色々あった期末試験が終わったその日、 これで自分たちに課せられた試練が終わったと、夕映とのどかは一安心。 顔の緩みが超ヒドイ。 だって、2人にはご褒美が待っているのだ! 横島忠夫、大好きな彼との仮契約。 そう! 彼の魔法使いの従者『ミニステル・マギ』になれるのだ! 魔法の世界では、男と女がしたら恋人同士に見られちゃうかもしれない、うふふな契約。 2人は契約魔法陣が込められた巻物(ポーション)を大切に抱えて、ルンルン気分で彼の待つお家目指してひた走る。 途中、同人誌書くのにアシスタントを欲していたハルナに迫られたりしたものの、 重荷が取れて気が楽になったのか、呑気に鼻歌混じりに歩いていたネギを生贄に差し出し猛ダッシュ! ルンルンらららー、ルンららら~。「えへへ~」「のどか、ご機嫌ですねっ!」「ゆえもだよー!」 これで、彼との間に出来る確かな絆。 それどころか、周囲の魔法使いから恋人みたいにみられちゃうかも!「「きゃー♪」」 そう思うと、ただでさえ緩んでる頬が、もっともっともーっと垂れてきちゃう。 りんごみたいに真っ赤っかになっちゃったホッペに手を当てて、ウサギさんみたく、ぴょんぴょん跳ねる。 それでも走る速さは超高校級! 軽く100m11秒切ってたり。 そうしてあっと言う間に彼の下へ。「「お願いしますっ!!」」 2人同時に差し出す魔法の巻物。「お、おう……」 あんまりにもイキナリな2人に戸惑いを見せる横島だったけど、すぐに何なのか思い出して庭へと導く。 そうして先ずはと夕映の持つ巻物をポイッと発動。 すると地面に光り輝く魔法陣。 横島が昔見たのとちょっと違う。「どうすりゃいいんだ?」 疑問の声を上げる横島。「えっとですね、この魔法陣の中で、キ、キス、するですよ……」 今更だけど、急に恥ずかしくなって、ぼしゅ~、って頭から湯気が出てしまう。 真っ赤になった顔の前で、右と左の人差し指をツンツンって合わせて上目遣い。 すでにイクとこまでイッちゃってる夕映だけど、やっぱりこうして自分からキスのお願いは恥かしかった。「んじゃ、しよっか?」 大好きな人の声。反射的に、もしかしてエッチ?なんて思っちゃう。 もちろん夕映は、「は、はいですっ!」 って元気良く返事をしながら、横島の前でドキドキドキドキ…… だって、これが彼の使徒となるための第一歩なんだから。 いつか絶対に到達してみせるアスナとあやかの領域。 その第一歩に、嬉しさと恥ずかしさが入り交じって、鼓動が激しく高鳴るのだ。 そんな彼女の様子を分かっているのか、面白そうに夕映を見つめる横島。 ちょっとだけ罰が悪かった夕映だったけど、彼の手を自分から積極的に握り締め、幸せ一杯に笑って見せた。 こうして横島と夕映、2人は光の魔法陣の中へと進んでいく。 魔法陣の中心部に足を踏み入れると、足下から吹き上がる魔力の奔流。 制服のスカートが捲り上がり、中2にしては大胆なショーツが露わになる。 唐突に襲った身体の芯を走る甘い疼き。「あっ……、なんかジンジンするです……」 ───な、なんなんでしょうか、これは? 身体のスミからスミまで、横島さんに撫でられているみたいです…… これ以上ないくらい紅潮させた頬を手で覆い隠しながら、切なそうに横島を見上げた。 端を紐で止めたショーツの盛り上がり。その幼さを見せる少女のワレメを中心に、黒い染みが広がっていくのが分かる。 見れば自分だけじゃない、彼もまた同じように興奮している。 目をギラギラさせて鼻息荒く、今にも自分に襲い掛かってきそうではないか……「あ……ああ……っ……横島……さん……わ、わたし……」 ふらふら、ふらふら…… 彼の胸に飛び込んだ夕映は、ギュッと彼に抱きしめられて。 半開きの唇が、少しづつ彼の唇に…… チュッ、と合わさった。 