・Scene 47-5・
「これにて一件落着―――で、良いのかの?」
「他人事みたいに言うなっての。キミの管轄って言ったろ?」
「男女の四方山話の解決を求められても、知らぬよ」
「キミぐらいの歳の子は、恋愛話には耳が早くなるような頃じゃないか。僕よりは上手く場を納められたんじゃないか?」
歩み去るダグマイアの背に視線を送るキャイアに聞こえぬように、凛音とラシャラは言葉を重ねる。
「これも厄払いの一環だって思えば良いのかなぁ……?」
「どうだかな。―――まぁ、あの様子なら流石に次からは弁えてくれるのではないか」
「だと良いけどね。ホント、腕は良いんだけどなぁ。―――それ以外が」
やれやれ、とボヤキ声を上げる凛音にアウラは苦笑を浮かべた。お前が言うなと、目が語っていた。口に出した言葉は、まったく別の内容だったが。
「まぁ、良い。分断、足止め、囲い込みの状態が形成できた以上、一応計画通りと考えて良いんだな?」
私的な会話をしながら、同時に仕事の方にも確りと意識を払えている。やはりこういうことが自然に出来る女性の方が好みだなと、それこそどうでもいい事を考えながら凛音は頷いた。
「コスト度外視の人海戦術だけどね。たかが三機相手に一個連隊に加えて艦隊封鎖までかけてるんだから、順調にいってくれなきゃ困るよ。―――正直、これ以上にやりようが無いし」
「後は向こうの時間切れまで持久戦、と言う形か」
「そう。そして最後の段階で、僕らも突っ込む」
「軍を率いた経験は無いと聞いていたが、中々どうして、確りとやっているではないか」
テントの屋根を潜った辺りから、厳つい声が聞こえてきた。
凛音は礼儀悪くそちらに視線を送る事も無く、入ってきた人間に対して肩を竦めて応じた。
「シュリフォンの精兵のお力を存分に活用させてもらってますからね。机上の空論、もっと言えば参加している将兵の命を虚仮にしているような作戦なのに、皆様よく付き合ってくれていますよ」
「主命とあらば忠義を尽くす。我が国の戦士達は皆そういった気構えを有する勇者達だ。―――キミは彼等の忠節と誇りに報いるためにも、作戦の完遂のみに全才能を注力すればよい」
「―――肝に銘じておきましょう」
視線を合わさずに、並び立ち言葉を交わす。 それは傍目に見ても、王と王の会話に見えた。
ハヴォニワの王子とシュリフォンの王―――いや、もしかしたら先代と次代、その二人の会話かもしれない。
「父上がこちらに参られたという事は、民の避難は―――?」
テントの外の練兵場の広い丘を見渡し、そこにはもう追うとの住民達の人垣の姿が失せていた事に気付き、アウラは父に尋ねる。
「ウム、誘導に関しては滞り無く。―――しかし、別の問題が発生した」
「別の?」
そばで聞いていたラシャラが首を捻る。シュリフォン王が答えるより先に、戦域図からひと時も視線を外そうとしない凛音が応じた。
「シトレイユは越境してきましたか、やはり」
「何じゃと?」
目を丸くするラシャラとは対照的に、シュリフォン王は少し眉根を寄せる程度の反応だった。
「その様子だと、予め予想していたか」
「ええ。でなければ此処に三機投入してくる筈が無いですからね。―――全戦力投入なんて、此処でケリをつけるつもりじゃないとやらないですよ」
今頃、ハヴォニワの方でも激戦が開始されている事だろうと、凛音は何て事が無いように言い切った。
