おひさしぶりです、おはこんばんちわ。
知っていることを知らないとか
知るはずの無いことを知っているとか
そんな事が増えているように感じる今日この頃…
まるで誰かに思考s あれ、何を考えていたんだっけ?
りりかる!
そんな事があった気がする!
いや、違う… 確かにそれはあったんだ!
僕は… 僕達は… ただそれだけのために!!
・・・
とあるフェレットの憂鬱 そのはち
・・・
「スカさんを倒す前から調子に乗っていたのが敗因かな?」
前回はヘリとヴィヴィオを守るために『三種三重対砲撃盾』に『砲撃反射能力付与』を使った後、調子に乗りすぎた。
外から4番目のいるところをはやてさんに攻撃してもらえばよかったんだ…
というわけで、前回同様PT事件も闇の書事件もスピード解決で…ん?
おそらく、今回でJS事件は乗り切れる。 でも、その後は?
僕が知っているのはアニメ1期~3期までと二次創作だけ… 二次創作もアフターものは余り読んでない…
ココから先のことはまったくわからないから対策を立てるにはループすることを前提に生きていくしかないんじゃ?
いや、そもそも何故、今更こんな疑問が?
憑依前ならともかく、ユーノ・スクライアというチート頭脳を手に入れているのに、少しも疑問に思わなかったのは?
…原作?
そうだ、原作だ…
思い出せ、僕!
原作とこの繰り返す世界の決定的な違いを!
僕がユーノ・スクライアに憑依しているということ意外に…
僕の行動で
クロノさんがずっとS2Uだったり…
はやてさんが凍ったり死んだりしたり…
スカさん側の戦力が変わってしまったり…
そんな事ではない、僕の行動に左右されない、もっと基本的な違いがあったはずだ!
たぶん… 猫姉妹… 鬼… 忘れません… 怪我…
!!! …まさか!
そんなことがありえるのか?
でも、そうだとしたら… この疑問の答えとしては… それに、おそらく…
・・・
「レイジングハート、構成は理解した?」
《とても難解で複雑ですが… 大丈夫です。》
「よし、じゃあやるよ…
《僕の自慢の封印魔法》」
4度目の時のようにジュエルシードを21個全て封印してから輸送船に乗せました。
案の定、ジュエルシードを見つけられず、海鳴を飛び回っているフェイトさん…
「すいませーん!」
「誰だい!?」
「誰!?」
声をかけただけの僕に攻撃態勢をとる2人に、僕はジュエルシードの立体映像を見せて
「僕はユーノ・スクライアといいます。
実は、僕がとある遺跡で発掘したこのロストロギアが輸送船の事故でこの世界に落ちちゃったそうなんです。
これは魔力の塊のようなもので、すごく危険なんです。
いくつか、あ、これは全部で21個あるんですけど、いくつかあれば次元震を起こせるくらい危険なんです。
どこかで見ませんでしたか?」
2人が警戒しているのを無視して一方的に喋る僕。
「そ、そんなもの知らないよ!」
「う、うん。 知らないよ!」
うん、君達には不意を付いての攻撃か、知らないふりかの2択しかないよね。知ってます。
「そうですか… もし見つけたら連絡ください。 しばらくこの町にいるので念話を飛ばしてくれればすぐに駆けつけますので。」
そうやって2人と別れる。
そうして一週間…
フェイトさんとアルフさんは町を散策する僕を監視している…
自分達では見つけられないので、僕が見つけたら横から奪うつもりなのでしょう。 …尾行が下手すぎて笑えます。
そんなフェイトさん達を逆に撮って、近くにいる次元航行艦、つまりアースラにデータを送る。
『ジュエルシード発掘責任者のユーノ・スクライアは現地に来ているが、怪しい魔導師に尾行されている。 もしかしたらロストロギアであるジュエルシードを狙う悪党かもしれない。』
アースラからはすぐに『現地に向かう』と返事が来た。
アースラが来て、クロノさんと一緒にジュエルシード探し。
「なんでそんなに簡単に見つけることができるんだ?」と聞いてくるが「…発掘責任者としての勘?」と曖昧に答える。
「なんで僕達が来るまでに1個も見つけられなかったんだ?」という問いには「変な魔導師に尾行されてる状態で見つけてよかったの?」と答えると黙った。 …面白い。
ジュエルシードを10個ほど集めた日に、フェイトさんとアルフさんが強襲してきた。
「自分達が何をしているのかわかっているのか!?」
「母さんがそれを必要としているんだ!」
そんな感じでクロノさんVSフェイトさん&アルフさんの戦いが続きます。
僕? 盾を飛ばして守ったり、バインド飛ばして邪魔したりはしていますが前には出ませんよ?
