御厨やダリア、如いてはこれからの戦局すら左右する情報が飛び込んできたのは、基地まで後二kmと言う地点を、疾走していた時だった
それらは簡潔な物言いをすれば、新たな敵戦力を確認したと言う事。敵が他方にも侵攻を開始したと言う事。そして、味方からの増援が望めないと言う事。その三つである
敵、即ちスパエナ公国は、トゥエバ帝国(驚く事に、未だ帝政であったらしい)リガーデン方面軍に対して、二方面作戦を展開した
勿論、端から宣戦布告など無かったのだから、世論はスパエナに対して痛烈である
しかしそれらを物ともせずに、スパエナは依然として沈黙を保ったまま、終いにはリガーデンに対し、移動拠点戦力すら投入してきたのであった
サリファン基地格納庫において行われた、陸戦隊ブリーフィングによって、御厨はその事を確認した
「有態に言うと・・・・、今こっちに向かってきてるスパエナの「陸ザメ」は、サリファンみたいな小規模の基地に閉じこもっても、どうしようもない訳。・・・・あ、ここオフレコね?」
胸部の装甲版を外されながら、御厨は己の足元でヘルメットを抱えて、胡座をかくホレックをみやる
彼が話し掛けるのは、そこから数歩離れた位置で、PCに向かうダリアだ
ダリアはホレックの言に、興味深そうに相槌を打ちながら、御厨の調整の為に、キーボードを叩いていた
因みに「陸ザメ」とは、スパエナの保有する最大と見られる移動拠点戦力である。正式名称が解らない為、その外観から、陸上を泳ぐ鮫、「陸ザメ」と呼ばれている
「今、トゥエバの戦力は、大都パリスタ方面に展開されたスパエナ軍に向いてる。ここからは完膚なきまでに反対方向だから、最低限以上の増援も見込めない」
リガーデンと呼ばれるこの地方は、トゥエバ帝国の植民地である・・・・と、御厨はついさっき知った
元々トゥエバは、この世界の地理も解らない御厨ですら理解できる程の強国だったが、それと同時に大陸から付かず離れずの位置にある島国だったらしい
それが長い歴史の中、幾多の闘争を経て、大陸西端に位置するここリガーデン共和国を属国とし、その影響力を計り知れない物としたのだ
約三十年前より続く文化統一政策は概ね成功しており、目立った問題もなかった
「あたし達だけで戦えなんて・・・・・・・・本国の方は、何をしてるのかしら」
ダリアが軽く机を蹴って、キャスター付きのチェアでするりと移動する
狙い済ましたようにホレックの隣へと動くと、眉を顰めながら御厨を見上げた
ホレックが、丸みを帯びたヘルメットを指先で回しながら、頬杖をつく
「俺達みたいな士官は別としても、大幅な人員削減の最中だったからなぁ・・。安易な軍備縮小のツケが、今正に・・・・って奴だと思うよ」
「随分他人事みたいに言うのね」
ホレックの声は、場所が場所だけに、不敬罪にもなりかねない
その為彼の声量は、幾分か抑えられた物だった
スパエナは新興国である。彼の国は、大戦中に起こった革命の成功が元で、歴史の表舞台に立った国だ
それが僅か三年前の事。若くはあるが、地盤の固まりきっていない小国でもある
そんな国が対外政策も何もなく、ただ我武者羅に戦争を仕掛けてきているのだから、リガーデン方面軍が混乱するのも、無理ではなかった
ダリアの、少し拗ねた様な口調を受けて、ホレックはどぎまぎしながら肩を竦める
「そうは言われても・・・・。俺ってメタルヒュームパイロットだけど、一兵卒だし」
ホレックは思いっきり伸びをして、清潔とは言い難い格納庫の床に、寝転がった「結局の所、言われるまま戦うしかないっていうか・・・・」
力なさ気に言うホレックの言に、ダリアは一瞬ホレックを見やり、それでも何も言わず、俯く
ホレックの言った事は、大多数の者に当て嵌まるからだ。勿論、ダリア自身にも
「・・・・・・・・・厳しい作戦になるだろうな。今回の防衛戦は・・・・・・・・・」
結局の所、彼等の結論は、そこに行き着いたのだった
現在、午後七時四十七分