「では、私の知らないうちに北部方面の全ての駐屯地に警急待機が発令されていたのは、やはりキミの仕業か」
「こっちの都合で好き勝手に兵隊借りておいて、そちらの事情は知ったこっちゃありませんじゃ、流石に不義理でしたからね。娘さんに頼んで、こっそりと」
「申し訳ありません父上。―――罰は、後に幾らでも」
王命を偽造して軍を動かしたとあらば、如何な王女とは言え最悪極刑になりかねない危険な行為に違いない。
だがシュリフォン王は豪気にも笑って首を横に振った。
「良い。全て任すと指示を下したのは私だ。―――なれば、お前の行動の全ては、私が命じたが故の事。何の責を負わせるつもりも無い。それに何より、お陰でシトレイユの侵攻を未然に防げているのだ」
「―――怒られないと、返って申し訳ない気分になりますよね、こういう時って」
「フン、詳しい相談なしで好き勝手動かれた事、それ自体は気に入らんのが事実ではあるからな。柾木剣士の事はともかく、シトレイユ軍の動静に関する予測くらいは、一言あっても良かったのではないか?」
今更咎める気は無いがと付け足しつつも、シュリフォン王の言葉は真剣そのものだった。
「それも考えない事は無かったんですがね。個人的な予測で言えば、現状は”一番最悪のパターン”がピタリと嵌ってしまったような状況なので、如何とも」
「……シトレイユ軍が動かないという可能性があった?」
「ええ、僕は動く可能性は低いと思っていたので、そもそも駐屯地への偽命は出す必要は無いと考えていました。―――の、ですが」
シュリフォン王の懐疑の視線に頷きながら、凛音は微苦笑を浮かべた。
「―――コイツの”最悪の予想”は当たるんです」
ですから、私が動きましたとアウラが付け加えた。
「まぁ、実際最悪の展開になったしの」
戦域図の、無数の光点に囲まれている三体の敵影を睨みながら、ラシャラは眉根を寄せる。
「嫌な予想ほど当たるってのはホント、嫌な感じだよねぇ」
「慎重論者が傍にいた事を喜ぶべきであろうな。自分では考えたくない、耳の痛い忠告をしてくれるありがたい存在だ。―――尤も、キミの場合はただ、尻に敷かれているだけかもしれんがな」
「美人の尻に敷かれるなんて、至極幸運―――なんて、親御さんの前で言うことでもないですか」
「うむ。その辺りの事は後でゆっくりと聞かせてもらおう」
凛音の戯言にニヤリと笑って応じた後で、シュリフォン王は踵を返した。
「父上?」
尋ねる娘に、父は振り返らずに応じる。
「此処での事は全て任せる。―――私は、国境での戦の指揮に向かう」
「―――御武運を」
「それは、キミにこそ与えられるべきだろうな、アマギリ王子」
両者、最後まで視線を合わせる事無く、しかし浮かべた笑みの形は共に男らしいものに、きっと周囲の人間には見えたことだろう。
「……入り婿確定かの」
「内海様を思い出すから、やめて」
ポツリとつぶやいたラシャラに、凛音がとてもとても微妙な顔で応じる。誰を指しての言葉なのかは解らなかったが、言いたいことだけは皆きっと理解していた。
「まぁ、何だ。―――向こうの事は父上に任せれば良いとして、我々は我々のやるべき事をしよう」
アウラが明後日の方向を眺めながら言った。頬が微妙に赤かったりすることには、礼儀正しく誰も突っ込む事は無かった。
「そうだね、実際最悪のパターン何ていう洒落にならない状況ではあるんだし。―――気分を、切り替えようか」
