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[42381] 【名作】 とりとめない話
Name: 天才であり美形◆b0141b79 ID:800963b1
Date: 2016/10/04 09:30





まずい。
腹の底から怪物の悲鳴のような音を聞きながらそう思った。
漏れる。漏れてしまう。道中、屁をしながらごまかしてきたがそれももう限界だ。
こんなときに限ってトイレは見つからないので、仕方なく地元の高校ですますことに決めたが間に合いそうにない。

いそいで校門をくぐると赤い服を着た男と青いタイツをまとった男がチャンバラを演じていた。
がんぎんがぎんと安っぽい音に失笑してしまう。油断していたのだろう。
後ろでおさげの女子がマヌケな顔をしながらこちらを見つめていたのだ。

「……!」

思わず吹き出しそうになるのを必死に堪える。しかし肛門のほうはどうしようもない。
ぶりゅっと音を聞いたとき私は自身の敗北を悟った。

「!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!」

大声を出せばいくらかはごまかせると思ったがそれは便の勢いを増す手助けをしただけだった。
おおっ!と悲鳴を聞いた。あふれ出た便はパンツ…いやズボンを引き裂きいっきに校庭を埋め尽くした。5秒とたたない間に私の目の前にいた3名は便に巻き込まれ姿を消してしまった。
まずい。私は懸命に彼らを探したが少女以外は見つからなかった。
その少女も耳と口に茶色い排出物を詰まらせ窒息死していた。おぞましい形相で涙を流しているところを見ると、さぞ苦しかったのだろう。

「可愛そうに…」

普段、無口な私も声に出てしまった。ひとまず死体を隠さなければ捕まってしまう。
万が一発見され捕まった時は正当防衛を主張しよう。たしか父の知合いに腕のいい弁護士がいたはずだ。
とりあえず今は捕まる危険性はないがあと一つ問題がある。
下半身が丸出しなのだ。女子の衣服をはぎ取り、何とかしようとしたがスカートとストッキングは汚いし、パンツはサイズが小さすぎて膝の上までは上がらなかった。

「しかし、綺麗な身体だ。」

全裸の死体は私の乏しい頭脳では表現できない美しさだった。
下半身が脈打つのを感じ、すぐさま彼女の性器に挿入した。幸い中はまだ暖かく、私はすぐに果てた。
どれだけ精を放出しただろうか?無駄なところに血が行かなくなったせいか私の五感はいつも以上に研ぎ澄まされ、校庭にまだ人がいることを教えてくれた。

用が無くなった肉便器を放り投げ駆けだすと、草の陰で少年が倒れていることに気づいた。
鼻を押さえて白目をむいているのを見る限り余りの臭さに失神してしまったのだろう。
借りるぞと小さく呟き彼の衣服をはぎ取る。正直、上着は必要なかったが下半身だけむき出しでは何だかバランスが悪いので全裸にしておいた。せめてもの礼儀だ。

しかし一晩で3人も人を殺してしまった。あの男二人の死体は発見できなかったが、恐らく死んでいる。呪われたりしないだろうか?霊感は強い方なので憑りつかれたりはしないだろうが怖い。ただでさえ不眠症なのにさらに悪化してしまう。
たしか、近所にお寺があったはずだ。今日はもう遅いので明日にでもお祓いをしてもらおう。
そう思うと心が軽くなり眠気がやってきた。今夜は良く寝れそうだ。







[42381] ふわふわオムレツ 6800円 税抜き
Name: 天才であり美形◆b0141b79 ID:800963b1
Date: 2016/10/06 14:22



最高の朝を迎えた。夢も見なかったし熟睡できたのだろう。
ボウルにコーンフレークを豪快に入れ、キンキンに冷えた牛乳を注ぎ込む。紙パックではなく、瓶であることがこだわりだ。
サクサクといつもより美味しい朝食を食べながら今日の予定を思い出す。
午前はお寺でお祓い、午後からバイトの面接だ。
あの二人から財布を回収しておいたのだが、二人とも学生だったので大した金額は持っていなかった。まぁ、昼はこれでうまいものでも食べよう。

ネットで確認したところ5000円からお祓いしてくれるらしい。なかなかの出費だが憑りつかれるよりはマシだろう。
上下黒のトレーナーに着替え、いくつか小物を持ってお寺に向かった。



徒歩5分ほどでお寺に着いた。この長い石段を登るのは久しぶりだ。
小学生のころ家族で花火をした以来だ。父と母がお墓でどんちゃん騒ぎをして怒られたのが懐かしい。今度、実家に酒でも持って帰るとしよう。