サリファン仮定防衛戦力拠点に、大規模かつ広域出力のジャミングが仕掛けられたのが、午後六時二十五分
同時刻、原隊復員のダリア・リコイラン少尉が、スパエナ軍と戦闘
午後七時十四分、サリファン仮定防衛戦力拠点から、約三十kmの地点に、スパエナ国移動拠点、「陸ザメ」を確認。ジャミングは、同対象接近の為の陽動であると判明
御厨が確認できたのは、まぁこんな所だ
きっとトワインは今頃、必死に頭を働かせているだろうな、と邪推して
御厨は必死に、今から始まるであろう大規模な戦闘、それへの不安を誤魔化していた
ロボットになった男 第四話 「戦の前の軍人達。悪い見本」
御厨はふと、格納庫の喧騒の中に、とても今の状況とは似つかわしくない物を見つけた
それは歌だ。本当に微かだが、どこか聞き慣れた馴染み易い歌が、流れ聞こえてくる
それを認識すると共に、御厨は一つの問題を思い出した
自分を直してくれた恩人は、さぞかし怒っているだろうな、と
そしてその問題は、大量の工兵と少数のパイロット達が行き交うその向こう、白く彩られたスライド式のドアから、今正にこの格納庫へと発露しようとしていた
「ミンツ六等下級技官!!作業に入ります!!!」
一瞬、格納庫内の時が止まる。誰も彼もが足を止め、一体何事かと入り口を見やる
飛び込んできた声が、あまりにも威圧的だったので、気圧されてしまったのだ。勿論御厨も仰天した
現れたのは、キャップをこれでもかと目深に被った、レイニーだった
腰の安物の支給ベルトには、御厨の知らない丸みを帯びたフォルムの金属板があり、そこから伸びるイヤホンが、レイニーの耳に掛けられている。歌は、そこから聞こえていた
レイニーは固まった格納庫を一瞥して、気にも留めず・・・・・と言うよりは、気にする余裕がなかったのだろう
御厨に向かって、ひいてはその足元のダリアに向かって、ずんずんと歩き始める
「うへぇ・・・・・・レインちゃん・・・・・・・・・・ダリア、何かしたのか?」
ホレックが、背筋を伸ばして、堂々と歩くレイニーを見ながら言う
彼は何よりもレイニーの雰囲気に圧倒されているようで、その視線は釘付けだった
確かに、良くも悪くも目を惹く
体の筋肉全てに力が込められているような、そんな角張った歩き方だったが、違和感は全くない
早歩きでもなく、必要以上に遅い訳でもなく、淡々と、しかし堂々と歩く様は、みすぼらしいがまるで王者の行進だった
「・・・・・・・・・・・は・・・・・・」
ダリアは、薄い息を漏らす事しかできなかった
他と同じように、気圧されていたのは疑いようがない。何よりダリアは、彼女に対して負い目がある
正直、気が気でない筈だ。レイニーの憤激に晒されるのが、恐ろしくてしようがあるまい
言葉は時として、暴力などよりも余程容易く人を傷つける。そしてレイニーの気性は、苛烈だ。いや、もしかしたら両方来るかも、なんて、ダリアの考えが簡単に読めてしまう
しかしダリアと同じように、御厨も苦しかった
御厨からしれみれば、ダリアは相棒であり、レイニーは恩人だ。二人が相反しあう様など、見るに耐えない
御厨には何より、二人が傷つくことが、一番辛かった
レイニーに数秒遅れて、再び格納庫のドアが開いた
今度現れたのは、大柄な体躯と鋭い眼光を持つ男。今、この格納庫内の全てを取り仕切る、ボルトだ
「俺だ!作業に入る!各員状態知らせぇ!・・・・・・・・・・・・・・・・ぁん?」
普通は自分の立場を示すのが、ここでのしきたりだが、ボルトは違う
彼は、自分を証明する一言だけを口にすれば、それだけで万事が丸く収まるのだ。一言で場は引き締まり、格納庫に存在する全ての事象を、悉くその掌の上で運べるようになる
だが今回は、その統一感が全く無かった
開口一番に怒鳴って、直ぐにボルトはは訝しげな表情になる
まるで水を打ったかのように静かな格納庫を見て、流石に不審に思ったのだろう。ボルトは足を踏み入れて、辺りを一睨みした
そして、己の数歩先を、どんどんと歩いていくレイニーを見て、何事かを悟る
