■外伝・カガチの一日
※ちょっとイロイロきっつい描写とかあるんでR-15くらいにしときます、ご注意ください。
爽やかな朝、まず私の一日はご主人さまであるエンハンスト様の寝顔を存分に視姦することから始まる。
時には寝ている主様のお顔を嘗め回し、舌先でごエンハンスト様のお顔の味をたっぷり舐り上げるように味わうこともある。
主様の肌は美味しい、使い魔として精神的、肉体的、両方面で癒される。
睡眠が深いときなどは全身を舐めまわすことができる、私にとっては最大級のご褒美だ。
ただしこういったチャンスが巡ってくるのは一年に数回程度なのでその機会を逃さないためにも毎日の積み重ねが大切だ。
ただ、この時気をつけなくてはいけないことは決して起こしてはならないということ。
使い魔たる私が主の睡眠を妨げることなど決してあってはいけないことなのですから。
ご主人様が目覚める頃、私は何事もなかったかのようにご挨拶をする。
エンハンスト様は寝起きが良いので寝ぼけることなどまずない、すぐに挨拶を返してくれる。
色気のある良い声だ、子宮に響く。
基本的に食事はすべて私が用意している。
はじめの頃に出したネズミやカブトムシなどはあまり好評じゃなかったが、人間の食生活にあわせて料理とやらを作るようになってからはそれなりに食べてくれるようになった。
ちなみに私はずっとネズミ(月)、生卵(火)、昆虫(水)、鳥(木)、猫(金)、犬(土)、蛙(日)のローテーションだ。
とくにカブトムシの幼虫は美味しい、クリーミーで甘くて、プチプチした食感がたまらない。
■
基本的にエンハンスト様の仕事場は不定期で変わる。
さまざまな部署に派遣され、そこである程度の仕事を覚え、すぐ別の部署に飛んでいく。
主様の凄いところはその作業をなんの苦もなくこなしてしまうことだ。
常人ならば数年かかるような仕事内容も主様ならばほんの一刻もあればマスターしてしまう。
まさに天才的、使い魔としてこれほど誇らしいことはない。
ただ、ときどきそういった主様の才能を妬んで裏で主様の足を引っ張り陥れようとする不届きな輩も少なくない。
お心優しいエンハンスト様はそういった輩を無視するようにしているご様子だったが、私は使い魔といて見過ごすわけにはいかない。
主様のお心を悩ませぬよう、目の届かぬところでそういった輩には消えてもらうことにしている、私の胃袋の中に。
邪魔者の排除もできて、私の胃も魔力も満たされる、そうして主様の役にも立てる。
まさに一石三鳥の方法である。
主様は知らないだろうが、もし知ってもきっとお喜びいただけることだろう。
■
主様の仕事は危険な現場にもある。
時には単独で数千人の犯罪者の潜むアジトへと突入し、制圧することを任務とすることも珍しくない。
私は使い魔として主様を守るだけでなく、積極的にお手伝いをしていきたいとも考えている。
真の優秀な使い魔とはそうあるべきだと思うからだ。
だからエンハンスト様の障害となるような犯罪者は徹底的に効率よく潰すことにしている。
容赦なく、躊躇なく、完全に、殲滅する。
とある現場では主様に頼み込み私単独でアジトへと突入したことがある。
楽しかった、普段は主様に止められているが、弱者を嬲り殺すことほど楽しいことはない。
命乞いをする男をちょっとづつ食い殺していくのは、堪らない、踊り食いの醍醐味ともいえる。
蛇に戻り犯罪者の腹に潜って内部から食い荒らし、断末魔の絶叫を上げながら床を転がりまわる振動が好きだ。
わざと死なない程度に痛めつけて、助けを呼ばせ、やってきた仲間を目の前で皆殺しにしてやった時の絶望した表情はあまりにも滑稽だった。
仲間を殺せば助けてやる、といったとき必死になって隣の人間同士で殺しあう姿は心がおどった。
