「ぐふ……ぐふふふ……」 少女達が水浴びする素晴らしい光景が、男横島の目の前で繰り広げられていた。 彼は様々な角度から少女達の裸体を拝み、存分に横島センシズたる煩悩を大いに高めていく。 肢体を流れる水滴のアクセント。 発展途上の胸に、ぱしゃぱしゃ水をかける少女達。 どれも実に素晴らしい光景…… エロパラメーターがグングン上がる。 この世界全て覆うほどの小宇宙がモリモリ。 調子に乗った横島は、楓や刹那、古菲といった危険極まりない連中はパスしつつ、軽いイタズラまでしてのけた。 お尻をツン、「きゃん!?」 オッパイをムニュ、「ひゃっ!? な、なに? 今のなによ!?」 太股をなでなで、「ああんっ……」「ちょっ!? なんかいるっ! ここ、なんかいるってっ!!」 ハルナの絶叫も何のその。 更には…… おへそをチュッ、「いやあ~ん!?」 乳首をカリッ、「い゛っ!? な、なんかに噛じられた~っ!!」 素早く後ろに回りこみ、「今度はぬるぬる~~!?」まき絵の身体中を念入りに、たっぷりと唾液を擦りつけた。 とまあ、本当にやりたい放題、呆れる程の煩悩野郎である。 だが、不審そうに辺りを見回す楓と刹那に気づくや否や、こりゃやばいと即座に撤退。 ゴキブリよりも早い逃げ足、更には他者の追随を許さない隠密性を併せ持つ横島は、容易く楓達の警戒網をくぐり抜け、何事もなかったかのようにお家に帰った。 今の彼は、まさにやり遂げた漢の顔。 彼の事を愛する女達が、今の彼の顔を見たならば、思わずポ~っと見惚れてしまうほどだ。 そんな横島だが、一つ残念な事があった。 それは家に帰っても、腰を痛めた木乃香しかいないってトコ。 覗きで溜めた煩悩を爆発出来ないではないかっ!! 何となしに、ずっしりと重くなった気さえするピー。 こりゃ飯食ったら久しぶりにナンパでもしに行くかな? 木乃香の事を思えば、割かし外道な事を考えつつ自宅玄関のドアを開ける。 だがそこで待っていたのは腰痛に苦しむ木乃香ではなく、エプロン姿でニコニコしている千鶴だったり。「……千鶴?」「なにかしら?」「勉強はどないしたんだ?」「テスト勉強は終わってます。今更することなんてないのよ」「そ、そうか……、んで、木乃香はどうした?」「よっぽど疲れてたのね。アナタを待ちきれずに……、寝ちゃったわ」 木乃香が疲れている原因に思い当たりが有り過ぎる。 だけどまあ、これは好都合と言わざるおえない。 木乃香を気にしないで、千鶴とイチャイチャしまくれるのだから。 千鶴のエプロンを脱がせてあげながら、横島はそんな事を企んでいたのだった。 ネギま!のほほん記 第20巻 千鶴SPイベント① 千鶴と言う女は、横島にとってモロ好みの女だと言っても過言では無い。 外見だけで好感度が決まるなら、ぶっちぎりの断トツTOPは間違いないのだ。 バスト94、ウエスト63、ヒップ89のナイスバディーは、それだけで無限の価値があったりする。 豊満で柔らかいおっぱい、安産型で張りのある尻、ムチムチな太腿。どれをとって見ても大好物。 家庭的でほんわかに見えたりするところも、横島のマザコン気味な性癖にジャストフィットである。 横島は、そんな彼女とデートに出かける事にした。 家でダウンしている木乃香に悪い気もするけれど、たまにはこうして2人きりでイチャつくのも悪くはない。 とは言っても、本当にちょっとしたデートなのだ。 学園都市内を巡る電車に乗って、レンタルショップにDVDを借りに行くだけなのだし。 だがそれは、持たざる男達にとって、許しがたい羨望の光景であった。 見かけ大学生どころか、OLと言っても違和感がまるでない超絶美女である千鶴と、べったり寄り添いながら歩く平々凡々な顔の男。 あの程度の男が、あんな美女と、だとぉ!? あれで良いなら俺だって……! 羨ましい…… 妬ましい…… 憎たらしやぁあああああああああああっっ!!! 