光成す魔力の奔流が、一層激しく輝きだして2人を優しく包み込む。「ん……ちゅ……ンッ、ンンッ! んぅ……はふぅ……」 潤んだ瞳で見つめ合ったまま2人の唇が僅かに離れる。 すると、魔力の奔流が一点に目掛けて集まりだして、1枚のカードへと形作った。 カードに描かれている夕映の姿似。 いかにも魔法使いな格好、手には箒に本と、まさに夕映らしい絵面だ。「これが、私の……仮契約カード……」 感動だ。これが自分と彼とを結ぶ絆なのか。 夕映の手が、恐る恐るカードに伸びた。 ───いったい、どんなアーティファクトが出るのでしょうか? これで横島さんのお役に立てる自分になれるのでしょうか? 出来ればアスナさんみたく、彼の隣に立って戦う事が出来るような物だと嬉しいんですが…… ワクワクドキドキ。 夕映は興奮して、もうどうにも止まらない。 だけども、カードに手が触れる寸前、横島の手が彼女の手を握り止めた。「延っ長ーだぁーっ!」 お馬鹿な彼の声が、辺りに響くのだった。 ネギま!のほほん記 第23巻 夕映&のどかSPイベント①前編「……はい?」 何を言ってるんでしょうか? 不思議そうに横島を見上げる夕映だったが、その当事者である横島はどこ吹く風。 夕映の疑問の声を聞き流しながら、横島は身体の奥から湧き上がる情欲に身を委ねた。 仮契約の魔法陣から発せられる光、それを浴びているだけで、いつもの3倍は感度が増している気さえする。 もしもだ、もしもこの状態でエッチに及んだら…… 好奇心が止まらない。 相棒が雄々しく唸りをあげている。 それに、キスで仮契約なんて馬鹿らしい! 粘膜的接触で契約が成立する魔法陣ならば、もっと別な粘膜で接触した方が、普通より良いモン出るかもしんねーし。 ケッケッケッケ…… 邪悪とも言って良い笑みを浮かべつつ、横島は文珠を2つ手に取った。 契約が完了し、収まりつつある光。 これをどうにかこうにかする為に。「ポイっとな!」 宣言どおり、ポイっと珠を放り投げた。 夕映が見たのは『延』『長』と、それぞれの文字が刻まれた2つの珠。 それが地面に到達した途端、収まりつつあった光が再び勢いを取り戻したのだ。「な……っ!? なななな……なんですかっ! い、今のっ!?」 更には、1枚のカードを形作っていた魔力が、再び拡散して元の状態に戻ってしまう。 目が点になった。 彼女が知る魔法の理から外れる現象。 なにがなんだか分からない。 理解出来ない。 そんな夕映を見て、そういや夕映ちゃんには文珠のこと教えてなかったんだっけ。 なんて思いつつも、混乱している彼女の小さいオッパイの頂を、ギュっと抓ってみた。「いぎぃっ!?」 イキナリの行為。 夕映は当然、痛みの声を上げた。 だが、横島には分かる。 この声には快感からくる愉悦が混じっているのだと。 普段だったら、こんな感じで抓りあげたら、苦痛しか感じないはず。 それが……っ!! 夕映は苦痛の声を上げたと同時に、熱く湿った吐息をこぼした。 瞳は潤み、口は期待からなのか、常に半開きで、本人は気づいてないだろうが、舌がチロチロと唇を舐めている。 それはセックスアピール。女が目の前の男に犯されたいと、そう思っている合図だ。と横島は勝手に思っていた。 この光、やっぱりイケルっ! 魔法陣の福次効果のせいだろうか? 横島自身も全身を嬲られる感触に、もう股間の波動砲が唸りをあげて暴走しそうだ。 相変わらず捲くれ上がっているスカート。 顔に似合わず大胆な紐パンが丸見えだ。 横島はその紐パンの紐を、スルッと引っ張り……「あ、横島……さん……」 ここまで来たら、夕映も横島がナニを求めているのか解る。 さっきの珠は気になるが、それよりも横島の求めに応じる事こそ自分のするべき事だろう。 股間から滲みでるエッチな液体が太腿を伝う冷たい感触。 彼を求めてひくつく自分の女の子の部分。 