父を助けてくださいと懇願し、私に犯された後に食い殺された犯罪者の娘には感動すら覚えた、もちろん父親も私の胃に納まった。
ボスの息子を人質にとって、おまえが死ねば息子は助けてやると言ってやったときのボスの悔しそうな苦悩の表情は絶頂すら覚える、もちろん後で二人はしっかり殺して食べた。
弱者を蹂躙するのは強者にとっては当たり前の権利であり義務なのだ。
そして本能のままに力を行使することこそ至上の快楽だと思う。
人間の言葉にもあるではないか『弱肉強食』と、あれは良い言葉だ、もっと広めよう。
お腹も魔力も充実し、気分も上々、私の突入を許してくれた主様にはいくら感謝しても足りないくらいだ。
今度、またお頼みしてみよう、きっと許してくださるはずだ。
■
エンハンストさまの仕事を手伝う以外での私のやることも多い。
主様にはご家族がいる、詳しくは知らないが血の繋がらない兄様と妹様がいる。
ことのほか家族仲は良好なようで、主様は暇さえあれば家族に会いに行く。
勿論私もついていく、はじめの頃は長女様には怖がられたがいまではそれなりに仲良くなったと思う。
主様のご家族と良好な関係を築くのも使い魔たる私の役目。
「ウーノ様ぁ、そういえば最近はジェイル様とのご関係は進みましたかぁ?」
「ぅっ……ま、まだ、なにも……ススンデマセン……」
「アラアラ、残念ねぇ、早くしないと誰かに取られてしまうかも知れませんわよぉ?」
「えぇっ!!? 私以外にドクター狙ってる奇特な人なんているんですか!?」
「さぁ、どうかしらねぇ、うふふふふ……♪」
「ちょ、教えてくださいよ、だ、誰なんですか!? カガチ様!? ま、まさかドゥーエ!? 大穴でクアットロ!?」
妹様の恋の相談に乗ったりもしますし。
「う~ん、もうちょっと実践的な訓練が必要かしらねぇ、なんだか模範的すぎて簡単に見切れてしまいますわぁ」
「……でも、相手がチンクしかいない」
「そうよねぇ、簡単に外に出られないのがネックなのよねぇ、私もあんまりお相手して上げられませんしぃ……」
「……………(`Д´)」
「アラアラ、そんなお顔しないでください、今度主様に相手していだけるよう頼んでおきますわぁ」
「……………(゚∀゚)」
「アラ、急に良いお顔になりましたわぁ、わかりやすい子ねぇ♪」
運動不足でストレスがたまっている妹様の相手をしてさしあげたり。
「チンク様ぁ、今月分のブツですわぁ」
「カガチ殿! 毎度毎度ありがとうっ! これで今月も私は戦える!!」
「今回はちょっとサービスして主様のシャワー後のセクシーショットも入っておりますわぁ♪」
「な、なんだと!? そ、それはいいのか? 私の好きにしても良いのだろうか!? 多分いろいろすごいことになってしまうぞ!?」
「もちろんかまいませんわぁ、他ならぬチンク様ですもの、主様だって喜んでくれるはずですわぁ♪」
「そ、そうなのか、兄上も喜んでくれるのか! じゃあ遠慮は要らないな、ありがとうカガチ殿、また来月も頼みます!」
「はぁい、了解しましたわぁ」
主様を慕う妹様に幸せをお裾分けしたり。
「あぁ! カガチお姉さま、お待ちしていました!」
「大姉様! 卑しい私たちを可愛がってください!」
「アラアラ、ずいぶん気の早い子達ねぇ、これは虐め甲斐がありそうねぇ♪」
「え!? カ、カガチお姉さま、一体そんな枝分かれした棒で何をする気なんですか!?」
「大丈夫よぉ、女は度胸、何でも試してみるものですわぁ♪」
「ああ、そんなダブルだなんて! 悔しい、でも感じちゃ(ry」
「あ、そ~れぇ♪ ずぷっとな」
「「アッー!」」
可愛い妹分を存分に相手したり。
それはそれは沢山の仕事があるのです。
でもこれもすべて愛すべき主様のため、決して手抜きなどできないお仕事です。
エンハンスト様、カガチは貴方様のために頑張っています! おりゃっ!
