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No.10626の一覧
[0] 【一発ネタ】 凡人終末端  リリカルなのはStS  ティアナ憑依 TS注意【やっつけ仕事】[痴話詐欺離散](2009/08/10 23:04)
[1] タイトルとか募集中[痴話詐欺離散](2009/07/29 01:18)
[2] 皆の心が広いなと感心することしきりw ※おまけ追加しました07/30[痴話詐欺離散](2009/07/30 17:56)
[3] お食事時を避けてください[痴話詐欺離散](2009/07/31 23:40)
[4] 頑張りすぎは身体に毒と自分に言い訳 ※08/04 おまけ追加しました[痴話詐欺離散](2009/08/04 22:53)
[5] 今回はそのうち書き直すかもしれません。ジ○スラックコワイ(ガタガタ[痴話詐欺離散](2009/08/10 02:19)
[6] 休日はBADEND多発警報が出ています。お出かけの際は十分ご注意ください[痴話詐欺離散](2009/08/10 23:07)
[7] 自分の文章力の低さに絶望する日々[痴話詐欺離散](2009/08/19 15:45)
[8] END8 拡張ぱわーうpキット 前編 也。[痴話詐欺離散](2009/08/24 16:47)
[9] END8 拡張ぱわーうpキット 中編 也。[痴話詐欺離散](2009/09/10 01:24)
[10] END8 拡張ぱわーうpキット 後編 未完也。[痴話詐欺離散](2009/10/07 07:48)
[11] END8 拡張ぱわーうpキット 修正パッチ[痴話詐欺離散](2009/11/02 05:42)
[12] END8番外編 【あの『Cradle-Ara』総監督に突撃インタビュー!】[痴話詐欺離散](2009/11/10 03:51)
[13] タイトル未定その①[痴話詐欺離散](2010/04/28 22:52)
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[10626] 休日はBADEND多発警報が出ています。お出かけの際は十分ご注意ください
Name: 痴話詐欺離散◆a0b861c5 ID:2607750c 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/10 23:07


――グリフィス 管制室



『ロングアーチ!なのはさん!
 アイツの様子がおかしい!すぐに来てくれ!』

「こちらロングアーチ!
 グランセニック陸曹、詳しい状況を報告してください!」

『ヴァイス君!・・・うわっクッ!
 どうした・・・のっ!』

『そ、それがだな、あいつの様子がおかしくて・・・』

『ティアナが?!』

「それだけでは判りません!詳細な情報を提出してください!」

『ああ、だからなっ・・・・・ああ、これを見ろ!
 ストームレイダー!』


送られてきた映像に映っていたのは、ヘリのハッチを開放しレリックのケースを蹴りだすランスター二等陸士の姿だった。


「だめです、レリックケース。落下します!」

「それよりもランスター二等陸士だ!
 聞こえるか、ランスター二等陸士?!
 貴官は何故そのような行為を為した?応えろ!」

『そんなことはとっくに俺が聞いてるんですよ!
 おいっ!一体何をしてるんだ!』

帰ってくるのはグランセニック陸曹の怒声だけだ。
少し、黙っているんだ陸曹!


『・・・・・・死ぬなぁ。
 死ぬのはいいけど痛いのやだなぁ・・・・・・
 あいつらが狙ってるのは、アレとコレ。
 ・・・・・・やらないと俺が死んじゃうんだよねぇ・・・・・・だからしょうがないんだなぁ・・・・・・。』


「ランスター二等陸士、応答ありません!
 保護された子供を抱き上げました!
 ・・・こ、これは、まさかさっきのレリックと同様に・・・・・・っ?!」


その瞬間、六課のメンバー全員に絶対に見たくない光景が脳裏に浮かぶ。


「ヴァイス先輩、止めてぇぇぇぇぇ!」

クラエッタの悲痛な叫びが上がるが現実は非常である。

『無茶言うな!俺は操縦桿握ってるんだぞ!!』

「くっ、高町一等空尉間に合いますか!?」

『話しかけないで!あと149秒!!!』


駄目だ!いくら高町一等空尉が全速を出しても間に合わない。

映像では、少女を抱き上げたランスター二等陸士がハッチに辿り着いていた。

「ティアナ、お願い!話を聞いて・・・っ!」


『・・・・・・ごめんなぁ。
 俺、そこまで強くはなれないんだ。
 結局のところ自分が一番大事だし、他人にあげられる優しさなんて余ってない・・・。いつも自分のことで精一杯だ。
 ティアナだったら・・・・・・多分お前の事どんなになっても守ったんだと思う。
 けれどな、お前が理不尽に思うように、俺も同じような思いを抱えているんだ。
 恨んでくれてもいい、だからちょっとだけ・・・・・・痛い思いをしてくれるか・・・・・・?』


