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No.1125の一覧
[0] Muv-Luv Appendix[違法因果導体](2006/11/22 04:23)
[1] Muv-Luv Appendix[違法因果導体](2006/11/26 22:08)
[2] Muv-Luv Appendix[違法因果導体](2006/11/30 00:47)
[3] Muv-Luv Appendix[違法因果導体](2006/11/26 22:01)
[4] Muv-Luv Appendix[違法因果導体](2006/11/30 00:25)
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[1125] Muv-Luv Appendix
Name: 違法因果導体◆b329da98 前を表示する / 次を表示する
Date: 2006/11/26 22:08
-2- 立脚点

10月23日


 なぜ尋問室のライトってのは、あんなにもまぶしすぎるのだろうか? 
「わからんなぁ。もう一度 教えてくれ。君の名は?」
「で、白銀武君、なぜ君は戦術機に乗り込み、BETAと戦ったのかね?」
「香月博士に接触した理由は?」
「剛田少尉との関係を話せ。彼の特徴をつかんだ話し方をしていたんだ。知り合いなんだろう?」
「撃震の操縦をどこで習ったのかね?」


 夢の中でまで尋問を受けて、俺は飛び起きた。目の前には、鉄格子。ここは営倉。  
 愉快でない現実を見せられて、俺はもう一度ベッドに倒れ込んだ。どうせ寝てようが起きてようが何も変わらない。
 あのとき、香月博士は、狂おしく笑いぬいた後、警備兵を呼んだ。
 そして俺は逮捕され、破壊工作員扱いでMPにいじめ抜かれて、ここに閉じこめられた。
 前の時もたいがいだったが、今度もまた格別のスタートだった。
 できることは寝ることと食うことと考えることしか無いから、寝ながら考えることにして、寝返りを打つ。
 ゲームガイがあればなぁなどと思ってみたりもする。
「それにしてもまさか、もうオルタネイティヴ5が始まっていたとはなぁ」
 歴史が全然変わっている。オルタネイティヴ4は手遅れで中止。オルタネイティヴ5が始まったから、後は恒星間移民船が行くだけ。
 じゃあ、俺はもう失敗が確定した世界で延々と負け戦をやるってことに?
 そう考えると力が抜けた。もう衛士なんかせずに、仙台にでも行って、一般市民として暮らすのも良いのかも知れない。
 ふと、戦友達の顔が浮かぶ。
 冥夜、彩峰、委員長、尊人じゃなくて美琴、たま。
だが、すでにオルタネイティヴ4が中止されているなら、彼女らと会って再びチームを組むことにどれほどの意味があるのだろうか?
 いや、そもそも出会えないのかも知れない。
夕呼先生があのざまではここをでられるかどうかわからないし、歴史が変わっているから純夏のように出会えないのかもしれない。
まあ、こんな世界にいない方がいいんだろうけども。
 考えれば考えるほどため息しかでなかった。
「おい、そこの男。白銀武とかいったな?」
 だから守るべきものが無くなった。戦う理由も無くなった。逃げ出す人類のために戦うなんて、馬鹿らしい。
「おい、無視をするな!」
「なんだよ、うるせーな」
 暑苦しい男の声でしぶしぶと俺は起きる。鉄格子の外に、剛田城二が立っていた。
 国連軍の制服が剛田の暑苦しい顔に結構似合っていたのは意外だった。体育会系だからだろう。、
 だけども、ブルーな気分の時の剛田ほど嫌なものはない。
「俺は落ち込んでるんだ。ほっといてくれ」
「なぁっ! 待て、強敵(とも)よ。俺の話を聞け」
「なんだよ」
「くっ、……この度は、命を救ってもらった。礼を言おう」
「ああ。別に気にするな」
 手をひらひらと振って、俺が背を向けるとさらに焦った声で呼び止められた。
「待ってくれ、最後まで聞いてくれ! 頼む!」
 仕方が無いから、イヤイヤながら顔を向ける。
「……白銀武、俺はここに宣言する! おまえは、俺の『とも』だ! 強敵と書いてともと呼ぶ。なぜか、わかるか? 
 情けなくも突撃級のぶちかましに失神し、勝手に乗り回されて、それで俺よりはるかに良いスコアだった屈辱。
 この剛田城二、決してわすれん!」
 無駄に熱く、奴のバックが燃える。昔と変わらない。
「だが、これは男の人生のあれなのだ。男の打ちのめし屈辱を与える強敵こそが、真の男を作る試練なのだと! 
 そして、その試練に勝って成長したとき、強敵は友になる。ゆえに、俺はおまえを『強敵(とも)』と認める!」
 ばーんと効果音でもあれば最高だが、静かな営倉では馬鹿丸出しだった。
「待っていろ! いずれ俺はおまえを超えて、そしておまえの危機に『強敵(とも)』として駆けつける。うわーっはっはっはっはっは」
 あ、馬鹿笑いをはじめやがった。こうなるともうこいつは何も聞かない。
「もう俺に失う物はない。だから後は白銀、おまえを超えるだけなのだ。失う物のない男の強さを見せてやる。うわーはっはっは」

