのに顔が知られているのでござるか?つまり雑魚でござるな。

「なぜ我々の動きを見切れた?」

「簡単なことさ、数日雨のない今日みたいに晴れた日に、水溜りなんてないでしょ。」

「ついでに言えば、気配はなかったでござるが、凄い殺気があったでござる。殺気の消し方くらい覚えておいたほうがいいでござるよ。」

拙者は今後のために忠告すると何故か睨まれたでござる・・・。なぜでござる!?

「あんた、それを知っていてなぜガキにやらせた?」

餓鬼って拙者のことでござるか?なんか腹が立つでござるが・・・まあいいでござる。

「知る必要があったんですよ。コイツラのターガットが誰なのか・・・を。つまり狙われているのが私達の誰かなのか、タズナさんアナタなのか・・・をね。我々はアナタが忍びに狙われているなんて聞いてはいない。依頼内容はギャングや盗賊等からの護衛だったははず。これだとBランク以上。ランクを偽った理由を教えていただきたい。」

「それは・・・。」










つまり、要約すると「がとー」という悪徳商人が橋を作ると商売上がったりになるので忍者を雇い妨害している。しかし、「びーらんく」だと貧困な波の国では払えない。そういうわけで「しーらんく」と偽って依頼したということでござるか。

まぁ、この程度の忍びならば大丈夫でござるな。

そう考えながら拙者は忍小太刀で毒血を抜いていたでござるが・・・。

どうやらカカシ殿は言いくるめられたようでござるな・・・・。









で、いま、波の国についてでござるが・・・。気配、殺気がないにもかかわざず視線を感じる。手馴れな忍びの視線でござるな。位置的に・・・。

さて、どうしようでござろうか?














1にニンニン、2にニンニン、3、4がなくて5に選択!!

ってことで選択のお時間がやってきました。

いつもと同じように四択でSS感想掲示板で受け付け。
◎は遊びですので選ばない。

①狙いはわかっている。先手必勝。手裏剣を投げてみる。

ナルト「最近、作者がココに書くことなくなってきたということでござる。」

サスケ「ふん、どうやら選択肢をどこで入れるかも考え辛いらしいな」

②前回同様カカシ先生につたえるてみる。

某眉無「・・・・・。」

某女顔「なにか話してくださいよ、再不斬さん」

③行動を考えているとどこからか声がする。

作者「本当に選択肢選びがきついです」

④行動を起こそうとした瞬間、重さに耐え切れず枝が折れてしまい、敵が落ちてくる。

某眉無「!?」

カカシ・サクラ・サスケ・タズナ・ナルト「・・・・・・(汗)」


◎敵に眉毛がないことに気づいたためマッキーマジックペンで書いてあげる。

某眉無「・・・・・キャラがなくなるわ!!」










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後書き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もう一杯一杯です。
選択肢にまで一話で持っていくのが大変です。
そのためかなりハショることになりますが、今後もよろしく。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第六話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/18 02:20
②が選択されました。

波の国についてでござるが・・・。気配、殺気がないにもかかわざず視線を感じる。手馴れな忍びの視線でござるな。位置的に・・・。

さて、ココもやはり隊長のカカシ殿に指示を仰ぐのが一番でござるな。

「どうした?」

「カカシ殿・・・。また敵と思われるものが居るでござるよ・・・。」

カカシ殿は驚いているようでござる。どうやら気がついていなかったようでござるな。

「狙いはわかっているのでござるから攻撃したほうがいいでござるか?」

「・・・・。そうだな、攻撃を許可するが、サスケとサクラにも伝えておいたほうがいいだろう。オレが伝えよう。ナルト、お前が攻撃をしてくれ。もしものためにオレは相手が姿をあらわすまでタズナさんをまもる。」

おお、これはカカシ殿が拙者に期待をしているって言うことでござるな。コレは期待にこたえねばならんでござるな。

そして、拙者は一つの煙玉を取り出したでござる。

この煙玉は特別性で、拙者の経験と技術の結晶でござる。





<カカシサイド>

(そろそろ市街地に着くな・・・。あの二人以外は攻撃してこなかったが・・・。タズナさんの自宅と建設中の橋が注意ってことだな。)

そうカカシが考えているとナルトが声をかけてきた。

(無駄な話をしないナルトが話し掛けてくる?さっきと同じだな。ナルトの敵探索能力はかなり高い。ってことは敵がいるのか?)

「どうした?」

「カカシ殿・・・。また敵と思われるものが居るでござるよ・・・。」

カカシはナルトの一言に驚きを隠せなかった。

(やはり、しかしオレでさえ感知できなかったのに・・・。さすがは四代目の息子・・・いや、さすがはナルトってことか)

「狙いはわかっているのでござるから攻撃したほうがいいでござるか?」

(ナルトの戦闘力は先ほどでもわかっている。最初のサバイバルでも中々の火遁の術・・・術名はわからんが・・・を使っていた。特別上忍なみと考えてもいいだろう。ここは攻撃をナルトに任せてオレはタズナさんの警護に回ったほうがいいな。)

「・・・・。そうだな、攻撃を許可するが、サスケとサクラにも伝えておいたほうがいいだろう。オレが伝えよう。ナルト、お前が攻撃をしてくれ。もしものためにオレは相手が姿をあらわすまでタズナさんをまもる。」

そう言うとカカシはサスケとサクラ、そしてタズナさんに敵の存在を知らせた。

(しかし、担当の下忍に敵の存在を教えてもらうとは・・・われながら情けない。)

サスケは落ち着いていたが、サクラとタズナが慌てそうだったため、カカシはそれを抑えるためナルトが何を投げようとしているかを知ることができなかった。

そして、サクラたちを抑えた瞬間、ナルトが煙玉を投げた。

投げられた煙玉は道の脇の林の中の一本の木に向かったいた。煙玉が樹木に直撃し様とした丁度そのとき、直撃しようとしていた枝から「何か」が飛び出した。
が、それを読んでいたかのように枝に直撃する寸前、煙玉は「何か」と同じ方向に飛ぶ。それも速度を上げて・・・。

カカシを始め、サクラ、サスケ、タズナはもちろん、煙玉に襲われている「何か」でさえも驚いた。
本来、煙だまはチャクラを込めて時限式にしたうえで投げる。または放置するのが常であり、投げられた物質を操作することは大変な作業になる。それも進行方向を90°変えるだけでなく加速させながらになるとチャクラの大小もあるが相当な、それこそ上忍、暗部レベルのチャクラコントロールが必要となるのである。それを易々と下忍であるナルト(または下忍であると見える小僧)が行ったのである。実際、煙玉は攻撃用のものではない為大した威力はないが、コレは「カカシだけでなく、これほどの力のある者が一緒にいるのだ」という「何か」に対して絶大な精神的ダメージを与えた。

(まさか、ナルトがココまでのチャクラコントロールを見せるとは・・・。)

カカシがそう思った直後、「何か」に煙玉が直撃。それと同時に煙玉が破裂し煙が周囲数メートルに広まる。





<???サイド>

(さすがに鬼兄弟では勝てないか・・・。あの木の葉のコピー忍者はたけカカシが居たとはな・・・。)

数秒前、???は木の枝の上からカカシたち5人を見下ろしていた。

(しかし、あの「はたけカカシ」とはいえ、護衛依頼人と雑魚の下忍3人が居ればまともに動けまい・・・。せめて後一人、実力者が居ればな・・・。)

???は敵が気がついていないと思い戦力の分析をしていたそのとき、一つのモノが飛んできた。

(!!煙玉・・・いや光玉か!?ばれていたのか!?コレは、ただの玉じゃないな・・・。本来手裏剣やクナイなどの直接攻撃につながるものを投げるはずだ・・・。ということはこの玉には殺傷性のある凶器炸裂玉か・・・よけなければ・・・。)

???が向かって右上方へ飛んだ。

しかし、その直後、煙玉は???に合わせたように???の後を追う形で方向を変える、と同時に加速した。

(な、こんなことができるとは・・・。コレを投げた忍者は下忍じゃない!?いや、下忍だとしても上忍並の実力を持っているのか!?ヤバイな・・・。クッッ、ダメだ、追いつかれる・・・。)






<靖虎主観>

拙者は上手くいくことを願いながら煙玉を投げたでござる。本来ココは手裏剣とかを投げるべきでござろうが、よけられるのでござる。コレなら上手くいけば相手の精神にも肉体にも打撃を与えられるはずでござろう・・・。

うむ、この方位からこの角度で投げれば、8割方向かって敵は右上に飛ぶはずでござる。

さて、誰に説明するわけでもないでござるがこの煙玉には二つの仕掛けがあるでござる。
一つは煙が出る少し前に火薬筒に導火線から火がつくのでござる。この筒からの火薬炎で方向を変えるでござる。上手く方向が合えば煙玉が敵を追うことになるでござるが・・・。








上手くいってよかったでござるよ。

本当に。

拙者、個人的に極楽浄土とかは信じていないでござるが今は仏様に感謝したいでござるよ。



むう、煙の中から大きな斬馬刀が飛んで来たでござるよ。

とうぜんのように避けた拙者でござるが・・・。
避けた瞬間思ったでござる。
『失敗した』と・・・。

これは護衛忍務、タズナ殿を守ることが第一・・・。失敗しでござる・・・。タズナ殿・・・・。怨まない下され。

そう思って後ろを向くとサスケ殿がタズナ殿を押し倒す形で守っていたでござる。

むう、やるでござるな・・・。サスケ殿・・・。見直したでござる。


しかし、あの煙は上手くいかなかったのでござろうか?








