機動六課アースラ 八神はやての部屋
書類仕事に一区切りがついたので寝ようとしていたはやての部屋にフェイトが駆け込んできた。
「ユーノ君が病院を抜け出した?」
「うん、さっき先生から連絡が来た。 で、これも」
「なんや? ! これは…」
フェイトが見せたのはユーノ・スクライアが第97管理外世界に行ったという転送ポートのログであった。
「海鳴? なんでや?」
「わかんない、けど… 今回一番活躍したって言ってもおかしくないユーノが」
「事件の後片付けもせんと地球に行ったっちゅうんは…」
海鳴に今回の事件に関する何かがあるのだろうか?
「どうする?」
「…機動六課出動!って行きたいとこやけど…」
「情報が足りない…ね」
考え込む2人… 情報、情報、情報と言えば…
「そや!」
「!」
「「エイミィ(さん)!!」」
早速エイミィに連絡を取ることに
・・・
『え? ユーノ君? ユーノ君がどうしたの?』
2人からの突然の通信に驚くエイミィ
「あんな、病院抜け出してそっち行ったみたいなんよ…」
「もしかしたら、今回の事件絡みかもしれないんだ! そっちのほうd」
『ユーノ君なら今家にいるけど?』
「「え?」」
『翠屋でお菓子買って来て、今子供達と遊んでるけど? …事件絡みって?』
「い、いや、なんもないならそれでいいんや。」
「う、うん、何でもないなら… あ! ユーノと変わってくれる?」
『? いいけど… ユーノくーん! はやてちゃんとフェイトちゃんからー!』
待つこと暫し…
『待たせてすまない、ちょっと2人が離してくれなくて… で、何?』
「『で、何?』やない! 病院抜け出して何してんの!!」
「そうだよ! 時期が時期だけにそっちで何かあったんじゃないかって…」
『? ! あー、そういえば退院手続きしてなかっt』
「ちゃうわ! いや、間違えてはないんやけど、うちらが言いたいんはそんなことやなくて」
『…よくわからないんだけど?』
「はーー… もうええわ」
「…うん、なんか疲れた」
『んん? なんかよくわからないけど… お疲れ様?』
「「はーー」」
『???』
『ユーノ君、今のはユーノ君が悪いわ』
『僕が? え~と? …とりあえず、ごめんなさい?』
「ん、もうええわ、もうええから… はよ戻り、司書のみんなも心配しとるで?」
「ほんと、さっさと帰ってきて? こっちは忙しいんだから…」
『うん、わかった。 戻るよ。』
通信が切れる。
・・・
「ユーノ君…」
「無事だったね…」
「「よかったーー」」
090726/初投稿
090815/加筆