 ……なんだろうか? 今胸の奥がもやついた。失うものが無い?
 このままなら、いずれ反攻作戦は失敗して、悲しい思いで移民船を見送らなければならないのに? 
 G弾をたくさん使用しても人類は先細りで負けていった。でもおまえはG弾で跳ね返せると思っている。
 他のみんなもそう信じているんだろうな。
 ……じゃあ、移民船はなんだ? なんでもう作っているんだ? 
 そりゃ、作るのに時間がかかるのはわかる。でも、なんで今から?

 その時、俺は不意に気がついた。
 オルタネイティヴ5の奴らは、逃げ出す準備を代替案と思っている。それが欺瞞だ。
 ……あのときは疑問に思わなかったけど、だけど今ならわかる。
 戦い続けて人が死に過ぎたから、負け続けたから、大事なものが、最後の最後まで戦う心が折れてきている。
 だから逃げる算段まで考えたオルタネイティヴ5が、良く計算された計画に見える。
 でもそれじゃ、G弾が効かなくなったら、逃げるしか無くなってしまう。
  
「……バルジャーノンだってそうじゃねーか。耐久力ゲージが少ないときに大技だけに頼ってキャンセルされたらやばいだろうが」
「……白銀?」
「発想が初心者なんだよ。完全無敵大技なんてあるかよ。キャンセル対策にコンボ切り替えをやらないとハメられるんだよ」
「……おい、白銀?」
「だいたい、大技で失敗したら逃げるなんて、詰められてやられてしまうって。そういうときこそ先行入力して次の技に行けるようにしとくのが、デフォだろうが」
 ふつふつと怒りがわき上がる。
 要するに削りで痛い目にあったから、耐えきれなくなって大技のみで事態を打開しようとしている。
 そりゃ、負ける。  
 地味だけど先行入力とコンボ切り替えをマスターしておかないと、削る戦い方をする奴には勝てない。

 ……なんだ。G弾で集中攻撃して、駄目なら逃げ出す。そんな単純な案にこそ代替の、オルタネイティヴ4が必要ということじゃないか。
 本当に戦い続けて、人類を守るつもりなら、オルタネイティヴ4はオルタネイティヴ5とともに続行されなきゃならない。
 G弾は切り札じゃなくて威力のでかい大技。だからコンボ切り替えてオルタネイティヴ4を出せる態勢にしておかないと。

 ああ、そうか。だから剛田の言うことに引っかかったんだ。失う物のない強さって奴に。
 もう勝てないからって、すぐにあきらめるのは馬鹿だ。それはさっきまでの俺。馬鹿その1。
 だけど、耐久力ゲージが少ないときに後がないからって、むやみに大技に頼るのも馬鹿だ。
これが馬鹿その2のこの世界の人類。それは失うものの無い強さじゃない。単なるヤケクソ。
 ま、でも、エネルギア・チョビッツでも牢屋から脱出するのに、ただ寝ているだけではなんともならない。
 別にここでなら多少の失敗でもすぐにゲームオーバーにはならないし、そういう意味では失うものはないってのは当たっている。 
「あのー、もしもし白銀君?」

 気がつくと剛田が危ない人を見るような顔で俺をみていた。
 こいつは馬鹿なんだと思うけど、でも時々侮れない事を言う奴だった。本当に時たまだけど。
「わりぃわりぃ。ちょっと考えごとしてた」
 チャンスはあると思う。
 あのとき、クリスマスの後、夕呼先生はさっさと居なくなってしまった。だけど、今は違う。
 まだ出来ることがあるかもしれない。……どうせならやってみても良いさ。
 ゲームガイも無いから退屈しのぎにはなる。
「ところでさ剛田、あ、いや強敵(とも)よ。悪いけどMPを呼んできてくれない?」
 ちょびっとばかり剛田に敬意を表して、のってやった。


