注! 実はこれ、没分です(汗 でももったいないんで、晒しますw 寒く冷たい暗闇の中、少女はひとり、恐怖に耐えようと自分の幼い身体を抱きしめる。 これでも、リクセント公国の王女なのだ。 子供のように恐怖するのは、彼女の誇りが許さなかった。 なのに、どうしても震えてしまう。 そんな弱い自分に絶望し、大切な人達の名を心の中で弱々しく叫んだ。 お父さま、お母さまぁ! そうはいっても、まだ13年しか生きてない少女の世界はとても狭く。 両親といった肉親に助けを求めるのが精々で…… でも、そんな中、両親のそれよりも、強い、強い、思念を向ける存在がいた。 王女としての立場。欲しくもなかった超常の力。 人を遠ざけてきたそれらがあっても、両親と同じように自分を叱ってくれた、たったひとりの男性。 ライディース・F・ブランシュタイン。 彼のことを思うだけで、胸がとくとく高鳴る。 だから両親に助けを求めるそれよりも、もっと強い思いの籠った思念で助けを求めた。 ライディさまっ! 心に思い浮かぶ彼の姿は、現実では見たことのない、優しい笑み。 その空想の中の笑みだけを心の支えに、少女はもう少しだけ頑張ろうと気を張るけれど…… ────この方が、アナタが慕う男性ですか? 突如聞こえた女性の声は、少女を閉じこめる寒く冷たい暗闇を裂いた。 そうして柔らかく暖かい感触に包まれた少女は、ホッと胸を撫で下ろし、声の主を捜そうと思念を伸ばす。 それがいけなかった。 少女がしなければならなかったのは、逃走。 もっとも、少女が知覚する全ては、少女自身が創り出した精神世界。 逃げようにも、実は身体を押さえられている現実、逃走など出来ようはずがなかった。 それに少女にしてみたら、この声の持ち主は救世主に他ならない。 首筋を襲うチクリとした痛みも気に止めない。 肌に感じる暖かさの方が大切だから。 少女は暗い闇から解き放ってくれた温もりに身を、そして心を預ける。 それは、とても心地の好いモノ。 とても、とても…… 「あっ、はぁ……ん」 柔肌を滑る手の動きに、少女は震えるように喘いだ。 たやすくその快感を受け入れたのは、先程までの自分が自分でなくなっていく恐怖から逃れられた、確かな証拠が欲しくって。 「力を抜いてくれませんか? そうしたら、もっと気持ちよくしてあげますよ?」 そして耳元をくすぐる声に、確かに自分は救われたのだと。 心を守るために閉じた心を、そして、『目』を開いた。 なんてキレイな…… 少女は目にいっぱい飛び込んできた女性の顔に、そう思った。 頬に脈打つ禍々しいナニかも、少女の眼にはとても、とても、キレイにしか見えない。 薄く紅まじりの白い髪も、優しく冷酷な瞳も、自分を食べようと舌舐めずりする舌先も、全部、全部が…… 「あうんっ!?」 不意に背中から胸を鷲掴まれて、漏れ出てしまった嬌声。 驚いて顔だけ振り向いてみれば、眼鏡をかけた美女が、そこにいて。 自分を愛でるのが楽しいのか、彼女は本当に嬉しそうに目を細めた。 13才という年相応にしか膨らんでいない胸。 でも、今は雪のような白さを、火傷しそうなほど熱く火照らせ。 淡く膨らむその場所に食い込んだ指が、ゆっくりと蠢き始める。 少女は、そこから与えられた刺激に、ビクリと肩が震えた。 止まらない指の動きに陶然とするも、それ以上の刺激に声を荒げた。 正面のキレイな人が、少女の股間に顔を埋めたのだ。 舌の先でチロチロとワレメと、その上部にある突起を嬲られ、少女は悶える。 少女の反応に満足したキレイな人は、一旦顔を上げると、目を細め、口元を酷薄な、でも少女には一切の恐怖を与えない笑みの形を作った。 「おなまえ、聞いてもいいですか?」 