逆の立場なら、横島とてこんな感じで怨嗟の声を上げながら、藁人形を打ちつけただろう。 だが、横島はそんなかつての同僚達の怨念を、むしろ心地好いとばかりに笑顔いっぱい。 得意げな顔でレンタルショップを練り歩く。 わざわざモテナイ男達に見せつけるよう千鶴の腰に手を回し、千鶴も嬉しそうに横島にべったりひっつく。 実際、千鶴は嬉しかったのだし。 こうして2人きりで店の中を歩くのが、普通の恋人同士みたいで胸がドキドキする。 普段なら、とても見ようとは思えない映画やドラマのDVDですら、とても魅力的に見えるくらい。「ねえ、これなんてどう?」「う~ん……、続きモンは後が辛くねーか?」 千鶴が手に取ったのは、今話題の洋ドラである。 シリーズ合計7作84話もある大作で、レンタルDVDなんざ滅多に借りない横島にはちょっと……って感じである。 だが、千鶴はたわわに実ったオッパイを、ムギュッと横島の肘で押し潰すと、「あら、もう連れて来てはくれないの?」 そう言って、子供っぽく横島を見上げた。 きらきら瞳を輝かせて、年相応におねだりする。 肘に感じる柔らかい感触にだらしなく顔が崩れそうになるが、横島はそんな千鶴の可愛い仕草に、にんまり和やか気分に変わる。 千鶴の長くサラサラとした髪の中に手を入れると、気持ち良さそうに目を細める彼女のうなじを撫でさすった。 千鶴の目は、横島を信じ切ってる目だ。 そして横島も、そんな風に見られると応えたくなるってもんだ。「週に一回だけだかんな」 ニッカリ笑った。 横島らしい笑い方。 それは千鶴の大好きな笑みだ。「ふふふふふ……」 千鶴のいつもの大人っぽい笑い方が、「えへへへへ……」 段々と子供っぽい笑い方に変わるのだ。 周囲の者達も、千鶴の可愛い変化になんかとっても良いモノを見た気分。 持たざる男達は、そんな魅力的な美女をモノにしている横島への怨念を、尚一層に強めるのだった。 そして、そんなバカップル丸出しの2人に、目を大きく見開いて唖然とする少女が3人。「信じ……らんない……」「うん、そうだねぇ……」「『あの』那波さんが、すんごく可愛い……」 物陰に隠れてこっそり覗き見る3人は、千鶴のクラスメイトである柿崎美砂、釘宮円、椎名桜子である。 彼女達にとって……、いいやクラスの誰にとっても驚きだろう。 何せ、良い意味で化け物染みた容姿が多い2-A生徒の中でも、一段と老けて見え……、もとい大人っぽい千鶴が子供みたいに笑っているのだ。 誰が見ても色気と艶のある美人と言うだろう千鶴が、本当に愛らしく笑っている。「あっちのもどうかしら?」「なにぃー!まだ借りんのっ!?」 楽しそうにする姿は、普段とは違って確かに年相応な少女の姿で。 ちょっと情けない風体の青年を引っ張り回し、バカップルでなければ仲の良すぎる兄妹にしか見えないかも。 いや、やっぱバカップルでしか有り得ない。 なんせ、彼女達の目の前で、千鶴は青年の唇にチュッと、口づけしたから。 「ね?いいでしょ?」なんて甘えた声を出して。 青年の方も、「しゃーねーなー」って言いながら鼻の下を伸ばす。 そして仲よく手をつないで、カウンターで清算を済ませるのだ。 本当、ただのバカップルである。「ひゃーん、いいフンイキぃ~」「これは……、私たちチアリーダーの名にかけて……」「那波さんの恋の応援するのよ!」 そのバカップルのラブな雰囲気にあてられてるのか、やたらとハイな3人の少女。 テスト勉強をしなきゃならない、そんな事情からくる現実逃避も混じっているのだろう。 家路につく横島と千鶴の後を、迷わずこっそり追いかけた。 すぐさま横島に感知される程度の尾行術。 稚拙で幼稚なその行為は、だが何故だか横島に見つかることは無かった。 それは3人の少女達にとって、幸運だったのか、それとも不運だったのか…… いいや、おそらくは幸運なのだろう。 3人の少女の中の一人は、とある精霊に愛されていた。 