ヨコアス外伝 スーパーロボット大戦 オリジナルジェネレーション YOKOSHIMA OGYⅠ-2 『クスハ・ミズハ』 四肢をこらし、大地を踏みしめるその足が、早く目の前の敵を屠れと戦慄いている。 今、自分が獣の王になっているのだと言う一体感。手は前足に、足は後ろ足に。 ただ、腕の中でうずくまる美少女のオッパイの感触だけが、自分が獣ではないんだと教えていた。 「アレを、やっちまえばいいんだな……?」 酷く楽しげに嗤うのは、魔神ケルベロスに選ばれたパイロット……いいや、騎士である横島忠夫。 いっそ凄惨と言ってもいいその笑みに、彼に幼馴染を助けてと願い出た少女は、恐怖に顔を強張らせた。 「え……? あ、はいっ!」 内心の恐怖を押し隠すように慌てて返事をする。 だけども、抱き締められるようにして横島の腕の中にスポンと納まるクスハは、何故か触れ合う肌がとても熱く感じるのだ。 怖いのに、怖いはずなのに、何故……? クスハは不可視の力で光り輝く横島の身動き一つだけで…… 「───っ!? んぁあっ!」 電気みたいな衝撃がビリビリと身体を走り抜け、お腹の奥から何かが来る。 それは生まれて初めて感じる子宮の疼き。 クスハは、ただただ混乱するばかり。 思わず身体をくねらせ、腕の中から出ようとするも、 「動くな! 気が散るっ!!」 横島の怒声にビクリと身体を硬直させる。 「しっかりしがみついとけ!」 その言葉に、クスハはしっかと横島の背に手を回し、言われた通りにしがみついた。 ポニョンとクスハの胸が横島の硬い胸板に押し潰されて、でも横島は珍しく気にもとめない。 今の彼の中に有るのは、目の前で轟然と立つロボットを破壊する。ただその一事のみ。 ただ、一つだけ問題がある。 本当だったら、今頃あやかとフェイトにイリヤから、性魔術による霊力補給をしていた頃だ。 だからなのだろう、魔神を思うがままに操るには霊力が絶対的に足りない。 だけども、この少女の潜在能力……彼の使徒である木乃香と比べても、見劣りはしない。 だから横島は、少女の中を渦巻いて外に飛び出したがっている霊力を、触れ合う肌から性魔術を用いて吸い上げていた。 クスハはビクッ!と身体を震わせる。 見知ったばかりの男に抱きつく自分に、何より、頭が蕩けそうな快楽に。 自然と目が潤み、口を半開きにしてうっとり横島を見上げた。 クスハが見上げた横島は、自分に視線を向けることなく上体を捻らせた。同時に魔神が大地を蹴る。 ギラギラとした視線で槍持つロボットを睨みつけ、横島は右手でグイ! クスハの尻肉を掴む。 「ひゃんっ!」 脳天を貫く快感に悶えながら、クスハは聞いて、そして見る。 「ハンズ」 魔神が跳躍した浮遊感 「オブ」 グワァッ! 右前足を振り上げ、霊力を纏った爪が光輝き 「グロォーリィィィィィィイイッッ!!!」 前足から伸びる光の爪が、人型機動兵器を切断する姿! そのまま標的を貫き、その背後へと降り立った魔神は、 「ンあぁ──────っ!!」 クスハの絶頂の叫びと同時に、 『ガァアアアアアアッッッ!!!』 勝利の咆哮を上げた。 そして一瞬の間を置き、ドォォオオオオオオオオン!! 人型機動兵器が爆発し、戦いは終了する。 魔神の中では、初めての絶頂に身体を震わせるクスハが、ハァハァと息を荒げながら、快感に潤んだ瞳で横島を見ていた。 口から唾液を垂らし、陶然となりながら、これからの未来に想いを馳せる。 クスハは『知っていた』 自分がこれからどうなるか…… 『ガァアアアアアアッッッ!!!』 猛琥から発せられる咆哮が、ビリビリと空気を震わせる。 グッ……恐怖と畏怖で咽を鳴らす。 誰が鳴らしたのか分からない。 むしろ、自分が鳴らしたのではないかと、アヤ・コバヤシは思った。 様子の可笑しいイングラムが気にはなるが、それよりも目の前の光景から目が離せなくなっている。 リュウセイ・ダテの乗る、量産型ゲシュペンストMk-ⅡタイプTTから送られてくるデータになど、誰も目をやらない。 送られてくるデータが教えてくれる試作型T-LINKシステムの発現具合は、どれも目を見張るものだと言うのに。 