うっとりするような、それなのに、ゾクッと悪寒が走る声だった。 「シャ、シャイン・ハウゼンですわ……」 唾液ですべるアソコに、キレイな人の指が這う。 「あ、あなたたちは、いったい……?」 身をよじって、なんとかその指から逃れようとしながらの問いかけは、シャインの胸を胸を揉みしだく女性の、熱いキスで止められて。 わたくしのファーストキスが…… そう思いながらも、悲しくはなかった。 ただ、少しだけ残念なだけで。 もしかしたら、この2人の女性に魅入られてしまったのかもしれない。 シャインはうっすらそう思っていると、耳元にキレイな人の唇が近づき、言葉を放った。 間桐桜とその従者、ライダー。 その名を心に刻みつけ、シャインは腰を跳ねさせた。 『桜お姉さま』の指が、シャインの膣粘膜を犯し始めたのだ。 と、同時に、『ライダーさん』の指が、シャインの腸粘膜を刺激する。 「んぅ────ッ!!」 唇をライダーさんにふさがれながらの絶叫は、桜お姉さまの愉悦を増すだけで。 ────好きな人との初めてなんて、そうそう出来るものじゃないんですよ? 桜お姉さまが口に出してそう言った訳でもないのに、何故かそう言われた気が、シャインはした。 「ねえライダー。そろそろかわってくれない?」 名残惜しそうに、自分の唇から離れたライダーさんを見ていると、すぐに桜お姉さまの唇が近づいてくる。 2人の間に挟まれて、きっと私は女になるのだろう。 唇を吸われながら、シャインはぼうっとした頭でそう思った。 前と後ろに挿入された指が、艶めかしく蠢き始めた。 ぬちゃぬちゃと、淫液が音を奏でる度に、必死にかみ殺す嬌声。 「我慢、しなくてもいいのですよ?」 ライダーさんの声に、そういえば、どうして我慢してるんでしたっけ……? そんな思いが、桜お姉さまの「声、聞きたいな?」なんて導きで…… 「や、いやぁっ、です、わ……ん、んんっ……」 「ほんとにイヤですか? シャインさんのここ、こんなにヌルヌルってしてるのに?」 指が生み出す快感に、何かが壊れそうだった。 いや、このままでは完全に壊れてしまう…… そう思うのに…… はず、なのに…… 「い、いやじゃありません……」 桜お姉さまにだけ聞こえるよう、小鳥が囀るみたいな小声でそう言ってしまった。 その瞬間、少女の中で枷が外れてしまったのだろう。 桜とライダー。2人の指の動きに合わせるよう、淫らに腰を揺らし始めた。 「お姉さま、お姉さまぁ……っ!」 少女の求めに、桜は応えた。 ズルリと……何かがシャインの胎内を拡張した。 「あぐっ!」 シャインの顔に苦痛が浮かぶも、それも少しの間だけ。 桜の動きに合わせてシャインの肢体が揺れると、可愛い口から甘い嬌声が漏れたのだから。 ああ、私はセックスしているのですね。 そう実感がわくとお腹の奥がきゅんと鳴った。 「あっ、あ……あァァ────ッ!!」 突き抜ける絶頂感と、終わらない欲望。 だがシャインとて13才という若さにして、国をまとめるに相応しい聡明な頭脳の持ち主である。 負けじと目の前のお姉さまの柔らかそうな胸を、ぎゅっと力任せに掴んだ。 それは今までこの手の行為をしたことのない少女の、精一杯の行為ではあったが、ただ痛いだけの行為でもある。 しかし、相手は桜であった。彼女は、この手の痛みには耐性がある。むしろこの程度では気持ちいいとさえ言えた。 とはいえ、何も知らない少女を教え導くのはお姉さまの役目だ。 「あ、はぁ……シャインさん、こういうときは、もっと優しく……ね?」 「は、はいっ、桜お姉さま……」 瞳を切なげに潤ませながら、シャインは桜に言われた通り、手のひらで優しく乳首を揉み、乳首を転がすように弄った。 