幸運の精霊フォーチュンに。 そして、その精霊に愛されているのが、椎名桜子であった。 物事の事象を、無理がない範囲ではあるが、桜子が好いように捻じ曲げる。 どんな結果が出ても、最終的には彼女にとって幸せが巡るように…… そのフォーチュンに愛されている桜子が、横島と千鶴の後をつけるのだ。 桜子にとって横島が害を成す存在ならば、あっさりと見つかり逃げられただろう。 だけども、横島が桜子にとって何らかの益を成す存在ならば、決して横島は桜子を感知できない。 横島に対して敵意がなければ尚更だ。 だからこそ横島は、桜子と残り2人を感知できなかった。 横島が感知できないから、桜子は見てしまった。 幸運の精霊の導きのままに、いつか彼女に巡る幸運のために。 でも、ほんっっとうにっ! 幸運なのかはマジ微妙。 なんせ、横島と千鶴は、帰りの電車の中で…… 胸がドキドキ高鳴って、頬が笑みの形でゆるんでしまう。 さっき借りたDVDの入った袋を左手に持って、右手は彼の暖かい手。 うれしい、うれしい、うれしい!! 千鶴は本当に嬉しくて仕方ない。 家に帰るのが待ち遠しい。 このかは起きてるだろうか? 起きてたら、彼を挟んで3人仲良くDVDを視るのだ。 2人きりなのも良いけれど、こんなに好い思いをしたのだし、少しは幸せのお裾分けしなきゃ。 それでも腰が痛くて動けないこのかには出来ないエッチなこと、いーっぱいしてあげるつもりだけど。 楽しい気分でにこにこ。 千鶴は彼に手を引いてもらいながら、電車の中に足を踏み入れた。 いつもとは違って人気がない電車の中。 皆、テスト前で外出を控えているのだろう。 それでも隣の車両には、まばらでは有るが人の気配がする。 だが、横島と千鶴の乗った車両には、何故だか誰も乗ってはいなかった。 別段、横島が何かをした訳ではなく、本当にただの偶然。 でも、彼はその偶然を捨てるなんて勿体無いことはしない。 出入り口近くの長椅子に腰かけようと、千鶴が足を前に進めたとき、急に腕をグイッと引っ張られた。「どうかしたの?」 キョトンと彼の方を見る。 だけども答えは返ってこず、本当にどうしたのかしら? と首を斜めに傾けた。 長い髪がふわりと流れ、彼の首元を通り過ぎる。 香ってくる彼女の匂い。女の匂い……、では無かった。 普段みんなに見せているのとは違って、今の千鶴は本当にただの少女でしかない。 年明けのあの日から、横島と2人きりの時にだけ見せる彼女の素顔。 大人びた色気ある顔のはずなのに、こんな時は本当に幼い少女に見える。 その外見から強要される大人としての自分ではなく、ただの14歳の少女。 その少女の顔で、彼の顔をジッと見つめた。 千鶴は彼が好きだ。 どこにでも居そうな平々凡々な彼が。 子供みたいに楽しそうに笑う彼が。 そしてあの時見た、化け物に向っていく雄々しい彼が。 とても好きだ。 だから、真面目な顔で自分を見ている彼に、ぽ~っと見惚れてしまう。 彼の顔が少しづつ笑みに変わる。イタズラ好きの子供の顔だ。 この顔も好き……、なんて思ってしまったから、この後の対応が徹底的に、そしてどうしようもなく遅れてしまう。 あっ! そう思ったときにはもう、視界がクルリと180度回った。 電車内を視界に納めていたのに、今通りすぎたばかりの出入り口のドアに変わる。 突然のことに、思考が混乱してしまう。 そして、おなかのへその辺りに彼の両腕が巻きつき、背中からぎゅっと抱きしめられた。 いけない!このままじゃ、ここで…… 千鶴はこの先、自分がナニをされるのか分かってしまった。 こんな場所じゃ……恥ずかしい…… 逃げたい、逃げ出したい、なのに、そう思ってるはずなのに、身体が思うように動かない。 ズズイっと彼に押され、ドアの窓ガラスが眼前に迫る。「だ、だめよ……! 誰か来ちゃうわ……」 ようやく、ようやく拒否の声が口から出るも、すでにスカートの中へと彼の侵入を許してしまっていた。 