●守護騎士が出て『闇の書』が消滅し、無限書庫に就職するまでにした方が良いこと
①守護騎士を拘束する時は、射程が短いのでフェレットモードで隠れておくと楽です。
②猫姉妹やグレアムさんにツッコミはしないでおきましょう。 スムーズに事が進みます。
③はやてさんとフェイトさんが親友になれるようにフォローしましょう。
機動六課がないとJS事件を乗り切るのが難しいです。
・・・
八神家 玄関
ある日、買い物から帰ってきた八神はやては、家の前にダンボールが1つ置かれている事に気付いた。
ダンボールには「拾ってください」とマジックで大きく書いてあり、中には1匹のフェレットが入っていた。
「きゅっきゅっ」
フェレットははやての顔を見ると嬉しそうに鳴いた。
その可愛らしい泣き声と動きの前に、「何でうちやねん。」というつもりで開いた口から「かわええなぁ」と声が出る。
その声が聞こえたのか、フェレットはダンボールから飛び出し、はやての足を駆け登る。
フェレットには緑色の丸い石の付いた首輪がしてあり、動くたびに小さく揺れている。
そのしぐさの可愛いらしさに、おもわずその小さな体を撫でると、ある事に気付いた。
緑色の石の中に文字が浮かんでいるのだ。
「ユー、ノ? ユーノって名前なんか?」
「きゅー!」
名前を呼ばれて、両手を上に上げて元気よく返事をするフェレット。
一人暮らしの少女から、この生き物を飼わないという選択肢が消えた瞬間だった。
翌日、図書館でフェレットの飼い方を調べ、フェレット用の餌やシャンプーを購入するはやての姿はとても嬉しそうであった。
それから数日が過ぎ…
「闇の書の起動を確認しました。」
「我ら、闇の書の蒐集を行い、主を護る守護騎士にてございます。」
「夜天の主の下に集いし雲…」
「ヴォルケンリッター …何なりと命r」
「《とあるフェレットの憂鬱》!!」
はやての前に突如現れた謎の4人組が、ペットから出た不思議な光で縛られた。
「ど… どこからツッコミいれればいいんやろ?
…お互い楽しく暮らしてるて思てたのに『憂鬱』とか言うユーノからやろか?」
ピンポーン♪
戸惑いながらも、いつのまにかハリセンを握っていたはやての耳に呼び鈴の音が聞こえた。 「正解したのかと思ったわ」とは後日談。
・・・
辺境の世界 アースラ 食堂
『きゅー!』
食事をしている人達の目の前に、可愛らしいフェレットの姿が映し出される。
猫姉妹が監視しながら撮っていた『はやてとユーノの出会い』が上映されているのだ。
評判はとても良く、アースラに乗る事ができた技術開発室のメンバーがデータのコピーを貰ったりしていた。
「アルフ、僕はやっぱりリーゼ姉妹とは仲良くできそうにないよ…」
「いいから泣きな… 背中くらいなら貸してやるからさ…」
犬モードのアルフさんの背中に乗って泣くフェレットな僕
「アルフさんとユーノ、写真撮ってもええ?」
「はやては好きにするといいよ…」
騙していたことを謝った時、「事件が終わるまで、フェレットのままでいてな?」と言われたのだ。
はやく人間になりたい
「こんなやつに負けたなんて…」
「嘆くなヴィータ、事前に我らの事を調べ上げた上での見事な不意打ちだったのだ。 それに、借りは返せばいい…」
「シグナム… そうだな、過ぎたことをぐだぐだ言うのは良くないよな!」
「ああ、その意気だ。 無人惑星での模擬戦の許可はすでに取ってある。」
そう言って、アルフの背中で泣く僕に近づいてくる2人
「アルフ、死亡フラグが近づいてくるからどこかに避難しよう?」
「そうだね、あの2人相手に正々堂々なんてフェイトやクロノでもきついだろうからね。」
「バルディッシュとヒスイはカートリッジシステムを付けて貰う為に本局に預けているけど、今手元にあっても遠慮したい僕はへたれなのかな?」
「そうでもないんじゃないかい? プレシアの時もヴォルケンリッターの時も、単独で捕縛しているじゃないか。」
「アルフは優しいね…」
しかし、逃げ出そうとする僕達の前にクロノが立ち塞がる。
「クロノ?」
「2人の会話が聞こえたんだろう?」
「うん?」
―――ああ、その意気だ。 無人惑星での模擬戦の許可はすでに取ってある。―――
「ぁ!」
「そう、許可は出ているんだ…」
許可が出ているという事は僕の参加は決定事項なんだね?
「しくしくしくしく」
「クロノ、何とかできないのかい? ユーノはデバイスが無いんだよ?」
「ついさっき届いた。」
残酷な現実に涙が止まらない。
僕、模擬戦を生き残れたらアルフさんの背中をモフモフするんだ… 今もしているけど。
「ユーノ、ご愁傷様。」
「アルフもね」
「え?」
同情した僕に同情されて戸惑う
「たぶん、許可が出た理由ってバルディッシュとヒスイのデータ取りなんだよ?」
「ユーノの言うとおり、フェイトも参加する。 データはいくらでも欲しいそうだ。」
「まった! フェイトが参加するなら私も参加するけど… 私はデバイスなんて使わないよ?」
「あのね、フェイトの相手はシグナムでいいだろうけど、僕の相手に」
「ああ、ヴィータってことはないね… はぁ」
クロノ&フェイト&アルフ&ユーノ(『とあるフェレットの憂鬱』禁止)
VS
はやて(指示のみ)&ヴォルケンリッター
三時間もかかった模擬戦は引き分けで終わり、見学していた技術開発室の人達に何らかインスピレーションを与えたそうだ。
・・・
『夜天の書』は消滅し、その遺言であるリインフォースⅡの製作に関しては、僕が無限書庫で融合型デバイスの資料を探し、技術開発室の人達も協力することになった。
…原作でも彼らの協力はあったのかな?
あと、はやてとフェイトはいつの間にか仲良くなっていた。
それも、はやてとフェイトが地球の学校に一緒に通うことを約束するくらいに… 模擬戦がいい影響を与えたのかもしれない。
・・・
①八神家に潜り込む
『製作者』は気付かれない様に潜入というつもりだったが、このユーノはこんな感じで潜り込んだ。
②フェレット用のシャンプー?
人間用の石鹸などでフェレットを洗うのはお奨めしないらしい。
一緒にお風呂なんてありえないし、毎日風呂に入れる必要も無いらしい。
気になる人は調べてみてください。
③はやてがユーノを呼び捨て
はやてにとってユーノはペット。 自業自得である。
④『夜天の書』
「本編そのなな」や原作から脳内補完してください。
090819/初投稿