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[43737] 誠司ちゃんの日常
Name: あああ◆4cd74e5d ID:a684ca11
Date: 2021/05/15 21:55
誠司ちゃんの日常。



[43737] 1.今日も元気に自衛官!
Name: あああ◆4cd74e5d ID:a684ca11
Date: 2021/05/15 23:22
信玄誠司!31歳!こんな年で恥ずかしいが、自分はアイドルをやっている!ところで、今日はある男に出会いに来た!

誠司「ウム!今日は久しぶりに…奴と戦いたい気分だ!奴くらいなら…軽く一捻りだろう。」

円城寺道流「ん?アンタは!?」

誠司「信玄誠司!31歳だ!!」

道流「ついに来たっスね!誠司さん!」

誠司「ああ…」ボキボキ…

道流「残念だが…負けて帰ってもらうっスよ!」

誠司「悪いな…道流…オレが勝つ。」

道流「そんなこと言ってられんのもいまの内っスよ!」

誠司「何!?それはっ!?」

道流「この早業が見えないんスか?アンタにゃ無理だろうな!ラーメンを瞬間的に回すことなんて!!」シャッシャッ

誠司「おのれ…だが…所詮はその程度だな」

道流「アンタにできることなぞ何もねえっス!!」

誠司「見せてやる…オレの技を!!」

道流「何だと!?」

誠司「見ろ!!オレは筋肉を操作できる!!それぞれの筋肉が独立して動いているだろう!!」ぐにんぐにん

道流「まるで生き物みたいっス…く…だが…それがどうしたんスか!?それで終わりっスか?」

誠司「いや…まだだ」

道流「何ッ!!あっしの筋肉が!?」ピクピク

誠司「ハハ…もちろんお前の筋肉だって操作可能だ」

道流「おのれ…絶対に許さねえっス…!信玄!!」

誠司「さあ道流。おとなしく敗北を認めるんだな」

道流「まだっス!!あっしはまだまだ終わらねえっス!!」ゴゴゴ

誠司「何ッ!?」

誠司「ラーメン屋が変形していくッ!?」

道流「ハッハッハ!!このラーメン屋はアンタを殺戮するためのフィールドになったっス!」

誠司「何だと!?うおっ!!」

誠司「危ないじゃないか…」グシャ

道流「何!?殺戮ラーメンマシンを一撃で仕留めただと!?」

誠司「伊達に筋肉を鍛えていないのでな」

道流「もう許さねぇっス!あれを使うっス!スイッチオン!」ポチ

誠司「!!バカな…!?」

道流「宇宙空間スペースギア…このアタックフィールドで貴様の全てを葬り去るっス!!」

スペースギア「オマエヲ…ケス!!」

スペースギア「オレハゼンフィールドヲシハイスルモノ…テイゾクナニンゲンゴトキカンタン二ム二カエシテヤル!!」

道流「ひゃはははは!!初めからアンタは愚かだったんスよ!!あっしに挑もうなんて!!」

誠司「ふん…そんなものこうだ」

道流「何!?!?」

誠司「な〜に〜をし〜あわ〜せって〜いう〜のか〜知りたい〜かい♪」どん!

