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No.17149の一覧
[0] (ネタ)~勝手に魔改造~(NARUTO・オリ主転生・一部TS・チート・過積載)[鶏頭](2010/03/09 21:53)
[1] 001[鶏頭](2010/03/11 23:55)
[2] 002[鶏頭](2010/03/10 20:26)
[3] 003[鶏頭](2010/03/11 23:53)
[4] 004[鶏頭](2010/03/12 19:09)
[5] ネタ[鶏頭](2010/03/13 21:02)
[6] 幕間[鶏頭](2010/03/15 19:35)
[7] 005[鶏頭](2010/03/17 20:35)
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[17149] ネタ
Name: 鶏頭◆72a73b92 ID:a9056849 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/03/13 21:02
 今回はネタです。
 本編と繋がってはいますが、この設定が本編に出るかどうかは分かりません。
 これを読まなくても本編に読むことに影響されることはありません。
 自重を忘れたネタの嵐、クロスオーバーの津波です。
 元ネタを知らないと楽しめないかもしれないので、そういうのも容認できる方のみお進みください。







◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆







 六年前、俺は3人の火影を蘇らせたことを後悔した。

 大きな力の持つ影響力と、それに伴う責任の重さに恐怖したのだ。
 人は後悔し、それを教訓とし学び、そして糧にして変わって行くものである。
 これを『成長』とよぶ。
 しかし、同時に人は後悔や教訓を忘れ、糧にしたはずのそれは糞となってヒリ出て元に戻る。
 ようは、人間簡単に成長しない。 学んだことをすべて生かせれば、世の中賢者聖人だらけということだ。


 ここにも成長しない奴が一人。 喉もと過ぎて熱さを忘れた俺は『天狗眼』という、力を使いたくてたまらなかった。
 しかし、NARUTOの世界に関与するのはやはり躊躇する。
 やろうと思えば、ナルトをザ・ニンジャにすることも、サスケを一発で万華鏡写輪眼開眼させることもできるがしない。
 その分、俺を含む過神3兄弟は思いつく限りチートをしているが、それ以外だとイタチさんの眼と体を直したことと、ナルトに新型封印術式を組んでやったくらいだ。
 ミナトさんはこのままで(といっても仙術使い放題のチートボディだが)で良いと、ナルトと一緒に暮らしている。


 木の葉崩しの原因を作りかけたときは大いに焦った。
 物語に介入したいが、介入したことによる世界の反発が怖い。
 そうして我慢しているとフラストレーションがたまる。
 そこで作ったのがこの結界空間である。

 時空術式を応用し、異空間に固定されたオーストラリアほどの大きさの結界空間。 その強度はネタで作った災呼銃――霊子振動による仙気増幅現象を用いて、テンションが上がれば上がるほど威力を増すという、洒落にならないほどヤバイ砲撃を跳ね返すほどだ。
 まさにネタ空間。
 俺が自重をすべて捨て去った夢の空間である。
 この空間は、東に研究区画、西に修行区画、南に居住区画、北に封印区画、そして中央に管制区画に分類される。
 まず、研究区画はこの空間最大の目的である「俺が自重せず天狗眼の能力を使う」ために作られた場所だ。
 そこで災呼銃をはじめ、様々なネタ呪物やネタ術式を開発しているわけだが、その中には制御が難しかったり、やりすぎちゃったものもあるわけで、そういったものを厳重に封印しているのが北の封印区画だ。
 次に居住区画はそのまま俺たちの家。
 木の葉の里にも家はあるが、あちらはカモフラージュで、すぐにこちらへ転送してきてる。
 といっても俺たち三人とも貧乏性で豪邸にすむことができず、プレハブみたいな四畳半の掘っ立て小屋に住み、居住区画のほとんどが山や海といった自然で構成されている。
 そして、うちの魔王姉妹の要望で出来た修行区画。
 伝統的な自然を使った訓練施設から、重力制御や仙力制御などの各種環境を変更できる施設もある。
 その全てに俺の血と汗と涙と怨嗟が染み込んでいる、曰くつきの区画でもある。
 最後に管制区画は、この空間自体を制御している場所で、以前ネタで作った自動人形たちが制御していたいるする。
 ちなみに、管制区画を抜いた四つの区画には、それぞれを統括する管理人とも言うべき自動人形がいて、最古の四人なんて呼ばれている。
 閑話休題。


 最近はアカデミーを卒業したので時間が出来た。
 もちろん任務があるわけだが、担当上忍であるカカシが毎日遅刻してきてくれるので、罰として代わりに行わせている。
 雑草を抜いたり、迷子の犬を追いかける里一番(笑)の忍者。
 やばい。 笑える。
 まぁ、そんなこんなで暇が出来ると研究室に篭るのがライフワークとなった。

 今研究しているのはゲッター線の精製。
 そもそも、この世界にはゲッター線が無いので、これが物凄く難しい。
 研究区画の管理人兼助手である、自動人形のアレッキーノと議論した結果、いつものように『仙気』でどうにかならないか? という考えに行き着いた。
 俺の発明は殆どが仙気を使っているので、もう仙人を名乗ってもいいような気がする。
 むしろ宝貝?
 こんど、打神鞭とか雷公鞭とか作ってみようかな?
 雷公鞭使って、カカシが本当に雷を切れるか試してみるのも良いな。
 話を戻して、もし開発に成功したらどちらがゲッター2に搭乗するかで、アレッキーノと掴み合いの喧嘩をしていると、研究所のブザーが鳴り響いた。

