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No.11660の一覧
[0] ヨコアスR(ネギま×GS)[uyr yama](2013/02/17 10:06)
[1] 序の巻[uyr yama](2010/07/08 18:22)
[2] GS日記 第1巻 [uyr yama](2010/01/13 02:33)
[3] GS日記 第2巻[uyr yama](2010/01/13 02:34)
[4] GS日記 第3巻[uyr yama](2010/12/07 08:54)
[5] GS日記 第4巻[uyr yama](2010/01/13 02:38)
[6] GS日記 第5巻[uyr yama](2010/01/13 02:40)
[7] GS日記 第6巻   エロ有り(小竜姫)  [uyr yama](2010/07/08 18:23)
[8] GS日記 第7巻[uyr yama](2010/07/08 18:23)
[9] GS日記 第8巻 [uyr yama](2010/07/08 18:24)
[10] GS日記 第9巻[uyr yama](2010/07/08 18:25)
[11] GS日記 第10巻 [uyr yama](2010/01/14 01:38)
[12] GS日記 最終巻   エロ有り(GS編オリキャラ乱交)[uyr yama](2010/07/08 18:25)
[13] GS編 設定資料集(笑)[uyr yama](2010/01/14 01:45)
[14] まほらのほほん記 第1巻[uyr yama](2010/01/26 22:00)
[15] まほらのほほん記 第2巻[uyr yama](2010/01/26 22:03)
[16] まほらのほほん記 第3巻   エロ有り(あやか)[uyr yama](2010/05/02 15:36)
[17] まほらのほほん記 第4巻   エロ有り(アスナ)[uyr yama](2010/05/02 15:37)
[18] まほらのほほん記 第5巻   エロ有り(夏美)[uyr yama](2010/05/02 15:38)
[19] まほらのほほん記 第6巻   エロ有り(あやか)[uyr yama](2010/05/02 15:39)
[20] まほらのほほん記 第7巻[uyr yama](2010/02/16 12:12)
[21] まほらのほほん記 第8巻[uyr yama](2009/12/31 18:59)
[22] まほらのほほん記 第9巻[uyr yama](2009/12/31 19:01)
[23] まほらのほほん記 第10巻[uyr yama](2010/07/08 18:28)
[24] まほらのほほん記 第11巻[uyr yama](2009/11/07 01:55)
[25] まほらのほほん記 第12巻[uyr yama](2010/07/08 18:29)
[26] まほらのほほん記 第13巻   エロ有り(アスナ、他)[uyr yama](2010/07/08 18:29)
[27] まほらのほほん記 第14巻   エロ有り(アキラ)[uyr yama](2010/07/08 18:30)
[28] まほらのほほん記 第15巻[uyr yama](2009/12/31 19:35)
[29] まほらのほほん記 第16巻[uyr yama](2010/07/08 18:31)
[30] まほらのほほん記 第17巻   エロ有り(のどか)[uyr yama](2010/07/08 18:31)
[31] まほらのほほん記 第18巻   エロ有り(夕映)[uyr yama](2010/06/21 15:53)
[32] まほらのほほん記 第19巻   エロ有り(シスター、千鶴)[uyr yama](2010/07/08 18:32)
[33] まほらのほほん記 第20巻   エロ有り(アスナ)[uyr yama](2010/07/08 18:33)
[34] まほらのほほん記 第21巻[uyr yama](2010/07/08 18:33)
[35] まほらのほほん記 第22巻   エロ有り(愛衣)[uyr yama](2010/06/21 15:53)
[36] ネギま!のほほん記 第1巻[uyr yama](2010/07/08 18:34)
[37] ネギま!のほほん記 第2巻[uyr yama](2010/11/16 23:09)
[38] ネギま!のほほん記 第3巻[uyr yama](2010/07/08 18:35)
[39] ネギま!のほほん記 第4巻[uyr yama](2010/07/08 18:36)
[40] ネギま!のほほん記 第5巻  微百合含むエロ有り(アスナ&茶々丸)[uyr yama](2010/05/02 15:47)