太腿に感じる彼の暖かい手の感触。 それがジリジリと焦らすように、内腿から股間を目指して撫であがる。 ゾクゾクっとした快感に似た何かが、身体の中心部を走った。「んぅっ!?」 思わず出そうになった声を堪えながら、DVDの入った袋を持つ手とは逆の手で、必死に侵攻を食い止める。 そうして完全に無防備になってしまった千鶴の胸を、横島は遠慮なく蹂躙するのだ。 服の隙間から手を差し込み、ブラを肌蹴させ、そして彼女の大きな胸を撫でさすり、揉みあげる。「は! ひ……っ!! いやぁ……」 弾力がある胸を思う存分に揉まれ、ついには口から快感の声が漏れだした。 慣れ慕むほどに知っている彼の手の感触が、彼女の思考を白く染める。「やっぱ千鶴のおっぱいは最高や~」 頬が熱くなる。女の情欲が顔を出す。 全身の力が入らなくなり、いや、いや、と首を左右に振るのが精一杯。 だけども彼は嫌がる千鶴を尻目に、スカートの中に突っ込んでいた手を股間のクレバスへと滑らせた。 びくりと千鶴の身体が跳ねる。「あっ、そこ、だ、だめよ……おねがい……」 千鶴は股をギュっと閉じて彼の手を止めようとするも、股間と太腿の間の空間に手を滑り込まれ、下着の上から敏感な部分を刺激される。「ふぐぅ、んぐぐ、あぁ、んんっ、あっ、やっ……そんな触っちゃ……声がでちゃう……っ!!」 羞恥で顔を赤らめ、身をくねらせる。 誰か来たらどうしよう? 見られたくない。誰にも、彼以外には。 なのに、その彼が彼女を追い詰めるのだ。「こんなにネットリ濡らしといて、エッチな女だよ、お前は……」 股間を這わせていた手を、彼女の前に見せつける。 気づいていた。自分が濡れているのは。 彼の手が蠢くたび、どうしようもなく身体が反応してしまうのだ。 だけども、下着越しからでもあんなに指が濡れるなんて…… 彼の指についたベトベトした粘液が、ヌラリと光った。 ねっとり指と指の間に糸を引きながら、プツンと切れる。 それを見て、違う、違うの、と力なく首を左右に振って否定する千鶴。 そんな彼女の唇に、その彼女のエッチな汁で濡れた指を押しつけるのだ。「ほら、千鶴のエッチなお汁」 そう言って、彼女の唇を割り、口中に指を突っ込んだ。「んぐっ……んぅ……ぴちゅ、ちゅ、れるぅ……」 淫らな顔で指をしゃぶりだす。 甘酸っぱい味が口の中一杯に広がり、次第に彼に開発された身体が疼き始める。 子宮がキュゥンっと鳴った気がした。 それでも、ここが公共の場であることが彼女の恐怖心を刺激し、完全に横島の行為に没頭出来ない。 出来るはずもない。 微かな物音が聞こえる度に、ビクン、ビクンと身体を跳ねさせ、不安そうに辺りを見回す。 声が出てしまう度に、誰かに見つかるんじゃないかと言う恐怖に怯え、目蓋が熱くなる。 なのに彼は、そんな千鶴を分かった上で、更なる刺激を彼女に与えようとするのだ。 千鶴の上着を肌蹴さすと、プルンと揺れながら飛び出す大きな胸。 ひんやりとした外気に触れ、鳥肌が立つような寒気がする。 彼の愛撫によるものだろう。陥没していた乳首が、ひょっこり屹立していた。 それを引っ張り、捏ねくり回し、激しくさする。「いや、よ……こんな、場所じゃ……んぅぅぅ……」「だったら、どんな場所ならいいんだ?」 意地の悪い言い方。 分かってるくせに……! 何度もそう思う。 なのに、本気で彼を振り払えない。 本当に嫌がったら、彼は止めてくれるのに…… いやなのに、いやなのに、もしも誰かに、彼以外の誰か男に見られるのは……いやなのに…… 目の端に溜まっていた涙がついに決壊し、頬を濡らす。「そんなにここじゃイヤなんか……?」 千鶴の涙を見て、少し残念そうに声を出す。 彼女はスンっ、と鼻をすすり、コクンと首を縦に振った。 彼のしたい事は何でもしてあげたい。でも、ここではやっぱりイヤなのだ。 前に屋上で乱交……もとい、性魔術の研究をした時とは訳が違う。 