朝になってお布団から出ると、そこは知らない場所でした。 いつも使ってる可愛い枕も、隣で寝ていたはずのこのちゃんもいない。 女子寮なのは間違いないみたいなんだけど……誰の部屋だろ? どうしてここにいるんだろ? ととさまのイタズラかな? そう思いながら周囲をキョロキョロすると…… 「どうした刹那? 寝惚けてるのか?」 龍宮が牛乳パック片手にいた。 おかしい。 ととさまと龍宮は、なんの関係もないはずなのに。 ってことは、ととさまの仕業じゃない? だったらこのちゃんかなぁ? でも……うん、なんか変だ。 私は訝しむ龍宮をほっぽいて、可愛さの欠片もない寝間着を脱ぎ、枕元に置いてあった制服を着る。 う~ん。なんだか制服の着心地も違うし、それ以前にショーツもブラも可愛くない。 こんなんじゃ、急にととさまと……な時、ちょっと恥ずかしいかも。 まあ、ととさまは気にしないとは思うけど。 でも、可愛い下着か色っぽい下着の時の方が悦んでくれそうだし。 ととさまを想い、私は少しだけ頬を朱色に染める。 そんな私に、本当に失礼な! 龍宮は変な物でも見る目で私を見た。 「本当にどうしたんだ刹那? 拾い食いでもしたのか? それとも最愛のお嬢様と仲直りでも出来たのか?」 「……お嬢様?」 このちゃんのことだろうけど、確かに大切だけども、最愛? 悪いけど私の最愛はととさまだ。 だって、捧げたんだもの。私を全部、捧げたんだよ? 大好きだし、愛してるのは、ととさまだ。 ……まあ、龍宮の誤解を解く必要もない私です。 気にしないでさっさとこの部屋から出て、自分の部屋に帰りましょうか。 「お、おい刹那っ! ちょっと待てっ! おいッ!!」──────────────────────────────────── ……うん、おかしい。 部屋の中がからっぽです。 というか、埃の溜まり具合から、もう何ヶ月もこの部屋は使われていないみたい。 私は不安で一杯になりながら、お友達のあすなちゃんとのどかちゃんのとこに行ったんですが…… 表札が、綾瀬&早乙女&宮崎になってます。 のどかちゃんはいるみたい。 でも、なんであすなちゃんでなく、綾瀬さんと早乙女さんなの? ……変だ。変だ変だ変だっ!! 私は泣き出さんばかりに涙をいっぱい瞳にためて、寮の窓から飛び出した。 「う、うわっ桜咲さん!? ちょっあぶな……っ!!」 背後から切羽詰まった早乙女さんの声が聞こえたけれど、気にする余裕のない私は、そのまま背中の翼を広げて空を滑走。 魔法の秘匿とか頭によぎったけれど、そんなのはどうでもいい。 あとで怒られるとしても、今の私はこの不安をどうにかすることだけを考える。 そう、ととさま。 ととさまのとこに行けば…… きっと、みんな何食わぬ顔しているに違いない。 そして私は怒るのだ。 もう、このちゃん! あすなちゃん! のどかちゃん! っていっぱい、いっぱい怒ってやるんだ。 不安から逃れようと夢想する私は、もうととさまの家の方しか見えやしない。 ただただその方向だけをキッと睨む。そうしないと、泣いちゃいそうだから。 そして、家が見えた。 ととさまの家が。 不安が大きくなる。 もしもととさままでもが変だったらどうしよう。 涙目で玄関前に降り立つと、震える手でチャイムを押した。 ぴんぽ~ん、と響く電子音。 ────へ~い、ちょっと待ってな~ ととさまだっ! ととさまの声だっ!! キィィっと開かれる玄関扉。 ひょいっと顔を出すととさま。 ととさまの顔を見た瞬間、私を苛んでいた不安が晴れた。 「ととさま────っ!!」 私は両手を大きく広げ、ととさまの胸に飛び込む。 「うおッ!? な、なんやーっ!?」 キュッと抱き付き、ととさまの体温をいっぱいに感じ、私は………… ──────────────────────────────────── あれから数週間が経ちました。 結果から言えば、この世界は私のいた世界ではありません。 そして、今の私の身体も私の身体ではなく、この世界の私の身体で……ととさまを受け入れ、女になった私ではなく、まだ無垢な少女です。 しかも! のどかちゃんが言ってた豊胸マッサージ、結構効いてたみたいで、この世界の私のおっぱいは、どうも元の私のおっぱいよりちっちゃいです。 このことを、この世界のこのちゃんに話したら、すんごい顔してととさまの部屋に突撃しました。 後にゆえさんも同じようにしてましたから、どこの世界もおっぱいの悩みは一緒なんだな~。 それにしても、どうしてこうなったのかは、さっぱりです。 元の世界にあるだろう私の身体に戻りたくても、どうすれば戻れるのか分からず仕舞い。 というか、そんな方法はきっとないんだと思う。 もう、ととさまにも、このちゃんにも、あすなちゃんにも、のどかちゃんにも……みんなに会えないんだと思うと悲しいけれど。 人と人との関係性が微妙に違うこの世界。 例えば、この世界のこのちゃんは一般人です。 というか、私とタイプが似てるんじゃないかなぁ? しかもこの世界の私と絶縁状態だったらしく、今の私との関係がとっても嬉しいって言ってくれる。 「違うせっちゃんかもしらんけど、せっちゃんはせっちゃんや!」 そう言ってくれたのは嬉しかった。 のどかちゃんはあすなちゃんスーパーラブじゃなくって、普通にととさま大好き!な人。 正直、逆に気味が悪かったです。 あと、一番驚くべきポイントは、あすなちゃんが娘ポジションでないことです。 おかげで私が娘としての愛情を独り占めです! こんな感じで、この世界のみんなもとっても暖かくって優しくて。 まだ、あっちのととさまのことが忘れられない私は、こっちのととさまに身体を捧げてはいないけど、いつかは……と、そう思う。 まあ、まだまだ娘として一杯甘えたいので、時間をかけるのは丁度いいのかもしれませんけど。 そんな訳で、今日も今日とて、私はととさまの膝の上で朝ごはん。 「いただきま~す」──────────────────────────────────── 膝の上でただ甘えな少女、桜咲刹那ちゃん。 この娘に父親として慕われるんは、正直なんだかむず痒い。 というか、膝の上というより、ピーの上に尻をグリグリするのは狙っとんのか? こう、ムラムラってきやがるぜ…… さて、どうしようか……? 1、ちっちゃいオッパイ気にしてるみたいだから、レッツ!豊胸マッサージ!! 2、せっちゃんのお口で乾杯!フェラチオをして貰おう!! 3、後ろはノーカン。アナルセックス! 4、レイプ!レイプ!レイプ!! 5、娘として可愛がるだけ(エッチなし)──────────────────────────────────── 1、ちっちゃいオッパイ気にしてるみたいだから、レッツ!豊胸マッサージ!! で決定しました。 名前 せっちゃん 距離 0→1 関係 親娘 属性 無垢 感情 親愛 処女膜 有り 開発度 0