ランスター二等陸士は縁で、一瞬躊躇ったかに見えたが、抱いた少女から腕を解いた。
落下していく少女の身体。


思わず皆が目をつぶった。



『グッ!!!・・・・・・ハァ・・・ハァ・・・。
 【ギリギリセーフ】ってこういうことを言うんでしょうねッ!』



少女が大地の染みとなった光景を想像していた僕達にとってその光景は予想外だった。

少女の身体は一本の細い腕によって吊り上げられており、その腕はランスター二等陸士の胸から生えている。
陸士の顔は苦痛に歪み、その腕と少女を必死で振り落とそうとする。


『シャマル先生ッ!』

『ごめんなさい・・・。クッ・・・・・・旅の鏡を移動中の対象に使うのには時間がかかったのっ!
 ティアナ、暴れないで!』


『でかしたでっシャマル!』

管制室から歓声があがる。
だが、状況が好転したわけじゃないのは、シャマル医務官の表情から推測できた。

「シャマル医務官。そのまま、ヘリのハッチを閉じることはできますか?!」


『ちょっと・・・くっ、厳しいかも・・・・・・。
 せめて、ティアナが大人しくなってくれたら・・・・・・、あ、もうあんまり持たない・・・・・・ッ?!』


『シャマル先生頑張って!』『お願い耐えて!』

フォワードメンバーやロングアーチからの応援が飛ぶが芳しくは無い。

「高町一等空尉、あと何秒で到着できますか!」

『・・・・・・あと72秒!』

ぐっ、駄目か!
もうこの方法しかないのか?!

『・・・・・・シャマル医務官。ランスター二等陸士へのリンカーコアへの接触攻撃を命じます。』


『グリフィス君ッ!』

『そ、そんなぁっ』


「現状で二つの命を救うには、シャマル医務官のリンカーコアへの接触による意識を奪うことです。」

ランスター二等陸士には既に我々の声は届いていなかった。
そして現状で、陸士以外を傷つけることなくそれが出来るのはシャマル医務官だけだ。
母の言葉が記憶の底から蘇える。

【いい?グリフィス。
 上に立つ者の一番大事な仕事はね、責任を取ることなのよ。
 例えどんな理不尽な任務を与えられても、そうやって部下を守らなければならないの。
 そのことを忘れないでね。】

ごめんなさい、母さん。
あなたの顔に泥を塗ってしまうこととなりそうです。



『却下や、グリフィス君!』

「八神部隊長?!」

『それは私の役目やよ。
 シャマル、部隊長命令や。責任は全部あたしが取る!」

『おいっ、はやてっ!!』

「現在六課の指揮権は僕にあり、部隊長はただの一魔導師でしかありません。」

そう、この場の総責任者は僕なんです。
八神部隊長には、六課を指揮するという大任があります。
どうかそのことを忘れないでください。

『そんなんいうたかて!
 ・・・・・・アホ。かっこつけおって・・・・・・。」

『あ、あの、もう手が痺れて・・・・・・』




シャマル医務官。
部隊長補佐として命令します。
ティアナ=ランスター二等陸士を速やかに無力化してください。
尚、この命令の全責任はグリフィス・ロウラン准陸尉にあります。




   ◆




――ヴァイス 海岸線沿いに建てられたモーテルの一室。



ん?なんだ起きてたのか?

目が覚めたとき、最後の一戦を終えた時から感じていたぬくもりは消えていた。
視線を下側に向けたら、一糸纏わない姿で長く濡れたオレンジの髪を拭いている女が見える。


ああ、さっきまで見ていたのは夢か。


あのときのアイツは今ほど女らしさは感じず、乳臭くてラグナと同じように妹のような位置づけだった。


「なぁに?そんなにじろじろ見て。」


視線を感じても隠そうとしないあたり、俺の調教の成果が出てきたって事だろうか?
・・・・・・俺は恥じらい持ってる女の方が好きなんだがなぁ。

「はぁ、こんな関係あんたとだけよ。
 そのことを光栄に思ってよね。」

へいへい。

曖昧に頷きながら、携帯をチェックする。
どうやらラグナはもう寝たみたいだな。
最近はこいつと会ってるのを見透かされてる気がするんだよなぁ。
『お兄ちゃん。いつ彼女さん紹介してくれるの?』
だもんなぁ。

俺たちの関係が果たして健全な交際と言えるかと問われれば、首を捻らざるを得ない。
六課を出て、リンカーコアの治療を行いながら地上勤務を続けるティアを俺は放って置くことは出来なかった。
それはやはり他人事だとは思えなかったからか・・・・・・。

いや、理由なんて判ってる。
こいつを慰めてる振りをして、結局は自分を慰めてただけの話だ。
それでも何回か密会を重ねるうちにずるずるとこんな関係になっちまった。
今更、俺たちは離れられそうも無いほど深いところまでくっついちまったんだよなぁ。

愛や恋なんて口にする柄じゃねーが、必要に迫られて出来た関係っていうのが実のところ最も正確だろう。
情はそれなりにある。が、このままでいいのかと思わないでもない。まあそこそこに複雑なんだよ、これが。


「ねぇ、スバル達はどうしてる?」


気になるんなら自分で連絡しろよ。あいつら待ってんだぜ?