ちょうど石段の真ん中あたりだろうか?視線を感じ顔を上げると美形のお兄さんが立っていた。和服を着て刀を背負っている。恐らく侍だろう。まさかこんな昼間に幽霊に会うとは…
見たところ悪霊や怨霊のたぐいでは無さそうなので声を掛けて見ると、一瞬驚いた顔をすると嬉しそうに声を掛けてきた。

「お主、陰陽師のたぐいか?」

「いやただのプー太郎だよ。」

ククッとイケメン臭を漂わせる笑いをこぼすと侍は石段に座り、世間話でもどうだ?と聞いてきた。
電話で予約したわけでもないのでいいですよと答えた。お祓いは午前中に済ませれば問題ない。
他愛のない話をした。このお侍さんの名前は佐々木小次郎と言うそうだ。同じ苗字ですねと言うと嬉しそうに最近になって名を得たのだと答えた。彼は聞き上手なので私は自分のことをペラペラと話してしまった。うっかり昨日のことを話してしまったが、小次郎さんは笑っていたので良しとしよう。恐らく冗談とでも思ったのだろう。
楽しくはあったが時間が遅くなってきたのでまた今度にでも話そうと言うと、彼は優雅に頷いてくれた。生前はモテモテだったに違いない。


15分ほどでお祓いは終わった。客は私しかいなかったせいか早く済んだ。
久しぶりにおみくじも買うと大吉がでた。どうにも女運がいいらしい。
るんるんと軽い足取りでお寺をスキップすると素敵な出会いがあった。これまた美しい女性が洗濯ものを干していたのだ。
さっそく運がいいと思い、周り人がいないのを確認するとカッターを握りしめ彼女の背後に立ち、勢いよく喉を切り裂いた。
これで声は出せないはずだ。助けを呼ばれる心配もない。背負い投げの要領で勢いよく地面に叩き付ける。うっ!息のつまる声に満足しつつ私は彼女の服を引き裂いた。
最初は突然のことで茫然としてた女性は下着が脱がされそうになってようやく現状を理解できたのか必死に抵抗しだした。だがそれは私を興奮させるだけで何の役にも立たなかった。
しゃぶらせるときに邪魔なので前歯を丁寧にへし折ると彼女は涙を流しながらこちらを睨みつけた。そういえば名前を聞いていなかったな。
暴れるので中々挿入できなかったが一瞬の隙を突きねじ込むように肉棒をぶち込む。
んんー!と声にならない悲鳴が笑いを誘う。まるで安物AVのようだ。
前回の相手は死体だったが今回は生きてる女性だ。それもかなりの名器だったので私は入れた途端に射精した。
再び声にならない悲鳴と滑りが良くなったことに喜びつつ、リズムよく腰を動かす。汗の滴る肉体同志がぶつかり合い心地よい旋律を奏でた。
二度目の射精はすぐだった。だが息子は硬さを失うことはない。


辺りは薄暗くなってきた。バイトの面接のことを忘れ私は彼女を犯し続けた。
彼女の体は痣だらけだった。どうやら彼女はマゾらしく痛みを与えると締まりが良くなるのだ。あと耳がピクピクする。
殴っても反応が鈍くなってきたので、指で喉の傷をほじくる。また締まりがきつくなった。もう目に光は無い。もう声は出せないので何て言ってるかはわからないが誰かに謝罪をしているのだろうか?もしかしたら人妻なのかもしれない。
そう思うとさらに興奮してしまい、力加減を誤った。首を引きちぎってしまった。クルクルと生首が宙に舞う。それを見て私は18回目になる射精をしてしまった。
しかし子宮に注ぎ込まれるはずだった精は放物線を描き地面を白く汚したのだった。
何故かは知らないが彼女の体は消えてしまったのだ。当然、生首もない。
……………私は夢でも見てたのだろうか?しかしあたりに散らばった服の破片があの行為が現実であったことを告げていた。
何にせよ運がいい。死体を処分する必要が無くなった。そう言えば何時間も行為に及んでいたのだが誰一人として来るどころか近づきもしなかった。これが大吉か…

携帯がなったのでディスプレイを見ると今日、面接に行く予定のバイト先から電話が来ていた。さすがに無断でこなかったのは不味かったと思い電話に出ると予想外のことを聞かされた。
どうにも面接官が全員、事故に合ってしまったらしく面接所には誰も来なかったらしい。相手側は私がサボったことに気づいていないので、こちらが良ければぜひもう一度来てくれないだろうか?と聞いてきた。私は笑いを堪えながらOKをした。

余りの喜びに誰もいない石段を全速力で駆けおりた。







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