誰も来られないし、誰にも見られない結界を張ってる訳じゃないのだから。 それに何より、しょせんはただの中学生。 いつ、誰がここに来るか分からない状況では、怖い。「……そっか、ごめんな、千鶴」 彼の優しい声色に、ホッと胸を撫で下ろす。 よかった…… 帰ったら、いっぱいサービスするから、だからゴメンなさい…… だけど、「でもな、もう我慢が出来んのじゃーっ!」 次の言葉で絶望に堕ちた。 手が再びスカートの中を弄りだし、ショーツに手をかけたと思うと、そのまま太腿の半ばまで摺り落とされる。 エッチな汁で濡れた股間が外気に触れ、ヒンヤリとする。 ゾクッとした悪寒に、身体が硬直した。 続いてスカートを捲られ、お尻が剥き出しになってしまう。 恥ずかしくて抵抗しようとするけれど、そのままドアと彼の体に挟まれて身動きがとれない。 冷たいドアの窓で胸が押し潰されて、外から見たらどんなに卑猥なことだろうと思う。 息がかかる窓が白く曇り、今こうしてる自分がとてもリアルに千鶴は感じるのだ。 彼の指が無遠慮に千鶴の女の部分と、そして後ろのすぼまりを愛撫しだす。 ワレメをなぞりあげながら、最も敏感な部分へと指が伸びる。 同時に後ろのすぼまりの皺を広げつつ、中指の第二関節までヌプッと淫音を立てて沈んだ。「んんぅぅぅっ!! ひぃ、やぁ……、怖い……の、お願い、これ以上されたら、声が我慢出来ない……」 やめて……、そう懇願する千鶴。 だけども彼は、淫核の薄皮を慣れた調子で剥くと、敏感なその部分を乱暴に捏ねくり回す。 前と後ろ、同時に来た強い刺激。「ひぃああぁぁぁああああああああっっ!」 周りを気にする余裕も消え失せ、大きく嬌声をあげてしまう。 プシャァァアアアッ!股間から大量の愛液が吹き出し、彼のズボンを濡らしてしまった。「はぁ、はぁ、はぁ……」 肩で息をする。絶頂の衝撃で頭がぽや~っと白む。 溢れ零れた涙のせいで、窓からの流れる景色がボンヤリ霞んで見えた。 ポタッ、ポタッ……、股間から溢れ出す愛液が、床に水溜りを作り出す。 ヒンヤリとしていた筈の鉄で出来た扉が、千鶴の発情した体温で熱くなった。 そして、彼は千鶴にこう言うのだ。「前と後ろ、どっちに欲しい?」 どちらもイヤなのよ。お願いだから、もう止めて…… 心からそう思っている筈なのに、千鶴の口から出た言葉は、「後ろ……に、お願い……します……」 途切れ途切れに、彼を望んでしまう言葉。 何でこんな事を言ってしまったの……? 困惑する。 それとも、これが私の……、本心……? 力なく首を左右に振って否定する。 認められない。認める訳にはいかない。 彼は好きだが、こんな場所でされるのは嫌なのだから。 嫌な、はず・・・・・・ だからすぐにさっきの言葉を撤回して、否定の言葉を言わなきゃ。 そう思ったのに、彼の手が千鶴の尻たぶを掴み左右に開く。 露になったすぼまりに、彼の分身の先端が口をつけた。「ひっ……!」 短く出た悲鳴。「いっただきまーすっ!」 彼の悦んでいる声。 その瞬間、ズンッ! 衝撃が彼女を襲う。 千鶴の後ろに、彼の大きすぎる肉の棒が、ゆっくりと根元まで突き入れられたのだ。 彼の肉棒が直腸を、ぐ、ぐぐぐ、ぬぐぅ……と進むたびに、ぞくぞくっ、背筋に鈍い快感が走る。「ぁ……ぁぁぁぁああああああっ!」 こみ上げる様な、だけども堪えきれない快感。 抑えようとした声が、決壊した。 恐らくは隣の車両までも響いただろう大きな嬌声。 静かだった電車内に、彼女の嬌声が反響し、木霊した。 そこの初めては彼では無かった。 化け物、その性器たる触手…… でも、その感触を忘れさせようとする彼の頑張りによって、今ではもう、千鶴は触手の感触を思い出せない。思い出す事もない。 それほどまでに、彼に開発され、愛された、彼の為の快楽器官。 彼の形を覚え、彼の為だけに存在するその穴は、彼の望むがままの快感を、彼と、そしてその持ち主である千鶴に与えるのだ。 