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No.14179の一覧
[0] 習作 終焉の戦鐘(注 多重クロスSSです)[マスカラ](2009/12/06 19:31)
[1] 零話-1[マスカラ](2009/11/29 19:45)
[2] 零話-2[マスカラ](2009/12/06 19:03)
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[14179] 零話-2
Name: マスカラ◆2319efa4 ID:c21fb807 前を表示する
Date: 2009/12/06 19:03
 闇、それは基本的に魔女や悪魔、吸血鬼等、悪役と結び付けられる要素となる一つ。



 事実、闇に生きる者や化物に悪として生きる者や日常に生きる人間には理解できない程に狂った者や化物は存在する。



 だが、闇に生きる人や化物でも悪ではなく正義や偽悪的に生きる者や化物・・・・・或いは過去に犯した償い用の無い罪を負ってその償いの為に生きる者もいる。



 そして、此度は闇に生きている化物でありながら己が気に食わない敵を倒した事により結果的に人を救い、時には己よりも弱い存在である人と共闘した化け物たちが出会う。



 一つは、“黒いアリス”の「憎悪」がプログラムされている最終形態では鬼のような凶悪な姿となり、炎を操る。“破壊の王”を自称するその極めて凶暴な性格と破壊力から「魔獣」と呼ばれ、ARMSの中でも特に進化が激しく、他のARMSや機械やエネルギーを取り込んだり、攻撃を受ければ受けるほど、戦えば戦うほど、涼の憎しみが強まれば強まるほど“力”は増していき、戦いの中で大型の手甲のように変化して圧縮空気や電磁誘導を利用した砲撃や、反物質の生成、超振動発生能力を生み、際限なく強くなっていく。
 他の3体のオリジナルと比べて極めて異質なARMSであり、エグリゴリの研究班をもってしても“制御不能”“ブラックボックスが多すぎ解析不能”と言わしめた存在で、プログラムに従って全てを破壊しようとするのみだった。しかし、涼と共に戦ってきたことで、プログラムを超えた自身の意思に目覚めていった怪物。



 その破壊の魔獣と相対するのは、千数百年前に役小角によって使役され、小角から与えられた破邪の力「金剛角」(こんごうかく)と生まれ持った雷の力を使って戦う全ての瘴気を喰らう最強の朱き鬼神。事実、世界中の瘴気雲が前鬼を危惧して倒そうと集まったがその全てを逆に滅ぼした。
 そして、最強とは何者にも屈さないという事でもあり、それを証明するかのように前鬼は己を滅ぼす諸刃の光雷術である極覇光を連発している状態である紅蓮怒すらも自力で抑え込み己が体に作り変えた鬼神。





 零話―2 朱き鬼神と破壊の魔獣





「ふわああ・・・・・」



 目を開けると、そこは見渡す限り何もない場所。



「千明がいねぇし、童子の姿じゃねぇだと?」


 そう、昨日眠るまでは千明の部屋で寝ていた筈だし何より千明の解呪と鬼神力が無ければ小角の封呪が解かれる筈がない・・・・・怒りが限界を超えれば別かもしれないが目覚めただけで其処まで怒る事は無い。



「チッ、どうなってやがる?」


 元々、こんな考え事をする事は後鬼の領分だ。間違ってもオレ様の領分ではない。だが、このまま此処にいたとしても何の変化も期待できないが故に駆ける。



「・・・人間だけじゃなく、木や獣どもさえいないだと・・・・?」



 駆ける過程に何も存在しやがらねぇ。小角の爺が生きていた頃にも人間がいねぇば場所もあったが、木や獣どもはいたはずだ。・・・・・それに、ここには少しも生気を感じねぇ。少なくともマトモな生き物は存在できねぇって事か。



 コツコツコツコツ


「何ッ!?馬鹿な、有り得ねぇ!?」



 この生気も何も感じられねぇ場所に人間の足音が響くなぞ有り得ねぇ。オレ様は鬼神だからこそこの場に居られるが、そうでないモノがこの場所に存在できる筈がねぇ。妖や憑依獣、憑依神共ならば有り得るが、奴らがまともな足音を出して移動するわけがねぇ。足音が徐々に近づき、その足音を出してやがった奴がオレ様の目の前に立つ。



 そいつは何処にでもいる人間の姿だったが、唯一違うと言えばその口と目だ。口は獣のように耳元まで切り裂かれ、その歯は鋭い牙と化し、目元も目玉にも何かの戦が奔ってやがる。そして、生意気にもオレ様を睨みつける。