[41] ネギま!のほほん記 第6巻[uyr yama](2010/07/08 18:37)
[42] ネギま!のほほん記 第7巻  微百合エロ有り(横パ乱交)[uyr yama](2010/05/02 15:48)
[43] ネギま!のほほん記 第8巻[uyr yama](2010/02/16 12:07)
[44] ネギま!のほほん記 第9巻[uyr yama](2010/07/08 18:38)
[45] ネギま!のほほん記 第10巻[uyr yama](2010/02/17 00:08)
[46] ネギま!のほほん記 第11巻[uyr yama](2010/02/16 12:10)
[47] ネギま!のほほん記 第12巻  エロ有り(シスター)[uyr yama](2010/07/08 18:38)
[48] ネギま!のほほん記 第13巻  エロ有り(木乃香)[uyr yama](2010/07/08 18:39)
[49] ネギま!のほほん記 第14巻  エロ有り(アスナSP)[uyr yama](2010/07/08 18:39)
[50] ネギま!のほほん記 第15巻[uyr yama](2010/03/15 02:12)
[51] ネギま!のほほん記 第16巻  エロ有り(アキラ&裕奈)[uyr yama](2010/06/21 15:54)
[52] ネギま!のほほん記 第17巻  エロ有り(あやか、ちょい裕奈&アキラ)[uyr yama](2010/05/02 15:53)
[53] ネギま!のほほん記 第18巻  エロ有り(木乃香)[uyr yama](2010/07/08 18:41)
[54] ネギま!のほほん記 第19巻[uyr yama](2010/07/08 18:41)
[55] ネギま!のほほん記 第20巻  エロ有り(千鶴SP)[uyr yama](2010/07/08 18:41)
[56] ネギま!のほほん記 第21巻[uyr yama](2010/07/08 18:42)
[57] ネギま!のほほん記 第22巻  エロ有り(茶々丸)[uyr yama](2010/07/08 18:42)
[58] ネギま!のほほん記 第23巻  エロ有り(夕映&のどかSP)[uyr yama](2010/07/08 18:43)
[59] ネギま!のほほん記 第24巻  エロ有り(夕映&のどかSP)[uyr yama](2010/07/08 18:43)
[60] ネギま!のほほん記 第25巻  エロ有り(夕映&のどかSP)[uyr yama](2010/07/08 18:43)
[61] ネギま!のほほん記 第26巻  エロ有り(アキラ&亜子)[uyr yama](2010/07/08 09:49)
[62] ネギま!のほほん記 第27巻  エロ有り(木乃香SP)[uyr yama](2010/07/08 09:47)
[63] ネギま!のほほん記 第28巻[uyr yama](2010/07/15 00:40)
[64] ネギま!のほほん記 第29巻  エロ有り(夏美SP)[uyr yama](2010/08/02 16:25)
[65] ネギま!のほほん記 第30巻  エロ有り(アキラSP)[uyr yama](2010/08/04 13:50)
[66] ネギま!のほほん記 第31巻  エロ有り(あやかSP)[uyr yama](2010/08/12 17:46)
[67] ネギま!のほほん記 第32巻  エロ有り(美空&ココネSP)[uyr yama](2010/08/27 01:45)
[68] 一周年記念アタック![uyr yama](2010/12/28 00:38)
[69] 俺が為に鐘よ鳴れ 第1巻[uyr yama](2010/09/03 22:09)
[70] 俺が為に鐘よ鳴れ 第2巻[uyr yama](2010/10/14 08:49)
[71] 俺が為に鐘よ鳴れ 第3巻[uyr yama](2010/10/25 22:03)
[72] 俺が為に鐘よ鳴れ 第4巻  エロ有り(TS注意!ネギSP)[uyr yama](2010/11/16 23:12)
[73] 俺が為に鐘よ鳴れ 第5巻  微エロ百合有り(アスナ&木乃香)[uyr yama](2010/11/23 23:15)
[74] 俺が為に鐘よ鳴れ 第6巻[uyr yama](2010/11/29 15:21)
[75] 俺が為に鐘よ鳴れ 第7巻  微エロ有り(亜子)[uyr yama](2010/12/14 09:01)
[76] 俺が為に鐘よ鳴れ 第8巻  エロ有り(亜子SP)[uyr yama](2010/12/25 09:08)
[77] 閑話の1  エロ有り(亜子)[uyr yama](2011/02/07 10:51)
[78] 閑話の2  エロ有り(タマモSP)[uyr yama](2011/02/07 12:11)