そんなこんなで逃げ帰るフェイトさん、きっとお家ではプレシアさんのお仕置きが待っているのでしょう…
ジュエルシードを地上にある15個全部集め終わった頃、アルフさんがプレシアさんから逃げてきました。
「フェイトを助けておくれよ…」
助けますよもちろん。 ただ、こういうのはタイミングが大事なんです。
そして数日後、フェイトさんが海上で無茶しました。
すいません、その程度の魔力では、《僕の自慢の封印魔法》はびくともしません。
疲労で海に落ちるフェイトさんをクロノさんが空中でキャッチ! アースラで保護します。
その間に海中のジュエルシード6個を、どこかで見ているであろうプレシアさんにもわかりやすいように発見します。
「《三種三重防御結界》」
プレシアさんの攻撃をあっさり防御する僕。
アースラの皆さんが「あの攻撃を簡単に防げるなんて!」と驚いていますが、たぶんプレシアさんが一番驚いているだろうなぁ…
まぁ、なんやかんやでプレシアさん宅にアースラ出動
「役立たず」
「あなたのことが大嫌いだったのよ」
プレシアさんの罵詈雑言にフェイトさん大泣き。アルフさんが慰めます。
家宅捜索の際にプロジェクト「F.A.T.E」の資料と『アリシアさん』、その他諸々が押収されました。
これにてPT事件は終わりました。
・・・
エース編、闇の書に関しては前回どおりの展開で決着が付いたので特筆すべきことは…
ザフィーラさんに「『まだ改良余地ある拘束魔法』を一緒に改良しませんか?」と共同研究を持ちかけたことくらいですかね?
・・・
闇の書事件から暫く経ち、プレシアさんが病死しました。
お葬式の時、フェイトさんが涙目で言いました。
「こんな私なんて放っておいて、さっさと好きに生きればよかったのに…」
亡くなる前に、『笑顔』でそう言ってくれたんだと…
フェイトさんはリンディさんの養女になることにしたそうです。
「たぶん、母さんも喜んでくれる…」
「そうだね」としか言えませんでした。
・・・
無限書庫で司書長しながら魔法の研究をする日々。
空港火災でナカジマ姉妹を助けたり、キャロさんとエリオくんがフェイトさんの保護下に入ったり…
前回と違うことは、ザフィーラさんの防御能力が高いこと。僕との共同研究が役に立ったみたい。
おかげで、機動六課が襲撃された時、本人は前回と同じくらいに怪我をしたけど他の人達の怪我は軽かったので、前回よりも戦力が多いです。
前回同様、スカさんが潜んでいる場所へきました。
外からのクラッキングで基地を丸裸にした後シスターと犬使いの2人と一緒に突入します。
「《ザフィーラさん涙目》」
スカさんの護衛は即捕縛します。
「くっくっく、まさかこんなとこr」
「《改良余地無き拘束魔法》」
スカさんには何も言わせません。味方2人が驚いていますが無視です。
「それじゃ、僕はゆりかごのほうに行くので、後お願いします。」
そう言ってさっさとその場を去ります。
時間もないし、2人がいるとスカさんにヴィヴィオを攫ったお礼ができないので…
「あの場所に敵がいると思うので…」
「ユーノくんのお願いで、皆も助かるなら、断る理由はないわ」
はやてさんにお願いして4番目のいる場所をピンポイント攻撃してもらいます。
詠唱中の防御は僕が受け持ちます。
「手応えあった!」
穴の開いたところから局員が突入、気絶している4番目を確保しました。
「《八重高硬度盾》あたーーーっく!」
どかーん
壁をぶち抜いて、フェイトさんとヴィヴィオの喧嘩に割り込みます。
「ユーノ!?」
「ユーノさん!?」
ヴィヴィオが僕の名前を呼んでいるので、4番目を倒した効果はあったのでしょう。
というか、フェイトさんがぼろぼろです。
「フェイトさん、狭い部屋の中でくらい、バリアジャケットの防御力を上げていても良かったんじゃない?」
フェイトさんは「なっ!」とか言って口をぱくぱくしていますが、言葉にならない様子。 …面白い。
「それはそれとしてヴィヴィオ、今元に戻してあげるからね」
「で、できるの?」
「そんなことが!?」
驚くヴィヴィオとフェイト… 君達… 僕が、この場面で何しに来たと思ったの?
「ユーノ・スクライア、これまでの人生で得た、経験と知識、その総ての集大成…」
『―――――――――――』
ヴィヴィオの体から飛び出す魔力と封印状態のレリック…
・・・
ゆりかごから脱出してヘリの中、ヴィヴィオが僕に近づいた。
「ユーノさん」
「ん? なんだい?」
「あのね
ユーノさんが使った魔法ね、とってもすごかった。」
「…お褒めの言葉、ありがとう?」
とりあえず、お礼を言う僕
「確かに、あれは、すごかった…」
「なんや? 何の話や?」
「あのね…」
フェイトさんがはやてさん達に僕の魔法を説明する。
「はー、それはまた… でも… おっかしいわ」
「ね、はやても変だと思うようね!」
「私もおかしいと思います」
「ぇ、私は、こ、個性的だなぁと」
「えー? 変ですよ、絶対」
ヘリの中で、徐々に「変だ」「変だ」と煩くなってきた。
「ユーノさん、すっごい魔法なのに、なんで名前があんななの? もっとカッコイイ名前がいいよー」
ヴィヴィオはもちろん、他の皆も改名したほうがいいと言い出す始末。
「名前は… あれでいいんだよ。」
「えー」
「少しくらいは… 僕と同じ気持ちを感じて欲しいからね」
「…えー? どういう意味ー?」
しつこく尋ねてくるヴィヴィオ達…
僕は笑顔でごまかし…
・・・
気が付いたら
ただ、ただ、蒼い空間…
「そこに… 居るんだろう? ユーノ・スクライア!!」
僕は大声で名前を呼んだ
090723/チラシの裏に初投稿
090725/誤字脱字など修正
090809/誤字脱字など修正