苦笑交じりに始めた言葉は、途中から言った通りに表情まで冷徹なものに変わる。
「突っ込むまでにはもう少し時間があるし、一つ整理してみようか」
的確なタイミングで攻撃正面を切り替えながら、凛音は宣言した。
「確かに、な。此処までは上手く行っているから余り気にしていないかったが、今の進行状況は、予備計画を用いたものだというのは事実だ。一度改めて粗が無いか整理してみるのもアリか」
アウラが凛音の傍まで寄ってきながら、それに同意した。
わざわざのアウラの行動を横目に見ながらも、それについては何も言わないままラシャラが口を開く。
「―――三機きよったの、本当に」
「剣持ってるのが剣士殿で、鎌がドール……つまり、メザイア・フランだろう。そうすると、この狙撃銃が」
的確な誘引によって都市郊外まで押し込まれた狙撃銃を有した黒い聖機人を指し示し、凛音は眉根を寄せる。
アウラが言葉尻を引き継ぐように、硬い表情で呟いた。
「ユライト・メストか」
「こういうの、何ていうのかね。―――ミイラ取りがミイラ、とか?」
凛音は嫌らしい形に唇をうごめかしながら、嘯く。
ユライト・メスト。
先史文明崩壊以降のジェミナーの歴史を見守ってきた、人造人間。
その目的、行動は全て”ガイアの打倒”と言う一つのものに集約されており、そのためにのみ長い時を、幾度と無く姿かたちを変えながら生きながらえてきた筈だ。
ガイアの完全なる破壊。そのためならば怨敵たるガイアの人造人間の傍に潜み、その企てに手を貸す真似すら厭わず、倒す側、倒される側、双方を誘導し、最適な結果を導こうとしていた。
彼にとっての切り札たる柾木剣士がガイアの手に堕ちてしまった最悪の展開ですら、彼は絶望する前に次の手を打とうとした。
即ち、敵陣に潜り込んでいるという己の状況を利用して、剣士を再び”倒す側”に引き渡そうとしていたのだ。
「で、まぁ今回、事前に口裏をあわせてこういう場を用意した訳だ。”明後日”剣士殿一人だけを連れて来いってね。―――ユライトはそれに同意した」
「明後日、か。連絡を取ったのは昨日じゃったから、つまりは明日になるはずじゃった」
「うん。明日―――つまり今日だけど、シュリフォンとのすり合わせで忙しいだろうから、明後日にしてくれって、ちゃんと伝えておいたんだよね」
「だが、密約は果たされなかった」
ラシャラに頷く凛音の傍で、アウラが重い口調で付け加える。
「そう、果たされなかった。見ての通り今日、何故かユライト自身も含めて三機同時に襲い掛かってきてくれた。しかも、シトレイユ軍の侵攻なんてオマケつきで。こっちの準備が出来てなかったら大惨事になるところだった。幾ら僕とユライトが不仲だとは言え―――こんな事をして、ヤツに何のメリットがあるって言うんだ」
解る人、とまるで学級の班長のような口調で言う凛音に、ラシャラがやれやれという口調で応じた。
「ある訳無かろう。現状ヤツの目的である”ガイア打倒”に一番近い位置に居るのはお主じゃ。今回のこの密約破りは、剣士がガイアの手に堕ちた今、その僅かな可能性すら失いかねない危険な行為に他ならぬ。―――ヤツには何のメリットも無い。ヤツには、の」
―――では、凛音が死ぬ事にメリットがある人間が居るとすれば?
もっと解りやすく言えば、ガイア打倒の芽が摘まれて喜ぶ存在は、このジェミナーの何処にいる?