<カカシサイド>

(ナルトのチャクラコントロールは驚かされた。まったく下忍レベルの技じゃないな・・・。しかし、ただの煙玉か・・。ナルトのことだから何かあると思ったが・・・。)

カカシは炸裂した煙を見ながらそう思った。
その瞬間巨大包丁が飛んできた・・・。

油断した瞬間の攻撃にカカシは避けるしかできなかった。

(く・・・タズナさんを守れなかった。)

そう思い後を振り向くとサスケがタズナを守っていた。そしれさらに後の木に先ほどの巨大包丁が刺さり、その上に人が立っていた。
(こいつは・・・。)

「へ~これは霧隠れの抜け忍、桃地再不斬君じゃないですか・・・」







<???改めザブザサイド>

(ん!?コレは・・・。ただの煙か・・・。布マスク無しでも十分耐えられるな・・・。)

ザブザは煙の無毒性を感じながら布マスクを外したまま五人に向かって巨大包丁を投げる・・・。


ザブザは自分の愛用の武器を投げ、その威力を前にせめて下忍の二人と殺害対象をビビらせて他の上級者二人のあしを引っ張らせるため投げたが、あれが無ければ勝てないと判断しそして包丁に向かって飛んだ。

が、

(何故か思うように体が動かない。無毒のようであったが・・・。やはり毒があったか!?気を抜いたか!?)

確かに包丁の上に乗ったザブザだったが体がいつもより重く感じることに気がついた。






<靖虎主観>

あやつ、桃地ザブザというでござるか・・・。先ほどの動きから上手く煙が作用したようでござるな・・・。

この煙玉を使うのは初めてでござったが・・・。上手くいったようでござるな・・・・。

しかし、「うずまきナルト」の家のそばに芥子(ケシ)と麻(アサ)が群生していて良かったでござるな・・・。

あと拙者の里で1,2の製薬技術を持つ藤平影宗と友人でよかったでござる。

この芥子と麻の中の幻覚と倦怠感を誘う成分を抽出してそれを煙として炸裂させたでござるが・・・。本当に上手くいったでござるな。

作成に時間がかかったが良い仕事したでござるな・・・拙者!!

よくやったでござる、過去の拙者!!さあ、戦闘でござるよ、未来の拙者!!


拙者が攻撃に移ろうとした直後、カカシ殿が手を伸ばし止めたでござる。

なぜでござるか?

薬が効いている間ならばあのザブザの動きは鈍くなっているはずでござる!!

今いかねば・・・しかし、隊長であるカカシ殿は絶対・・・。残念でござるな・・・。

「ナルト、悪いが下がっていてくれ。こいつはさっきの奴とは桁が違う。タズナさんを頼む。下がっていてくれ。(こいつが相手となると・・・。このままでは少しきついな・・・)」

まぁ、隊長の意見には逆らわないでござるが・・・。とにかく今回の任務は護衛でござるし・・・。

「写輪眼のカカシと見受ける・・・悪いがそこのジジイを渡してもらおうか?」

むう、「しゃりんがん」とはいったい?

「ザブザ、まず、俺と戦え!!」

「ほー噂に聞く写輪眼を早速出してくれるとは・・・。光栄だね・・・。」

コレが「しゃりんがん」でござるか・・・。奇怪な瞳でござる・・・。


「写輪眼・・・。いわゆる瞳術の使い手は全ての幻・体・忍術を瞬時に見通しはねかえす能力がある・・・。そして、写輪眼そのうちの一種で、相手の使った術をコピーすることができる。(しかし、おれはウチハ一族の中でも一部の家系にのみ現れる特異体質のはずだ・・・コイツ・・・一体・・・・)」

ほう、そのような目なのでござるか・・・・サスケ殿は博識でござるな。

「そう、俺が霧隠れにいたときに携帯していた手配帳にはお前の上方があったよ・・・・千以上の術をコピーした男、コピー忍者はたけカカシってな・・・。さてお話はココまで・・・。オレはさっさと底のジジイを殺さなければならないんでな・・・・。」

なるほど、中々の殺気・・・。しかし、殺気は本来殺害する人物のみに放つのが常でござる・・・。つまり、拙者たちには動きを止めるつもりで殺気を放ったでござるか?

「つってもカカシ、おまえを倒さなきゃならなぇーみたいだな・・・。」

そういうとザブザは姿を消し、水面に立っていたでござる。

しかし「チャクラ」をつかうと水クモが無くても水面に立てるのでござるか・・・。凄いでござるな・・・。しかし、やはり薬は効いているようでござるな・・・。他のものはどうかわからぬが拙者の目には奴の動きが見ることができたでござる。かなり早かったでござるが・・・。

「忍法・霧隠れの術(くそ、はやり上手くチャクラが練れない・・・。霧の発生範囲が十数メートルほどしかないようだな・・・・。)」

「「消えた!?」」

霧に紛れて姿を消したようでござるな・・・。こやつ、拙者と同じく暗殺を専門としているようでござるな・・・。カカシ殿を倒すといっていたでござるが・・・こうまで気配や殺気が消せる上きりに紛れたのならタズナ殿を狙ってくるかもしれん、しっかり守らねば・・・

「タズナ殿・・・。拙者の後ろの居るでござるよ・・・。」

((八箇所・・・人体にある急所の数だ・・・。))

「へ・・・。なんなの!?」

「なんだ・・・!!」

「何なのじゃ!?」

サスケ殿、サクラ殿、それにタズナ殿、コレはあやつが拙者たちの居所を正確につかむためにいっている脅し文句でござる・・・。声を出すとは・・・。タズナ殿はともかく、忍びである二人が出すとは思わなかったでござるよ・・・。
((咽頭、脊柱、肺、肝臓、頚動脈、鎖骨下動脈、腎臓、心臓・・・さてどれが良い!?))

そう声が聞こえた瞬間、カカシ殿が印を組んだでござる。
同時に広まる殺気・・・。かなりの殺気でござる・・・。多分四方八方全範囲に飛ばし、ザブザを探しているのでござるな。

「サスケ、安心しろお前達は死んでも俺がお前らを守る。俺の仲間は絶対死なせなーいよ」

ほう、こういいながらも気配は別の場所・・・。誘っているでござるな、カカシ殿・・・・。

((さて、それはどうかな?終わりだ・・・。))

来る!!

今度はタズナ殿を守るでござる!!








今度は何とか守れたようでござるが・・・どうやら守っている間にカカシ殿とザブザが攻防をしたようでござるな・・・。

どうやら、カカシ殿が押しているようでござるな・・・。クナイをザブザの首本に押し付けている様でござる・・・・・。ん?ザブザの気配が・・・。さらに後方に!?

分身でござるか・・・。

「カカシ殿!!それは分身でござる!!後!!」

拙者がそう叫ぶとカカシ殿の目の前のザブザは水となり、同時にカカシ殿を後からザブザが斬馬刀で切りかかってきたでござる。
カカシ殿はギリギリで避けたでござるが、その反動を使った回し蹴りでカカシ殿が前方の池・・・川か?・・・に落ちてしまった。

「く!!(なんだこの水、やけに重いぞ・・・)」

「ふん馬鹿が・・・。水牢の術!!」

何時のまにかカカシ殿の後ろに回ったザブザがカカシ殿に何かの術をかけた。

「なに!?」

その瞬間カカシ殿が球体状の水に包まれたでござる。

「ククク、はまったな、脱出不可能の特製牢獄だ!!・・・さて、後は雑魚が2匹とジジイ一匹。そして上忍並がもう一匹か・・・」

要するに、カカシ殿はつかまってしまったようでござるな・・・。しかし、あの様子だと、あの水の塊には手を突っ込んでいないと術が解けてしまうようでござるな。どうしたものか

「く、お前らぁタズナさんを連れて逃げろォォ!!まともにやっては勝ち目は無い!!俺を水牢に閉じ込めている限りコイツはココから動けない!!水分身も本体からある程度離れてしまえば使えない!!早く!!とにかく逃げろ!!命令だ!!ナルト!!お前がリーダーとして何とか逃げてくれ!!お前なら何とか逃げきれる!!」


・・・。どうすればいいでござろうか!?









も~~い~くつ寝~ると~♪
選択~だ~♪
選択肢~は4つあり~~~♪
集計場所は感想掲示板~~~♪
◎は選ばずに~~~(オアソビだからね☆)♪


①命令どおり逃げ、作戦を立てて攻撃!!

ザブザ「逃げるとは卑怯なり!!」

ナルト「逃げるのも兵法でござる!!」

②仲間を守る・・・カカシがいつも言っていたことだ!(つまり原作どおり)

カカシ「ナァァルゥゥゥトォォォォォ(はぁと)。やっぱり着てくれたな!!(はぁと)」

某女顔「やれやれだぜ!!」

③自分(ナルト)が時間を稼ぐと言いサスケ、サクラにタズナをつれて逃げさせ、実際、ナルトはザブザを殺す気で挑む!!

サスケ「ようやく今話で長セリフがあったぜ!!」

サクラ「いいなぁ~~~~しかも活躍もあったし・・・。」

④言われたとおり逃げ、そのまま護衛任務につく(カカシを見捨てる)

カカシ「酷いぞ~~~~~~~~!!」

某眉上忍「酷くな~~い(某剃刀CMのように)」

◎何故か同盟国、砂の忍びトリオ参上!!