ボルトは一つ溜息を吐くとキャップを被りなおし、再び怒鳴り声を上げた
「止まってる暇はないぞ!キリキリ働け!・・・・報告は後でいい」
最後に俄かに逡巡してから、そう付け足す。ボルトの一喝によって、シンとしていた格納庫は、再び息を吹き返す
そして自身も、ゆっくりとこちらにむかって歩き始めた
そうしている間に、レイニーは、ダリアとホレックの間近にまで歩み寄って来ていた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
レイニーは無言だった
その右手はキャップにかかり、つばを握り締める手は握力で血が通いきれていないのか、青白くさえある
キャップを深く深く落とし込んで、まるで自分の目を、外界に晒さぬようにしているとも取れた
ホレックがそろり、と立ち上がった。流石に、ただならぬ物を感じたのであろう
なるべく音を立てぬように――意味はないが感覚的な物だと思われる――、抱えていたヘルメットを、足元に転がす。一歩、後退りすると、露骨にレイニーに対して構えを取った
レイニーがダリアの横で、ピタリと立ち止まる
彼女は開かれた天井を仰ぐようにして顔を上げるが、それをすると同時に更にキャップを深く押し付ける為、やはり目を見る事が出来なかった
暫くそのまま、三人の間に耐え難い沈黙が続く。ボルトは、そこから数歩距離を取って、事態を見つめている
御厨は、正直生きた心地がしなかった
レイニーの動作が、怒りを孕んだ物だと言うのは理解できる。だが、それがどれほどの物であるかは解らない
御厨は御厨で、レイニーではないのだ。心の内など、知りようがない
(・・・・・・・・はは)
意図せずして、御厨は笑った。計算のしようがない、乾いたような苦笑だった
「・・・・・・・・あの」
戦々恐々としていたダリアが、おずおずとチェアから立ち上がる
彼女とて、臆病者ではない。レイニーに不満があるのなら、それを聞く度量はある
どれほど雰囲気が悪くとも、それより大事な事があるのなら、ダリアは意外と他人に遠慮しない性格だった。物怖じしないと言えば、しっくり来るのかもしれない
しかし、意を決して立ち上がったダリアを迎えたのは、唐突に動いたレイニーの体当たりだった
一見すれば、ダリアを押し倒そうとせんばかりの勢いで、レイニーはダリアに接近した
正に目にも止まらぬ速さだったが、この時点に置いては称賛されるべきではない
だってこれは、私闘だから
爆弾が爆ぜたかのような勢いでダリアに迫ったレイニーは、そのまま彼女の胸倉を掴みあげる
元々、二人の身長は然程変わらない。辛うじて、ダリアの方が高いという程度だ。それに伴って、二人の身体能力は似通った物である
勿論パイロットと整備兵では、受ける訓練量が違うが、それは基本的な運動能力や体力の面である為、ハッキリとは表に出ない
だからだろうか、力のないレイニーでは、如何にダリアを全力で縊り上げても、少しも持ち上げる事ができなかった
「いきなり何を・・!」
近くでレイニーを警戒していたホレックが、その備えを実行に移そうとして、やんわりとボルトに止められた
「ホレック少尉は所属が違う筈ですが、何故ここに?」
「い、いや、司令代理が、作戦の説明までは自由にしていいって・・・・ってそんな事より」
「それだけなら・・・・・・黙って見ていなさい。どの隊にも独自の隊歌があるように、どの隊にも独自のしきたりがある」
そう言いながらボルトは、ホレックを抑え込んでしまった
後ろからがっちりとホールドされ、熊のような手で今にも騒ぎ立てようとしていた口が塞がれる
周りの工兵達が何事かと近寄ってきたが、ボルトは軽く右手を振ると、あっさりとそれを散らしてしまった
ダリアは、抵抗しなかった。ただじっと、レイニーの瞳を見つめている
ダリアの深みに沈む藍の瞳と、レイニーの激怒に染まる青の瞳が、一瞬、交差した
「・・・・・もがもが」