[79] 閑話の3  (NTR美砂)[uyr yama](2011/03/08 00:09)
[80] 閑話の4  エロ有り(NTR美砂SP)[uyr yama](2011/03/08 00:14)
[81] 閑話の5  エロ有り(円SP)[uyr yama](2011/05/23 00:10)
[82] 閑話の6  エロ有り(桜子SP)[uyr yama](2011/06/05 09:52)
[83] 鬼鳴きの古都 第一巻  エロ有り(アスナSP)[uyr yama](2011/10/26 14:11)
[84] 鬼鳴きの古都 第二巻  エロ有り[uyr yama](2011/10/26 20:30)
[85] 30万HITスペシャル企画 ヨコなの 第1話[uyr yama](2010/04/26 09:14)
[86] 40万HITスペシャル企画 ヨコなの 第2話[uyr yama](2010/07/08 18:44)
[87] 50万HITスペシャル企画 ヨコなの 第3話 エロ有り(美由希H、なのは自慰)[uyr yama](2010/05/03 00:57)
[88] 60万HITスペシャル企画 ヨコなの 第4話 前編[uyr yama](2010/04/26 09:16)
[89] 60万HITスペシャル企画 ヨコなの 第4話 後編[uyr yama](2010/04/26 09:17)
[90] 70万HITスペシャル企画 ヨコなの 第5話[uyr yama](2010/04/26 09:18)
[91] 80万HITスペシャル企画 ヨコなの 第6話[uyr yama](2010/04/26 09:19)
[92] 90万HITスペシャル企画 ヨコなの 最終話[uyr yama](2010/05/02 00:58)
[93] キーやんのママがみてる&Fate/イリヤとしないTo![uyr yama](2010/05/10 00:21)
[94] 100万HITスペシャル企画[uyr yama](2010/12/07 08:55)
[95] 1111111HIT企画 横島エロ無双SP&無印ネタ語り[uyr yama](2010/11/03 16:12)
[96] 130万HITスペシャル企画  エロ有り(クスハ)[uyr yama](2010/12/12 10:49)
[97] 150万HITスペシャル企画  エロ有り(クスハ)[uyr yama](2010/12/07 09:02)
[99] 180万HITスペシャル企画[uyr yama](2011/04/18 14:11)
[100] 180万HITスペシャル企画 追加パック  エロ有り(黒桜×シャイン)[uyr yama](2011/04/21 20:32)
[101] ロードス島戦記Y 邪神戦争編 序[uyr yama](2011/04/28 17:57)
[102] 没シーン①[uyr yama](2011/08/17 21:54)
[103] せっちゃんといっしょ! ①[uyr yama](2011/09/04 19:20)
[104] せっちゃんといっしょ! ②[uyr yama](2011/09/05 16:14)
[105] せっちゃんといっしょ! ③[uyr yama](2011/09/08 16:37)
[106] せっちゃんといっしょ! ④[uyr yama](2011/09/12 23:03)
[107] 鬼鳴きの古都 第三巻  百合有り(アス×あや)[uyr yama](2012/07/14 00:02)
[108] 簡易データ表[uyr yama](2011/09/21 20:50)
[109] 逆行大作戦!! 第一話  エロ有り(ロリタマ)[uyr yama](2012/04/25 21:10)
[110] 逆行大作戦!! 第二話 [uyr yama](2012/05/02 13:10)
[111] 逆行大作戦!! 第三話  エロ有り(早苗)[uyr yama](2012/05/09 20:38)
[112] 逆行大作戦  第四話  エロ有り(冥子)[uyr yama](2012/05/27 16:33)
[113] 逆行大作戦  第五話  エロ有り(冥子)[uyr yama](2012/07/12 17:32)
[114] 逆行大作戦  第六話  エロ有り(モブ)[uyr yama](2012/08/03 23:45)
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[11660] ネギま!のほほん記 第26巻  エロ有り(アキラ&亜子)
Name: uyr yama◆157cb198 ID:afcdcf20 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/07/08 09:49