その奥の子宮が、キュンと鳴った。 なにより、 ───私も、アナタに抱かれたいです…… それに、夕映には横島を拒否するなんて、出来っこない。 一日の終わりには、いつも彼を想い胸を切なくする。 思い描く彼の凛々しい戦闘時の姿。 化け物を蹴散らした時に見せた、ちょっと凶暴な笑み。 初めて会ったときに見せた、悲しげな笑み。 そんな彼の姿を、いつもいつもいつも、一杯思い描いてから眠りに着くのだ。 抱きしめられたい。キスして欲しい。 なにより、貴方に、犯されたい……そう想うのです。 幻想的と言ってもいい光の中、夕映は横島の求めに応じるようにスカートと靴下だけを残し、他の服を脱ぎ捨てる。 魔力の奔流で捲くれ上がり、意味を成していないスカートの端を口で咥えると、潤んだ瞳を横島に向け、「ろ、ろうぞ……」 幼いワレメを、自分の指で広げて見せた。 こうすれば、彼が悦ぶのだと知っているから。 くぱぁ……、粘りつくような糸を引くソコは、確かに彼を求めている。 だけども、横島はすぐに夕映の女を貫きはしなかった。 彼には、彼の考えがあったのだ。「キスすりゃ契約が出来るんだったよな?」「ふぇ……? そ、そうれふよ?」 このまま最後までイクんだと思ってた夕映は、少しだけガッカリする。 とは言え、彼女にとって横島の言葉は絶対だ。 当然、キチンとした答えを返そうと思うのだが、横島が何を求めているのかさっぱり解らないでいた。 キスで契約。最初に説明したこと。なのに、なぜ今更この場面で?「ようするにだ、唇と唇が合わされば契約成立ってことだよな?」「そうれふが……」 何を言いたいのだろうか? ますます分からない。「んじゃよ、上じゃなくって、下の唇にキスしてみっか」 そう言って横島は跪くと、夕映が自分の指で押し広げているワレメをジッと視姦する。 魔法陣の効果なのだろうか? 横島が知る限り、性感帯が未発達な夕映をヌレヌレにするのは簡単じゃ無かったというのに。 少しだけ屈辱感に苛まれるも、すぐに気を取り直した横島。 太腿の付け根に流れる愛液をペロリと舐めとり、夕映のこぼす可愛らしい喘ぎ声を堪能する。 そうして今度は、クリトリスをツンと舌先でつつき、「きゃんっ!?」 あまりの刺激に、夕映はスカートの端ッきれを口から離してしまった。 だけども、スカートは魔法陣から噴き出る魔力の風で、フワリと捲くれ上がったまま。 夕映はワレメを広げている指を離し、そのエッチな汁でヌメッている手で頬を抑えながら、イヤイヤと頭を振り甘い声を小さな唇から漏らしだす。「ひ、んっ、あん、あっ、んんっ……す、すごいです……っ! いつもの、何倍も……あ、あっ、あぁん……感じるです……っ!!」 ───気持ちいい、です…… 使った事はないけれど、まるで媚薬でも使っているみたい。 激しい快感に悶える夕映のアソコを、今度は横島自身の手で押し広げながら、こう言うのだ。「んじゃー、そろそろ仮契約といきましょか!」 先ずは先行部隊として、クリトリスをツンツンしてた舌先を限界まで伸ばすと、横島の手で丸見えになっている膣内に沈めていく。 横島はピンク色にヌメッている膣壁を丹念に舐めほぐしながら、グジュッと音を立て、深くへと舌を侵入させていった。 舌が奥へと沈んでいく毎に、徐々に夕映の股間の土手の盛り上がりに近づいて来る横島の唇。「んん───ッ!! く、くるですっ! 横島さんの唇が、私の、アソコにっ!! 私の、わたしの、ごしゅじん……さ……まが……」 ああ、ついに言ってしまった。 彼のことを、ご主人さまと。 ずっとそう言いたかった言葉。 従僕となって彼に仕えたいのだという、浅ましい想いが透けて見えてしまう言葉を。 でも、一度言ってしまったからには、もう遠慮しなくてもいいですよね……? 激しく足腰を震わせ、絶頂を繰り返す夕映。 