ダリアも、レイニーも、ボルトすらも声を発したりしない
ただ一人息を呑む、ホレックのくぐもった声が響くだけだ。耳を塞ぎたくなる程やかましい筈の、格納庫の喧騒も、今は聞こえないような気がした
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ダリアを直視したレイニーの瞳が、俄かに揺らいだのを、御厨は見逃さなかった
それは何秒かの硬直を味わった後で、月並みではあるが、一瞬を永遠とも勘違いしそうな時間を過ごした後の、ほんの一瞬だった
だが、ハッキリと解る。レイニーの瞳に浮かんだのは、己への不信だ
御厨とていい大人だ。彼女達の心根を知る事は出来ないが、雰囲気は知れる
レイニーの目に表れたのは、明らかな自分自身への疑惑。そして疑い
何を持ってして自分を疑うのかは解らないが、何かが急激にレイニーの中で変わりつつある。御厨は、そう感じる
(・・・・・レイニー・・・・・・・)
そう思った矢先、レイニーは力いっぱい握り締めていた手をほどき、ダリアを開放する
そして行き着けの駄賃とばかりにPCのエンターキーを叩くと、ガチガチと音を立てて御厨に装着されたタラップに向かって、今度は幾分か肩を落としながら、歩いてきた
やはりレイニーは、無言のままだった
彼女が腰部のコックピットで調整を始めた後も、御厨は、後に残されたダリアを見つめていた
「・・・・・ダリア少尉殿。貴女が敵と戦闘したと知らされた時、整備班の中で一番少尉殿を心配してたのは、あの青二才なんです。別に機体が心配とか、そういうのじゃなくてね」
ボルトが、唖然としているダリアに唐突に話し掛けながら、ホレックを開放する
ホレックは少しバランスを崩しながらも体制を立て直すと、ボルトに向き直った。その目には少々ボルトを非難する光もあったが、反目する程強くはなかった
ダリアが、御厨のコックピットのある場所を見つめながら、意外だとでも言いた気に呟いた
「・・・・・ミンツ技官が?」
「はい」
ボルトは相槌を打つと、ダリアの横に立って御厨を見る
一瞬、目があったような気がして、御厨はドキリとした
「あいつの故郷は、ルアレーの田舎の方でしてね・・・・。あそこはずっと前から、色々と火薬臭ぇ匂いの取れない所だ。身近な人間が死んだりする事も、少なくなかったんでしょう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「だから半分、考える事を放り出しちまってる」
ダリアも、その横のホレックも、「何が」とは問わなかった
その答えが容易に解ったからである。レイニーはつまり、人の生き死にを、「運命」とか、「必然」とか、そういった超次元的な物で捕らえてしまっているのだ
「あの青二才はメタルヒュームで戦うパイロットが嫌いだ。それは、幼い頃から傍にあった「機械」だけが、あいつにとって唯一不変だからだ」
それが、レイニーの思考を、縛り付けている。御厨は理解する
パイロットが嫌いなのに、パイロットと密接に接する工兵になる。その矛盾を抱えてなお、彼女が整備士であるのは、機械に対する思い入れあればこそ、だ
レイニーにとって機械とは無機物ではない。御厨に例えるのなら、ダリア
そんな、己の半身にも等しい存在なのである
「・・・・腹の中じゃ、少尉殿、あいつは貴女を好いてる。でも今更はいそうですか、なんて納得出来るほど、あいつは大人じゃない」
「・・・・・・・・俺、・・・・・・・・・何だか解る気がする」
ホレックがまた、格納庫の床に座り込みながら、そう呟いた
床に転がしたヘルメットを手に取り、自分の顔の前に掲げる。ヘルメットのバイザーに映った自分は、ホレックの瞳にどう写るのだろうか
「レインちゃんは、こういう言い方は悪いかも知れないけど、ダリアと、ダリアのタイプSを天秤にかけてるんだ」
ホレックはダリアを見上げた
憂えるその顔はどこか悲しげで、今の彼の心が、空気を通り越して伝わってくるような気さえした