「・・・・・・・・・。」


判った判った。だからそんな顔すんな。
ちびっこどもは元気だぜ。けど、お前のことは心配してる。
着信拒否してるんだってな。


「だって、私と話してるとこ見られて悪い噂立ったら困るし・・・・・・。」


そう思うならそこんとこちゃんと伝えてやれよと俺は思うんだがねぇ。

・・・・・・。
こいつにはあの事件で「幼女殺し」との噂が局で断続的に立てられている。当然六課でも情報規制は張ったが、どこかしらから漏れるもののようだ。
口には出さないが、今の部署でも肩身を狭くしているのは想像に難くない。


ん、おい待てよ。俺なら悪い噂立てられても構わないっていうのか?

「私の処女奪ったんだからそれぐらいいいでしょ。
 航空武装隊のプレイボーイさん?」

ば、馬鹿、それは先輩達が勝手につけた渾名だ。
今はお前しかいねーよ。
へ?
アルトはただの後輩だ。ここ数ヶ月会ってねーよ。
おい、何でそこで『アルト可哀想・・・』なんだ?
全く、お前は俺をどうさせたいのか・・・・・・。


思わず溜息が出る。
年月が経つ度に可愛げってもんがなくなってくるなぁ女って奴は。
ラグナには真っ当に育って欲しいぜ。ホント。

そんな切実な願いを祈ってると後ろから抱き付いてきた。
おいおい、明日も俺仕事なんだぞ?これ以上残業させるつもりか?


「・・・・・・どうして。」

ん?

「・・・・・・どうして、貴方は私から離れて行かなかったのかな?」


・・・・・・。
・・・。
・・・・・・・・・あのときのお前を一番身近で見ていたからな。
相変わらず、記憶は戻らないんだろ?


「・・・・・・うん」


あのときのお前はおかしかった。それこそ別人みたいにな。
それが何故かは判らないが、一人ぐらいお前の理解者がいてもいいんじゃないか。そう思ったら、当てはまるのは俺しかいなかった。・・・・・・それだけの話だ。


「・・・・・・そう・・・か。」


ああ、誤解すんじゃないぞ?
ナカジマやガキどもも想いは同じだ。つーか多分俺より重い。
ただ、どう接すればいいか判んなかっただけだ。お前だって、壁作ってただろ?


「・・・・・・。」


・・・勇気はまだ出ないか。
なら、そうだな・・・・・・いっそ子どもでも作るか。


「はいっ?!」


こら、殴るなっ。
つーかだな、俺も親父とお袋に早く嫁入れろってせっつかれてるし、お前がいる限り別の女と長続きするわけねぇから、選択肢は一つしかねぇだろ。
あと扶養控除とかも入ってくるしな。
いてっ、悪かったそれは流石に冗談だけどよ・・・・・

そんでお前は仕事一旦やめろ。
今の状況で続けても何一ついいことなんかねぇ。
自分で今の状況変えれるって言うなら何も言うつもりはなかったけどよ、そろそろ俺も我慢の限界だぜ。


「・・・・・・もうちょっとロマンチックな言葉はないの?」


今のお前には勿体無さ過ぎるな。
精精女を磨いて、思わず口説きたくなるよういい女に成長しやがれ。

こうシグナム姐さんみたいなおっぱいばいーんみてぇな・・・・・・・・・ここは怒るところだぞ?
おい、何、泣いてんだ?!


「・・・・・・ランスターの墓に入ってくれるなら受けてあげる。」


泣きながらも要求だけはしっかり通すのな。
やっぱ女ってこえー。

はぁ、ラグナに怒られるだろうなぁ。



いつかこいつとの子どもを連れて、六課の奴らと再会できる日は来るだろうか?
とりあえず、元を取るためにベッドに押し倒した。
夜はまだまだ長い・・・・・・。




END⑦「抹消」






あとがき

メガミマガジン読んだらヴァイティアの妄想が止まらなくなった。
だからこうなった。
後悔はしていない。

エリキャロもいいよね!


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