おひさしぶりです、おはこんばんちわ。
お金と時間が足りません。
何度もループしているから分かる。生きている以上お金は要る。
稼ぐために働いていたら自由な時間が減るわけで、魔法の研究も難しい。
ループ前提で無限書庫に篭るっていうのも現実的に考えると無理なわけで…
ふんがー!
魔力ランクが低いのが何だ!
構成を練りに練ればランクSSも防げるんだ!
SSSが綿密な構成の攻撃してきたら無理だけどな!!
・・・
とあるフェレットの憂鬱 そのご
・・・
「まぁ、チート頭脳な僕でも、こんな短時間で新魔法は編み出せないわけでねぇ…」
一回目、管理局で事務していて、そのうえ無限書庫で研究する時間のあった頃…
結界魔導師になるまでずっと、戦闘機人対策に結界とバインドの強化をすることができた。
二回目、一回目同様時間があった頃…
結界とバインドに加えシールドも、そして、ジュエルシードがもたらす被害を失くすために封印魔法の研究をした。
三回目、フェイトさんがはやてさんに突っ込んじゃったことを反省。
結界魔導師として働きつつ『僕の自慢の封印魔法』を作り上げることに成功!PT事件も闇の書もこれでばっちりだ!
四回目、PT事件を穏便に解決したかたっけど即死!
ループして一ヶ月もしていなかったので魔法の研究をする時間がありませんでした。
五回目、手持ちに新魔法はなっしんぐ…
とりあえずジュエルシード全部に『僕の自慢の封印魔法』を掛けて輸送しておいたから、これからどうするかを考える時間は稼げたけれど…
あれ? 問題なのはプレシアさんなのかもしれない。
『僕の自慢の封印魔法』の効果は抜群で、フェイトさんではまずジュエルシードを見つけることはできない。
その時プレシアさんはどう動く?
プレシアさんは、原作でいくつか見つけて持ってきたフェイトさんに鞭打つような人だったから、下手したらフェイトさんを処分してしまうかもしれない。
僕の魔法のせいで子供が親に殺されるなんてことは後味の悪い…
いや、処分するにしても…
海鳴で魔力をばら撒かせてからにするかも? …原作でフェイトさんが海の上でしていたように…
ジュエルシードを発見するのに一番効率がいい方法だと考えてしまうかもしれない…
そうなったら海鳴は全滅じゃないか…!?
急いで地球に行かなくっちゃ!!
・・・
フェイトさんは海鳴を飛び回っていた。よかった、まだ慌てるような時間ではなかった…
闇の書に『僕の自慢の封印魔法』を掛けてから、地上に3個残してジュエルシードを18個回収!
この地上の3個は、1個めはフェイトさん経由でプレシアさんの元に、それを確認後、2個めもフェイトさんに回収してもらい、それがプレシアさんにの元に行く前に3個めを封印解除して僕とフェイトさんで争奪戦!
ここで重要なのは、3個めを争奪している時にアースラが介入してくるようにしておくことです。
3個めをアースラに渡し、フェイトさんの隠れ家かバルディッシュの中にある2個めをアースラに発見させればフェイトさんがジュエルシードを集めていたという完璧な証拠になります。
そして1個めをプレシアさん宅で発見すればプレシアさんがフェイトさんに命令していたことなどがばっちり…
次元震?
もう起こしませんよ、あんな危険な現象…
「君達は何者なんだ!?」 レイハさんに記録頼んで…
「答える必要はない!」 アルフさんには聞いてない!
「これがどれだけ危険なものなのかわかっているのか!?」 あとでアースラにデータを渡す
「答える必要はないって言った!」 だから、アルフさんには聞いてないって!
「会話もできないとかっ! よっぽど酷い育て方をされたんだなっ!」 プレシアさん関連の言葉が欲しいんだよ!
「っ! 母さんの悪口を言うなーーーっ!!」 よし、これで君の減刑はどうにかなるかも!
びしばしびしひょい
2人の攻撃を防いだり避けたり、ときどきバインド飛ばしたり… 面倒くさいっ!
フェイトさん達の情報はすでにアースラに送ってあるし、そろそろ来いっての…
びしひょいびしばし
「ストップだ! ここでの」 キターーーーーーーーー!!