スペースギア「グワ!!」

誠司「任務開っ始さ!教えてやるぜ!そ〜の手をつ〜なごう〜♪」バキッ

スペースギア「グワアア!!」

誠司「たまの〜休みにはど〜だい?みんな集まって〜ハンバーグ食べ〜よう〜♪」

スペースギア「ギャアアアアアアアア」

道流「ま…まさか…あっしが長年作りあげてきた世界征服マシンが…!!」

誠司「あっけなかったな…」

道流「誠司さん…あっしの負けっス…一体あっしの何がいけなかったんスかねぇ…」

誠司「お前はラーメンを極めているのだろう?」

道流「そうっスけど…」

誠司「ではなぜロボットの製作になどかまけている!お前がすることは!ラーメンへの探求では無いのか!?」

道流「!!」ガーン

道流「誠司さん…オレ…間違ってたっスよ…!」

誠司「いいさ…誰だって道を誤ることはある!こんどこそ!本当の道を歩めばいいさ!」

道流「誠司さん…すまねぇっス…あっしは…アンタを傷つけようとしたっス…」

誠司「しょうがない!男と男の戦いには傷が不可欠だからな!!」

誠司「では…正々堂々…最後は拳で決着をつけよう」

道流「え?いいんすか?でもそうするとオレ…勝っちゃうっスよ?」

誠司「いや…自分が勝つだろう」

道流「いやあっしが勝つって言ってんだろ!!いい加減にしろっス!!」

誠司「血の気が多くなってきたな…」

誠司「やるぞ…!道流!!どっちが最強の男か…決める時だ!」

道流「のぞむところっス!!」

バキドカ

1時間後

クリス「今日は魚介ラーメンが食べたい気分ですね…あの磯の香りがたまりません…」

クリス「ラーメン男道…ここは円城寺さんが勤めている店ですね。魚介ラーメンが無いか聞いてみましょう」

クリス「おや?もうすでに磯の匂いがしますね?」

ガラ

クリス「!!」

誠司「くッ…うう…」

道流「…」

クリス「お二人とも!大丈夫ですか!?」

誠司「おお…クリス…!」

誠司「自分はもういくが道流に伝えておいてくれ!勝ったのは自分だが、なかなかお前もやるじゃないか!とな!」

クリス「いえ…それは困ります」

誠司「!?」

クリス「私の海の話を聞いてほしいのです!」

誠司「いや…いい…」

クリス「聞きなさい!!」

クリス「ほら…あなたも!エレメントヒール!」パァ

道流「ん?ここどこっスか?」

クリス「あなた方に海の話をしたいのです。」

道流「う…海?別にそんなの聞きたくねぇっス!」

クリス「…」

道流「あっしは忙しいんスよ!シッシッ!」

誠司「すまないな…クリス…自分も…海には興味がない…」

クリス「海…」

道流「あっしはラーメンを極めにいくとしようっスかね〜」

誠司「ふっ…どうやら道流も負けを認めたようだな」

誠司「では自分はいくか」

クリス「未知なる海が呼んでいるよ〜!Shall we go to Undiscovered WORLD?〜♪」

誠司「か…体が!!引き寄せられてっ!?」

道流「うわっ!」

クリス「では…あなた方は海に興味がおありですね?」

誠司(くっ!!強制的に聞かされるのかっ!?」

道流「またクソ長ぇ海話がはじまるっス!!」

24時間後

クリス「海のとてつもない広さは時として私達を苦しめる!!なんて素晴らしい世界なのだろうと!!それらすべてを見られない悲しみ!!それはどの魚も抱えている苦しみでしょう…ですが…それが良いのですっ!!海には誰の目にも当たらぬ未知があるからこそッ!ロマンがあるのではないでしょうか!?広い広い海…未知なる可能性…私達はなんて小さな心だったのでしょうか…?しかし!海は!全てを等しく受け入れてくれるッ!!サンゴやワカメ!海底を彩る色彩の本流!私達はそのコントラストを美しく感じる…そしてそれは新たな好奇心へと繋がる!!その景色よりももっと素晴らしい景色に出会いたいと思う心!!私達の心は決して枯れないでしょう…この海が…存在する限り!!未知の存在といえばまさに深海でしょう…深海には……

誠司(くそっ!こんな話を聞いている場合では無い…!自分は一刻も早く早寝をしなければいけないというのにッ!)

誠司(眠い…眠いぞっ!!)

道流「ん…ムニャムニャ…もう終わったっスか?」

クリス「その後…アトランティスがどうなったかは……ん?」

クリス「あなた!?寝ていたのですか!?」

道流「ああ…眠かったからな…いやー…よく寝た…古論さんの声を聞いてると眠くなったっス…」

クリス「ああ…何ということでしょう…あなたは海に興味が無いのですね…残念です…しかし…いつでも海は待っています…あなたを…」

クリス「ああ…アアっ…」トボトボ

誠司「…」

道流「誠司さん」

誠司「なんだ?」

道流「おやすみっス」

誠司「ああ…」

こうして自分の一日は終わった訳だが…
やはり自分は道流と気があうようだ…
クリスは騒がしい奴だったな…
合わないように対策をしておくべきだろう…







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