「な、なんなの、アレは……?」 圧倒的な威圧感に、知らずこぼれた呟き。 「フ……今の我々で如何こう出来る存在ではないな」 楽しげな彼が、まるで次元の違う化け物にアヤは見えた。 この言い方では、まるで何れは如何にかするみたいではないか……? 無理だ、とアヤは思う。 目の前の獣の機動兵器は、人が触れて良い物には思えなかったから。 だけども、 「どうしたアヤ? この程度で恐怖する様では、これから先の戦いを潜り抜けるなど到底不可能だ」 イングラムのいっそ傲慢と言ってもいい態度。 彼の内側から発せられる覇気に、アヤは身体の芯が痺れた。 好意を抱いていたせいもあるのだろう。 その身体の痺れが全身を支配し、胸の内から湧き上がってくる高揚感に陶然としてしまう。 「すみませんでした、少佐」 頭を深く下げ、次に上げた時には、アヤの目には恐怖も畏怖も失せていた。 そう、この程度で恐怖などしてはいられない。 アレは少なくとも敵ではない。現時点では……だけども。 だったら、恐れ、畏れる必要が何処にある? 不敵に嗤いながらタイプTTの回収を指示するイングラムに倣うよう、アヤもまた小さくうっそり嗤った。 見れば自分たちが呼び出した何の力もない観測用のヘリに囲まれ、それでも不快に思うでもなく、ただ困惑したかの様にオロオロしだした獣を見て畏怖が薄れた所為もある。 残念な事に、最後には逃げられてしまったのだが、それでもアレが自分たちに牙剥く存在ではないと、この場に居た全ての者は悟ったのだった。 「残念でしたね、少佐」 「何がだ?」 「今の獣型の機動兵器を確保出来ませんでしたから」 「言ったではないか。アレは今の我々に如何にか出来る存在ではないと」 「……でしたら、何故アレを取り囲んだのですか?」 「コレでどういった行動に出るか見た……と言ったらアヤ、お前は俺を軽蔑するか?」 それは取り囲んだヘリを、無駄に犠牲にするだけの指示だ。 乗っているパイロット達を殺す指示だとしか言えなかった。 でも、アヤは嗤いながら首を横に振る。 彼女も、イングラムの解き放たれた狂気に影響を受けているのかも知れない。 嗤いながら、「最小限度の犠牲で済むのなら、仕方のないことです」そう言って見せた。 イングラムもまた嗤う。 ここに来て、随分と頼もしくなったではないか……と。 「アヤ、覚えておけ。アレこそ真の念動力者、サイコドライバーだ」 「サイコ……ドライバー……」 「そうだ。お前と、リュウセイ・ダテが未完成のサイコ・ドライバーだとしたら、今の獣型の機動兵器に乗っていた存在こそ、完成されたサイコドライバーなのだろう」 「ふ、ふふふ……では、もう私はいりませんね?」 楽しそうに、本当に楽しげに嗤うアヤ。 でもその瞳は、自らが言った言葉など、一欠けらも信じてはいない。 そしてイングラムもまた、アヤを必要としなくなる筈などなかった。 当初の計画など既に放り捨て、今の彼にはアレの搭乗者を自らのモノにすることだけを考えているのだ。 アヤも、リュウセイ・ダテも、彼にとって必要な駒として十分に利用出来る。 決して無理ない適度な試練『だけ』を与えて、ゆっくり確実に成長させていけば良いだけになったのだから。 完成されたサイコ・ドライバーになるまでの試練を必要とはしなくなったのだ。 『今』のアヤならば、イングラムにとっての片腕ともなれるだろう。 一皮剥けた、今の彼女ならば…… 「世迷言など言ってる暇はないぞ、アヤ。SRXこそが、俺の最強の手札となるんだからな」 そう言って、周囲の喧騒を余所に、アヤを自らの胸元に引き寄せた。 そして、耳元で囁く。 「今夜、俺の部屋に来い」 「……はい、少佐」 瞳をトロンとさせるアヤを見下ろしながら、常にないほど優しく笑いかける。 ヴィレッタを早く呼び戻そう。 もう、アチラに用はない。 必要なのは、信頼出来る駒と、そして、アレを俺のモノにする為の……策だけだ。 拒否しようなんて、抵抗しようなんて、とても思えない。 これが願いの代償なんだと、誰に言われるまでもなく思ったから。 正気を失い、獣のようになってしまった彼に蹂躙される。 