夕映と言う少女にとって、最も信頼し、敬愛し、何より愛する男が自分の股間に顔を埋めている。 ちょっと行き過ぎた感さえある夕映の横島への傾倒振りもあり、そのシチュエーションだけで何度もイってしまう。 それは横島にとって夕映と言う少女が、自らの好みの対極にあったせいもあった。 彼女の外見が、ある程度は振り払ってしまっているロリと言う名の罪悪の象徴だったせいもあり、余り手を出してもいない。 手を出される時も、いつもいつものどかと一緒で、しかもいっつも彼女が先に抱かれている。 もちろん、それにだってキチンとした訳があった。 横島のグロテスクな肉棒には、夕映の小さすぎるアソコの入り口は余りに小さく、先ずはのどかの膣内で存分にねっとり濡らしてからじゃないと負担が大きいのだ。 そんな自分が、いつもとは違い、のどかよりも先に可愛がって貰っている。 ようやく、ようやく一人の女として認めてもらった気がして、心と身体が昂ぶってたまらない。 だからだ。 どんなに絶頂を繰り返し、足腰の踏ん張りが利かなくなっても尚、決して膝から力を抜かないのは。 そう、ここで膝を崩す訳にはいかないのだ。 負ける訳にはいかないのだ。 誰に、って訳ではなく、彼を敬愛している自分が、この程度の試練を乗り越えられない訳が無い。 悲しむ彼を、包みこめれる自分になるために。 ぷちゅっ…… 遂に横島の唇が、彼女の股間に辿り着いた。 大きく口を開け、全てを覆い尽くすみたいにかぶりつく。 少女の小さいワレメを口一杯に頬張りながら、舌先を膣内奥深くに射ち込み、ジュジュジュっと愛液をすすり出す。「ふああああああああぁぁッッッ!!!」 激しい絶頂感に、膝がガクガクして今にも崩れ落ちてしまいそう…… それでも夕映は、自らの愛液でヌトヌトになった頬を掻き毟しり、何とか耐える。 ───負けない。負けない。負けてたまりますかっ! だって私は、誰よりも彼に相応しい従者になるのですからっ!! 下唇を噛み締め、堪えようの無い快感から涙を流す。 そんな涎と涙と愛液で汚れた彼女の眼前で、再び魔力が一箇所に集まり、カードの形になっていく。 横島の唇と、夕映の下の唇。 2つが合わさり、仮契約が成立しつつあるのだ。 むろん、出て来たのは失敗作のスカカードだったが。 カードの絵面は、ディフォルメ化した裸の夕映が、M字開脚しながらアソコを自分の指で広げている姿。 今さっきの光景にとても近い。 そのカードは、少し離れた所であわあわしながら見ていたのどかの手に納まり、しかし魔法陣の光は収まらない。 横島の放った『延』『長』が力を失っていないからだ。 「ふっ……どうやら、上と下の唇じゃ仮契約は性交……もとい成功しないようだな」 夕映のアソコから口を離し、のどかの手にあるカードを見て感慨深くそう言う横島。 なんだかとても真剣な表情を浮かべながら、ウンウンと唸り始める。 連続した絶頂でフラフラとなっていた夕映は、荒い息を吐き出しながら、遂に膝から力が抜け落ちポテンと尻餅をついた。 それでも仮契約の最中には膝を崩しはしなかった。 そんな自分を誇りに思う。 夕映は、満足と安堵が交じり合った溜息を漏らすと、大好きな彼の方を見た。 光溢れる魔法陣の中央で、さっきのスカカードみたいな格好でグッタリしながらも、ウンウン唸る横島に思わず見惚れてしまう。 自分には理解出来ない力で仮契約の魔法陣の効果を延長させ、更には何らかの実験を繰り返しているみたいな横島。 知的好奇心は、夕映自身がいっぱい持っているモノだ。 だから夕映は、横島がその好奇心で仮契約の不思議に迫ろうとしている。 そんな彼に、見惚れたのだ もちろん横島は、この素晴らしい快感をもっと味わおうとしているだけなんだけど。 それはともかく、ウンウン唸っていた横島は、ワザとらしくクワッと目を大きく見開くと、ズボンとパンツを脱ぎ捨てる。 