 フラレタ。

 文字にしたらたった4文字。

 でも、それはこの世の終わりなんじゃないかと思う位、目の前が真っ暗になる4文字。


「こんなんやったら、告白なんかせーへんかったら良かったわ」


 大好きだったサッカー部の先輩に告白。

 でも、結果は散々。

 あっさりとフラれ、でも亜子は笑ってその場を去った。
 そうして彼の視界から離れしばらくすると、その笑みは曇る。


 やっぱウチじゃダメなんや……
 脇役体質のウチなんかが主役になれる訳なかったんや……


 トボトボと、それでももう一度無理に作った笑みを顔に貼り付けて、亜子は寮への道をひた歩いた。
 そして寮の手前に着いた時、目の前にはちょっと困った顔で彼女を迎える裕奈とまき絵、それにアキラの姿。


「上手くいった……わけないか~、その顔じゃ」

「ああー、うん。ダメやったわ」


 裕奈の言葉に、無理して笑いながらそう答える亜子。

 でも、だ。

 友人の顔と声を聞いて、張り詰めていた緊張が解けたのだろう。
 ジンワリと、まぶたが熱くなった。
 視界がぼやけ、目の端から涙がこぼれる。


「あ、アカン! アカンて!?」


 頬を伝う涙を、必死に手の甲でぬぐい、でもそれでもぬぐい切れず、顎を伝って雫を落す。


 ───うっ……ぐすっ……ふっ……ひっく……う……えっ……くっ……


 小さく、小さくこぼれる嗚咽。
 裕奈達は重い空気に包まれる。
 なんせ彼女達は、こんな経験なんてなかった。
 自分がフラレタことも、友人が好きな人に告白し、そしてフラれるなんて経験も。
 だから裕奈達もまた、こんな事ならあんなに後押しするんじゃなかったと、後悔の念に押し潰されそう。

 だって思わなかったのだ。フラれるなんて!


 恋愛ってさ、もっと、こう、楽しいモノじゃん!


 裕奈は、アキラは、自分の相手が相手なだけに、そう思い込んでしまっていたのだ。
 
 だけども、現実はコレで……

 しかし裕奈は、重い空気を吹き飛ばそうと頑張る。
 こんな時は、バカ騒ぎするのが一番だ。


「っしゃー! みんなー、出かける用意ぃーっ!!」

「……へっ?」

「ほらほら早く早く! カラオケでもなんでもやって、パーッと騒ごう! ねっ!!」

「……うん、そうだね。裕奈にしては良いアイディアだと思う」

「わ、私もさんせーかな?」


 アキラとまき絵の賛成を得た裕奈は、ポケットの中から携帯電話を取り出し、ピ・ポ・パ!