『鬼如きが何故この場にいる?』


「人間風情が、舐めた口を聞くな!!」



 その人間の己が分を弁えぬ言葉に瀕死程度にすむ拳を放つ。オレ様の拳を防ぐ為にか人間は右手を盾にする気か前に突き出すが、そんなもの憑依の実に取りつかれた人間ならば防げるかもしれんが、ただの人間風情に防げる筈がない。



 故にその人間はオレ様の拳を受け吹き飛ばされる筈だった。



 ―――――その右腕が人間の腕で無くなるまでは。



「!?」



 その変化した人間の腕はオレ様の攻撃を受けたが、流石にその場に留まる事は出来ずに後方へ吹き飛ぶ。本来ならばこのまま接近してヴァジュラを叩きこめば終わりだが、その前にハッキリさせねばならない事があるが故に



「・・・・・・何だ、その腕は?憑依の実の臭いもしねぇのに何で人間の腕がそんなものに変わる?」


『ふん、所詮は極東の島国にしか存在する事を許されぬ化物か。我の事を知らぬとは愚かなり!!我は魔獣〝ジャバウォック〟!!我は何者にも屈さぬ破壊の王!!貴様に未だ見た事もない〝破壊〟を見せてやろう!!』



 その言葉を最後に人間の姿は消え、三メートルはあろうかという黒い巨体・・・・前鬼と同じく人間ではなく化物が顕現した。そして、同時に己自身を魔獣〝ジャバウォック〟と称した化物から迸る圧倒的な力が地を砕き、周りの廃虚をも砂塵へと変えていく。この光景を普通の人間が見れば、世界そのものが恐怖に身体を揺らしているようでもあると表現する事だろう。



 しかし、前鬼はその中で平然と立つ。まるで、ジャバウォックの発した超振動など起こっていないかのように。それは当然、何故なら前鬼は龍魔大帝の事件の時に憑依獣五匹分の力を人の姿のままで持つ憑依獣士である凶の攻撃である〝音〟を超鬼神前鬼の時でも粉砕されなかったのだその時よりも更に強くなった闘鬼神前鬼の肉体を砕く事は不可能。




「この程度か!?テメェの破壊の力って奴は!?
この程度だというのなら、俺が見せてやる!!本当の破壊って奴をな!!ヴァジュラ!!」



 そして、前鬼の拳から小角から授かった破邪の力を放つ。それが魔獣〝ジャバウォック〟の右腕を通過すると共に消滅する。山をも砕くヴァジュラという力を、その身で味わい血を流しながらジャバウォックは呻き声をあげるが


『貴様こそ、この程度の破壊の力しか持たぬのか!!この程度で我を破壊するだと!?破壊の王である我には無意味よ!!』


 その言葉と共にジャバウォックの右腕は右肩から隆起する形で復元していき、肉体が赤熱化していく。しかも、その白熱化しているエネルギー量は前鬼が超鬼神前鬼の時に紅蓮怒を発動した時と同じ力。



 前鬼は知る術はないが、魔獣〝ジャバウォック〟は攻撃を受ければ受けるほど、戦えば戦うほど“力”は増していく。しかも、この白熱化した状態は過去に二度しか発動した事がない状態である。一つは、己が生命に危機が迫った時に。そして、もう一つは滅びの神獣であるバンダースナッチの絶対零度にまで至った冷気に対応した時に。それを発動させたという事は、即ち前鬼がそれ程の相手と認めたと同じと言ってもいい。



『どうした、臆したか!?先程まで意気込んでいたのは虚勢か!!ならば、即座に我が滅してやろう!!』


「くくく・・・・喰ってやるぜ!!」



 その言葉と共に前鬼の体もエネルギー体と化す。そう、紅蓮怒の状態へ。だが、忘れてはならない。今の前鬼は超鬼神前鬼の時とは違い紅蓮怒の力を己が体に組み込んだ事により、その力を十全に使う事が出来る事を。



 だが、前鬼がその姿に化す前に前鬼に接近し胴体に強大無比な力を込めて拳を放つ。紅蓮怒の状態に移行した事により赤熱化した熱は受けなかったが、上空へと吹き飛ばされる前鬼。これが試合だとすればルール違反ではあるが、今行われているのは殺し合い。油断や隙は、即座に死に繋がる。そんな時に隙を見せた前鬼の方が迂闊なのだ。



