ここまで読んでくださってありがとうございます。
PV数が予想以上に伸びていくのを申し訳ないと思いながらも当初の予定通りの終わり方にしました。
できたら最後まで読んでくださると嬉しいです。
アーリハーン編
01
①ルヴィスと主人公が現在の状況を会話で説明。
②主人公の『力』も判明する。
ルヴィスが主人公に冒険の書に記録する事をしつこく勧めているが、別に主人公の『力』を知っていて勧めているわけではない。
性格の悪い作者が『読者が勘違いしてくれるかな?』と思っただけ。
02
①死んでも生き返らない
②マナの説明
③レベルアップの仕方
『村人でも10人くらいで戦えばスライムくらい倒せるだろうし、レベルアップできるだろうし、魔王だって倒せないか?』
という疑問を読者に持たせないための説明をルヴィスにさせる
「モンスターを倒せば自動的にレベルアップする、なんて世界だったらモンスターに取られる前に人間に取られているわよ。」
④主人公が拉致された理由
⑤勝手に肉体を改造
主人公がルヴィスの説明を簡単に信じる理由も
「異世界に来た事を受け入れる事に抵抗が無くて、生き物を攻撃する事にさほど抵抗を持たない性格って言ったほうが正確かしら?
あ、そうそう、私が祈る事で『なんらかの力』に目覚める事ができる。 これが一番重要」
と説明させる。
⑥現在地はアリアハン?
03 04
①最初の仲間 女戦士登場
②経験値を溜めすぎるとどうなるか
ヴァラモスがどのような状態になっているかのヒント①
③王様や神父の仕事
RPGで一般人が魔物を根絶できない王や騎士達、宗教施設に不満を持たない理由
④装備と転職
⑤手を繋いで記録
主人公最強へのフラグ①
05 06
①転職しても弱体化しない
主人公最強へのフラグ②
②装備探し
③レバの村で『悪くないスライム』を仲間に
④女戦士の死
主人公最強へのフラグ③
07
①主人公の『力』
主人公最強へのフラグ④
わかり難かったと思うけど、この世界に拉致された人は天涯孤独であるという事を表現。
ルヴィスもそれなりに色々考えている。
②真っ黒でドロドロな形になったスライム
ヴァラモスがどのような状態になっているかのヒント②
アーリハーン編は世界観の説明と、主人公は人の『力』を奪って強くなるのだと読者さんに思わせるミスリードが主でした。
ロマルア編(とりあえず)
08~13
①カンタダと出会う
カンタダを仲間にする為のフラグ①
②スライムと別行動
スライム→バブルスライムへ
③ロマルア王家の変人っぷり
カンタダを仲間にする為のフラグ②
④キメラの翼
⑤モンスターの襲撃は十日に一度
ヴァラモスがどのような状態になっているかのヒント③
なせヴァラモスは魔物を『定期的に』『人間が倒せる程度の群れ』で城を襲うのか?
ヒント①~③でヴァラモスの状態をほとんどの読者が推測してしまったと思うけど、最後まで読んでくれてありがとうございます。
⑥童顔チビと出会う
こいつを女戦士のように殺して『力』を奪うと思った読者は多かったはず…
でも、考えてみて欲しい…
『自殺』するような精神の弱い人間がこの世界に拉致されるだろうか?
⑦足の速いおっさんにおんぶしてもらう
ロマルア編その2があって、カンタダが仲間になるんだと思っていた人も多いと思うけれど…
ドラクエ3は金の冠をロマリア王に返さなくてもエルフの隠れ里をスルーしてもいいゲームなのです。
それに、この主人公なら必要そうなイベントをスルーしてもいいでしょ?
ダァマで仲間と合流&精霊達とラーミア編
14~20
①生き残っている仲間と合流&状況説明
②キメラの翼の作り方
③世界樹とアフロ 精霊2人と交流
④カンタダの妹 女戦士ダニア
カンタダを仲間にする為のフラグ③
彼女がカンタダと話し合うためにロマルアに行ったのを彼女の恋人が「カンタダがダニアを誘拐した」と誤解してしまうという話を書くのが面倒になったからカンタダを仲間にしない事にしたわけではない。
誤解しないように…
⑤エジンバ全滅
『水を自在に操る』のが『力』だった。
だから、武器として渇きの壷が欲しかった。
壷の中の水を操って自分のいる場所まで持ってくるつもりだった。
しかし、渇きの壷は一度水が出ると最後の一滴まで出す仕様だった。
悲しいけれど、ただそれだけの事だった。
⑥ゾーマに相当する存在がいるのかどうか
知識があるのだから、対処方法を考えるべきだよね?