某怖顔「・・・」

某黒子「なんか喋ったほうがいいじゃん!!」

某怖顔「うるさい」





~~~~~~~~~あとがき?~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

疲れました。
思ったより波の国編って内容あるんだなぁ・・・・。

まだ二巻終わらないし・・・。

ああ、木登りどうしよう・・・・。



こんな駄文と駄目作者ですが今後も宜しくお願いします。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第七話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/20 22:34
③が選択されました。

「く、お前らぁタズナさんを連れて逃げろォォ!!まともにやっては勝ち目は無い!!俺を水牢に閉じ込めている限りコイツはココから動けない!!水分身も本体からある程度離れてしまえば使えない!!早く!!とにかく逃げろ!!命令だ!!ナルト!!お前がリーダーとして何とか逃げてくれ!!お前なら何とか逃げきれる!!」


あの様子だとザブザは拙者たちを逃がす気は無い様でござるな、しかし、印を結ぶ頃はできないようでござる・・・。となると敵はあの分身体一体。タズナ殿を危険にさらすわけにはいかないでござるし・・・かといってカカシ殿を見捨てるとなると今後の任務に支障があるでござる。
となると、サスケ殿とサクラ殿にタズナ殿を任せてカカシ殿を救い出すのが最善でござろうか・・・。
敵は抜け忍だといっていたでござる・・・。となると徒党を組んでいても数は限られる。あのザブザの性格的に考えてもあやつが一番上の者、あの性格ではいても部下は4人で限度でござろう。
となると・・・。しかし・・・・。

むう、考えれば思考の闇に捕まるだけでござる。

拙者は煙玉を地べたで炸裂させ、霧で見えにくい視界を完全に無にした。

「サスケ殿、サクラ殿・・・・」











<カカシサイド>

(ナルトが煙玉を炸裂させた・・・このまま逃げてくれるといいが・・・・)

カカシが心配していると煙から三つの影がカカシたちの方から飛ぶように離れていった。

「ふん、薄情なやつらだな・・・。まあ良い。」

ザブザはさらに続けた。

「どうせ逃げ切れん。それに俺には隠し玉があるからな・・・」

(飛び出していった影は三つ・・・。一つ少ない?どういうことだ・・・)


<靖虎主観>

煙が薄れて来たでござるな。
あのザブザもそろそろ遅効性の幻覚成分が効き始める頃でござる。
さて、行くか・・・・。


「どうせ逃げ切れん。それに俺には隠し玉があるからな・・・(む、薄れてはいるが煙から一人こちらに飛んできた?さっきの影は三つとなるとあいつが残ったか?読み違えたようだな)」


隠し玉でござるか・・・。やはりあの視線のようでござるな・・・・。しかし、気配を消しきれていないでござる。動く気配もないでござる。偵察?まあいい、拙者は拙者の最も得意とする暗殺しかあるまいでござるな。

さて、む、分身体か・・・。


<ザブザサイド>

ザブザの分身がナルトに蹴りを入れる・・・。が間一髪ナルトはそれを避ける。

「ほう、中々の動き。カカシの為に残ったか・・・。」

ザブザはナルトの動きを評価しつつ他の手下の存在を考えずにタズナらを逃がした彼を侮笑した。

「中々やる分身体でござるな・・・。」

ザブザが侮笑したその瞬間分身体は印を結ぶ。

「水遁・霧々濃包の術」

分身体の体からより多い霧が発散される。
と同時に分身体は姿を消し

「水手裏剣の術!!」

その声がどこからか発しられるとナルトに向かい前後左右と四方向から飛んでくる。

<靖虎主観>

水手裏剣・・・。水に「ちゃくら」をまとい手裏剣のように飛ばしていると言うことでござるな。
霧があれば無限に手裏剣を作れるわけでござるな・・・。

拙者は当たりそうな手裏剣を弾きながら考えているでござるが・・・。どうするでござるか・・・。

この分身を無視してカカシ殿を救い出すのが一番でござるが・・・。

拙者が結論を出したでござるが・・・・。この分身体は気配が薄いというか・・・、感じにくいでござる。

やはり避けながら攻撃するしかないでござるな。


拙者は常に動きながら手裏剣を時々投げていくでござる。全て分身体に・・・。

そしてある程度投げるたら投げるのをやめ、気配を消し木の枝の上にを進む。










<ザブザサイド>

(どうやらやつは接近戦を得意としていないようだな・・・)

距離をとりながら手裏剣を投げるナルトを見てザブザはそう考えていた。

(しかし、こちらに近づかないとは・・・。接近戦が得意でないならカカシを助けに来ると思ったが・・)

ザブザが疑問を抱えた瞬間、自分の首筋にクナイがあった。

しかし、目の前の霧の中ではまだ手裏剣が飛んでいた・・・。


<カカシサイド>

カカシの目の前にはナルトがいた。

(遠くではまだ手裏剣が飛んでいることを含めて考えると分身か?・・・しかし、分身が実体のある手裏剣を投げることはできない・・・・。影分身か?)

案山子がそんなことを考えているうちに霧が薄れてきた。

「「な!?」」

カカシとザブザが同時に声をあげた。







霧の晴れた二人の眼前には水分身のザブザと、サスケがいた。







<靖虎主観>
   ≪数分前≫

拙者は煙玉を地べたで炸裂させ、霧で見えにくい視界を完全に無にした。

「サスケ殿、サクラ殿、分身体で変化の術ってできるのでござるか?」

「もちろんできるに決まってるじゃない!それが何!?」

「サクラ殿は一体、サスケ殿、二体分身してほしいでござる。サスケ殿の一体をタズナ殿に変化させてほしいでござる。」

「ふん、作戦があるみたいだな。どんな作戦だ?」

サスケ殿も食いついてきたみたいでござるな。

「この煙に乗じてその分身の合計3体を逃げさせて、実際のサスケ殿とサクラ殿、タズナ殿は林の中で隠れてほしいでござる。」

「それでどうするのよ」

「煙が晴れても霧があるから姿は見えないそこでサスケ殿が分身ザブザに手裏剣で一定距離をおいて攻撃しつづけてほしいのでござる。ザブザの探査力は低い。変化の術しなくても十分でござる。」

「ふん、それで?」

「その間に拙者が気配を消してザブザの背後に行き、首を掻っ切るでござる・・・。」

「・・・いいだろう。時間も無い。始めよう。・・・分身の術」









拙者はザブザの背後に回りこみクナイを首に当てた。

ああ、水クモ持って着ててよかったでござる。今朝の拙者に感謝でござる。

「さて、さよならでござるな・・・ザブザ・・・。」



シュバ!








<ザブザサイド>


(ち・・・。ヤバイな・・・・。さて、白・・・頼むぞ)

ザブザの首をナルトが切ろうとした瞬間・・・

「さて、さよならでござるな・・・ザブザ・・・。」



シュバ!



ザブザの首に千本が突き刺さった。






<カカシサイド>

「さて、さよならでござるな・・・ザブザどの・・・。」

(ナルトのやつ・・・人を殺すのに抵抗を感じていない?報告ではまだ無かったはずだが・・・。)



シュバ!



ザブザの首に千本が突き刺さった。

「なに!?」

その瞬間、水牢の術が解けたカカシは千本が飛んできた方向をみた。
枝の上に仮面の少年が立っていた。
<靖虎主観>

拙者が切ろうとしたでござるに・・・。邪魔したのはこの少年でござるか・・・。どこかで見たような雰囲気でござるが・・・。


「誰でござるか・・・?」

拙者聞くと仮面の少年は枝よりおりてこちらへ近づいてきたでござる。

「死んでいるな・・・。」

カカシ殿がザブザの首に手を当てて生死を確認したでござるが見た目にも死んでいるようでござるが・・・。

「ありがとうございました・・・。ボクはずっとザブザを確実に殺せる機会をうかがっていたものです。」

「確か、その仮面・・・。霧隠れの追い忍か?」

追い忍でござるか・・・。背丈からして拙者・・・いや「うずまきナルト」より一つか二つ上でござるな・・・。

「そうです。ぼくは抜け忍狩りの任務とする霧隠れの追い忍です。」

「さっきから気配は感じていたでござるが、拙者らを攻撃しなかったのはそういうわけでござったか・・・。」

「気配を感じていた・・・んですか。凄いですね。さて、あなた方の戦いもひとまずおしまいでしょう。ボクはこの死体の処理があるので・・・何かと秘密が多い死体でして・・・。それでは・・・失礼します。」


消えたでござる。
カカシ殿や他の皆もほっとしているでござるな。

「さ!俺達はタズナさんの家まで連れて行かなきゃいけない。皆。特にサスケ、ナルトよくやった。サクラも護衛よくやったぞ。元気良く行くぞ!」

カカシ殿が歩き始めたため拙者たちも後に続いたでござる。








・・・・?
ちょっと待つでござる。何で重たい死体をそのまま持っていくでざるか?抜け忍狩りなら相手の首を持っていけばいいだけではないでござるか・・・。ココで焼いたほうが・・・。


「カカシどの・・・あの少年・・・」











カカシ殿に報告したでござるが・・・。

何で拙者は森の中にいるのでござろうか・・・・。

というより、昨日、タズナ殿の家に着いて、今後について話あって、次の日から修行することになって・・・・。

あれ?

拙者、何でこんなところにいるでござるか?





わからんでござるか・・・とにかくタズナ殿の家に帰らなければ・・・・。






どうにかタズナ殿の家に帰るとカカシ殿が待っていた。

「ナルト、どこにいっていんだ?ま!いいがな。とにかく昨日のお前の報告はやはり正しいと考えたほうが良いな。それでだ。考えたんだが、修行することにはしたが、今回の修行はチャクラコントロール。お前は昨日の戦いで十分なチャクラコントロールを見せてくれた。どうする?今日はタズナさんは仕事は休みだと言っているが・・・お前も修行に参加するか?」
何であの森にいたかはともかく、どうしたらいいでござろうか?、







さ~てここで選択の時間。
いつもと同じく4つの選択肢から一つを選んでね(考えつかなかったんで◎はないです)
ss感想掲示板で受付します。


①修行に参加する。

ナルト「ようやく作者が書きたいあたりに入ってきたでござるな」

サスケ「ふん、だが戦闘シーンがまともに書けないと嘆いてはいたがな」

②修行には行かずタズナの護衛に集中する。

サクラ「私、ほとんど何にもしてないんだよね・・・・作中で・・・しかもあんまりセリフすらないし」

カカシ「ま!気にするな。」

③守るより攻めろ!ザブザを暗殺に向かう!

ザブザ「作者、一杯一杯らしいがこういう形態にした自分を攻めろって話だな。」

白「というより今回の選択肢はかなり無理やりじゃないですか?木登りを書きたくないだけな気が・・・」

④守るより攻めろII!!ガトーを攻撃しろ!!

タズナ「作者め、わしは依頼人なのに今のところ超無口じゃないか!!」

