「なんだよこれ……」
アキトは混乱していた。死んだはずの父親から手紙が届いたからである。
『アキトへ
こんな手紙が届いて驚いてるだろう?郵便局に父さんの友人がいてな、預かってもらったのだ。
さて、お前がこの手紙を読んでるということは、私と母さんはこの世にいないのだろう。
おそらく、事故か何かで死んだんだろうな私たちは………だがそれは事実ではない。
なぜなら私たちは殺されたからだ。お前にとって驚く事ばかりだがその詳細をこの手紙に書く。 』
「殺された……」
『私が学者なのは知ってるな。実はネルガルである研究をしていた。
ボソンジャンプと呼ばれる研究だ。分かりやすく言えば空間転移。詳しい事はもう一枚の手紙に書いておく。
私はこの研究を全世界に公表しようと思っている。だが、ネルガルの役員連中はそれが気に入らないらしい。
つい先日も遠まわしに「やめろ」と言われたよ。あいつらは自分の利益にしたいんだろうな……。
ネルガルは裏で色々とやってる会社だ。このままだと私も母さんも暗殺されるだろう。
………いや、されてるのか。お前がこの手紙を読んでるのだからな。 』
「………」
『本当に残念な結果になってしまったがお前に私の研究をわたす。
それをどうするかはお前しだいだ。公表するなり、企業に売るなり好きにしろ。
ただし、ネルガルに売るときは気をつけろ!父さんの二の舞にはなるなよ!!
最後に15歳の誕生日おめでとう。お前には苦労かけてばかりだ。元気で暮らせ。
父より 』
「なんなんだよこれーーー!!」
アキトにとってショックが大きかった。手紙には両親の死の真相が書かれてあったのだ。青天の霹靂だろう。
「俺に研究を?どうしろってんだよ……」
あとがき(いいわけ)
Q.これはなんですか?
A.ナデシコの二次小説です。
Q.ジャンルは?
A.再構成。
Q.『ナデシコ・パニック』は書かないのか?
A.電波ガコナイ……
Q.やる気はあるのか?
A.ある………ペースは遅いが……
Q.最後に言いたい事は?
A.感想……というかネタください。