マグマのように熱く、鋼のように硬い肉杭を身奥に打ち込まれ、クスハは艶の混じった苦痛の声を上げた。 その瞬間、脳裏に幼馴染の彼の顔が過ったが、すぐに消えた。 ここで押し倒されるまでに感じていた甘い痺れが、それ以上他の男を考えさせるのを良しとはしなかったのだ。 何より、彼が『こうなってしまった』のは、自分のせいなのだと理解していた。 それに、彼から流れ込む力の波動が、とても心地好いモノでもあったのだ。 だから自らの双丘に顔を埋め、我武者羅に腰を振り続ける彼を、慈しむようやさしく抱き締める。 「グッ……焦らなく……ても、だいじょうぶ……ああっ、です……私は、逃げません……んっ、い、い、いぁあ……」 足を彼の腰に絡め、決して逃げないのだと慈母のような笑みを浮かべた。 まだ痛みの方が先に来、脂汗が額から滲み出るけど、不器用に彼の腰の動きに合わせて自らも腰を振る。 そして、唐突に最奥へと注ぎ込まれる精のほとばしりに、ふるふる震えながら満足気に目を細めた。 これが契約。 あの時、あの場所で、幼馴染を救う為に必要だった代償。 放っておかれれば、死ぬはずだった自分を助けてくれた礼でもある。 だから行為が終わり、正気を取り戻すや否や、月明かりしかない夜の荒野で、土下座で謝り続ける彼に対してその必要はないのだと笑えるのだ。 ビリビリに破られ、無残な布切れでしかなくなった服で大事な部分だけを覆い隠す。 それでも太腿に伝う紅い鮮血と、白濁した精液は隠せなかったけど。 そんな状態で土下座する彼の前で、ちょこんと座る。 下げる頭の上にクスハを感じた横島は、おずおずと頭を上げた。 目に飛び込んできたのは、優しげに頬を緩めるクスハの笑み。 そして、横島の中の魔神が彼女を求めて唸りをあげた。 この娘が、白まんじゅうが言っていた力の半身ってヤツか……? 事実、クスハの中から感じる、未だ目覚めきっていない力の波動をビンビン感じていた。 でもだ、でも……彼女には好きな男が居るのだ。 ───犯っちまった俺が今更言えることじゃないけれど…… なのに、なんでこの娘こんなにサバサバしてるんだ? クスハは顔を上げた横島に満足したのか、立ち上がり、月を背にして「う~んっ!」と伸びをした。 そして前屈みをし、大きな胸をブルンと揺らして、 「さ、もう行きましょう、横島さん!」 と言ってのけた。 「家まで送ればいいんか?」 「違います」 「えっと、んじゃ何処に?」 「あなたと、そして私の中の魔神ユエと一緒に、救うべき世界へ……」 横島と繋がった時、流れ込んだ力。 それが魔神ユエ。 同時に、クスハには自分がやれることが視えた。 14~15才の少女が、滅び行く定めにある世界を救う使命があり、それの手助けが出来るのだと。 力になりたい。 生来の優しさをもつ彼女は、自然とそう思った。 看護師になりたかった。 幼馴染の少年と、平凡な家庭を築きたかった。 この世界で、幸せに生きて、死にたかった。 でも、それはもう遠い夢。 幼馴染の命との等価交換。 「あっ! でも、まずは私の着替えが先かな……?」 ズタボロの格好に、クスクスと楽しげな声が漏れた。 ちなみに横島。 魔神ユエと言われた瞬間全てを悟りはしたが、真っ先に脳裏に過ったのは、エターナルロリータなメイドの角出し怒り狂う姿だったり。 そして、あまりに扇情的な格好なクスハに、股間がムックリおっきしてしまう。 布の隙間からチラチラのぞく柔肌が、横島の鼻息を荒くしたのだ。 結局彼女は着替えを取りに帰れず…… そのまま横島に、もう一度押し倒された。 「んじゃ、まずはエッチな体操でお互いを良く知ることから始めよっか?」 「ええっ!? で、でも……はぃ……わかり、ました……」 月明かりの下、荒野に響く虫の声に混じり、甘い睦言が聞こえてくる。 次第に2人の会話は途切れ、クスハの確かな喘ぎ声だけが響き渡った。 「やめっ、んくぅううう……っ! イッ、いぃいいぁあっ、もう、わたし、おかしく……なっちゃうっ、や、やぁ、だめぇええっ!」 終わらない嬌声と、パシン!パシン!と肉を叩く音がいつもでも、いつまでも…… この後、クスハ・ミズハは幼馴染の少年の訴えにも関わらず、生存を絶望視された行方不明として扱われることになる。 