サクラ「私もよ!!明らかに活躍以前にセリフが無い!!









^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^後書き^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

いっぱいいっぱいです。

今回最後にかいた何故か森の中にいた・・・というのは今後につながる伏線の予定ですが・・・選択次第では謎のまま波の国が終わる予定も・・・・


今回は本当に一杯一杯な駄文でしたが今後も宜しくお願いします。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第八話~
Name: 軟智
Date: 2005/02/24 01:56
①が選択されました。

「ナルト、どこにいっていんだ?ま!いいがな。とにかく昨日のお前の報告はやはり正しいと考えたほうが良いな。それでだ。考えたんだが、修行することにはしたが、今回の修行はチャクラコントロール。お前は昨日の戦いで十分なチャクラコントロールを見せてくれた。どうする?今日はタズナさんは仕事は休みだと言っているが・・・お前も修行に参加するか?」


うむ、「ちゃくら」とやらについても聞きたいし、参加するでござるか。

「もちろん参加するでござるよ。部隊協調は大切でござるし、聞きたいこともあるでござるし。」







「では、これから修行を始める」

「「「押忍!!」」」

さ、どんな修行でござろうか・・・の前に拙者、「ちゃくら」について聞いておきたいのでござるが・・・・

「と・・・その前にお前ら忍びとしての能力『チャクラ』について話そう。」

おお!!いいでござるよ。凄い丁度いいでござる。教え子(?)の事を良く知っておられるさすがでござるな、カカシ殿!!

「ま!とにかくチャクラについてもう一度確認しとこう」







わかったでござる。「ちゃくら」と言うのはこの世界の忍びが術を使うときに必要とする燃料みたいなもので、人体の中の個々の細胞殻集めた「身体えねるぎー」と修行や経験から生まれる「精神えねるぎー」の二つから構成されていて、この世界の忍術はこの二つの燃料を搾り出して練り上げて忍を結ぶと言う理論で発動されると言うことでござるな。




・・・・・。



拙者、身体は「うずまきナルト」のモノ、経験や修行は「福部靖虎」として十分に満たしているとおもうのでござるが、何度もやっているができないのでござる・・・・なぜでござろうか?

「ま!この辺はわかって当然だろう。で、今回の修行はチャクラのコントロール技術の向上を目的とする。さっき言ったことに補足するとチャクラを練り上げるときにおいて術によってその比率、量は変わってくる、それを自在に調整できるようにするための修行だ。」

・・・・・。

拙者、その「こんとろーる」の前に術を使ってみたいのでござるが・・・・。

むう、とにかく、修行の内容聞いてから相談したほうがいいでござろう。

「何をすればいいの?」

「ん?木登り」







き、木登りでござるか・・・・。良くやったでござるな・・・子供のときに。
お七は妙にうまかったでござるなぁ・・・。

「そんなことを屋って修行になるの?」

「まぁ話は最後まで聞け。ただの木登りじゃない、手を使わないで登る。」

手を使わず?つまり脚力のみで駆け上がればいいのでござろうか?

「どうやって?」

「ま!みてろ」

カカシ殿はそういうとスタスタと木の面を垂直に歩いて登っていった。


「・・・・とまぁこんな感じだ。チャクラを足の裏に集めて、木の幹に吸着させる。チャクラって言うのは上手く使えばこんなこともできるわけだ。」

凄いでござる・・・・。本当に「ちゃくら」で術を使ってみたいでござるな・・・

「さて、この修行の目的を言おうか。第一にチャクラの調整を身につける。つまり、練り上げてチャクラを必要な分でけ必要な個所に・・・・。コレは案外熟練者にも難しい。ま!コレができれば理論的にはどんな術でも可能な理屈なわけだ。第二の目的は、チャクラの維持。つまり持続させること。コレができないものにとって戦闘というのは死にそのままつながる。とまぁ、ま!こういう目的でやってもらう。助走してからでもいいから、天辺まで登れたら終わりだ。さ、やれ」





う~~む・・・。言い出しにくいでござる・・・。と言うより、どこから敵に漏れるかもしれないのに自らの弱点はいうべきではないでござる。

とにかく、木登りをして、その後で聞くしかないでござるな。


さて、いくでござる。




<サクラ主観>

さ、行くわよ。足にチャクラを集中。量的には体重力のルート2倍強って所かしら?

よし、成功。

あとは・・・理屈的に考えて・・・。木の表面に足をつけた状態で鉛直方向と水平方向の中間、丁度45度の包囲に常にチャクラの意識を向けて、一歩一歩慎重に・・・




<サスケ主観>

修行か・・・。コレも兄貴につながる大切なものだ。やるしかない。

しかし、ナルトはこの数日雰囲気を変えたな・・・。

口調も変わった。

と言うより、アカデミーを出るあたりから変わったんだな・・・。

アカデミー所属生時代にも何度か雰囲気を変えたが・・・。

まぁいい、とにかく修行をするしかない。あのコントロール力を見せたナルトは簡単にできるだろう。
サクラはああ見えてチャクラ対応については上手い。つまり、自力なら俺が一番大変だ・・・。

仕方が無い・・・・。やるか・・・・。




<靖虎主観>

むう、サクラ殿は順調に登っていくでござるな、助走もつけずに歩いて・・・。

拙者はチャクラの使い方がわからないでござるから、別の方法しかないでござるな。その方法でできた上でカカシ殿に頼むしかないでござるな。

む、サスケ殿も同じ感じで・・・楽そうに・・・・むう、拙者だけか・・・・

さて・・・
走る必要は無いでござる。純粋に跳躍力と履いたままだったこの草履を使って・・・




<カカシサイド>

(へえ、やはりサクラは上手だな・・・。報告書の通りチャクラ対応が上手だ。ん?サスケ?あいつあのサバイバルのとき使っていた忍術から見てそこまでコントロール技術はないようみえたが・・・。サクラとほぼ同じくらいの技術力があるのか・・・・。この修行はサスケのためのものだったんだが・・・。さて、なるとはできて当然か?まぁ、始めてみたいだったから支える量を見つけるまで時間がいるだろうが・・・。)

カカシがそう考えながら下方にいる三人を眺めていた・・・。

(へぇ、ナルト、もうチャクラ量を見つけたのか・・・まぁ、水面歩行ができていたんだから当然か。しかし、一歩一歩が大きいな、まぁ、実践時なら合理的だが・・・・注意しておくか?・・・まぁナルトだからな、十分できているはずだ・・・・。しかし、三人にはこの修行必要なかったか?)









<靖虎主観>

ふう、さすが木登り、ガケ登り用に改良した草履(シューズ)。つま先部分(ゴム)に刃の太目のマキビシをねじりこんだ代物でござるな。昨日もコレのおかげで楽に木に登れたのでござるから・・・・。

つま先の針で木に足を引っかき、跳躍でなるべくはやく上に上がっていく。

さ、そろそろ天辺でござるな。



よし、着いたでござる。カカシ殿のいる木に移るでござるか。






何でも皆、すぐ終わったそうでござる。

さて、カカシ殿に聞くでござるかな・・・。







っと思ったのにカカシ殿は調べることがあるといいどこかに言ってしまった。サスケ殿も・・・・。サクラ殿はタズナ殿のお孫様のイナリ殿と遊んでいる・・・・。となると、拙者がタズナ殿の護衛でござるか・・・。









さて、夜でござる。

タズナ殿も眠るようでござるな。

サスケ殿がタズナ殿の護衛を変わってくれるそうでござるに拙者は寝ることにしたでござる。


カカシ殿は相変わらずどこかへ行ったまま、話に聞くに明朝には戻り護衛に参加できるようでござるが・・・・。













≪翌朝・カカシサイド≫

カカシが戻ってくるとサスケとサクラが目覚めまだ夢の住人であるタズナ一家を護衛・・・というよりもタズナ一家を見守っていた。

「ナルトは?」

カカシはあたりを見渡すがナルトの姿がなかった。

「わからない、寝たと思ったら急に立ち上がって出て行った。」

「昨日と同じよ。」

「そうか、また・・・か。とにかく、タズナさんは今日は仕事があるそうだから今日からまた護衛任務が本格的に始まる。宜しく頼むな。・・・・ま!ナルトのことだ。昨日のように戻ってくるさ。タズナさんが仕事に行くまでに戻ってこなかったらおいていくがな。」

そういうと、カカシは欠伸を一つしてトイレに向かった。







≪数時間後≫

相変わらずナルトは帰ってこず。タズナ一家とカカシ、サスケ、サクラの六人は食事も終え、タズナが仕事に行く時間になった。

ちなみに食事の時に前日に喧嘩したナルトがいないことにイナリは少し寂しそうにしていた。(実際は、イナリが勝手にナルトに絡んだだけなのだが。)


「ま!しょうがないでしょ。ナルトはおいていこう。奥さん、あいつが帰ってきたら、今日は家の警護していろって言っておいてください。」


カカシがそういうとタズナを含めた四人は家を後にした。











<靖虎主観>

「こんな所で寝ていると風邪引きますよ。」

ん・・・・?拙者・・・・あれ、ココは?また森の中でござるな?

「ファァァ、どうもでござる。ところでオヌシ、誰でござるか?おぬしの顔どこかで・・・



!!・・・・・貴様は・・・・森蘭丸」






「つまり、この草を取ればいいのでござるな・・・。」

驚きでござった。この少年、名を白(ハク)というらしい。
蘭丸と瓜二つの容姿をしていたでござる。思わず拙者切りかかる所でござった。

何でもこの草が薬草らしく取りに来た薬売りのせがれとか・・・。

拙者が見るにこれはキンポウゲと言う毒草のように思うのでござるが・・・。確か
下痢、腹痛とかが起こるという・・・。藤平影宗と共に長の食事に混ぜ・・・・ゴホンゴホン、もとい、藤平影宗の家で見たから間違いないでござる。


とにかく、何でココにいるかはわからぬが、とにかく手伝ったら戻るとしよう。

「しかし白殿、朝早くから大変でござるな。」

「キミこそ、こんな所で何をしていたんですか?」

・・・・それは拙者にもわからんでござるが・・・。

「良くわからないのでござる。起きたらここにいたので・・・」

「ははは、面白いね。ナルトくん、キミは。」

笑われてしまったでござるが・・・・。こうやって蘭丸の顔をした白殿と話していると昔を思い出すでござるな・・・。しかし

「ところで、白殿、オヌシ、千本と言う武器を知っているでござるか?」

「・・・・千本ですか?どんなものか良くわかりませんが・・・忍者の武器でしたっけ」

「・・・・まぁいいでござる。今は・・・。」

この感じからして、あのときの仮面少年は白殿でござろう。仲良く慣れそうでござっただけに残念でござる。しかし、今は・・・・その時でないでござる。そのときは・・・、必ず拙者が・・・。