「それで? あたしにだけ話すって何?」
 再び取調室。今までと違うのは、夕呼先生がいることだった。もっともまだ酒を飲んでいるが。
「真実をです」
 さらっと流した言葉にMP達は緊張を強めた。ただし夕呼先生は興味を示していない。
「ま、聞いてあげるわよ。じゃあ、話して。あ、だらだら話すのはやめてね」
 それだけを言うとまた酒をあおる。
「……霞は元気ですか?」
 瓶を持った手がかすかに止まった。
「オルタネイティヴ4が中止になったのは、半導体150億個の手のひらサイズな並列処理回路が作れなかったためですよね?」
 瓶が机に当たって、高い音が響いた。
「オルタネイティヴ5の空の上の奴は、どれくらい進んでますか? 何隻できあがってます?」
 突然夕呼先生が立ち上がった
「主任調査官、被疑者は今、最高機密に関して口にしました。直ちに録画録音を停止し、基地司令に報告をしなさい!」
「……香月博士、あなたには命令する権限がありません」
 リーダーらしいMPの反論は、夕呼先生の一喝におそれをなして萎えた。
「そんなことはわかっているわ! パウルに今すぐ連絡をとらないと、あんたたちが尋問されることになるって言ってるの!」

 15分後、MPが消えた。そして明らかに別部門の人々が部屋中入念に何かを調べた後、夕呼先生のみを残して消えた。
「さてと、白銀とやら。続けていいわよ。録音も盗聴も無いから、思う存分にね」
「その前に聞いて良いですか? ひょっとして、恒星間移民船って、そんなにやばかったですか?」
「え? ……あんた、本気で言っているの?」
 そういうと、先生は皮肉な笑みを浮かべた。
「オルタネィティヴ5はねぇ、G弾集中運用での人類の一大反攻作戦という名目で、オルタネイティヴ4派の各国や国連の協力を取り付けたのよ。
 なのに、移民船を極秘建造してるとは、いったいどういうつもりだってことになるわよ。
 ……あたしのオルタネイティヴ4だって、オルタネイティヴ5推進派だけでなく、反オルタネイティヴ派にもいろいろちょっかい出されてたからね。
 ましてや、始まったばかりの大事なときに、そんなスキャンダルが爆発してみなさい。
 邪魔はされるわ、地球放棄する作戦なんてごめんだって言われるわ、きっといろいろ大変よぉ」
 ま、それは当たり前だ。
「……じゃあ、それを暴露してしまうって手はどうです?」
 俺のその言葉を聞くと、夕呼先生は面白くなさそうな顔をして、酒をあおった。
「消されるわよ? ……もう3人ぐらいは変な死に方してるんだから」
 それっきり、息が詰まるような沈黙が降りた。
「さあ、そろそろ本題にもどりなさいよ」
 しびれを切らした夕呼先生に促されて、俺は口を開いた。
「……そうですね、俺がこの世界の人間じゃないって言ったら、どうします?」
 無言の先生を見て続けた。
「俺がオルタネイティヴ5の事を聞いたのは、12月24日です」
「……いつの?」
「今年の。……そう未来です」
 そういうと俺は前の世界での出来事を語った。207Bに入隊して訓練したこと。クリスマスの夜にオルタネイティヴ5に移行したこと。
 その後この基地で任官して戦い続けて、そして愛した……誰だっけ……まあ、女を移民船に乗せて、見送ったこと。
 話し終わっても、先生はしばらく考え込んでいた。
「……頭がおかしくなったにしては、誇大妄想もないし、現実とも妙に合ってるし、判断に困るわねぇ」
「まあ、確かにそうだろうと思います。でも前の世界では夕呼先生は、因果律量子論で説明できなくもないといって、俺を207衛士訓練部隊に入れてくれたんです」
「ふーん。……で、あんた、前の世界ではって言ったわね。ということは、今と似たような事があったわけ?」
「そうです。そもそもさっき言ったように俺はこの世界の人間じゃありません。俺が元いた世界はBETAの居ない世界でした。
 この基地は学校でしたし、夕呼先生は……物理教師でした」
 そういうと先生は、俺に元の世界と前の世界にきた当初の説明を求め、俺が語り終わった後は、さらに困惑した顔をした。
「ほんと困ったわねぇ。妄想とか言うのは簡単なんだけど、それにしては移民船について知っているし、工作員というには行動が変だし、だいたいあたしに今更そんな工作をしても仕方がないのよねぇ」
「どういう事ですか?」
「どうって、全世界的な計画のオルタネイティヴ4に失敗して、単なる一研究者に戻ってしまったあたしをどうこうしても仕方がないでしょ。
 あたしが邪魔ならさっさと殺せばいいし、オルタネイティヴ5の邪魔をさせるにしては、訳が分からないし」
「はぁ。それでオルタネイティヴ4が中止になったのは、やっぱり、この世界でもその並列回路が作れなかった所為ですか?」
「……悔しいけど、そういうことね。私の頭脳は役立たずのぬかみそだったってことよ」
「もう駄目なんですか?」