そして魔法陣の外で、切なげに太腿をすりすりしていたのどかに手渡すと、「だったら、キスなんぞよりも強い絆の証、セックスをしてみせようじゃないかっ!」 無駄に男らしい顔で夕映に迫るのだ。 もちろん、夕映は横島を拒絶なんか出来っこない。 あれ? ホントはちょこっとおバカなのでしょうか、この人? って考えが頭を掠めるも、スグにそんな胡乱な考えを捨て、「はい、わかりましたです。ごしゅじんさま……」 うっとり了解。 横島は、ご主人さまって何? チラリとそう思うも、彼女のアソコがヒクヒク蠢き、今か今かと横島の侵入を待ち侘びているのだ。 そんなどうでもいいことは後で考えるとして、今は彼女とヤルことだけ考えよう。 だって彼女は、いやらしくなってしまった肢体の欲求に応じて、両手を彼に向けて大きく広げ、迎え入れる体勢に入っている。 急ぎで可愛がってあげなくてはっ! なんだか無駄な使命感に燃えている横島は、素早く小さい彼女の身体の上に乗った。 夕映は覆い被さってくる彼の背中に手を回し、ピタリと身体を重ね合わせる。 温かい彼の体温に幸せを感じながら、自らの小さい膣口に、彼のグロテスクな巨根を導くと、グ、プンッ!「ひぃぃ、んぅっ!!」 一気に最奥まで迎え入れた。 どんなに自分が濡れて、どんなに彼の肉杭がのどかの愛液でヌトヌトになっていても、いつもならば入り口付近では可也の抵抗があった筈なのに。 それなのに、あっさりと子宮孔まで突き入れられた。 これは、もしかしたら、遂に出来るかもしれない…… 夕映は、彼の形にポッコリ膨らんだお腹を愛しげに撫でながら、ずっと想い続けた目標を達成しようと、腰をグリグリ動かし始めた。 体勢を対面座位に変更させてもらうと、もうこれ以上無い筈の彼女の奥行きに、更に奥へと横島の肉棒を飲み込もうとする。 未だ3分の1ほども残っている肉棒だ。ここから全部を納めきれるはずなどない。 でもだ、夕映は全部を入れたいのだ。自分の中に。絶対に! 例え子宮孔の口を広げてでも、例えその所為で何らかの肉体的損傷を負ったとしても。 再びカードの形に魔力がパアァァッッと光り輝こうと、最早そんなモノには目がいかない。 ───これだけ簡単に奥まで入ったのです。きっと今なら、ご主人さまを全部受け止められるですっ。「ひっ、あっ、んっ、んっ、んっ、ぐぅっ、あっ、あっ、あああっっ!!」 腰を力任せに横島に叩きつけ、快感よりも痛みが勝り始めた身体に鞭打ちながら、必死に、ただ必死に…… でも、決して一定以上は飲み込めなくて、最奥にある肉棒の先端は、どんなにグネグネ腰を蠢かせても飲み込めない。 ───何でですかっ!? 何でっ! 私の身体は、何でこんなに……っ!! 快感からではない涙が頬を伝う。 悔しさで頭が可笑しくなりそう……「入るです、入るですっ、入るですよッ!!」 その時、ズズズ……ズズッ、夕映の気持ちが勝った。 少しづつ、横島の肉棒を飲み込まんと、子宮孔が開いていく。「……ッ!? がぁっ……ッッ!!」 凄まじい苦痛が身体を走る。 最早、仮契約の魔法陣がもたらす快感なんてまったくなかった。 カードを形作る光も不安定に揺らぎ、最早この行為になんの意味も無い筈だ。 それでも夕映は笑みを浮かべ、更に腰を沈めんと腰に力を入れた。 グニュ、ニュニュニュ……、先端の雁の部分が僅かに入り込む。 ───あと、あと少し……ですっ! 勝利を確信した夕映だったが、寸前、横島が彼女の脇の下に手を差し込み、身体を浮かせた。 入りかけていた肉棒が子宮孔から抜け出し、膣道を遡って出口へと向う。「……ど、どうしてですか!? あと少しだったのですよ?」 本当に、あと少しだったのに…… なのに、どうして?「えっと、何がしたいんだ、夕映ちゃんは……?」 