2度目の絶頂の衝撃に、腰から力が抜けて倒れそうになる千鶴。 だけど、彼はそんな千鶴を後ろから押し上げ、電車のドアで押し潰すほどに激しく、自分の腰で彼女の尻をパァーン、パァーンと打ちつける。 前の穴と違い、どこまでも果てがない直腸を、ヌチュ、ズチュ、ズチュ、滲み出る腸液のヌメリの助けを借りて、出たり入ったりを繰り返す。「きゃぅ! きゃぅぅ!! お尻、感じるのっ! あああああっ!! イク、イクわ、イッちゃうぅぅっっ!!」 3度目の絶頂は、前の2度とは比べ物にならない程に激しいモノで、強い絶頂に激しく身体を震わせ、彼の肉棒をキツク締め上げた。「……ぐぅっ、おらぁぁあああっ!!」 彼が吠えた。同時に、ビュビュビュビュッッッ!!! 熱い塊が千鶴の内臓を犯す。「んぁあああっ! あなたの、熱いの出てる……私のお尻の穴に……」 涎と涙で濡れた顔を、彼女のソレで汚れた窓に押し付ける。 熱い吐息を忙しなく吐きながら、「好きよ……私の……アナタ……」彼女は彼への愛の言葉を紡ぎだした。 まだ千鶴の後ろに深々と突き刺さったままだった肉棒が、ググンっと力を取り戻し、大きくなる。「ぁぅんっ……」 その衝撃で、背筋がピーンと伸びた。 濡れた瞳を彼に向けると、「今度は、前をお願い……」すでにここが何処か気にならなくなっているのか、催促の言葉。「ったく、もうすぐ駅に着いちまうってのに……」 言葉とは裏腹に、彼の頬の筋肉はどうしようもなく緩んでいた。 そして、ゆっくりと引かれていく彼の腰。 少しづつ彼女の腸内から引き抜かれていく肉棒。 肉棒のエラが千鶴の腸壁を引っ掻き、例えようもない快感に悶えるのだ。 強制的に得られる排泄感に似た快感。足が震え、まともに立つ事さえ出来ない。 彼はガクガク痙攣する千鶴の腰を無理矢理に押さえつけると、最後の亀頭の部分をポンッ、と外に引き抜いた。「んふぅううっ!!」 その衝撃で千鶴は4度目の絶頂をしてしまう。 心なしか抑えられた声の高さ。 でも、十分に電車内に響き渡る。 続けざまにヴァギナを割り、膣道を通って、子宮をグンッと突き上げた。「ンぁはぁああぁっ!」 5度目の絶頂。 もう、何も考えられない。 ヌチュッ、ズチュッと淫靡な音を出しながら掻き回される。 お腹が引き攣るような圧迫感と、強く奥を抉ってくる力強い彼に、子宮が熱を帯び、愛液が湧き止らない。 彼が腰を突き上げるたび、千鶴は甘い刺激にとろけそうになる。 だから、「もっと……激しく、してください……」 横島は本気になる。 千鶴を後ろから抱え込むと、彼女の両足を持ち上げ、赤ん坊におしっこをさせる様なポーズをとらせ歩き出す。 人気のない電車内を我が物顔で堂々と。 横島がドスン、とわざわざ衝撃を立てながら歩くと、「はぅんっ!あっ……ふあぁっ……深く、くるぅ……」恥ずかしそうに顔を俯かせながら甘い声を漏らす。 それでも尚、決してDVDの入った袋を手放さない彼女に、横島はとても愛らしく思うのだ。 千鶴、好きだぞ……、お前の大人っぽいトコも、それでいて子供みたいに茶目っ気溢れてるトコも、みんな、みんな…… 横島は彼女への愛を噛み締めつつ、長椅子に座った。 後背座位、その体勢で、胸は剥き出し、スカートはヘソまで捲り上げられ、あからさまに交わっている2人。 横島が腰を突き上げるたび、千鶴の大きな胸が激しく上下に揺れ、バウンドする。 もしも隣の車両から人が来たら……、それだけで身の破滅となる程に大胆な性交を楽しんでいた。 繋がったままクルリと彼女を半回転させると、今度は対面座位の体勢になって、ごくごく自然と彼女の濡れた唇を奪った。 柔らかな唇の感触を貪りあいながら、舌を絡め合い、腰を揺らめかせた。 右に左に、回って突き上げ……激しく振動する肢体。 だけども、決して唇を離さず。 唾液をすすり合う音と、横島に塞がれた唇から漏れ出る、くぐもった喘ぎ声。 