ダリアはその言葉を聞きながら、一瞬瞑目する
「人の命か、メタルヒュームの命か、どちらが重要なのか、測りかねてる・・・・」
「そして当然、重く用いられるべきは人の命だ。あいつはその答えに、漸く気づき始めた。・・・・こんなんだから、どんなに整備の腕があっても、あいつは青二才なんですよ」
ボルトはそれ以上は語らないとでも言いた気に、腕を組んで口を閉じる
ホレックはボルトの顔を見上げると、頼もしげに頬を緩めた。その目には、先程のボルトの行為に対する反感など、最早影も形もなかった
ホレックは視線の向きを変える。ボルトから、ダリアに
そして、持っていたヘルメットをダリアに投げ渡すと、ぐい、と親指を立てた
「行ってきなよ」
「ホレック・・・・・・・ありがとう」
御厨の視界で、ダリアがこっちに向かって駆け出すのが解った
御厨は何となく、涙しそうになった。いや、涙腺は既にありはしないが、生身であれば泣いているだろうな、と、そう思った
直情型の御厨は、こう言う話に弱かったのである
彼は、ダリアとレイニーの行く末を、本気で安じていた
「ホレック少尉も・・・・・積極的に行かなきゃ、苦労しますぜ」
唐突にボルトが口を開く。御厨は、ふと興味を覚えた
ボルトはあまり多弁ではなく、一度話さないと決めたら何があっても話さない節がある
ボルトなりに、この事件はダリアが完結させるものとして、口を閉じたように思ったのだが・・・・それがどうした事か、急に話題をホレックに振った
御厨が好奇心を発揮するのも、まぁ無理はない
「・・・・・・・な・・・・・なんの事で?」
「震えてます、声。ダリア少尉は箱入りですからなぁ・・・・・・・、あまりアプローチが遠回しだと、少しも近づけませんよ」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?)
御厨は首を捻った。ボルトの言葉が、ピンとこなかったからだ
確かに箱入り・・・・と言うか、世間知らずな面はあるように思う。その点は同意だ
だが、ホレックがダリアにアプローチするような・・・・なんと言うか、そっち系の感情を持っているようには、どうにも思えない。・・・・・ような気がする
御厨が話を注意深く聞こうとした時、二人の声は、唐突に遮られてしまった
遮ったのは、御厨のよく知る声。しかも、彼の体の中からだった
「うがーー!シュトルムに、さ・わ・る・なーー!!」
「わ、わきゃ!ちょ、こんな所で体当たりは・・・・!」
御厨はどうしても、コックピットカメラを使う気になれなかった
「・・・・・・・・・・こりゃ、当分青二才のままだな・・・・」
「ダリアもレインちゃんも、元気だなぁ・・・・」
御厨の受難は・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、判断し難い
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戦の前の一話、あがりました。
見直してみて、今回はかなり青春一直線だったなぁ・・・・なんて思ったり。
いや、いらっしゃるかどうかは解りませんけど、ここまで読んでくださった方々を精神汚染の領域に突き落とすつもりか、と自分を問い詰めてみたり。
でも、やっぱり書くのなら、リアリティにあふれ過ぎた物より、少々青春ドラマっぽい方が気持ちよかったりするんですな・・。
ですがそうは言っても、今まで色物ネタでここまでやって来ましたが、この一話だけは本当に自信がないっす・・・・。
まぁ、それは兎も角として
毎度台詞は同じですが、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そしてあまつさえ感想まで下さった方々、もう感謝の念にたえません。
これからも読んで下されば幸いです。そして、オリジナル投稿掲示板の活性化に貢献できれば、もっと幸いです。・・なんちゃって。
パブロフでした。