「・・・今は、ですか。そうですね。今はそんな話をする時ではないでしょう。ところでナルトくん、キミには大切な人がいますか?」

大切な人・・・でござるか・・・・。

「人は大切な何かを守りたいと思った時に本当に強くなれるものなんです。」

「そうでござるな・・・。例えそれが守れなくても、そのとき得た強さは本物でござるな。」

・・・・・お七・・・・。

いかん、後ろ向きになるのはならんでござる。拙者らしくも無い。

「また、会いましょう。今度は互いの・・・・・・(命をかけて・・・・)」



そういって白殿は帰っていったでござる。多分ザブザはもう回復したのでござろうな。

毒草を持っていったということは彼は医薬忍者でもあるでござるか・・・。


って、拙者、早く戻らねば。タズナ殿は今日仕事でござる。











拙者がタズナ殿の家に着くとイナリ殿が泣いていたでござる。

「何かあったでござるか?イナリ殿・・・」

「・・・か、かぁちゃんが・・・ガトーの手下にさらわれた・・・・・」

!!

たしか「がとー」と言うのはタズナ殿を狙う悪徳商人でござったな。

「カカシ殿やタズナ殿は!?泣いていないで答えてくだされ!!」

「・・・タズナじぃちゃんは橋を作りに行った・・・・他の三人もそれについていった・・・。」


と言うことは、四人はまだタズナ殿の娘さんがさらわれたと言うことを知らないのでござるな・・・・。

危険でござる・・・。ザブザ殿ばかりに気を取られていたでござる。


どうする!?












燃え上がれ♪燃え上がれ♪燃え上がれ選択♪♪

ってことで選択のお時間です。今回も選択肢は4つ。◎は遊びなので選ばないこと。

今回もSS感想掲示板で受け付けています。それでは、


①なんてこった!!拙者が一人で、ガトーの元に行くでござる。

イナリ「ナルト兄ちゃん、かぁちゃんを助けに行くんだろ!!僕も行く!!」

ナルト「乳臭い餓鬼は邪魔でござる」

②こういうときは隊長のカカシの元に行き、報告と対策を聞くしかない。

サクラ「今回、私の見せ場であるチャクラ説明があったのに・・・・。何で私のセリフじゃないの!?」

某猪少女「プッッ!!日ごろの行いじゃな~い?」

③イナリと共にガトーの元へ

ナルト「大変でござる。ガトーの元へ行かねば、しかし道がわからないでござる。」

イナリ「僕も、一緒に行くよ・・・。かぁちゃんを助けに・・・・。道も僕が知っている。」

④イナリと共にひとまずカカシの元へ報告に。
 
ナルト「今回、拙者が「ちゃくら」を使えるようになると思っていた皆様そうは問屋が卸さないでござる」

サスケ「このまま靖虎はチャクラが使えないのか!?それとも使えるのか!?請う御期待!!」










#############################後書き・・・言い訳かも###############################

ってことで、7話は①が選択されました。

ふう、ようやく書きたかったところの一つを書いたよ・・・。

白と蘭丸・・・この関係書きたかったんだよね。橋の上の戦闘が始まったらもっと根掘り葉掘り書くつもりだけど。

それと、今回、物凄く書きにくかったので修行をすぐに終わらすと同時に伏線をさらに一本!!気がついた人が多いかと思いますが・・・・。ま、サスケ君に関する伏線ですわ。
ついでに、ナルトとサスケが選択肢の中で言っていますが、靖虎がチャクラを覚えると思っていたからすみません。この辺で使えるようになると一つの伏線が浮いてしまうので・・・・。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第九話~
Name: 軟智
Date: 2005/03/04 00:32
③が選択されました。

四人はまだタズナ殿の娘さんがさらわれたと言うことを知らないのでござるな・・・・。

危険でござる・・・。ザブザ殿ばかりに気を取られていたでござる。

さて、ここは、タズナ殿の娘さんが連れていかれたであろう「がとー」のところに行くべきでござるな。

今、カカシ殿のもとへ行っても自体は解決しない、最悪の場合、混乱に紛れてザブザがやってくるかもしれないでござるし・・・。

「イナリ殿、拙者これから「がとー」の所へ行こうと思うでござる。イナリ殿はいかがする?」

正直に言うとついてきてくれたほうが楽でござる。ココに放置していても連れて行っても危険なことには違いは無い、ならば連れて行ったほうが安心でござる。

「・・・ボクも・・・行く、かあちゃんを助けるんだ・・・・。それにナルトの兄ちゃんはガトーの居場所知らないでしょ?」

た、確かに・・・・拙者としたことが・・・・。場所がわからなければ終えないでござるな・・・・。

「わかったでござる。イナリ殿の母上は拙者が責任持って拙者が助け出すでござる。イナリ殿は拙者を「がとー」のところへ導いてくだされ。」

「わ、わかったよ。いこう。」







こうして、拙者とイナリ殿は「がとー」のもとへ向かったでござる。
馬を使っていたとしたら追いつけないでござるが・・・まぁいいでござる。追いつけなくても・・・。


そう考えながら拙者はイナリ殿を背におぶり、木から木へと走っているのでござるが・・・。かなりの速さで進めるでござる。拙者が考えていた速度の2倍は速いでござる。何故かわからぬが・・・、まぁうずまきナルトの身体能力なのでござろう。


どれくらい走ったでござろうか・・・・日は真上に昇り周囲はジメジメしているでござる。
イナリ殿が言うには目の前の建物が「がとーかんぱにー」らしいでござる。

四階構成で三階に「がとー」の部屋があるとのことでござる。
しかし、なんとも奇妙なことに気配がほとんどないでござる。


「ナルト兄ちゃん・・・。行こう」

拙者はイナリ殿にうなずき返し、屋上へと飛び移ったでござる。

コレだけ移動して、飛び回ったのに身体に痛みや疲れが全くないでござる・・・・。なぜでござろうか?
うずまきナルトとは本当に人間なのでござろうか・・・。


そう考えて、屋上の扉を開けたが・・・・本当に気配がほとんどないでござる・・・。いや、正確には7つほどしかないでござる。一つはイナリ殿の母上、他の6つは始めてのもの、しかもそのうち4つは弱っているかんじがするでござる。

さて、気配のある三階にいくでござるか・・・。







・・・・・・とにかく、気配のある部屋の前にまで来たでござるが・・・ここまで来る間に軽く20もの死体が転がっていたでござった。
明らかに手馴れた者の仕業でござった。死体は目を見開き、恐怖を浮かべたままの表情でござった。中には氷つけのもの、人の形をした焦げ後、体中にヒルがついている物、内臓が散らばりきっているもの、バラバラなもの・・・。余りに猟奇的な死体の群れに、イナリ殿は何度も嘔吐していたでござる。死体になれている拙者でさえ吐き気がしたほどでござった。

そんな死体を背に拙者らは部屋に着いたでござるが、まるで地獄門・・・。扉の向こうにはこの惨劇の実行者がいるのでござろうか・・・。


拙者はゴクリと息を呑み扉を開けるたでござる。













部屋の中には7人の男女がいたでござる。その中にはイナリ殿の母上、イズナ殿もいたでござるが、気絶している様でござる。
他の6人のうち4人は拙者ら・・・いや、拙者のようでござったが・・・・を見た瞬間、「化け物」とか「来るな」などの駄声と叫声が起こったでござった。

「イズナ殿を返してもらいたい。」

「かぁちゃんを返せ!!」

拙者とイナリ殿がそういうと、四人はおびえたように「ヒッ!」とか「ハエッ」などといっていたでござる。

残りのふたりとは言うと、刀を抜こうとしていたのでござるが、四人に押さえられていたでござった。

「か、返す・・・返すから・・・お、俺らには何もしないでくれ」

四人のうちの一人が拙者らに言って怯えながらイズナ殿を渡した。

「・・・ところで「がとー」はどこでござるか?」

「・・・・お、お前が・・・・い、いえ、あ、アナタが・・・・連れて行ったのでは・・・な・・・ないのですか・・・・」

話の流れが良くわからなかったでござるが、とにかくイズナ殿は戻ってきたでござるから、もうココには用はないでござるな

「イズナ殿も戻っていたでござる。もうココには用は無いでござる。」

そういった瞬間、四人は狂ったように叫びまわったでござるが、余りのうるささに拙者は千本を投げ、黙らせたでござる。

上手い具合に喉に刺さった為、声出せないようでござったが、あそこなら死ぬまい。拙者無駄な殺しはしないほうでござる。


「さ、いくでござるよ。イナリ殿。」

拙者はイナリ殿に一言そう言うと、イズナ殿を背負い、イナリ殿の手を引いて建物を後にしたでござる。









そのあと、イズナ殿とイナリ殿を彼らの自宅に連れて行き、隣の家の方々に二人を頼みカカシ殿らのもとに、報告のため向かったでござる。










しばらくして、タズナ殿の仕事場の橋に着いたでござるが、どうやらカカシ殿らは戦闘中らしいでござる。

あの気配から、ザブザと白のようでござるな。

もう少し進み戦闘の様子をうかがうとカカシ殿はザブザと、サスケ殿が白と戦闘し、サクラ殿がタズナ殿を守っているようでござった。

霧が立ち込めるあの中ではカカシ殿が火炎の、ザブザが氷水の術を使い、ぶつけ合っていたでござる。

実力は均衡しており、互いに致命傷となる傷はなさそうでござる。


対してサスケ殿と白は白殿が氷と思われる多重合わせ鏡状の板の氷の中をすさまじい速度で飛び回っているようでござった。それに対してサスケ殿は全ての攻撃を紙一重で避けながら左手で何か印のような物を組んだようでござる。

サスケ殿が左手で印を組んだその瞬間、サスケ殿も白と同様に・・・いや、白殿のほうが若干早いようではあるでござるが・・・すさまじい速度で合わせ鏡内を移動し始めた。

二人の影はまるでさながら水面に浮かぶ真珠紛の如く、ぶつかり合うたびに火花と氷の粉末がチリ輝いていたでござった。





さて、カカシ殿とサスケ殿、互いに敵とは五部の戦いを行ったいるようでござる。

どちらに加勢すべきであろうか・・・。










SE・N・TA・KU・Tame!!!


以下の四つの選択肢の中から一つを選んでSS感想掲示板に書き込んでください。
◎は遊びなので選ばないこと。

①カカシを支援する。

ザブザ「ココのセリフもう考えつかないんだってな。」

カカシ「ま、語彙の少ない作者だからね。」

②サスケに加勢する。

白「一週間もサボっていたのに・・・」

サスケ「ウスラトンカチだからな」

③サクラと共にタズナを守護する。

タズナ「この超ダメ作者は・・・」

サクラ「わかっていたことじゃない」

④遠くから手裏剣等の投物でカカシ、サスケの両方を支援する。

ナルト「本当にへっぽこでござるな」


◎木の葉の里に帰る。













