―――『普通の女の子』―――
「はぁ…」
あの人のことを思うと胸がときめき、思わず溜息がでてしまう。
「ふぅ…」
新聞の切抜きをスクラップブックに入れる。
記事はもちろん、あの人のことが書かれているものだ。
「あぅぅ~」
あの凶暴化した犬に襲われた時、「死ぬんだ」と思った…
「正義の魔法少女、フェイト…さん」
何処からともなく現れて… 黄色い光の刃で…
「もう一度… 会いたいなぁ…」
高町なのはの一日は、朝刊を父が読むより先に切り抜いて、1時間呆けることから始まる…
・・・
ぴぴぴぴぴぴぴっぴ
「え~っと、次の請求書は…」
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴーーーー
「あーーー! もうっ!」
がん!
「あ! …誰も、見て…ないね、うん」
ぴっぴっぴぴぴぴぴぴっぴぴ
「…やっぱり電子音変えようかなぁ」
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ
「…よし、あとはこれを」
ぴっ
「こ、これで…」
『すばる』
「ユーノさん」
『すばる』『すばる』『すばる』
「貰ったデバイスに記録しておいてよかった…」
『すばる』『すばる』『すばる』『すばる』『すばる』『すばる』『すばる』『すばる』『すばる』
「重症だな」
「うひゃっ!」
・・・
とある魔法実験場
「よーし、それじゃいくよー」
「うん」
2人の長い詠唱の後、ヴォルテールと白天王が召喚された。
「それじゃ、ルーちゃん」
「やろう」
どがあああん
どがあああああああん
どがっ
どががががが
どがあああああああああああん
2つの巨体が激しくぶつかり合う!!
「ガリュー」
「…」
「女の子って、こんな遊びが好きなんだね…」
「…」
エリオの常識が5下がった!
ガリューとの新密度が3上がった!
・・・
「パパー」
「なんだい?」
「フェレットさんになってー!」
「え」
娘のお願いに凍りつくユーノ…
「首を絞めたり、しっぽをモフモフしすぎたり…
腕を間接と逆に曲げようとしたりしないって約束できるかい?」
棒読み口調で確認する。
「うん!」
元気いっぱいな返事に、「よし」と、フェレットになるユーノ
そして…
ユーノは空を飛んだ!
「ジャイアントスイングは予想外だった…」
・・・
①なのは(にとって)の普通の行動
俗に言う『なのフェイ』である。
②事務員スバル(にとって)の普通の行動
作者もここまで酷くするつもりはなかった。でも反省はしていない。
なぜなら指が勝手に動いたからである。いい訳ではない。確固とした事実である。
③2大怪獣大決戦
キャロにとってのエリオの位置は、ルーテシアにとってのガリューの位置… より低い。
その位置にはフリードリヒが君臨している。
④ヴィヴィオの普通の行動
親に甘えるのは子供の特権である。
090727/初投稿
090815/加筆