「「アッー!」」
■
エンハンスト様には婚約者であるカリム様がいます。
幼い頃に決められた婚約者という話ですが、お二人の仲はすこぶる良好なようです。
ほぼ毎日のように届く婚約者様からのメールや映像通信を主様はしっかりチェックして、きちんと返信を返します。
連日の忙しい日々でもそれは変わりなく、なにか鬼気迫る迫力すら感じます。
私の目から見ても主様は婚約者様を大切にしていることがわかります。
それに主様が何よりも大切にしている花壇の花を毎月贈るくらいですから、そのご寵愛ぶりも伺えるというもの。
なんせ主様が花壇の花を贈る相手はご家族か、婚約者様だけなのですから。
ある意味で雌としては羨ましい限りですが、使い魔としてはお二人の仲を応援しなければなりません。
ただ唯一気に入らないのは婚約者様の護衛を自称するあの筋肉女です、奴は過去に主様に暴力を振るった前科があります。
正直、それだけでも極刑に値する許しがたい重罪ですが、奴は今でも主様に敵意を持っています。
私も何度か秘密裏に処分してしまおうと襲撃したのですが、ことごとく失敗に終わってしまいました、情けない限りです。
馬鹿なくせに妙に生存スキルが発達していてどうしても殺せないのです。
……でもいつか隙を見つけて必ず殺します、絶対殺します。
さて、話がちょっとずれましたが、主様が婚約者様とのデートに出かけられる日は必ず精力がつく食べ物をこれでもかと食べさせます。
あとバレないようにシルデナフィル(バ○アグラ)も十錠ほど砕いて料理に混ぜておくようにしています。
これほど精力をつけてさしあげれば必ずや二人の仲は上手くいくはず。
多分、今夜は交尾で腰がいたくなるほど頑張ってくることでしょう。
頑張ってくださいエンハンスト様!
そしてできれば私にもおこぼれでいいのでお情けください、そろそろ卵が生みたいので。
さてと、とりあえず主様が帰ってきた時に備えて、主様のベッドで寝ておきましょうか。
もちろん全裸で、あ、でもきわどい下着をしていたほうが効果的でしょうか?
うーん、悩むところです。
とりあえず黒のスケスケレースで責めてみましょうか。
よしっ、準備万端です、主様、カガチはいつでもオッケーですよ!
PS この日、エンハンストは嫌な予感がしたので帰宅せず人知れず仕事場の机で寝ました。
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おまけ1
※完全にネタです、前回の感想読んでて思いつきました、見ても後悔しないでください。
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☆ヴィヴィオの聖骸布が燃えちゃったよ!!
r、ノVV^ー八
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スカリエッティ→ |.::::::::::::::::::::::: | ニ= ス そ -=
|:r¬‐--─勹:::::| ニ= カ れ =ニ
キリッ |:} __ 、._ `}f'〉n_ =- な. で -=
、、 l | /, , ,ヘ}´`'`` `´` |ノ:::|.| ヽ ニ .ら. も ニ
.ヽ ´´, ,ゝ|、 、, l|ヽ:ヽヽ } ´r : ヽ`
.ヽ し き ス ニ. /|{/ :ヽ -=- ./| |.|:::::| | | ´/小ヽ`
= て っ カ =ニ /:.:.::ヽ、 \二/ :| |.|:::::| | /
ニ く. と な -= ヽ、:.:::::::ヽ、._、 _,ノ/.:::::| | /|
= れ.何 ら -= ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニ る と =ニ | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/, : か ヽ、 | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::| '゙, .\
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ヾゝ:::::::::::::::::{ | 間 .わ だ |
スカリエッティ→ ヽ::r----―‐;:::::| | じ て |
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L|` "' ' " ´bノ | な よ |
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とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l |< 天 ヾ,-、_: : : .ヽ
と二ヽ` ヽ、_::{:! l l ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ
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ヾヽ'::::::::::::::'', / あ .あ ま ヽ
ヾゝ::::::::::::::::{ | あ .わ だ |
スカリエッティ(笑)→ ヽ::r----―‐;:::::| | わ あ |
ィ:f_、 、_,..,ヽrリ .| あ わ |
L|` "' ' " ´bノ | わ わ |
', 、,.. ,イ ヽ わ わ /
_ト, ‐;:- / トr-、_ \ て /
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〃/ '" !:! |:| :、 . .: 〃 i // ` ヽヾ
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とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l |<; 天 ヾ,-、_: : : .ヽ
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ドクター、ドゥーエが二日酔いで死んでます!