 慣れた調子で一人の男に連絡を取った。


「あっ、横島さん? この間の貸し返せこら! えっ? うん、そうそう。大丈夫だって。ちょっとスポンサーになってもらうだけだからさー」 
























    ネギま!のほほん記  第26巻  この次が、あったのならば……





























 何故こんなことになったんだろう?
 和泉亜子は今の自分の状況が不思議でならない。
 好きとか愛しているという感情なんて一切!なくて、この変態男! なんて感情なだけだったはず。
 いいや、こうなった今でも、好きというよりは、やっぱり変態男という感情の方が強い。

 ただ、嫌悪感は失くなっていた。

 そんな自分を不思議に思いながら、耳をすます。

 寝息が聞こえる。
 それも、一つではなく4つ。

 まずは隣のベッドで眠っている、まき絵の寝息。
 とても幸せそうにムニャムニャ言っているのが、亜子には微笑ましかった。
 と同時に、さっき起きないでくれて本当に良かったと胸を撫で下ろす。
 そして、残る3つは耳元と言っても良いほどの至近距離。

 うつ伏せになっている亜子の右手に裕奈の寝息。
 続いて左手にアキラの寝息。
 そして、頭の上から聞こえてくる、男の人の寝息。

 亜子と裕奈とアキラ。

 3人まとめて抱きしめて眠る男の名は、横島忠夫。
 亜子は彼の胸に頬を押し付けながら、自分のあまりの尻軽っぷりに大きく溜息をついた。

 顔を上げ、彼の顔を盗み見る。

 口元に涎を垂らしながら、「くかーっ! くかーっ!」大イビキ。 
 別段ブ男という訳ではないけれど、特に2枚目という訳でもない。
 好意的に判断しても、ただの3枚目……それなりに溢れた普通の顔だ。
 亜子が好きだった先輩には到底及ばない。
 及ばないのだけど……、クスリ、小さく微笑んだ。


 やっぱ変態でスケベでロリコンなダメ夫やんか。

 亜子はそう思いながら上体を腕の力でムクリと上げる。
 そして露になった自分の裸体、一応はまだ処女であるその身体。
 でも、身体中のあちらこちらに見える赤い痣……、裕奈と、そして目の前の男に付けられたキスマーク。

 ボンっ! 顔が真っ赤に染まった。

 そして、どうしてこうなったのかを思い出すのだ。

 












 裕奈に呼ばれた変態……もとい横島さんのお金で豪遊した。
 簡単に言えば、調子こいた裕奈のおねだりで、超高級ホテルのスィートなルームで大暴れ。
 使える施設……カラオケとかプールとかその他諸々使い放題に遊びまくり、トイレに行った横島さんの隙をついてアルコールにまで手を出した。
 いつもならそんな物に手を出しはしない亜子とアキラまでそれ等に手をつけてしまい、酔って、暴れて、服脱いで。

 ……トイレから戻ってきた横島さんにむっちゃ怒られた。

 思っていたより彼は紳士だったのだ。
 あくまでも、思っていたより、だけども。
 って言うか、ケダモノは裕奈の方だった。

 それはどういう事かと言うと……


 早々に酔っ払ってダウンしてしまったまき絵を、急性アルコール中毒かと心配した横島さん。
 彼は下着姿のまき絵を更に剥いていくと、すわ強姦かと心配した私を余所目に素早く毛布をかけて静かに寝かせた。
 症状自体は軽いモノだったらしく、身体を絞めている下着を脱がせて呼吸を楽にさせる為だったのだ。
 少しだけ苦しそうにしていたまき絵の寝息がとても緩やかになったのを見て、少し反省。
 そんな自分達をもう一度しっかり怒ったあと、今日はもう休めと言われまき絵の隣で眠りについた。
 そうして、先輩にフラレたことなんて思い出す暇も無く、穏やかな気持ちで眠りについていたのだが、耳に入る苦しげな声に目を覚ます。