「《『まだ改良余地ある拘束魔法』》」
「ぇ!?」
「がぁっ!?」
「え?」 クロノさん、お疲れ様です。
戦闘経験で言えばそこのクロノさんよりあるから何とかなったけど… やっぱり後方で結界張っているほうが楽でいいわー
プレシアさんはたった1個のジュエルシードで次元震を起こし、虚数空間へアリシアさんと旅立ちました。
…フェイトさんの黙秘一週間めの出来事です。
使用したジュエルシードが1個だけだったためか、地球はもちろん他の次元世界への影響もほとんどありませんでした。
ちょっとびっくりした
・・・
管理局の結界魔導師として働くようになって1年目、僕は有給を使って地球に来ています。
目的は、はやてさん宅の闇の書に『僕の自慢の封印魔法』を掛けなおすことです。
封印魔法は魔法です。魔力によって維持されている以上、魔力の供給無しで封印し続けることはできないのです。
ですので、『僕の自慢の封印魔法』という魔法に欠点があるというわけではありません。と言わせてもらいます。
むしろ、僕程度の魔力で1年間も闇の書を封印し続けることができる、素晴らしく燃費のいい魔法だといえます。
これから毎年、猫姉妹の目を盗んで魔法を掛けなおさないといけないと考えると酷く鬱な気分になりますが…
3年目、闇の書ははやてさん宅から消えていました。
はやてさんもいなくなってました…
また、JS事件で敵になるのかなぁ…
・・・
空港火災でナカジマ姉妹を助けてデバイスを渡しました。
闇の書に関してですが、どのような経緯をたどったのか不明ながら、はやてさんと永久凍結されたそうです。
…ただ引っ越しただけだったのね。
そして、毎度(嫌な響きだ…)のようにキャロさんとエリオくんを無事に保護しました。 が、ヴィヴィオを保護できませんでした。
ゆりかご機動してしまうなぁ…
「ひさしぶりだね、ユーノ…」
「本当にね…」
本当、また敵に回るとはねぇ…
「ユーノの結界魔法は私達の計画に邪魔なの…」
「だろうね」
「だから…」
「《『まだ改良余地ある拘束魔法』》!!!」
「ぐっ!」
よしっ! 今のうちにっ!
「はぁっ!」 ばぎぃっんっ!
はやっ! 前もだけど、スカさんどうやって魔力をSSSに引き上げているんだ!?って
「この感じはジュエルシード!?」
「ユーノ、早く死んでくれないかな? あの子が私の帰りを待ってるんだ…」
あの子って… もしかして、ヴィヴィオを保護できなかったのはっ! でも、今、それは置いといて!
「《八重高硬度拘束結界》」
いかにSSSでも、その秘密がジュエルシードならっ!
「《ジェットザンバー》」 ばぎぃっんっ!
結界をぶち壊して飛び出るフェイトさん
「すごいね、ユーノ… こんなに硬い結界は私初め」
「《僕の自慢の封印魔法》」
「!!! 力が!?」
「《八重高硬度拘束結界》」
これで決め! …PT事件後の精神メンテナンスも重要なんですね、わかりました。
ゆりかごが大気圏外に出ようとしていた。
キャロさんとエリオくんには何かあったらナカジマ家にお世話になるよう言ってあるけど…
「レイジングハート …ジュエルシードを」
《…はい》
あらかじめ、結界魔法の研究目的という名目でジュエルシードを借りだしていたのです。
本当に、ジュエルシードの研究をしていてよかった。おかげでSSSフェイトさんに勝てたもの…
転移魔法を使い、目の前にはでっかいゆりかご!!
プレシアさんが、1個のジュエルシードで虚数空間へと旅だったのを研究した成果を… 見せてやる!
「《虚数空間結界》」
20年後
「お爺ちゃんかっこいー」
「はっはっは」
かわいい孫(キャロさんとエリオくんの子)に頼まれて昔話をする僕
なんて未来は無く…
3秒間だけ発生した虚数空間にゆりかごの後ろ半分が呑み込まれました。
そして、残った前半分が旧市街に…
というか魔力を使い果たして動けない僕に落ちてきました…
・・・
気が付いたら
目の前には21個のジュエルシード
「1秒にしとけばよかった…」
僕は小さく反省した
090720/チラシの裏に初投稿
090725/誤字脱字など修正
090809/誤字脱字など修正