~~~~~~~~~~~~~~~~~~~後書き~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


本当にすみません(-人-)。
選択してくれた、ほんの数人の方、選ばなかったけど待ってくれていた方。

リアルな諸事情と、インフルエンザのため更新できませんでした。

しかも今回も短いし・・・・・。

とりあいず、次回は長い予定です。

大体、日曜あたりにはできるかと・・・・。もちろん一人でも選択してくれたらですが・・・(苦笑)

次回も宜しくお願いします。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第十話~
Name: 軟智
Date: 2005/03/07 03:14
①が選択されました。


カカシ殿とサスケ殿、互いに敵とは五分五分の戦いを行ったいるようでござる。

ここは・・・・。

まずはカカシ殿を支援すべきでござろうか・・・。

あの「がとー」のことと、ヤツの屋敷の死体郡のことなどを早めに報告しておきたいでござるし。


さてと、

拙者は思考の結論を迎えると同時に現在立っていた足場を思い切り蹴りカカシ殿が戦闘を行っている地点になるべく近い所へ移った。
その間にカカシ殿はザブザから距離を取り一匹の犬をどこからか呼び出していたでござる。
これも「ちゃくら」を使ったものなのでござろう。

様子を見ていると犬はサクラ殿たちの方向に進んで行ったが、霧深い中でその犬の行方を最後まで見ることはできなかったでござる。

犬に気を取られているうちにザブザは位置を変えていたようでござった。

位置的にはカカシ殿の真後ろ。拙者の視界ギリギリのところでござる。つまり気配や殺気を感じられたら見つかってしまう所へ移動していたのでござる。

見つかるのも時間の問題。

ならば攻撃に回るが吉でござる。









<カカシサイド>

(くそ、このままでは埒があかない。この橋の上では土遁は使えない。かといってさっきのような火遁はヤツの水遁で相殺される。水遁同士でもほとんど同じ。風遁は得意じゃないし・・・。)

カカシはザブザと物理攻撃を混ぜ合わせながら考えていた。

(どうやらサスケのほうは互角に戦っているようだ。さっきの会話からみて、コイツの部下は後はあの白という少年のみ。護衛自体はサクラのみで足りる。ナルトがいれば・・・・。)

もう一人戦力になる少年の顔を頭に浮かべた瞬間、カカシはザブザの腹に向かって蹴りをかまし距離を取った。

「口寄せの術!!」

カカシが印を結び、地面に手を当てながらそう呟くと一匹の犬が現れた。

「パックン。火急ナルトを探してつれてきてくれ。」

〔わかった〕

パックンと呼ばれた犬はカカシと少し言葉を交えると即座にその場を離れた。

(ち、ザブザのヤツ、姿をくらましたか・・・・どこにいる?)



<靖虎主観>

むう、カカシ殿は気がついてないみたいでござるな・・・。

準備も終わったことでござる。行くしかないでござるな。

さてと・・・・。


<ザブザサイド>

(カカシのヤツ、口寄せをしたようだが、戦闘タイプの犬ではなかった・・・となると、姿が無いあの小僧を探させにいったか・・・やつが着たら不利になるな・・・俺も、白も・・・ならば今決着をつけるか・・・。)


「水遁・双牙水弾の術!!」

ザブザが術を放とうとした丁度そのとき。


ブォン、ブブブブブブブブブブブブォン!!


巨大な炸裂音が前後左右四方向から響き煙が立ち込めた、その音に驚いたザブザは一瞬動きが止まったため印が結びきれず術は不発で終わった。

「ち、なんだ?」

シュン!

ザブザがあたりを見渡した瞬間目の前に額当てをした少年が降り立った。

「貴様・・・!!」


ザブザは煙が目に入り半目になりながら少年ーナルトーを斬りつけた。

(勝った・・・。)

ザブザがその文字が頭に浮かんだ直後、

「残念だったな・・・・。」


真後ろからカカシの声がした。











<靖虎主観>

さて、準備はできたでござる。後はカカシ殿が気がついてくれるかどうか・・・・。


まぁ行くしかないでござるか・・・。


拙者はそう考えた瞬間、手元にある導火線に火をつけたでござる。

導火線についた火は即座に先ほど近づくときに仕掛けたモノに走り、拙者は同時に天高く飛んだでござる。


先ほど仕掛けたモノに火がついた瞬間


ブォン、ブブブブブブブブブブブブォン!!


それは炸裂するでござる、このように・・・・。

念のために持ってきた火薬を使ったが・・・上手くいったようでござるな。

百雷銃退きを応用したが、さすがのザブザもこの音では動きが止まったようでござるな。

ザブザが術に失敗したことを空中で確認すると拙者はカカシ殿に向かってクナイを投げ、自分の位地とザブザの位地をしさせたでござる。

ここまでこの動きを取れば、カカシ殿にも伝わるはずでござるな。

さて、後は無事成功することを祈るだけでござる。



拙者は次の瞬間ザブザ目の前に落ちたでござる。といっても既にザブザの目は先ほどの煙で良く見えていないでござろうが・・・。

そう思った瞬間拙者に向かって巨大な斬馬刀が襲ってきたでござる。コレはザブザのもの、視界が悪くとも的確に斬撃を繰り出せるとは、中々やりますな・・・。

拙者は即座に、というか予測はしていたので背中に背負っている荷物は刃に当たるようにしゃがみこむ。

それと同時にザブザの斬馬刀が荷物にあたり消し飛んだでござる。・・・なんて威力でござるか・・・。拙者危機一髪、九死に一生でござったな・・・・。

そんなことを考えていたらザブザの後にカカシ殿の気配を感じた。

上手く作戦に気がついてくれたようでござるな。


「残念だったな・・・・。」

カカシ殿がそう呟くと七匹程の犬がザブザの手足をつかんでいたござった。

「ナルト、いい作戦だった。パックンは間に合ったようだな。さて、ザブザ、コレで最後だ。お前はこれから死ぬ。最後に言い残すことはあるか?」

カカシ殿がそういうとザブザは驚くほど嬉しそうな顔をして言い放ったでござる。

「死ぬ?俺がか?お前じゃなくて・・・・か?」


そうザブザが言い放った瞬間、カカシ殿の横に一枚の氷板が出来上がり、同時にカカシ殿の体から血が噴出したでござる。




「良くやった、白。あのもう一人の小僧は?」

「ええ・・・。僕と全く同じ術を使ったことには驚きましたが・・・無事倒しましたよ。ギリギリでしたがね・・・。」

カカシ殿がやられた?サスケ殿も・・・・?
気配を感じないでござる。
完全に自然と一体化しているでござる・・・・。
死んだでござるか?・・・・・まさか・・・・・・。


「さて、後はコイツと女だけだ・・・・。コイツは中々の腕だが、動考えても俺より強いとは思えない。あの女は忍術をちょっとかじったただのガキだ。楽勝だな・・・。さて、ヤるか・・・・」


ザブザのその声と共に拙者の視界が闇に覆われたでござる。























むう?どうしたでござるか?

痛みが無い・・・・?拙者は確かザブザに斬りつけられたはずで・・・・・ここはどこでござるか?

暗い・・・闇?


「ようこそ、『恐怖』・・・いや、おかえりというべきかな?」


拙者の背後で明かりに照らされた一人の老人が立っていた。


恐怖?拙者のことでござるか?

「そう、キミのことだよ。『恐怖』よ・・・・。福部靖虎と呼んだほうがいいかね?」

拙者の心をよんだ?コヤツはいったい・・・?

「心を読むなんてことで驚かないでほしいな・・・・。忘れてしまったのか?キミの存在理由を・・・私の存在を・・・」

拙者の存在理由?何のことでござろうか?この老人は何を言っているのでござろう?というよりここはどこでござろうか?