 何だろう? そう思いながら目をこする。

 ぼやける目をこらしながら声の方を見ると、アキラと横島さんがエッチしてた。
 それどころか、その眼前で食い入るように2人のエッチを見ながら自慰行為にふける裕奈。

 アキラと裕奈、そして横島さん。
 3人の淫らな行為を、息を呑んでガン見してしまう。

 アキラは彼に覆い被される形でエッチしており、両腕と両足を彼の腰に巻きつけピッタリ身体をあわせ、アンアン喘ぐ。
 裕奈もそんな2人のすぐ傍で自分を慰めながら、時折思い出したように彼にキスをねだる。
 興奮していたのだろう。息も荒く布団の隙間から2人を覗いていたのだが、遂には裕奈に見つかってしまった。
 慌てて布団の中に潜り込もうとするも、すぐに裕奈に引っ張り出され、アキラと横島さんが睦み合うすぐ傍まで連れ出される。

 そうして……












 裕奈だけじゃなく、亜子にまで見られていると言うのに、興奮の度合いを高めてるアキラ。
 淫蕩な瞳を煌かせ、肉のたっぷりつまった大きな乳房が、横島の腰の動きに合わせてゆさゆさ揺れる。


「くふぅっ、あ、亜子にまで見られちゃってる、私ぃ……、んぁ、あひ……な、なのに、気持いいのが止まらないよ、横島さん……っ!!」

「アキラちゃんは、本当に見られるのが好きなんだな」

「こ、こんなにしたのは全部横島さんだよっ! だ、だから……あふっ、んんっ、はぁ……せ、責任、とって……」

「おう。アキラの全部は、ワイのモンだからな。安心しろ!」


 横島のその言葉に、一際高く嬌声をあげた。
 いいな……、亜子は羨望の視線をアキラに向けた。
 もちろん、横島に愛されるのが羨ましいわけでなく、想いが通いあっているのが羨ましいんだ。

 なのに、裕奈は、


「あれ? だったら一緒に加わる?」


 ポツリと呟いてしまった言葉を耳ざとく聞いた裕奈は、亜子に襲い掛かった。
 呆然とする亜子の全身にキスの雨を降らせる。
 自分で慰めることすら碌にした事がなかった亜子。
 初めての性的快感に翻弄される。


「ひ、ぃ……ちょっ、だめだって、ゆーな……」


 まだアルコール成分が身体に残っているに違いない。

 亜子は自分をそう欺瞞しながら、裕奈の与える快感に少しづつだけど溺れそう。


「ね、聞いて、亜子。見てたでしょ、さっきの私のキス。あれね? ファーストキスだったんだよ……」


 夢心地が抜けきらない。そんな口調で亜子に話す。
 話しながら、その亜子の全身へのキスの雨を更に激しくしていく。


「あっ、あ、あ、あ、あああ、あぅ……」

「もうすぐアキラも終わるからさ、亜子もキスして貰いなよ」

「だ、ダメや……こんなん、ダメ……や……」

「横島さん、すっごく上手だよ、キス。きもち、いいよ……?」

「ひ、ああ、ああああ、あ……」


 確かに裕奈の言う通りだった。
 キスのコトではない、アキラの事だ。

 ビュッ、ビュクビュクビュクッ!!

 アキラの身体が大きく跳ねたかと思うと、彼女の胎内に白濁の濁流が注ぎ込まれた。
 彼女の子宮に納まりきれなかった白濁の精液が、鈍い音を立てて2人の結合部から噴出すのを見て、亜子は目を大きく見開く。


「あんなに一杯出されたら、に、妊娠……してまうって、アキラ……」


 呆然と呟かれる言葉は、何も知らない亜子にとっては真実の言葉。
 いいや、裕奈も横島の避妊術については何も知らないのだから真実なはず。
 だけども、確かな自信をもって裕奈は言うのだ。


「大丈夫でしょ、横島さんだもん」


 なんの根拠もない筈なのに、何故だろう? とても説得力がある。
 遺伝子的に突飛な感じがして、当たらない。
 ……こんな感じだろうか?

 亜子と裕奈がそんな事を考えていると、裕奈にとっては残念なことに横島とアキラは2回戦目に突入する。

 体勢を入れ替え横島が下になり、アキラが上で腰を揺らめかせる。
 汗を散らし、髪を振り乱らせ、乳房が激しく上下する。

 ズチャッ! ヌチャッ! ズチュッ!

