各種設定
まぁ、おおまかな世界の動きと言いますか、なんと言いますか。
本作は結局の所、そんなに大規模な物ではありません。スケールが馬鹿みたいに大きくなるのは、最後の最後辺りです。
ポケットの中の戦争とは言いませんけど・・・・・・・風呂敷包みの中の戦争?
だからぶっちゃけた話、世界の大きな動きなんて物は、大して関係ないんですな、これが
と、言う訳で、この歴史年表には、ダリアに関わりがある事だけを綴らせて頂きます。世界観は下手ながらきっちりと語ってみますけど
本来なら、こんなもの綴るだけでもおこがましいのですけどね。
世界観
この世界は、海洋面積よりも、陸地面積の方が多いです。水産資源も勿論少なく、内陸国の方が多いですが、海洋に面した国は、経済水域の観念に非常に執着します。(その分鉱物資源とか多いですけど)
領海とかは地球よりも少ないと言う事で。まぁ、海自体が少ないのに、領海とかが同じ広さだったら違和感あるし。
そして国々の問題と言ったらやっぱり交通手段。隣国と険悪になったりしようものなら、どこにも行けやしません。いや、ここは言い過ぎでしょうけれど
そんなだから、基本的に戦争は珍しい物だと思ってください。「それならなんでメタルヒュームとか開発されてんのさ」とか言うツッコミは、出来ればご勘弁を
トゥエバ帝国みたいな島国も、珍しいですね。島国だからこその帝政とも言えますが
そんなこんなで世界は発展していたのですが、何をどう間違ったのかこんな物が発生してしまいました。フレディジャマー。
ジャマーが発生してからの六十年間。航空交通手段どころか、航空技術戦力が全く使い物にならないのだから、各国は陸で戦う為の技術を模索し続けました。
そしてとうとう造り上げられたのが、人型機動兵器メタルヒューム。何故人型なのかは、・・・・・・・まぁ、ロマンの嵐と言う事で。
因みに、御厨はラドクリフからかっぱらったウィングバインダーで飛んでいますが、あれは小型な彼だからこそ出来る芸当です。
ラドクリフの乗機に付いたままでは、バーニア以上の役目は果たせませんので、悪しからず。
今作に登場する、新興スパエナ公国は、内陸国。強大なトゥエバ帝国は、島国。
陸の技術を研磨し続けたスパエナに比べ、海にかまかけていたトゥエバのメタルヒュームの技術は、少々劣っております。実はパイロットの練度も。
そこを根性と熱血と努力で乗り越えていくのが、醍醐味・・・・・・・のつもりなのですけれど。
舞台は、このトゥエバ帝国の中です。
世界観としては、素人考えながら、この程度で御座いましょうか。
ですが、先に申しましたように、あくまで今作はポケットの中ならぬ「風呂敷包みの中の戦争」ですので、余り関係ありませんね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
歴史年表
帝国暦202年 世界史3011年
トゥエバ帝国主導による大掛かりな監視衛星の開発が、同時点に置けるトゥエバ帝国皇帝、アイダンベルズ・ジョナサンによって提唱される
主目的としては、ミリタリーバランス(そんな物あるのかしらん?)の監視。それと同時に、大規模な通信施設としての役割を果たす事
四十二ヶ国の賛同の元、計画はスタートした。因みに、スパエナ(このころはトゥエバと同じ帝国)も賛同国である
帝国暦211年 世界史3020年
巨大監視衛星、「ゴールデン・アイ」が完成。盛大な完成披露宴の元、宇宙にうちあげられる
披露宴前後に、各国の外交官、及び国主が行方不明になる事件が続発したが、世界体制での調査にも関わらず、結局解決には至らなかった
帝国暦213年 世界史3022年
「ゴールデン・アイ」開発主任、フレデリック・スペンサーが、突如としてトゥエバ帝国に造反
身一つで軍首脳部のマザー、ホスト、全880のコンピューターを乗っ取った
この騒ぎは即座に解決された物の、事件中のフレデリックの操作により、「ゴールデン・アイ」が暴走
以後、ゴールデン・アイは、無意味且つ雑多な情報を世界の空にばら撒き散らす、醜悪なジャミング装置となる(ジャマーが邪魔ー。なんちゃって)
同年、エイブル・リコイラン、カーラ・ロロナルク両名を主軸とする、フレディジャマー対策機構が設置されるも、成果はなく、八年後に解散処分を受けて終了した
帝国暦219年 世界史3028年
エイブル博士、カーラ博士夫妻の間に、男子誕生。アンドリュー・リコイランと名づけられる
帝国暦237年 世界史3046年
メタルヒュームの雛型たる大型パワードスーツ、「アイアンランナー」が開発される
テストモニター、ロマネア・タイガーの元、その戦闘証明が確立。以後、この技術は、メタルヒュームとは分岐し、陸戦隊が纏う鎧として進化する事になる
帝国暦246年 世界史3055年
トゥエバ帝国、内紛によって無政府状態になったリガーデン国を、政府建て直しの大義名分の元に掌握。以後、トゥエバの属国とする
様々な諸問題が持ち上がった物の、当時75であり、既に老翁と呼んで差し支えなかった、アイダンベルズの卓越した手腕により、混乱期を乗り越える
帝国暦250年 世界史3059年
皇位継承。アイダンベルズが政権から離れ、孫であるロベルト・ジョナサンが皇位を継ぐ(アイダンベルズの長子は既に死去。ロベルトは、当時十六歳であった)
帝国暦257年 世界史3066年
大幅に婚期が遅れた物の、当時三十八歳のアンドリュー・リコイランが結婚
同年、男子、女子の二人の子供が誕生する(出来ちゃった婚とも言う)。二人の赤子は、スコット・リコイラン及び、ダリア・リコイランと名づけられる
因みに、アンドリューと結婚したベラニー・リコイランは、旧姓ベラニー・アンタカルズと良い、当時若干十九歳の可憐な少女だった(アンタカルズ家は、トゥエバ本国の大富豪)
帝国暦260年 世界史3069年
比較的北部にある国、ランドリー国の、資源権利を火種に、世界を巻き込んだ大戦が勃発
トゥエバは、途中まで半ば静観を守っていた物の、皇帝ロベルトの意により大戦に参加。「私は、無辜の民に戦火が降り注ぐのを黙ってみている程、無情でも臆病でもない」世界に放映された宣言文中の、この発言は余りに有名
帝国暦272年 世界史3081年
当時、若干十五歳でありながら、数々の博士号を欲しいままにし、「神童」とまで呼ばれたスコット・リコイランが、突如として失踪する
数々の調査機関が行方を捜索したが、依然として成果は出ず、結局は迷宮入りとなった
帝国暦276年 世界史3085年
ダリア・リコイラン、特速士官養成塾の学期を終え、軍属となる。同年、ロベルト・ジョナサンがとり行った平和会議により、大戦終結
しかし更に同年、突如としてスパエナがトゥエバに侵攻を開始し、状況は予断を許さなくなった
そして、現在に至る
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
と、まぁ、歴史年表としてはこういった感じでしょうか。
スパエナの事が詳しく書いてありませんが、あの国のクーデターやらなんやらは、特にダリアと関係ありませんゆえ。
こうして見ると我ながら、無茶な設定を創った物だと思います。
矛盾点などをお見つけくださった方は、是非是非、指摘して頂けると幸いです。