「あたりまえよ。スタッフも資金も権限も、全部取り上げられてしまったわ。それにオルタネイティヴ5の機密を知っているから、どうせ近々アメリカかどこかの研究室に軟禁されるだろうし。
 あたしの人生、これでおしまい! あははははは」
 そういうとまた酒をあおり、濁った瞳で俺を見つめた。
「まあ、でもいいか。年下は性的識別範囲外なんだけど、あんたの妄想は悪くない。因果律量子論によって異なる平行世界から来た男ってのが良いわね。
 どうせ退屈だし、あたしの話相手として飼ってあげるわよ。よかったわねぇ」
「先生、教えてください。オルタネイティヴ4は本当にもう駄目ですか?」
「……しつこいわねぇ。あんたの言った並列処理回路が出来れば、また違うでしょうけど、でも権限と金が無ければ、どれもこれも動かないわよ」
「じゃあ、権限と金をどうしたら取り戻せますか?」
「……実績か、はったりを示すことだけど、オルタネイティヴ4では、はったりはもう駄目ね」
「じゃあ、実績……」
「そうよ。役に立つという実績。まあオルタネイティヴ4はスピンアウト技術も少なかったし、金ばっかりかかっていたから、手堅くG弾で行こうってことになったんだけどね」
 そういうと先生は自らを嘲笑うかのように、酒を飲んだ。
「それでだけど、あんたこれからどうするの?」
 考え込んでいた俺に夕呼先生は唐突に聞いた。
「どうするって?」
「ああ、軍人になるかって意味よ。戦術機乗れるんでしょ?」
「え? ええ、乗れます」
「悪いけど無駄飯ぐらいを置いておく余裕、軍には無いわよ。それとあんたは知らないだろうけど、もう訓練隊は解散されている」
「ええ!?」
「半年ほど前に任官したのが、あんたの言っていた207訓練隊よ。それ以降はオルタネイティヴ4が行き詰まっていたから予算もカットされて中止。
 衛士育成は国連三沢基地に移管になったの。だからもうここには教官も居ない」
「そんな、じゃあまりもちゃん……いえ、神宮司軍曹は?」
「……あんたの妄想って、どうしてそう具体的なわけ? まりもは、教官職を解かれて、実戦部隊復帰。
 ……ともかく、あんたは悠長に訓練部隊に入ってどうこうって選択肢は無い」
「つまり、どういうことですか?」
「今、正規の軍人になるか、一生牢屋暮らしか、どっちか」
「なるほど。ひょっとして移民船のこと知ってるから……ですか?」
「理解が早くて助かるわね。……それと言っておくけど、正規軍人になるのだって、テストに合格すればの話だから」
「もし合格しないと?」
「監獄行き」
 頭に15tのおもりが降ってきたようなショックで、思わず机に突っ伏す。
「悪いけど当然だから。とんでもなく怪しい人間を味方にしたいと思う人間がそうそう居ると思う? まあ、テストの時に事故という名目で殺せば、後腐れもないしね」
「事故で殺す?」
「そうよ。危ない人間を合法的に消す古典的な手段よ。テストってのはそういうこと。まあ、監獄で不自然な病死ってのもありがちな手段だから、どっち選んでも変わらないけどね」
 世界が反転するようなショックに襲われる。 
「なっ、……そんな馬鹿な!」
「仕方ないじゃない。人類の命運はオルタネイティヴ5のみになったんだから、機密を漏らされて台無しにされるわけにはいかないのよ。
 それが悔しければあんたが偉くなって、オルタネイティヴ4を再開させてみればどうかしら。ま、無理だろうけど」
 そういうと先生は、また酒を飲み下した。
 だが、俺は夕呼先生の言葉を噛みしめていた。
 偉くなってオルタネイティヴ4を再開させる。それは今の俺に残されたたった一つの可能性だ。
 俺が研究で実績を残すのは無理だ。出来るのは戦術機の操縦だけ。だが一人の衛士の働きで世界が変わることはない。それぐらいは分かる。偉くなるということは、実績を示すことだ。
 文句のつけようのない実績を示すこと。それをやって、周囲の協力をとりつける。その上で全てを失った夕呼先生に金と権限を取り戻してもらい、オルタネイティヴ4を再開させる。
 そして引きこもるという手段はもうない。監獄で不審な病死をしても、この時代誰もなんとも思わないだろう。万が一生き延びても先はない。
 移民船には乗れないから、監獄でBETAが来るのを待つだけになる。
 世界はオルタネイティヴ5を選択した。俺に味方はない。夕呼先生は力を失っている。
 剛田の言葉がよみがえる。(もう俺に失う物はない) じゃあもう、前に進むしかない。
「……軍人になります。テストを受けます。ですが、先生、約束してください」
「なーによ?」
「先生は出来るだけ、一分一秒でも長く、この横浜基地に留まってください。先生が居なければオルタネイティヴ4はどうにもなりません」
「……ふーん、ま、それはテストの成績次第よ。見込みのない奴につきあう義理は無いから」



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