 2人の結合部から聞こえてくる粘った水音。
 アキラの胎内で横島の精液が掻き混ぜられているのが、未開通の亜子にもハッキリと解った。


「ああ~! ずるいよアキラーッ!!」


 2回戦を始めてしまったアキラに、抗議の声をあげる裕奈。
 アキラはそんな裕奈の声など耳に入らないのか、前傾姿勢でひたすらに腰を躍らせる。


「んっ、ンンッ、し、子宮が、ビリビリするっ……、ひぁっ、あうっ、ま、また、飛びそうっ……!!」


 ガクン、ガクン、痙攣を繰り返すアキラに、裕奈は諦めたように溜息。


「仕方ないなー。んじゃ、亜子はこっちこっち」


 呆然と大口をあけてアキラを見る亜子を、裕奈は手を引いて横島の傍まで連れて行く。
 そうして彼の上に覆いかぶさると、貪るように横島の唇に吸い付いた。 

 
 「ん、んちゅ……ん、んん、んあ、ん……ん、ん、んく……んっはぁ……」


 舌を突き出すようにして横島の唇の中を弄り、裕奈はその顔を快感に染めていく。
 亜子の目の前で、友人2人が淫らな姿を見せているのだ。

 思わず、ゴクン……生唾を飲む。

 膝がガクガク震え、如何しようか目をキョロキョロ彷徨わせた挙句、亜子は決意した。

 逃げようと!

 身体中に裕奈のつけた桜色のキスマークをそのままに、踵を返し、この豪華な部屋から飛び出そうとする。
 だが、踵を返そうとしたその瞬間、足首を裕奈に捉まれた。


「ひぃっ!?」


 咽から出る掠れた悲鳴。
 裕奈の力は思いのほか強く、亜子はそのまま体勢を崩して倒れこんだ。
 そうして目の前には裕奈と横島が唇を貪りあう姿。


「はわわわわ……」


 妙な声が口から漏れだす。

 そんな亜子を分かっているのかいないのか、裕奈はにっこり好い笑みを浮かべながらキスを止めると、


「ほら、次いいよ」


 と、のたまった。
 亜子は、こいつ、絶対まだ酔っ払っとるわ……
 そう思い、こめかみの辺りから嫌な汗が吹き出る。
 正直、冗談ではない。

 だって、


「い、いやや……初めては、好きな人やないと……」


 だから嫌だ。


「んじゃ、しゃーないかー」


 なのに、こんな軽い調子な裕奈にイラッとした。

 本当に分かっているのだろうか……?

 そう思う亜子だったが、次の瞬間には、そんな事を考えてる暇があったら逃げとけば良かったと後悔。
 なんせ裕奈は、だったらとばかりに、彼女の身に着けている最後の布……ブラとショーツを剥ぎ取りにきたのだから。
 あっさりとブラを外され、次にショーツをズリ落とされる。
 ネト~ッとした粘る糸が自分の股間とショーツの間に橋をかけ、顔が真っ赤になってしまった。

 違う、違う、こんなん嘘や!

 なのに裕奈は分かっているとばかりに亜子の背中を押し、ある場所へと彼女を導いた。
 そうして、その場所に跨らせると、無理矢理に腰を落とさせる。
 嫌がり、膝に力を入れて抵抗するも、その膝を膝カックンされ、遂には……クチュッとある場所に股間を押し付けてしまうのだった。
 そんな亜子の目の前で、トロンとした瞳で一心不乱に淫らなダンスを踊り狂うアキラ。

 アキラの淫蕩な姿は、とてもキレイで。
 いつか見たあやか達の姿を思い起こされた。
 あの、憧れた美しい姿を。

 再び、見惚れて……しまった。

 そんな亜子の隙をつくように、彼女の太腿を割り開く男の手の感触。
 そう、亜子は、横島の顔の上に跨っているのだ。
 アソコを彼の唇に押し付けて、アキラの腰振る姿に見惚れてしまっていたのだ。

 ああ、こんな事してる場合じゃなかったのに!