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正直スマンかった、今後は自重する。
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おまけ2
※感想板にてSB点様が書いてくださったカガチの少佐演説パロです、すごく面白かったので本人承諾を得て掲載させていただきます。
エンハンスト様、私は食事が好きです。
エンハンスト様、私は食事が好きです。エンハンスト様、私は食事が大好きです。
ネズミが好きだ、生卵が好きだ、昆虫が好きだ、鳥が好きだ、猫が好きだ、犬が好きだ、蛙が好きだ。
平原で街道で塹壕で草原で凍土で砂漠で海上で空中で泥中で湿原で、この地上で行われるありとあらゆる食事闘争が大好きだ。
ネズミをいたぶってすすり食うのが好きだ。
空中高く放り上げた生卵を丸飲みするときなど心がおどる。
カブトムシをプチプチすりつぶすのが好きだ。クリーミーで甘くてプチプチした食感がたまらない。
鳥の羽をむしり取って食うのが好きだ。
羽をむしられ飛べなくなった鳥を見たときなど感動すら覚える。
子猫をレンジに入れる時などはもうたまらない。
泣き叫ぶ猫達が私の前にあるスイッチで電子音と共にこんがり焼かれるのも最高だ。
哀れな犬畜生が必死に歯向かうのを力任せに粉砕して食した時など絶頂すら覚える。
一般人が犯罪者に滅茶苦茶にされるのが好きだ。
守る人達が蹂躙され、罪を犯した人達を潰し、助けに来た仲間を目の前で皆殺しにし潰された連中の絶望した表情はあまりにも滑稽だ。
私が単独でアジトへと突入して物量で襲われるのが好きだ。
来る敵を食いながらボスの所まで行き、ボスの息子を人質にとって、おまえが死ねば息子は助けてやると言ってやったときなどボスは屈辱の極みだろう。
そしてそんな苦悩の表情に私は絶頂すら覚える。
エンハンスト様、私は食事を。地獄の様な食事を望んでいます。
エンハンスト様、愛すべき主様のため、決して手抜きなどできないのです。
更なる食事を、情け容赦のない大食の様な食事を。
弱肉強食の限りを尽くし三千世界の鴉を食い殺す嵐の様な食事を。
食欲(クリーク)!!性欲(クリーク)!!本能(クリーク)!!
つまり食事闘争(クリーク)です。
私は満身の力をこめて今まさに食い殺さんとする大顎。
エンハンスト様の才能を妬み裏でエンハンスト様の足を引っ張り陥れようとする不届きな輩を食うだけではもはや足りない!!
食事闘争を!!一心不乱の食事闘争を!!
エンハンスト様の使い魔は私一人のみ。
だがエンハンスト様には血の繋がらない兄様と妹様に婚約者様がいる。
ならば私は全戦力を持って敵を食い尽くそう。
エンハンスト様を傷つけた婚約者様の護衛を自称するあの筋肉女を食い尽くそう。
髪の毛をつかんで引きずり下ろし眼を開けさせ思い出させよう。
あの筋肉女に恐怖の味を思い出させてやる。
犯罪者達に私の舌の音を思い出させてやる。
馬鹿なくせに妙に生存スキルを持っていようが隙を見つけて必ず食い殺してやる。
さあ行きますよエンハンスト様。
そしてできれば婚約者様の後にでもおこぼれでいいのでお情けください、そろそろ卵が生みたいのです。
これは良い才能wwwなんというかこういった形で応援されるとすごく元気が出ます。
SB点様ありがとうございました!!
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