「―――ミイラ取りがミイラ、か」
「洗脳ってのはさ、掛かってる本人が気付かないから洗脳って言うんだよね」
戦局図に映る剣士の聖機人に視線を送りながら、凛音は答える。
黒い聖機人を駆ってシュリフォンの聖機人を追い払っている剣士はきっと、今は自分の行動に疑問を覚えていないのだろうなと、苦い気分で思いながら。
「でも、一体何時から……?」
それまで黙って話を聞いていたキャイアが、考え込むように呟くのを、凛音は素気無く、さぁねと肩を竦めて返す。
「ずっと前からなんじゃない? それを前提に考えてみると、アイツの行動ムラが多かったし。本人は真っ直ぐガイア打倒に突っ走ってるつもりだったんだろうけど、如何にも無意味と言うかぶっちゃけ悪手を選んでいた所も目立つ。まるで、ガイア打倒を目指すふりをして、ガイア復活のために尽力しているようにも見える」
例えば、ドールをガイアの支配下に置いたままで何も対策を打っていない処とか。
自身の姉の事情が例だったせいもあるだろうが、それだけの例えでキャイアは納得した。
アウラも頷き、続ける。
「気付かなければ逆に、ガイア復活を目指しているふりをして、その実ガイア打倒のために策を練っていたようにも見える、か」
「そういう事。まぁオッサンが上手だったのか運が良かったのか。騙してるふりして騙されてりゃ世話無いよね。―――僕も気をつけないとって気分になるよ」
「お主も企む側の人間じゃからの」
ウムウムと頷くラシャラに、反論できない辺りが弁えていると言えるかも知れなかった。
「ま、この辺はキミ等の意見に従っておいて助かったって処かなぁ。あのオッサンも何気にやる事が過激だよ。いきなり聖地に進軍したり、虎の子の人造人間三人とも寄越してきたり」
「三人全員を寄越さねば、お前が倒せないと解釈されているんではないか?」
「―――女神の翼のご利益と言った所か」
「オッサンに目をかけられても何も嬉しくない。迷惑な話だよ、全く。―――まぁ良い、話を戻そう」
凛音は本気で嫌そうに首を振りながら、幕を閉じるように手を叩いた後で、続ける。
「さて現状、敵三名を分断して攻勢をかけている訳ですが―――こっちは一向にダメージを与えられず、向こうは向こうで、何時まで経っても敵の数が減らない。こう着状態だ。この状況が長く続きすぎると、それはそれで良くない。相手が焦れてくる可能性がある」
「―――すると、どうなる?」
「僕なら、逃げる」
アウラの合いの手に、凛音はあっさりと言い切った。
「でも、船で退路を断ってるじゃない」
「あんなもの、三機一斉に一箇所を目指せば、直ぐに抜けられるさ。―――逃げる事にのみ集中されたら、逃がすしかないな」
「だが、我々は素直にお引取り願う訳には行かない―――だな?」
「そう。シュリフォン的にはアリかもしれないけど、僕たちには拙い。なにしろ、今回先手を打って罠を仕込んでおいた段階で、ユライトが洗脳されている事にこっちが気付いているという事実がババルンに伝わってしまう訳だからね。こうなると、もう”次”がなくなっちゃうだろう」
つまりは、此処で決めるしかないのだと凛音は言う。
「此処で確実に、剣士殿を取り戻す」
「―――メザイア、姉さんは?」
不安げな面持ちで問うキャイアに、周りが不安を覚えるのとは対照的に凛音は気楽に応じた。
「悪いけど、今回は運が良ければ程度に考えて欲しい。―――言うだろ、二兎追うものはって、さ」
「……そう。そう、よね。今は剣士。まずは―――剣士を」
「そういう事。とにかく剣士殿をまずこっちに引き戻せれば、幾らでも後でやりようが出てくる」
その言葉に安堵の吐息を漏らしたのは、何もキャイアだけではなかった。
「―――随分と、丸くなったの」
「キミのためさ、ハニー」
苦笑を浮かべるラシャラに、凛音は面倒くさそうに応じた。
実際本気で、ラシャラがメザイアを救いたいと思って居なければ、切り捨てるつもりだったのは事実だ。
だが、それが少女達を悲しませるという結果を生むと解れば、自分の感情論度外視で撤回出来るのが、凛音と言う人間だった。どのみち、メザイア自体はどうでもいいと感じている当たりが、彼の人間性を象徴しているとも言える。