 しかし全ては手遅れ。
 横島の手によって割り開かれた大陰唇は、敏感なめしべと膣口を露出させてしまっている。
 そこに舌先を差し込まれ、溢れた体液をジュルリュリュリュ……、音を立てて啜られた。


「ひっ! は、はぁ……ンぅッ!?」


 生まれて初めて出す甘い喘ぎ声。
 そんな声を出してしまった自分に驚きながら、亜子はだがしかし、その快感から逃げ出す気が失せてしまった。
 腰から力が抜け、グイグイと横島の顔に股間を押し付けながら、全部裕奈のせいや……と自分を誤魔化し横島の舌の感触にうっとりする。
 目の前で淫らなダンスを踊るのが、アキラから裕奈に変わってもまだ、亜子は横島の顔の上に跨ったままで、ひたすらに快感を貪り続けてしまった。

 何度絶頂したか分からない。

 気づけば3人仲良く寝転びながら、横島に愛撫され、頭が何度も真っ白になった。










 挿入と、マウス・トゥ・マウスのキスだけは免れたものの、それ以外は概ねヤリまくったのではなかろうか?

 裕奈がつけたんじゃないキスマークを、一つ一つ数えながら亜子は思う。
 そうして、不意に裕奈の言葉を思い出した。
 横島の股間の一物を、3人で仲良くペロペロしていた時に言われた言葉。


「ねっ? もう思い出さなくなったでしょ……?」


 言われた時には何の事か分からなかったが、確かに思い出しはしなかった。

 そして今、自分をフッた先輩のコトを思い出しても、もう胸の痛みはない。

 でもだ、


「普通こんなんされたら、そら思い出す余裕なんてないと思うわ……」


 心底呆れた口調でそう呟く。

 まき絵が起きたら何て言い訳したらええんやろ?

 自分を含めて横島に裸で抱きついてるアキラと裕奈にそう思う。
 そうしてクスクス笑いながら、まずはアキラの頬に唇を押し付けた。
 続いて、裕奈の、最後に横島の唇を数秒ジッと見つめた後、顔をこれ以上ない位に真っ赤にしながら、


「これはお礼や、横島さん……」


 そういいながら、初めてのキスを彼と交わした。
 初めはチュッと軽く触れるだけ。
 2度目は横島の唇を押し潰さん位に。
 最後の3度目は、自分の舌先で彼の唇を丁寧に舐めていく。
 十分に湿らせたあと、亜子は思い切って唇を重ね合わせた。
 アキラと裕奈が何度もしていたのと同じように、舌先を彼の口中へと侵入させる。
 初めは恐る恐る、だけども次第に大胆になっていき……熱い吐息を一杯に彼の肺へと送り込んだ。
 一頻り満足すると、再び彼の胸に自分の頬を押し付けて、今度は深い眠りにつく準備に入る。

 程よい疲れに、どこか満足気な気持ちに包まれて。




 ──────これでこの恋は終わり。

 次の恋愛にむけてエネルギーをチャージや!
 そうして、また失恋したら……またこうやって慰めて貰おうかな……?
 あれ、そう言えば横島さん、ウチの背中のこと、なんも言わへんかった?
 それとも気づかなかったんやろか?

 また、今度、聞いて、みよ……う……

















 翌朝、あれで結構朝が早いまき絵に、もんの凄い目で見られながら、それでも3人の少女と一人のエロ男は、仲良く抱き合いながら眠ったままで。


 朝も早くからキーキー煩い少女達の喧騒に目を覚ました横島は、だが一切焦ることなく、4人の美少女達の裸に鼻の下を伸ばすだけだった。






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