「はじめまして、僕はユーノ・スクライアです。 あなた達に、お知らせしたいことがあるんです。」
平行世界には、いろんな僕達がいる。
「うへぇ… ジュエルシードで凶暴化した犬ってあんなに強いのか… え?」
「戦闘機人なんて嫌いだ! なんだよあれ、ガジェットと一緒に来るなよ! AMFのせいでバインドすらできないじゃないk あ?」
「ヴィヴィオを見つけても民間の警備会社じゃ守りきれないとか… やっぱ管理kyぉ?」
「まさか、フェレット状態で寝ている時に樹に潰されるとは思ってもいなかった… お?」
「また死んだか… せっかくプレシアの傀儡兵を倒せるようになったっていうのに
リインフォース強すぎる。 せめて成長させた魔力もループしてくれればなぁ… へ?」
「うっはwww うwwwけwwwwるwwwwwwwwww はぁ?」
「フェイトは問答無用すぎるだろ…
こっちは話しかけただけだっていうのに…
そもそも、クロノ達アースラが来るのが遅すぎるんだtt… ん?」
「さすが猫、まさか首をコキャッとされるとは思わなかっ た?」
「はぁ… せめてユーノじゃなくてクロノとかっだったら良かったのに ぃ?」
「ガジェットを乗っ取るのは有りだな、今後はクラッキングの腕を磨くことに専念する か?」
「『アルティメットバスター』じゃ、フェイトは落とせても、ゆりかごには効かないか…
もっと強力な、『スーパーアルティメットバスター』を撃てる様にならないといけないのk あ?」
「俺もISが欲しい ぜ?」
「ベルカの騎士になっても、魔力量が少なくてAMFに対応できないとか、キツすぎるだr お?」
「先にアースラと合流する作戦は駄目だったか… なんだ?」
「やっぱ、どうにかしてはやてを助けないとストライカーズで味方がすくなすぎる ぅ?」
「歌って踊れるフェレットってすごく稼げるんだ… 今回はすぐデビューの方向でいこうか な?」
「飢え死にするとか… 地球のお金ってどうやれば得られるん だ?」
「ワロス… はぁ… ぁあ?」
「戦闘機人5人までは倒せた…
でもまだ駄目だ… もっと広範囲を攻撃できる魔法を作る必要があr ぅ?」
「対ヴォルケンリッター用消滅プログラムを組み上げたまでは良かったんだけど… ええ!?」
「未来知識で、競馬や宝くじでお金に困ることは無いけど… 何か間違ってるような気がする ぞ?」
「なるほど、そういうことか…なら、私は」「それじゃあ僕は」「そうか、じゃ、俺は」「これって、僕は」「はっ、俺は」「僕は」「俺は」「俺は」「僕は」「私は」「俺は」「俺は」「俺は」「僕は」「俺は」「俺は」「私は」「俺は」「僕は」「俺は」「俺は」「僕は」「私は」「俺は」「僕は」「私は」「俺は」「俺は」「俺は」「僕は」「俺は」「俺は」「私は」「僕は」「私は」「俺は」「俺は」「俺は」「俺は」「僕は」「私は」僕は俺は私は僕は僕は僕は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は僕は俺は私は僕は僕は僕は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は僕は俺は私は僕は僕は僕は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は僕は俺は私は僕は僕は俺は俺は私は僕は僕は俺は私は僕は僕は俺は僕は僕は僕は僕は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は俺は俺は私は僕は僕は俺は僕は俺は私は僕は僕は
僕達は…
・・・
ユーノ・スクライアはある遺跡の発掘責任者になり、ロストロギアであるジュエルシードを発見した。
「なあ、ユーノ」
「ん? なんだいクロノ?」
ジュエルシードは輸送中の事故で管理外世界の1つにばら撒かれたが、彼の魔法によって無事に回収された。
「やっぱり改名するべきだと思うんだが」
「はぁ …またその話か」
その際、危険なロストロギア『闇の書』を発見し、これもまた彼の魔法により無事に処理できた。