そして2人の腰がぶつかり合う音が、隣の車両で覗き見ていた3人の耳に、はっきりと届くのであった。 ゴクン……、生唾を飲み込む音が耳に届いた。 それは一体誰の? 自分? それとも、一緒にいる誰か? それすらも分からないほどに、繰り広げられる痴態に夢中になる。 3人、折り重なるように我も我もと覗き込んだ。「うっひゃあー!?」「す、すごっ……!!」「こ、これって見つかったら停学なんじゃ……」「下手したら退学だって!」 ディープキッスをしたまま、深く繋がり合い、男が腰を跳ねさせるたび、千鶴のアソコから飛沫が噴き出す。 ポタポタと千鶴と男の合わさる部分から流れ落ちる粘る液体が、長椅子を、そして床を濡らしヌラリと光った。 そして、隣の車両の覗き窓から覗く3人の耳を犯す、淫音。 グチュ、グチュ、ジュプッ、ジュプッ…… 初めて聞く音…… 初めて見る淫らな交わり…… 3人は知らず自分の下着を濡らしながら、興奮した面持ちでかぶりつく様にして見るのだ。「ね、ねぇ美沙……? あんた彼氏いたよね?」「へっ? いるけど……それが何よ?」「み、美沙ちんも、あんなことしてるんだね~」 凄い形相で振り返る美沙。 慌てて手をパタパタ、首も左右に振って必死になって否定する。「し、してないって!ってかさ!あんなデカイの入らないってっ!!」 美沙が指差す先には、千鶴の中から出たり入ったりする大きな肉杭。 テラテラと愛液に濡れて光るソレは、余りにグロテスク、余り巨大にすぎた。 未だ男を知らない少女達にとってソレは、ただ恐怖の対象としか映らなかったのである。 男を知っていたら、また別の見解があっただろうが。 ぶっちゃけソレは、平均を遥かに越える大きさであったから。 だから美沙がセックスに恐怖感を抱いてしまったのは仕方の無い事だろう。 初めて見る男のモノとしては、最悪なまでに不適切であったろうし。 ただ、あんなデカイの入らない、ってのは円と桜子も同じ見解だったみたいで、コクコクと首を上下に振った。「やっぱ那波さんは大人だった……」 円の呆然とした呟きに、美沙はやっぱりコクコクと首を縦に振る。 2人がそうやって頷きあっている中で、まだ桜子は千鶴と男の交じり合う姿を見ていた。 人差し指を咥えながら、羨望に満ちた声で、「でもさー、ちょっと羨ましいよねー」「「えっ!?」」 驚き目を見開かせる2人に、失言したと気づいた桜子は、「にゃははは」と笑って誤魔化そうとするも、「ちょっ、桜子! ダメよ、ダメダメ!! 略奪愛はダメだって!!」 と凄い剣幕。 桜子は慌てて、「ち、違うよー! そうじゃなくって……」 そうじゃない。そうじゃなくて、桜子の中の何か……幸運の精霊が、千鶴を抱いてる男の何かを求めているのだ。 幸運の精霊フォーチュンが、狂おしく、切なく、あの男の力の源を……欲しているから。 だからそれは、桜子のはっきりとした意識から導き出されたモノではない。 彼女自身はどうしてこんな気持ちになるのか分からない。分かる訳がなかった。 大体において、初めて見ただけの話した事もない他人の彼氏に、しかもその彼氏は特に2枚目と言うわけでもなく、金持ちみたいな雰囲気もない。 そんな人に、いきなり恋愛的な感情を持つ訳ないよ~。 桜子は両手をバタつかせて必死に否定するのだが、美沙と円は、桜子があの男に好意を持ったのだと完全に思いこんでしまった。 何とか桜子にあの男を諦めさせようとする2人と、そうじゃないって!っと必死に誤解を解こうとする桜子。 3人の喧噪は果てしなく続き、何より、あまりに刺激的な光景を見てしまったせいか、せっかく覚えたテストの一夜漬けがぶっ飛んだ。 何より寮に帰って着替えをする時に見た、エッチな体液で汚れた自分の下着を見て自己嫌悪。 何だかとってもやるせない。 もう勉強に身が入らないし、する気も起きない。 