そして、数ヶ月の時が流れた。 ディバイン・クルセイダース、コロニー統合軍の蜂起。 そして地球圏を覆う戦乱。 そんな中、アイドネウス島で繰り広げられている最終決戦。 それを見下ろすように見ている、重なり合った影が2つ。 2つの視線の先は、一体のトリコロールカラーの人型機動兵器だ。 「助けに行かんで、ええんか?」 「うん。リュウセイ君なら大丈夫」 「本当に、ええんか……?」 その言葉は、好きな男の所に行かないでもいいのか? と言う横島の問いかけ。 でもだ、 「こ、んなことしながら言われても、あぁん! ……説得力、ない……と思う……ィあっ!!」 横島の肉棒が、クスハの肉壁を深くえぐった。 この数ヶ月で開発され切った肢体を、思いっきり刺激されているのだ。 ちょっと気を許しただけでイってしまいそう。 「んっ、あぁ、あっ、よ、横島さんっ、あぁあっはあ、激し、すぎ……るっ!!」 眼下の戦場から聞こえる爆音も何のその。 くぐもった水音と、肉と肉とがぶつかり合う乾いた音が、その音に負けてたまるかとばかりに辺りに響かせる。 何より、あの機動兵器のパイロットへの嫉妬が入り交じっていた。 だからこそ、いつも以上に激しくクスハを攻め立てる。 横島に激しく攻め立てられて、凄まじい快感に理性を奪われたクスハは、髪を振り乱して甲高い声を上げた。 その声を聞き、横島は満足そうに腰のピストン運動の速度と力強さを増していく。 クスハの膣内は横島の肉棒を愛おしいとばかりに締め付け、結合部からはぐちゃぐちゃと粘った水音を響かせる。 快感の波がピークに達し、2人は終わりが近づくのを感じた。 「んぉ……クスハ、そろそろ、イク……ぞ!!」 「は、はい! い、一緒に……っ!!」 クスハは慣れた感じで横島の唇を奪うと、くちゅくちゅと舌を絡み合わせる。 2人はこの数ヶ月で得た絆を確認しながら、淫らな腰の動きを激しくした。 「ああ……ッ、あ、あ、気持ち、いい……ッ!」 ぐちゅ、ぐちゅ、膣道がウネリ、肉棒に絡みつく。 ブルンブルン上下する豊満な胸に顔を埋めながら、股間が快感に膨張した。 「ウォォォオッ!! クスハッ! お前は、ワイんやっ!!」 横島は最後に渾身の一撃をクスハの奥に叩き込む。 彼女の一番奥に穿たれた肉棒は、ドクンっと爆発した。 ───びゅくっ、びゅる、びゅくびゅくびゅくっ!! たぎった白濁液が、濁流の如くクスハの子宮を犯していく。 「う、くっ、うぅうっ───!わ、たし、もう……イ、イクッ!んぁ、イッちゃ、あ、あ、あぁあああああっ!!」 ビクン!ビクン! 数回痙攣した後、クスハは名残惜しそうにもう一度横島の唇を求める。 激しく舌を口中で暴れさせながら、最後にもう一度、ビクビクンっと身体を震わせる。 最後の細かい絶頂に満足したのか、クスハは唇を離した。 横島との間に唾液で出来た銀のアーチを作りながら、億劫な様で立ち上がる。 ニュブッ……とクスハの胎内から横島の肉棒が抜け落ち、唇と同じ様な愛液で作られた銀のアーチを作った。 それらがプチンと切れたとき、クスハは後ろを振り返って再び戦場を見下ろした。 トリコロールの機体、リュウセイの乗るR-1が属する部隊と、そして真っ赤な巨大人型兵器。 それらと、そして紅い機体と同じ系統で作られていると思われる、真っ青な巨大人型兵器。 どうやら戦場はクライマックスを迎えているようだ。 クスハは股間から流れ落ちる白濁液をそのままに、横島に視線を送った。 コクン、と頷く横島を見て、性魔術により一時的に高まった霊力を身体に巡らせ、右手を天に向ける。 「来て、龍王っ! ユエェ───っ!!」 雲一つ無い筈の空だった。 それがみるみると黒い雲に覆われ、雷を振らせ始める。 クスハは、龍だ。 その体躯、蛇の様にウネリ、黒い雲を割り、雷を纏う。 クスハが手にした彼女の半身、魔神龍王ユエ。 それでも横島とクスハが救うべき世界へと誘われない。 横島とクスハは、この状況をクスハの力足らずと判断した。 なにせ横島との性魔術がなければ、こうして魔人を降臨させることが出来ないのだから。 