 そして、上空に吹き飛ばされた前鬼に追撃するかのように高速移動して前鬼の上空に出現し前鬼を叩き落とす。上空より落下した前鬼は、隕石のような速度で落下して激突した地表は物凄い衝撃を受けた事により小型のクレーターが形成される。



『愚鈍な!!白兎の速さに劣り、騎士の攻撃のように我が身に傷を残す事も出来ぬ!!その程度で我を喰らうなどと言う戯言を吐いた愚かさ、身をもって思い知るがいい!!』



 ジャバウォックの腕の一振りにより劫火の炎がこの地に顕現し前鬼が落下した地点へと向かう。そして、それだけでは飽き足らないのかジャバウォックは己が両腕も劫火が向かう先に向けて電磁誘導を利用した砲撃――――レールガン――――を放つ。



 そして、ジャバウォックが顕現させた劫火の炎は前鬼の落下した地点を焼き払うだけでは満足しないのかこの地の全てを覆うかのように広がっていく。



 上空に打ち上げられるとほぼ同時に落下、更に劫火の炎とレールガンの洗礼を受けて生きていられるのは不可能だ。しかし、ジャバウォックが何者にも屈さぬ破壊の王ならば、前鬼もまた最強を冠する朱き鬼神。そんな者に常識などが通用するわけがない。



 この地を覆う劫火の炎と張り合うかのように、落下した地点を中心に光と荒れ狂う雷が出現する。そして、その中心にはエネルギー状態と化した前鬼が立っていた。



『腐っても鬼・・・・・この程度では破損すらせんか・・・・・いいだろう!!その肉体、完膚無きほどに破壊してくれよう!!』



 その言葉と共に、ジャバウォックの怪物のような両手の指が五本から十本になりその中央が輝きだす。それは、体内で核にも勝る本来この世に存在しない禁断の物質である〝反物質〟を生成し始める予兆。



 それを見て尚、前鬼の貌に浮かぶ表情は不敵な笑み。それを受ければ己が身でさえ消えてしまうと本能が警告するがそれすらも無視する。前鬼は己を最強と自称している。それが故に、例えこの身が消滅する程のモノをジャバウォックが生成しようともそれを打倒せずに逃げるという選択肢は無い。そして、打倒する為に己が最強の技を放つ為に己が右腕に力を溜める。



 そして、ジャバウォックが顕現させた劫火により上昇気流が発生して、それに運ばれた水蒸気が凝結して、細かな水滴(雨粒)でできた雲となり、雲の中で雨粒が成長し、やがて大きくなった雨粒が地上に落下する。



 それと同時にジャバウォックが生成を完了したそれが―――――解き放たれた。



 それを迎撃するかのように前鬼は力を溜めた右腕を前に翳して突進し―――――放つ。過去に前鬼の角を負ったヴァサラが放つ陰弩邏と同じ名を持つ前鬼が放てる最強の技を!!


「隕怒羅!!!!」


 そして、その桁違いのエネルギーを持つそれらがぶつかり合った後に訪れるのはこの地の〝破壊〟という結果。それを最後に、前鬼もジャバウォックも各々が生きる地へと帰る。




後書き
 ―――――やっちまった(-_-;)
 前回は人の戦い?を書いたから今回は化物達の戦いを書こうとしたらこんな風になってしまった。
 今回の最初の人間状態のジャバウォックは「アリス」の中で高槻涼が対峙したような感じです。
 後、設定を書くのはもうちょっと遅れそうです。申し訳ありません<(_ _)>


 悪党様、感想ありがとうございます。
 9S嫌いですか・・・・・・・自分は好きなんですが(-_-;) 実際、月姫キャラと戦わせようかと思っていますのでその時は申し訳ありません<(_ _)>

 らいむ様、感想ありがとうございます。
 ・・・・・純粋な力押しで行けば今の所最強はヴァンパイア十字界のローズレッド・ストラウス、アーデルハイトです。何たって、星も砕く程ですから(-_-;)幾ら、雷帝銀次やアーカードの旦那でも地球自体が壊されたら戦えませんから。女禍が完全状態で匹敵と言う感じですね。まぁ、ジャンケンみたいに彼らにも弱点的な敵は設定的に作れそうなので作るつもりですが・・・・・(-_-;)

 アイアキ様、感想ありがとうございます。
 基本的には自分が考えた話にしていくつもりです。まぁ、自分の様な未熟者のSSを読んでくれる人の期待には成るべく応えるという感じで書きました。これからもがんばって書いていきます。応援ありがとうございます<(_ _)>


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