お腹の奥を、得も知れぬナニカに犯されながら、でも、お姉さまの胸の感触はとても心地好い。 そううっとりしていると、直腸を犯すライダーさんの指が、指ではなくなった。 それはきっと、前を犯すナニカと酷似したものなのだろう。 大きく後ろまで拡張される感触に、シャインはたまらず「やめてください」と叫びたくなった。 が、シャインはお姉さまと、その従者の全てを受け入れようと、ギリリと歯軋りを鳴らしながら懸命に耐える。 シャインの中では、今まさに、2つの何かが壁越しにぶつかり合っている。 痛みはない。 ただ、恐ろしいほどの快感だけだ。 その証拠と言う訳でもないが、シャインの中はしっぽりと熱く滑っている。 お姉さまとライダーが腰を動かすだけで、シャインはあまりの悦楽に可愛らしく喘いでいた。 「あぁっ、あんっ、ああぁあ! ああうっ! やぁあっ! と、とても、イイですわっ!」 一国の王女として、いつも誇り高くあろうとする彼女が、今や懇願するように叫び求める。 それに応えるつもりなのか。 お姉さまとライダーさんは視線を重ねて頷きあうと、ナニカをシャインの奥の奥まで侵入させる。 「これで、最後……」 「おいきなさい、シャイン」 慈しむよう2人からしっかりと抱きしめられ、ナニカがギュルリと振動し始めた。 「ああっ! ダメッ! ダメです! こ、このままじゃわたくし……あァアッ、いっ、イクぅううううううぅっ!!」 激しすぎるオーガニズムに、唇は戦慄くように震えて止まらない。 そんなシャインの頬を、お姉さまとライダーさんは優しく撫でさする。 2人とも、何も言わないけれど、シャインにはその優しい気遣いが手に取る様に分かる気がした。 そのぬくもりが嬉しく、ただ寄り添ってくれるだけで、天にも昇る気持ちになれた。 だから…… 「あ、あの……」 「なに?」「なんですか?」 「も、もういちど……」 引き抜かれかけたナニカが、再びシャインの奥に差し込まれた。 容赦なく襲いかかってくる快感と、確かに感じるお姉さまの鼓動。 それは自分を救ってくれたお姉さまと『ひとつ』になった証である。 見ればヌルリとしたナニカが、体内から出たり、入ったり。 ずちゅずちゅというくぐもった水音を響かせていた。 「どうですか、シャインさん?」 「あっ、はぁああ、い、いい、お、お姉さまぁ。頭が、真っ白になって……」 なんて、なんていう悦楽…… 余りの悦楽に、惚けたように口を大きく開けると、桜お姉さまの唇がシャインの唇に近づいた。 名前の通り、キレイな桜色の唇だ。 シャインは迷わずその唇にしゃぶりついた。 そうして激しく舌を動かしては、お姉さまの唾液を吸いたてる。 自分の思いの丈をぶつけるように。 まるで、愛する人にするように。 ああ、すき、すき、すき……好きですわ…… ……ナニが好きなのだろう? この淫靡な行為? それとも桜お姉さま? わからない。わからないけど…… 再び体奥に熱い塊を放たれて、ブルルと歓喜に肢体を震わせるシャインは思うのだ。 男性ではないのですから、ノーカンですわよねっ! 桜お姉さまとライダーさんが思っている以上に、このシャイン・ハウゼンという少女は、とても強かな少女なのである。 後書き 没理由。 途中からライダーの存在が消えた。 百合なのに、架空元素・珍宝wを発生させてシャインを貫いてしまった辺り。 ライダーもよくわからん珍宝を発生させてしまった辺り。 途中で何書いてんのか解らんくなった。 いまいち作者のノリも悪かった。 以上です(汗 って、さっき気づいたんだが、いつの間にか感想数が2000超えてるwww みなさん、いつもありがとうございます。これからもどうぞよろしく。 そんで、次回の更新は……むこうになります。