「存在理由をも忘れたか・・・・。まぁいい、もう一度言えばいいことだ。それよりここのことも知らないのかね?」

こんな暗いところ知るわけがないでござろう。始めてくる所でござるに・・・・。そういえばさっき拙者を福部靖虎とも呼んでいたが・・・この老人拙者がうずまきナルトになっていることを知っているでござろうか?

「ふぅ、ここまで失敗しているとは・・・・。まぁよい、『恐怖』よ。ここは「うずまきナルトの精神世界」だよ。完全に忘れているようだからキミと靖虎とナルトの関係は後で説明しよう。とにかく話を聞きなさい。」

拙者と靖虎とナルトの関係?拙者は・・・つまり靖虎ではない?拙者は・・・・何者?

「キミは『恐怖』だといったはずだろう・・・・。まあいい。とにかくもう一度説明しよう。ここは『うずまきナルトの精神世界』、私は九情・・・・世に言う『九尾の狐』じゃ。キミは私の片割れ、『恐怖』だ。大体のことは知っているであろうが、私は人間の手によってこのうずまきナルトに封印された。脱出し様と何度も行動しているがことごとく失敗していた。その中で気がついた。この体の中で私の力が余りに少なくなっていることにな。そこで私は力を取り戻そうとした。」

九尾の狐?つまり物怪・・・。化け物・・・ということでござるか・・・・・ミズキ殿が言っていた拙者の正体、体の中にあるものとは、この九尾の狐のことだったでござるか・・・。

「私の力の源は他者からの9つの特定の感情・・・。それゆえ、我が名は『九情』である。九つの感情のうち一つでも完全に集められたら私はこの体から出られる。そこで最初は『嫉妬』を使った・・・。がダメだった。どうもこの体は人間に嫌悪で見られているようでな・・・『嫉妬』はされることすらないのであろうな・・・。何度か試したが、『嫉妬』を入れた4つは失敗だった。そして五番目が、お前だ。『恐怖』よ・・・・。」

『恐怖』・・・つまり拙者が恐怖という物を集めるもので・・・この自称・狐の一部ということでござるか?

「『恐怖』、お前を使うことを考えたとき、少しひらめいたことがあった。感情を集めるのにもアイデンティティーが必要だ。これまでは私の尾をただ分裂させて今まで食った者の魂に適当に結び付けていたがお前には幼かった私を別次元で育ててくれた恩人「福部靖虎」の魂を使ってみようと思ったのだ。あの人ならば・・・・もしかしたら恐怖を集めきれるかもしれないと思ってな・・・・。死喰い虎と恐れられていたあの人のアイデンティティを持っているのだから・・・・とな。」

・・・・。

「おい、ジジイ。お前の人形が休みならまた俺が出がいいか?」

ん?誰でござろうか?

「貴様が『恐怖』か。俺は『うずまきナルト』。本家本物だ。このジジイと契約があってな。このジジイが出て行きたいって言うから出て行くまで体貸してるんだよ。最もお前とかが寝ている間に動き回っているけどな。ハハハ」

なるほど。最近目覚めると知らない場所にいるのはこやつの為か。

「そういうことだ。しかし、お前は長持ちしてるな。今まで致命傷受けたら即交代だったんだが・・・。お前はチャクラ使えない設定なハズなのにコレほどまで長く持つとは正直思わなかったよ。」

設定?それで、何度教科書をよんでもチャクラが練れないはずでござるな。それならそうと前もって言っておいてほしかったでござる。

「ハハハ、お前面白いよ。ふつう、こういう会話すると自分が何者かに執着するのが相場だったんだけどね・・・。気に入ったよ。おい、ジジイ。動でもいいけど。どうするんだ?外の世界じゃ、この体確実に致命傷受けるぜ?俺が出るか?」


「いや、『恐怖』に出て貰う。」

「おいおい、『恐怖』は確かに今まで中々やってきたけど。コレはやばいって。死ぬって。俺が出れば、『恐怖』は死なない。眉無しと女面は9割殺し、で恐怖の感情が+2人分だぜ?」

「・・・・確かにいい条件だが・・・・。ここは『恐怖』自身に決めてもらおう。」










さ~て来ました。選択のお時間で~~~~~~~~~す。

今回は3つの選択肢から一つを選んでくれ!!◎は選ぶなよ!!遊びだからな!!

受付はSS感想掲示板だ!!


①靖虎、もとい『恐怖』がでる。

作者「ここのカッコ爛なしでもいいですか?」

②ナルトに出て貰う。

作者「マジで無しでいいですか?」

③もう少し相談の時間をもらう。

作者「いいですよね?」

◎何故か松平健がでる。










・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・あとがき:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・

書いていて自分でよくわからなくなってきました。

次回かその次で波の国終わりたいなぁ

てか、サスケがやられたシーン書きたかったなぁ。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第十一話~
Name: 軟智
Date: 2005/03/13 02:13
①が選択されました。

「コレはやばいって。死ぬって。俺が出れば、『恐怖』は死なない。眉無しと女面は9割殺し、で恐怖の感情が+2人分だぜ?」

「・・・・確かにいい条件だが・・・・。ここは『恐怖』自身に決めてもらおう。」

拙者が決める・・・。

「そうだ。さぁ、『恐怖』・・・。お前はどうする。このナルトに出てもらうか?それともお前自身に出がでるか?もはや時間的猶予はほとんど無い。この世界は我々の思考速度で進んでいる。あのザブザの斬撃の速度を計算に入れるとお前が出るなら余裕はもう一分も無いかもしれない。どうするのだ?」


・・・・・・・・・・拙者が出る。今は拙者が「うずまきナルト」でござる。例え死ぬことになろうとも、そこにいる自らの肉体を他人に貸し与えるような輩に助けを請うなど拙者にはできないでござる。

「・・・お前ならそういうだろうと思ったぞ。さあ、行ってくるのだ。そして恐怖を、我が力を取り戻して来い。」

「ふん・・・。どうなってもしらねぇからな・・・。まぁせいぜいガンバリな」

眼前のふたりがそういうと拙者の視界は再び暗い闇が広がったのでござった。














「ふん・・・・ジジイも狐(ヒト)が悪いな・・・いやその一部か・・・・。あいつが『恐怖』だと偽るとはな・・・・。」

「そういうな・・・。コレも本体が復活するために必要なことだろう・・・『憤怒』よ・・・。」

「まぁ、そういうことにしといてやるか・・・『呪怨』のジジイ・・・」













次に拙者の目の前に広がった光景は先ほどのカカシ殿が倒れた直後の光景でござった。
・・・戻った。という思考が泡のように浮かび、消えたのを直後、拙者の理性を闘争本能が凍らせ、研ぎ上げていった。
そう、かつて『死喰い虎』と呼ばれた頃のように・・・。


既にザブザの斬馬刀は拙者のすぐそばまできていたでござった。さきほど『本物のナルト』達にはああいったが、実の所勝算はほとんど無かったでござる。
現に彼らから拙者が「ちゃくら」を使えないことを聞いていたでござるし、拙者・・・というより拙者の中の『福部靖虎』の記憶にある忍術などは前もって仕掛けを凝らせておく物だが現時点では仕掛けが無い。『靖虎』は戦闘技術も優れていたがこの身体はそこまでの技術を覚えていない。

あるのは、『靖虎』の記憶の中の武術動作、戦闘洞察、そしてこの身体の身体能力のみ。

そう考えている間に斬馬刀は眼前に迫っていたでござる。

とっさに姿勢を低くし避けると同時にザブザの懐に入り込み。今まで内に秘めていた殺気を大気中に発散させる。

『死喰い虎』の最骨頂でござった。敵の懐そばで拙者の殺気を相手にもろに叩き込むことで相手の動きを数割秒止めることができるのでござる。

ザブザの場合大きい斬馬刀の振りは大きくなってしまうためさらに数秒の隙ができる。
拙者の、『靖虎』の世界の忍戦闘法は相手の隙を突くのが基本。
武士のような艶やかさは無いが敵を殺すことに長けた技術の一つでござる。特に拙者は無生法忍でござったから。隙を作る技術だけは自信があったでござる。

隙ができたザブザの胸を目掛けとっさに取り出していた毒クナイを打ち込んだ。

クナイの刺さったザブザの左胸からはわずかに血が滴り落ちたが、ザブザは痛みを感じないように口元を、そして顔全体を子供のような純粋で、そして妖魔のような禍禍しい笑みを浮かべ、天高く飛んだでござる。

拙者はコレで少なくともザブザは死んだと思っていたでござったから、その一瞬の出来事にあっけに取られていたため、背後に一枚の氷鏡が作られていることに気がつかなかったでござった。

拙者が思考を回復させた直後、目の前にある氷鏡に白が入っていたことに気がついた。
遠巻きに見ていたアヤツの術は氷鏡から氷鏡へ超高速で移動する術、そして移動中に放つ物理的手段による攻撃。
つまりヤツが拙者(敵)の眼前の氷鏡に入ったのなら・・・・。

そう考えると拙者は即座に横に飛んだでござったが、既に遅かったようで右腕をズタボロにされていた。


失敗したでござる。そう考え移動しようとした瞬間、右足が地面と共に氷着いて動かないことに気がついたでござった。・・・どうやらあの術は、移動の中でできる攻撃は物理的手段以外の忍術も可能のようで、右腕を切り刻むついでに拙者の足を氷つけていたようでござる。

完全にやられた。ザブザさえ倒せば何とかなる・・・。そう考えていたことが仇となった用でござった。

そうこう考えているうちに白がさらに追撃を仕掛けようとしているのが見えたでござった。
死を目前に迫りながら我ながら冷静だと思いわずかに苦笑すると白の後でザブザが血を吐いて倒れているのが見えた。

あの毒は遅効性のものであったし、クナイを抜いてはいなかったから大量出血も無かったため時間がかかったのでござろう。

どうやらザブザを殺すことはできたようでござる。しかし、拙者の考えが甘かったようでござる。攻撃力は確かにあるが機動力に欠くザブザよりも攻撃力は欠くが機動力が並々ならない白の方が強敵でござったことに気がつかなかったのだから。