苦痛に顔を歪ませ、無理矢理に肉棒を奥へと飲み込もうとする彼女に、横島は疑問で仕方なかった。 何よりだ、夕映が少しおかしくなってからは、気持ち良いと言うよりは横島自身も痛かったのだ。「……横島さんのおちんちん。全部わたしの中に入ってきて欲しいと思うのです。ですが、私のアソコの中は狭くて……」 傍で見ていたいたのどかが、「ゆえ……」と慰めるように名前を呼んだ。 そして、しゅん……と肩を落す夕映に、横島はだがしかし、抽送を再開して彼女の胎内を擦り上げ始めた。 その律動は、優しくゆったりとしたモノだったが、十二分に快感をもたらすに相応しい動きである。 心にしこりの様なモノを残したまま、小さく喘ぎ始める夕映だったが、もちろん横島は悲しむ彼女をそのままなんてしやしない! 尻たぶに両手をまわし、グイッと肛門がむき出しになるぐらい割り開くと、彼女と繋がったまま持ち上げ、いわゆる駅弁スタイルで立ち上がった。 そのまま光り輝く魔法陣の縁、ギリギリに立つと、のどかを目で呼び寄せ、腰を縦のピストンから横のグラインドへと切り替える。 のどかは、横島が何を言いたいのかスグに分かった。 前で全部入らないなら、後ろに入れたらいいじゃない。 多分こんなトコだろう。 そうして、彼は自分に求めているのだ。 夕映の後ろの穴をほぐす様にと…… のどかは躊躇わない。 舌を、彼女の菊門へと突き刺すのに。 顔を尻たぶの間に埋め、菊門にちゅっと軽くキッス。「な、なにするですかっ!?」 困惑した夕映を、でものどかは気にせず、唾液をたっぷりと含んだ舌で丁寧に舐めほぐしていった。「はぅ! の、のどか、やめてくださいっ! 汚いですッ!! ひゃぁ、ん!」「ん、れるぅ……、だいじょうぶー。汚くなんかないよ、ゆえー」「で、ですがっ! あぁぁっ……」 唾液と腸液でヌルヌルになった夕映の肛門。 夕映は何とかのどかの舌の侵入を止めるため、力を入れて肛門の窄まりを閉じようとするのだけども、横島がせっせと腰をくねらせるモンだからそれも出来ない。 更には魔法陣からくる快感の増幅も手伝ってしまい、間断なく襲う絶頂感から力が入らず、のどかの思うがままに嬲られ続けるのだった。「あ、あ、あっ、やっ……もう、ゆるして、のどか。このままじゃ、ご主人さまに嫌われるです……ひぃっっ!」 ただでさえ小さく幼い身体のせいで印象が良くないと言うのに、お尻で気持ちよくなってしまう変態だなんて思われたら…… のどかのお尻への最初のキスから数分の時間が経って、尚も2人から嬲られ続ける夕映は、泣きながらものどかの攻撃から耐えようとしていた。 既にのどかも魔法陣の中に完全に入り込んでいて、気づけば直腸に2本の指を差し込み、グネグネと蠢かせている。 のどかの指が折り曲がるたびに、得も言われぬ快感が脳髄を走り、目を大きく見開いて喘ぐのだ。 更には自分の中にいる彼の肉杭も、右に左に前に後ろと、決して夕映を楽にはしない。「イッちゃうっ! またイッちゃうですっ!! ひぃっ、ひぃっ、あああっ、ひぃうんっ、ンンッあ……ま、また、ひぃああああああぁぁっっ!!!」 良い感じにトリップしている夕映を見て、のどかは彼女の背筋に舌を這わせ、肛門に指し込んでいる指を激しく出し入れしながら、「横島さん、もういいんじゃないかと───」 「ん? そっか、んじゃそろそろイクかな……」 横島はここが先途とばかりに腰の動きを激しくさせる。 のどかには、横島の肉棒のエラがゴリゴリ膣壁を擦っている感触がアリアリと分かった。 また夕映も、自分の中で横島の肉棒とのどかの指が、肉壁を挟んで擦り合っているのが分かる。「ひぁ、ぁぁあああ、あ、あああぁぁっっ!! らめぇっ! も、もう限界れすっ!! ごしゅじんさまぁ、のどかぁ、もうゆるひてぇ……っ!」 ───これ以上されたら、おかしくなってしまうです…… 2穴を同時に刺激され、何度も絶頂し激しく痙攣を繰り返す。 