「溜息をつくな、結構真面目な話なんだ」
「んん?」
その後、彼は無限書庫の司書長になり、時空管理局に多大な貢献をした。
「お前のアレな、教本に名前を載せるって話になっているらしいんだ」
「…はぁ?」
また、彼はあのミッドチルダの臨海空港で起こった大規模火災に巻き込まれるも、多くの人命を救っている。
「なんでそんな話になっているのさ?」
「そんなことは知るか! 小耳に挟んだ… というか、エイミィ経由だ」
さらに、あのJS事件の際も機動六課と共に前線に立ち、JS及びその部下6人を捕縛している。
「エイミィさんか… じゃあ、本当の話なんだ…」
「ああ」
驚くべきことに、この全てにおいて彼が使用した魔法は1つである。
「今ならまだ間に合うかもしれないぞ?」
「う~ん」
その魔法は、SSSランクの攻撃を完全に防げるだけでなく、Sランクまでの攻撃なら反射して反撃できる。
「そもそも、名前を載せないことにできないの?」
「それを確認せずに来ると思っているのか?」
敵に使えば、その動きを完全に拘束することができる。罪を犯したSSランクの魔導師が完全拘束されている。
「はぁ… まいったなぁ」
「真剣に考えろ、歴史に残るんだぞ… あの名前が」
また、様々なロストロギアを封印することもできる。現在324個に試され、291個が封印できている。
「それは嫌なんだけど… やっぱり変えられないよ」
「なんでだ? 実は結構気に入っているのか?」
その、ある意味究極ともいえる魔法には、とても変わった名前が付けられている。
「いや… 『感謝』と『けじめ』だよ」
「???」
その魔法の名は―――
『とあるフェレットの憂鬱』
・・・
気が付いたら
目の前にはヴォルケンリッター
右手には闇の書、左手にはジュエルシードが1個
「…家族が欲しいとでも願ったか?」
とあるはやてさんの憂鬱、はじまりま… なんてことはなく
・・・
第97管理外世界、地球
海鳴市 『翠屋』の前で、目的の人と出会う。
「あれ? ユーノさん?」
「やあ、お久しぶりですね」
「本当、久しぶりですね。 あれれ? フェイトちゃんやはやてちゃんは一緒じゃないんですか?」
「え? ええ、今日は1人ですけど…
確かに、ここに1人で来たことは無かったですね…」
「あ、1人で来ちゃいけないってわけじゃないんですよ!
ただ、ユーノさんってフェイトちゃん達に仕方なく連れてこられているみたいな印象で…」
「それはそれで間違っていないけど、ここのお菓子は好きなんですよ。そうじゃなかったら来ませんって」
「それは、ありがとうございます。
あ、立ち話もなんですし、どうぞ入ってください。」
「ええ、そうさせてもらいます。」
「今日は、エイミィさんの所に?」
「ええ、用事のついでに双子の顔を見に行くのもいいかなと思いまして」
「用事のついでに?
あの、何か用事があるのなら、あの子達のお菓子は今買わないほうがいいのでは?」
「ああ、お気になさらず、用事は今済ませましたから。」
「え? 今?」
「あなたの顔を見に来たんですよ。」
「え? えっ!? えええーー!?」
「はい、代金。」
「あ、毎度ありがとうございます。 ってそうじゃなくって! あの!」
「では、また来ます。」
「あの! ちょっ! まっ! えっ! もうっ! なんなのーーー!?」
なのはさんは何も悪くないってわかってるけど…
顔を見たら、許すことができるんじゃないかって思ったんだ。
まさか、あんなに面白い子だとは思ってなかった…
・・・
さて、これからどうするかな…
僕のやるべきことはもうやってしまったし…
それに、この先どんな危険なことがあったとしても…
ユーノ達には無いものを僕はたくさん持っている…
『ジュエルシードによる簡易ブースト』
『八重高硬度拘束結界』
そして、ある意味最強の魔法…
『虚数空間結界』
思考誘導はもうないから『前に出る』こともないだろうし…
まぁ、なにはともあれ…
僕の…とあるフェレットの憂鬱は、これで終わり。
090725/チラシの裏に初投稿
090809/誤字脱字など修正