風景がゆっくり進む。
まるで時の流れが遅くなったかのように。

コレが死を前にした人間の視界なのでござろう。

『靖虎』として、そしてこの『うずまきナルト』に入った妖魔の一部『恐怖』として二度も同じ顔に殺されると考えると、わずかに笑みをうがべられた。

悔いは無いでござる。
この世界には未練が無いでござるし・・・。

向こうへ行けばお七にもう一度会えるような気がして少し・・・嬉しかったでござる・・・。

ほら、右足を軸に反転しろ。

どこかから声がしてとっさにその声に従うと白は既に拙者の後方の氷鏡に移っていたござった。

どうやた避けきれたようでござった。

さっさと付竹(※)に火をつけて右足の氷を溶かせ

再びした声に従い拙者は腰に結び付けた付竹を擦り火を起こすと同時に右足にかざし氷を溶かし始めたでござった。

しかし白も解けるのを待つなんてことはなく、拙者が火をかざす頃には第三撃目を発動していた。

拙者は右腕の感覚が無いため平衡感覚がつかめずよろめきながら、左手に持った付竹を右足に当てながら白の動きを見ていたでござるが・・・。ようやくわかってきたでござる。

あいつ、白のあの技は、点ではなく線として捉える物。何度も氷鏡が出切ては壊れ、壊れては出来ているが、移動中は別の方向へ曲がることが出来ないようでござる。
つまりどういう方向に進むかがわかれば、避けることは・・・容易に近いってことでござる。

そうそう考えると、直後に飛んできた白を寸前で避け、氷を溶かしつづけたでござった。










十数回避けるとどうにか右足の氷も溶けきれたでござった。
白がサスケ殿と戦っていたときに幾枚もの氷鏡を作っていたおかげか、ザブザが死んだためか霧が晴れていたことは幸運でござった。無事に火がつき氷が溶けきるまで盛ってくれたのだから。

右足の感覚が薄いが何とか動かすことが出来たため、拙者は左手に忍小太刀を持つと飛んでくる白にむかい斬りつけたでござる。


僅かに血しぶきが飛ぶと白は軌道がずれたらしく地面に落ちたでござった。どうやら右腕と腹をきることが出来たようでござった。

「く・・・、やりますね。しかし、ザブザさんが殺された今、僕はキミを・・・・、殺さなければ気がすまない!!」


そう叫ぶと白は拙者の太刀によって大きな傷ができた右腕を拙者に向けると、流れる血液が凍りつき、まるで刃のようになったでござった。

血液の刃が出来た直後、白は拙者に向かって進む。拙者に向かって進む間もふさがっていない腹の傷から致命傷とも思えるほどの血が流れていたがアヤツはものともせず進んで来たでござった。


先ほどまでとは比べ物にならないほど遅い速度で進む白がようやく拙者のそばに着き、血の刃を拙者につきたてようとした直後、崩れるように地面に沈んだでござった。


白は、死んだ。
この少年が幸せだったかわからないが、そうであってほしいと場違いに思ったでござる。


拙者は、白が死んだことを確認すると重たい右半身を引きずりながらカカシ殿のそばに向かったでござる。

カカシ殿に触れると、自発呼吸をしていることに気がついたでござる。身体の傷は広いがそこまで深くないようでござった。とっさに避けたのでござろうが、気を失っては元も子もないでござるな。

そう考えたあと、サクラ殿とタズナ殿を呼び、カカシ殿の応急手当をしてもらい、サスケ殿のいた方向へ向かったでござる。

サスケ殿はどうやら千本で体中をさされたようでござった。大量に刺されて入るが、さほど出血は無い。その上急所に刺さっている所が無いことからどうやら仮死状態、または気絶しているだけのようでござった。そう確信すると再び二人を呼び、拙者の傷ごと手当てをしてもらったでござる。



しばらくして、カカシ殿とサスケ殿が気がつくと戦闘が終わったことを話したでござる。

さらに少し休んだ所で、白とザブザの死体を埋めるたところで、背後から気配がした。

拙者らが振り向くとそこには・・・・・・・










あ~ここで選択の時間です。

今回も三つの選択肢から選んでくださいな☆

◎は選ばないこと。投票はSS感想掲示板にてってことで。


①行方不明のガトーがあらわれた。しかしガトーは驚き戸惑っているようだ。

サスケ「ふん、ドラクエネタか」

カカシ「ま、作者ゲーマーだからね」

②イナリ、おっさんA、おっさんB・・・・・・おっさんZが現れた。おっさんBは息が臭そうだ。

サスケ「しつこいな・・・・」

カカシ「ま、ここのネタがよっぽどないんでしょ」

③木の葉の忍びが数人立っている。何故か勃っているやつもいた。

サスケ「・・・・・今度は下ネタか・・・」

カカシ「・・・・・ま、ゆ、許してやるしかないでしょ。」


◎誰もいなかった。というか、いつの間にかカカシ達もいなかった。

靖虎(?)「おいてきぼりかい!!」










'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.後書き'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.

時間がかかったなぁ・・・・・・・。

てか、ようやく次回で終わるよ・・・・・。


ながかったなぁ・・・・・。

ってことで次回も宜しくお願いします。



※付竹・・・竹の先に硫黄を塗り火付きをよくしたもの。即座に火を創れるため『現実の』忍には物凄く重宝された。




[618] 拙者、うずまきナルトと申す。~第十二話~
Name: 軟智
Date: 2005/03/16 17:16
②が選択されました。

白とザブザの死体を埋めたところで、背後から気配がした。

拙者らが振り向くとそこにはイナリと中年の男達が立っていたでござる。







「じいちゃん。ナルト兄ちゃん。」

イナリ殿が拙者らに声をかけたきたでござる。明るい調子で、先ほど別れたときとは全く違う年相応の子供らしい表情でござる。

うむ、やはり子供はこんな表情のほうが良いでござるな。

「おお、イナリか、どうしたんじゃ?」

「えっと、みんなに話したんだ。橋を創ろうって。」

「すまない、タズナ。俺達はどうかしていた。このお前や忍者の少年たちや、イズナさん、そしてイナリだって戦っているのに俺達、大の大人がこんな腰抜けじゃ、国は何時までたっても豊かにならないからな。皆で戦えば、きっとガトーにも勝てる。なぁ、皆!!」

一人の中年の男がそういうと彼の後ろに居た他の者達全員が頷いたようで、拙者、何故か目頭が熱くなったでござる。
ふと横を見るとタズナ殿も涙を流しているようでござった。














≪数日後≫

「おかげで橋は無事完成したが・・・超さみしくなるのう。」

橋が完成したため、拙者らの任務も終わったでござる。よってコレから木の葉の里に帰るのでござる。

「お世話になりました。」

「しかし、ガトーたちはあれから一回も妨害に来なかったのう、というより、ガトーが行方不明らしいのう。」

そうなのでござる。確かに拙者らが「がとーかんぱにー」に行ったときにはあそこはほぼ壊滅していたのでござるが、「がとー」はどこにもいなかったのでござる。

何故かわからないでござるが、行方不明になったようで、ザブザと白が攻めてきて以来一回も妨害が無かったのでござる。

「では、そろそろお暇させていただきますか」

「おう、超世話になったのう、また来てくださいよ。」

「ええ、では」


そうカカシ殿が挨拶すると拙者らは木の葉の里に向かって足を進めたでござる。


















―――――――しかし、お前の人選、結構あたりだったんじゃないか?

―――――――わしを誰だと思っておる。九情様の最初の尾、『呪怨』だぞ。

―――――――もしかしたらあいつ一人で封印を破壊するだけの力を集めてくれるんじゃないか?

―――――――そうだといいな、『憤怒』よ。ところで、うずまきナルトはどうなったのだ?

―――――――相変わらず封印の中でもがいているぜ。かわいそうになぁ。

―――――――ふ、お前にそのような感情があったとはな。意外じゃ。

―――――――ふん。それで、あの、靖虎だっけ?が死んだ後のヤツは決めたか?

―――――――うむ、今度こそ『本物の恐怖』を出すつもりじゃ。

―――――――あのガトーとか言うオッサンの魂を使うんだろ?

―――――――負の感情には汚れた魂が一番じゃろう?

―――――――ああ、そうだな。あの靖虎の魂は俺が見た中でもかなり綺麗だったからな。

―――――――そうじゃ。だからわしはあやつの魂を『勇気』に入れたんだからの。







拙者うずまきナルトと申す。第一部。
             作者的に一杯一杯編 完。















!?-^[@:]/_+*}【後書き】(`|=~"#$%&'()=~|=,.


とりあいず。第一部完ということで。

第二部は書くかどうか・・・・微妙な所です。

実際、もうすぐガッコも始まりますし。バイトが週6~7日ですから、書いている時間が・・・・。

実際、結構選択式だとストーリー展開を考えるのが大変ですし。

一番最初立てたプロットだと靖虎は実は記憶がごちゃ混ぜになった九尾で、九尾は死者の魂の集合体で、中には初代、二代目火影やらナルトに封印されるまでに死んだ方々の魂魄が含まれていたはずでした。

つまり、良くわからんが木遁忍術や螺旋丸、その他、多くの忍術が使える予定でした。
まぁ、そうなると、主人公が無駄に最強すぎて話がつまらなくなるのですが(笑)

今後は、短編を書きながら、時たま第二部を書いて行こうかななんて思っています。もちろん「拙者・・・・」は多数決選択式ですA^_^;)

今まで応援してくださった方、選択に参加してくださった方、適当に読み流してくださった方。最後に管理人の舞様、ありがとうございました。

不肖・軟智(この場合、不詳でもいい気がしますな(笑))の次回作に御期待ください。




03.16.05      
軟智



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