その刺激と、のどかによる準備が完了したのと合わせて、横島は欲望を解き放ち、夕映の奥深くで肉棒が脈打った。 横島の精を子宮でたっぷりと受け容れた夕映は、肢体を小刻みに震わせながら、これ以上の快感から抜け出した安堵感から恍惚とするのだ。 全部を受け入れる事が出来なかったと、胸に一抹の無念を抱いたままではあったが。 ───焦ることはないですよね……。 いつか……、いつかきっと、必ずアナタの全てを受け容れてみせるですよ。 待っててください、私の愛しいご主人さま…… そして、遂にカードが完全に姿を現しだし、夕映は心から感心した。 本当にセックスでも仮契約は成立するのですか。 なんでもやってみるものですね…… ただ、なんでかカードは1枚じゃなく、2枚、のどかの分もあるのが不思議でならなかったが。 それはともかく、 じゅぐ、じゅぐ、ぐちゅぅ、ぶちゅ…… なぜか未だに直腸内を刺激するのを止めないでいるのどか。 夕映は終わらない排泄感じみた快感に根をあげ、「も、もう終わったのですよね? ですから、止めてください、のどか……」 と懇願するのだが、「んじゃ、そろそろ本番いこっか?」 横島の宣言に目が点となった。 もしかして、私が前菜で、のどかが主菜という意味なんでしょうか? などと涙目で悲しく思っていると、「ゆえー。前に全部入らないんだったら、他の場所に挿入して貰ったらいいんだよー」 のどかは優しい声音で囁くのだ。 にっこり笑いながら夕映の両頬を暖かい手で包むと、唇を寄せてチュッ。 2枚のカードの絵柄に変化が現れ、それが完成しきる前に、今度は横島と舌を絡め合わせた。 自分の頭上で行われるディープキスにあたふたしながらも、「ど、どういうことですか?」 と疑問の声をあげるのを止めない。 横島はのどかとのキスを止めながら、緩慢な動作で夕映の胎内から肉棒を抜き出した。「ひぁっ」 小さく喘ぐ夕映を、今度は180度クルリと回転させ、幼児におしっこをさせるような体勢で持ち上げる。 恥かしげに横島の方に顔を向ける夕映。一体これから何が行われるのか分からない。 横島はそんな夕映の唇を奪い、これ以上の囀りを防ぐと、肉棒を彼女の後ろの穴にピトッと合わせた。 ここでようやく何をされるのか分かった夕映。 ジタバタ暴れて何とかそこに侵入してくるのを防ごうとするも、しっかりと横島に抱えられている今、それも叶わず。 横島への確かな信頼感と信仰心が揺らいだ……、なんてことはなく、夕映は諦めたように力を抜いた。 ───これは良い機会なのかもしれません。ご主人さまに全てを捧げれるのですから…… 本来、排泄行為以外で使われる筈のない場所。 そんな場所に入り込んでくる熱い肉の杭を、夕映はどこか嬉しく思うのだ。 この瞬間だけは、さっきの無念も、忘却の彼方に行ってしまうのだから。「んんんぁぁぁあああああああっ!!??」 苦痛の声を上げながら、夕映はそう思った。 後書き 何か最近「幻燐~戦女神ヴェリタ」までのSS書きたくて仕方なかったり。 セリーヌに転生、原作知識微妙にアリでw もちセリーヌは病弱なまんま(笑 セリーヌ、Lv100が雑魚であるこの世界において、嘆きのLV1! 装備スキルについては、武器装備ゼロ、防具は服系、取得スキルは当然武器系はなし、魔法も使えないし技もなし。 力なし、魔法使えない、権力ゼロだからNAISEI無双無論なし等々…… こんな主人公の性徴……じゃなくて成長物語。 これ書いてる時も、気がそぞろになって…… ええ、前もそうだったんだけど、論文やレポートで追い詰められると、どうしても色々書きたくなるのよね(笑 そんな訳で、チラ裏にて投稿しちゃったりw シスコンでブラコンなお姉さま、セリーヌたん物語 よかったら見てやってくださいまし。