⑦ラーミア
アフロが頑張った。
ルヴィスなら「オーブを集めればいいじゃない」とか言いそうだけど…
レベルアップと対ヴァラモス
21~24
レベルアップしすぎたら、ラスボスとの戦いはつまらないものになる。
えんでぃんぐ
25
それぞれのその後
①『問答無用で経験値を浄化する』永遠のレベル1(僧侶)
元々大卒のプーだったが、こちらの世界に帰ってきてからは老人ホームで働いている。
「お前といると、なんか癒されてる感じがする。」
そう友人に言われたので色々と試してみた結果、自分の『力』が俗に言う『癒し系』と呼ばれるモノだと気付いた。
ちょっとした怪我ならホイミでこっそり治しているらしい。
②『世界樹の葉を使って結界を張れる』引篭もり
こちらには世界樹の葉がないので『力』の持ち腐れ。
③『話しかける事で植物の成長を促進する』ダァマの食料事情を支えるゲーマー娘
高校中退。 オンラインゲームではカレンと名乗っている。
この2人実は付き合っていた。
彼女の『力』はこちらの世界でも健在だったので、2人で小さな畑を買って慎ましく暮らしている。
2人の栽培する野菜は地元のレストランで評判らしい。
④『日の光に当たると空が飛べる』童顔チビ
こちらの世界でもちゃんと飛べた。
⑤『ものすごく速く走れる』うざいおやじ
こちらもすごい速度で走れた。
幅跳びやマラソンですごい記録が出せるだろうけれど、2人ともそれなりの年齢なので今更陸上競技の選手になれない。
2人共元の職場になんとか復職できたらしく、忙しいながらも時々一緒に酒を飲んでいるらしい。
⑥『人間などに化けている魔物を見破れる』自称社長
その『力』はミミックなどにも有効だったのだが…
⑦『山彦の声』自称社員(元コンビニ店員)
近くにオーブがあると自分の声が返ってくる『力』
自称社員はコンビニをクビになっていたので、自称社長と一緒に行動中。
自称社長がいない間に好き勝手していた商売敵を潰して回っている。
ちなみに、2人は自分の力を知らないままである。
⑧『気弾みたいのを出せる』空手家
看板破りで道場をGET
⑨『麻痺攻撃』空手家の弟子
師匠の言葉をまとめた本を出版社に売り込んだ。
道場を経営。 お金持ち。
⑩『すごく遠い場所も見える』リーダー
探偵事務所を立ち上げた。
⑪『影に入ると怪力になる』おかっぱ娘
リーダーと一緒に探偵をしている。 留年していたので夜間高校に転校した。
⑫『身に着けている武具の強化』腐女子?
リーダーと一緒に探偵をしている。 ポケットには違法でない武器が…
⑬『自分のMPを任意の相手に分け与える』ニフラム好き ドラゴラムも好きになった。
リーダーの探偵事務所で事務をしている。
4人仲良く暮らしている。
仕事が無いときはバーンモドキを追いかけている。
⑭『魔法の威力or効果を増加する』バーンモドキ(元高所恐怖症)
上記の4人から逃げる生活をしている。
高所恐怖症を抑えてくれたエルフさんへの感謝の気持ちを込めて、オンラインゲームではアフロなキャラを使っている。
ちなみに…
アフロの部下のエルフさんが行なった高所恐怖症を抑える術の副作用は女性恐怖症(軽度)でした。
⑮主人公
あっちで手に入れた金貨をこっちの現金に換えて、その金で株を買って生計を立てている。
オンラインゲームではルヴィスという名前の女性キャラを使っている。
結局生死不明の7人がどうなったのか、ときどき思い出しては溜息をつく。
番外
ジョーマ
ドラクエ3でいうところのゾーマ 本編では一度も出てきていない。
あの世界にヴァラモスを送り込む事で『溢れるほどのマナと魔物だらけの世界』が計算どおり誕生したので、そこで大魔王として悠々自適な毎日をすごしている。
ヴァラモスさんご愁傷様です。
――――――――――
おきて…
ん…?
起きてってば…
んん?
起きなさい!」
「ん…!?」
ここは?
「まったく、起きるのが遅いわよ?」
「ルヴィス?」
って事は…
「俺はヴァラモスに負けたのか?」
俺の予想が外れたって事k
「あなたは勝ったわよ?」
「ん?」
なら、なんでここにいるん… そうか
「あっちの世界に行っても目覚めた『力』は有効だったって事よ。」
「そのようだな。」
まったく、こんな事態は想定外だ
「って、なんだココは? 世界樹?」
周りを見渡すと木ばかり…
「あのね、あなたがヴァラモスを倒してから五万年程経っているのよ。」
は?
「マナが無くなって魔物の恐怖が無くなると人間は人間同士で争いを始めてね?」
…
「その巻き添えになるのを避けてエルフが他の妖精達と一緒に世界樹に結界を張ってそこで暮らす事を提案してきたの。」
「ふむ。」
「精霊も全員避難して、結界の中で穏やかに暮らしていたのだけど…」
「だけど?」
「人間が私達の結界を壊せる程の威力のある兵器を開発しちゃって、私達はあの世界から脱出する事にしたの。」
精霊の結界を破壊できる兵器… こえぇ…
ん?
「それでね、あの世界から脱出した瞬間に」
「俺が、お前の前に現れたんだな?」
「うん。」
俺が、あれから五万年後にこうして復活したのは…
「アフロが、他の世界からあの世界へ行く事が出来ないようにしていたから、あの世界からお前が出てきた今、こうして復活したってところか。」
「アフロ…? あ、あの時はアフロだったわね。」
今は違うのか。
というか、五万年前の事を思い出せるのか… さすが精霊。 ファンタジーな存在だ。
「しかし、面倒な事になってしまったな…」
「ぁ…」
「俺が世界の危機を救ったと言っても五万年前の事… 妖精が人間を嫌っているっぽい世界では余り役に立ちそうに無い肩書きだ。」
「ぇ?」
面倒だが、死んでも復活してしまうしなぁ…
「ま、これからもよろしく頼む。」
「ぅ…」
「ぅ?」
「うん! これからもよろしくね!」
変なヤツだなぁ…
「あ! そうだ!!」
「なんだ?」
「何かがあった時の為に、記録しておきましょう?」
…
「何度も説明するのは面倒だし… 何? 私の顔に何かついてる?」
「なあ…」
「何?」
「この世界には、俺が死ぬような『何かがある』予定なのか?」
「…」
「おい?」
おいこら、何か言えよ。
「冒険の書に記録しますか?」
―――――完―――――
091114/初投稿