「ま、そんな訳でそろそろ行こうか。手順は説明したとおり―――、一斉に”メザイア目掛けて”突っ込む」
体を起こしながら、凛音は宣言した。少女達の顔が、一様に引き締まる。
「―――すると必ず、剣士がフォローに入る、ね」
「うん。メザイア―――救うべき対象が危機に陥れば、剣士殿は絶対に自分の身の安全を度外視して妨害行動に出る。それこそ、亜法結界炉のリミッターを解除して限界運用を発動しても、だ」
「あの、四月の晩。妾を襲った時のように、じゃな」
空中宮殿スワンを襲撃してきた剣士は、限界稼働時間ギリギリまで追い詰められて、遂に機体のリミッターの解除と言う自分にすら危険な―――亜法振動波が人体の健康を害する危険域にまで突入するのだ―――行為をするに至った。
”そうしなければ帰れない”という固定観念から、追い詰められていたがゆえの行動だ。
そして結局、ラシャラの元までたどり着きながら、剣士は亜法波に酔ってふら付く所をキャイアに取り押さえられ、気を失う結果となった。
「―――つまり、剣士殿を追い詰めてその状況を再現する」
「限界稼動時間、亜法酔いにまで追い詰めて、意識を飛ばして捕獲―――という事だな」
「リミッター解除した聖機人に乗った剣士殿を、メザイアを背中に置きながら迎え撃つ。―――良いトコ無理ゲーだよね」
「でも、やるしかないのよね……」
嫌だ嫌だと首を振る凛音を無視して、キャイアは自分に言い聞かせるように呟く。
覚悟は完了した。全員の顔を見渡して、そう判断したアウラが、おもむろに口を開いた。
「―――では、最後の問題について話し合おう」
「最後?」
凛音は―――凛音だけが、首を捻った。
話すべき事は話して、後は行動に移るだけだったから、彼の疑問は当然だった。
彼にとっては、だが。
「そう、最後の問題だ。リミッターを解除して想像できない領域の戦闘力で突っ込んでくる剣士を、どう止める? 誰が、どうやって止める?」
淡々と、アウラは告げる。言葉は明らかに、凛音にだけ向けられたものだった。
「どうって……そりゃ、勿論」
「”全員で頑張って”などと言うつもりか?」
「それ以外に方法があると?」
雲行きが怪しくなってきた事は察していながらも、凛音は返す言葉を選びようが無かった。
「それで何とかなるのか?」
「するしかないだろ? 多少の無茶は、仕方ないさ」
今更、何を。
言外に込められた意味を解っているだろうと視線で告げる凛音に、アウラもゆっくりと頷いた。
「そうだな、多少の無茶は仕方ない」
―――だから、こうもするのだ。
「ん、ぎっ―――!?」
首筋に走る僅かな痛み。
それから突然、がくんと、膝の力が抜けた。
「即効性の超強力な麻酔薬でな。治療不可能な重傷者に用いるものだが―――投与されれば、例え足を切り落とされようが目覚めんぞ」
「なに、を―――!?」
急速に遠のいていく意識に、傍に立っていた筈のアウラに向かって、凛音は震える言葉を漏らす。
「簡単な話だ。無茶をする。今回はお前ではなく―――私達が、無茶をする」
慈しみを込めた言葉こそが、彼に苦痛を与える。
「そん、なの……」
「女神の翼がお前の命を危険に晒すと解っている以上、易々と使わせるわけには行かない。―――お前にばかり、命を張らせたりは、しない。させるつもりは、無い」
駄目だと、言おうとして崩れ落ちる凛音に、アウラは頑なな声で告げる。
うつ伏せに地面に倒れこむ凛音を支えながら、アウラは優しげな口調で続けた。
「今はワウも、ユキネさんもフローラ女王も居ないからな。私が、お前の無茶に付き合う係りだ」
でも、と閉じていく瞼の外で、唇が動くのが解ったけれど。
「―――私は、あの人たちほど甘くは無い」
だから、お前の好きにばかりはさせられない。
決意の言葉は、終ぞ凛音の耳に届く事は無かった。
・Scene 47:End・
※ オリ主として生まれたからには、原作主人公を物理的に殴り倒すって言うのは外せないイベントのような気がしますが、
ただでさえ、ハーレム横取り(と言うか先取りと言うか)なんて優遇措置を受けているこやつに、そんな素敵イベントは
訪れる訳は無いのです。
まぁ、勝てない男の面目躍如って事で、殿下は脱落。
もうアウラ様って言うかアウラ姐さんってノリになってきたよね。