結果、美沙、円、桜子の3人は、成績を大幅に落としてしまった。 そんな感じで地味にネギの足を引っ張った横島。 だがしかし、そんな事実を知る由もなく、ただひたすらに千鶴の肢体を貪るのだった。「オラオラオラーーーっ!!」「きゃうん、ああん、すき、すき、すきぃいいいいいっ!!」 淫らな声で3人の少女の鼓膜を震わせながら…… 駅から自宅への帰り道、千鶴は唇を尖らせていた。 ぷくーって頬を膨らませ、怒ってるんですからね!ってアピール。 でも、怖さよりも愛らしさが前に出すぎて、なーんも怖くはなかった。 それに千鶴も、決して横島の腕に絡まるのを止めようとはしない。 腕に当たる豊満なおっぱいの感触に鼻の下を伸ばしながらも、むくれる千鶴を宥めようと、ちょっとあたふた。 尖った唇も、次第にいつもの柔らかく微笑む形に変わり、そして、2人の唇は自然と合わさる。 月明かりの下、まばらではあるけど人が通る道筋で、ただ普通の恋人のように。「好きよ……、だから私のこと、忘れないで……」 千鶴のささやきが、横島の耳に入る。 千鶴を抱き寄せ、ゆっくり、ゆっくり……、ゆっくりと…… 暗闇の中、一本の道を、歩き続けた。 いつか来る、絶対的な別れを、脳裏から振り払って 後書き ってな訳で、これが本当の20話だ! それはともかくとして、90万HIT企画の最後にあった、100万HIT企画案。 アンケートを取っていた訳でもないというに、おまんら……(汗 まあ、せっかく何で集計してみたw 1位 A案 とらいあんぐるリリカルヨコなのsts 10票 (続ヨコなの) 2位 F案 カードキャプターさくら 極楽大作戦! 7票 (カードキャプターさくら 横島がケルベロス ※獣姦注意w) 2位 M案 もともと永遠だったYOKOSHIMA 7票 (永遠のアセリア) 4位 B案 おまもりリカルなのはと鬼斬り役と 6票 (おまもりひまり+ヨコなの) 5位 G案 ぼんのうたるもの 5票 (うたわれるもの) 5位 P案 Fate/イリヤとしないto! 5票 (あれの続き 何も思いつかないんでこれは絶望的) 7位 E案 YOKOSHIMA QUEST ~犬姫さまと横島さん~ 4票 (ドラクエ2) 7位 I案 起動戦士ガンダム YOKOSHIAMA ですてにー 4票 (種だか運命だか) 7位 Q案 ヨコアスなの! ~アスナVSなのは~ 4票 (横島、なのは世界から帰還 そして……って、これを書くとしたらヨコアスが終わってからw) 10位 D案 スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION Y 3票 (SRW OGS) 10位 L案 スクラップド・プリンセス ~煩悩男との艶恋歌~ 3票 (捨てプリ) 12位 H案 大横島 2票 (大悪司) 12位 N案 霊能騎士(オカルティックナイト)YOKOSHIMA 2票 (魔法騎士レイアース 原作版) 14位 C案 銀河忠夫伝説 ~わが征くは煩悩の大海~ 1票 (銀河英雄伝説 ラインハルト→ライン春子) 14位 J案 マールでYOKOSHIMA! 1票 (マール王国物語) 14位 O案 キーやんのママがみてる 2nd 1票 (エイプリフール嘘企画の続き) 栄光の最下位 K案 鋼鉄天使マリア 0票ww (鋼鉄天使くるみ 原作版) 断トツにA案だったなー。 他はあれだ、K案の鋼鉄天使マリアが0票なのに全俺が大笑い。 マリアと茶々丸がヒロイン話は見たくないのか、鋼鉄天使くるみに誰も興味がなかったのか、どっちだ? 案件の原作が古くさいのは、作者が単にここ3年ばかしに出てきた作品を知らんから。 その頃はあれだ、受験で趣味の殆どを封印していたからね。 だからそれ以前に読んだりしたものしかないのよwww ちなみに、今回の結果はそれなりに参考にしますが、特に影響を受けたりは鋼鉄天使マリアが消えたって事だけですwww