ならば、する事は一つ。 修行と、そして実戦。 初めての戦場に緊張するも、見守っていてくれる横島に無様な姿は見せられない。 彼のパートナーとして、彼の弟子として。 そして何より、理不尽な宿命に囚われた少女の力に成りたいが為に…… 突然現れた伝説の神獣に、戦場は三つ巴の硬直に陥った。 それを興味深げに観察し続ける、青い巨大ロボットのパイロット、シュウ・シラカワ。 再び現れた、真のサイコドライバーが操っていると思われる2体目の機動兵器に、すぐさま腹心であるアヤとヴィレッタに情報収集を命じるイングラム・プリスケン。 最後に、赤い巨大ロボットのパイロット、地球圏を覆える程の覇気を持った、ディバイン・クルセイダース総帥ビアン・ゾルダーク。 彼は神獣の形持つ機動兵器に視線を向け、口角をニヤリと吊り上げると、 「クハハハハハハハハハ──────!!」 大声で笑い出す。 そして…… 「この一戦に勝ち残った者こそが、美しき地球の未来を担うのだ! 逝け! クロスマッシャー!!」 赤と青の螺旋が赤い巨大人型兵器、究極のアーマードモジュール、ヴァルシオンから魔神ユエに向って放たれた。 それを容易くヒラリと避け……戦場に、クスハの詠唱が響く。 「出でよ雷精! 急急如律令!!」 陰陽紋がヴァルシオンを取り囲むように出現し、雷が一斉に放たれる。 ズガガァァ─────!! 耳をつんざく様な破壊音と、そして砂煙が舞う。 だけども、一迅の風が吹き砂煙が晴れると、ソコには無傷のヴァルシオンが……! 「歪曲フィールド全開! 貴様に、この私が倒せるか……?」 睨み合う魔神と究極ロボ。 始まる2体の超越者の戦いに、生きていたのだと言う喜びが入り混じりながら、リュウセイは悲しみの声を上げた。 「なんでだよ……なんでお前がそんなモノに乗ってるんだ! クスハ─────ッ!!」 地球圏の未来を決める決戦が、始まる。 「アイツだな? あの時、お前を抱き締めてたあのゾイド乗りだな! ズッコイぞクスハ! 俺も、俺もゾイドに乗せろーっ!!」 たぶん。 ユニットデータ(スパロボOGS風味) 魔神虎王ケルベロス(フル改造) HP 12000 EN 520 運動性 140 装甲 1800 地形 空 - 陸 S 海 C 宇 A 特殊能力 念動フィールドS HP回復(小) EN回復(小) 武器名 サイキック・ソーサー(MAP) 攻撃 4200 射程 2~9 命中0 CT0 EN80 空S 陸S 海C 宇A サイキック・ソーサー 攻撃 4800 射程 3~12 命中+30 CT+10 EN30 空S 陸S 海C 宇A ハンズ・オブ・グローリー(中距離) 攻撃 5400 射程 2~4 命中+50 CT+50 EN20 空B 陸S 海B 宇S ハンズ・オブ・グローリー(近距離) 攻撃 6000 射程 1 命中+70 CT+80 EN15 空- 陸S 海A 宇S 横島スペシャルサンダー(以下略) 攻撃 7500 射程 1 命中+20 CT+10 EN300 空- 陸S 海S 宇S 属性 ボスキャラ 横島忠夫 Lv.EX 性格 スケベ 成長 もうしない SP 500 精神 ひらめき 10 加速 5 幸運 20 応援 15 愛 75 文珠 120 ツイン精神 ハイパー文珠 特殊技能 念動力 L10 ラッキー L10 底力 L8 援護攻撃 L1 援護防御 L3 カウンター L1 SP回復 ヒット&アウェイ アタッカー 予知 強運 見切り 属性 ラスボス つづくで~ 次回は140万っぽ。 後書き イングラムの要請で、ヴィレッタは宇宙でなく、イングラムの副官として任官しました。 作中で出たハンズ・オブ・グローリー(近距離)のイメージは、 【ゾイド新世紀スラッシュZERO】に出てくる【ライガーゼロ】の『ストライクレーザークロー』ですw 次回のヨコアスRは、ようやく終わるSP地獄最終章(笑) 2年生最後の話。次々回からはサブタイトル(ネギま!のほほん記)の部分も変わるんでね? 美空&ココネ SPイベント① これ終わったら、しばらくエロは書かないんだ、おれ……