 ハザードレベルは5。
 核融合炉の暴走ですらハザードレベル1だというのにいったい何が起きた?
 場所は第七研究所。
 時空術式の研究施設で、時間制御すら可能としている場所である。
 すぐさま現場に急行し、事態の確認を図る。
 研究所の時異相空間室に到着したとき、三十二枚の界曲次元装甲を中和しながら問題の原因が現れた。
 対消滅はおろか、確立操作攻撃すらものともしない、俺の創作物でも上位に入る強靭な装甲を破って出てきたのは、銀髪金眼ですらっと背の高い優男だった。

 その容姿を例えるなら神我人。
 知らない人も多いと思うので説明すると、天地無用という九十年代を代表するアニメに出てくるラスボスで、原作では星のように大きな船に乗って星々を渡り、いかなる法も倫理も無視して真理を探究する科学者であった。
 その眼に宿った知性の輝きは、この男もまた科学者だと語っている。

 男は悠然と俺のほうに歩いてくる。
 それを見たアレッキーノは飛び出し、男を捕縛しようとするが、逆に見えない何かによって拘束された。



 歩みを止めない男。



 泰然と立つ俺。



 嘘です。

 内心を表すなら。


 やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい


 恐怖のあまり動けなくなっただけです。
 正直、うちの双子の十倍くらい怖い。
 これが。ライオンに睨まれたガゼルというやつか? 絶対に避けることの出来ない死に直面したとき、生物は逃げることすら出来ないという。

 撃って良いのは撃たれる覚悟のあるものだ。
 そんなことを言ったやつがいる。
 言い換えれば殺して良いのは死ぬ覚悟のあるやつだけって事だろう。
 むりむりむりむり。
 殺す覚悟は出来ても死ぬ覚悟なんか出来ない。
 人間ってそういう風に出来てないんだよ。
 逃げることも、戦うことも、覚悟することも出来ず、ただオロオロと怯える俺に、銀髪男は跪いた。

「主よ」

 男が口にしたのは予想外の言葉だった。

「一万二千年…… 一日たりとも主を忘れたことはございません。 お会いしとうございました」

 その眼に涙がたまる。
 美形に跪かれて「主よ」なんて、異世界で12個ある国の王様でもしろというのか?
 戸惑う俺に銀髪男が語った内容は、俺自身が忘れていた黒歴史とも言うべきプロジェクトだった。




 あれは数年前。 九尾との関係改善に成功し、ナルトに新型封印術式を組んでやったころだ。
 俺はナルトの主人公特性である尾獣が欲しくなった。
 しかし、誰かの尾獣を奪うことは出来るが、それはNARUTOの世界への干渉になる。
 そこで俺は人工尾獣の製作に取り掛かった。
 素体となったのは身代わりの術用のうさぎ。
 食用からペット、生贄、囮、特攻爆砕の術にまで万能なにくいやつ。
 その中でも特に俺に懐いていた一匹の小さな白ウサギを選んだ。
 俺は尾獣が敵対することを恐れ、魂から存在にまで干渉し、絶対てきな洗脳を施す。
 その上で、様々改良を加え人間並みに知能を高くした。
 声帯が無いので会話こそ出来ないが、知能指数でいえばナルトやサスケすら上回ったころ、餌として特殊な精製をした仙丹――蓬莱薬や青春の果実、知恵の木の実、蟠桃、変若水、甘露丸、ネクター、エリクサー、アムリタなど、思いついた限りの霊薬を与えた。
 その結果、ウサギから強大な霊力を持つ生物に生まれ変わったわけだが、俺と同じで力があってもその使い方が知らなかった。
 そこで俺はうさぎに修行を命じた。
 長い時間を生きた魔物はそれだけで特殊概念を得たり、経た時間の分だけ霊格があがる。
 天狗眼をつかった霊格操作より美しく無理の無い霊子構造を持たせるため、俺は修行場所として時間経過の異なる異空間をつくり、そこへウサギを投げ入れたのだ。
 そして、ウサギの存在も投げ入れたことも忘れ数年……
 こちらの数年は異空間では一万二千年だったらしい。
 異空間突破を俺が与えた試練だと思い、俺に会いたい一心で己を磨き続けたウサギは、生物という枠を超え別の存在に進化したようだ。
 俺を敬愛するあまり、俺と同じ人間の姿をとっているが、その本体は全ての生物の特徴を得た星より巨大な獣らしい。

 ちなみに時間の異なる異次元を突破することは、ゲームのキャラクターが2次元という枠を超えて現界するくらい難しい。 つか不可能です。 まさに神の領域に足を突っ込む方法なんて、天狗眼を使っても無理だし、俺には想像すらできない。

 そしてうさぎは見事試練を突破し、この世界に舞い戻ってきた。    
 愛しい主人である俺に会えたことを心の底から喜び、褒美に名と契約を求めてきたのだ。

「名と誓いを。 我が全ては主のものです」

 名前は良いんだけどね。
 契約か……
 なんて言うか、合体? というか キモツィー? というか、尾獣として常に俺と繋がっていたいらしいだ……。
 本心をいえばこんな危険生物? と常時接続とかお断りしたいが、一万二千年待ち望んで居た奴にNOといえるはずも無い。
 っていうのが建て前で本心は怖いからです。
 心の中では泣きながら、顔では笑って神我人の名と、ナルトに組んでやった封印術式をおなかの辺りに刻み繋げた。




 色々協議した結果、普段は最古の四人の上司としてこの空間の総括管理人をしてもらうことにした。
 そして、俺があちらの世界でピンチになったらお腹の術式つかって、助けてくれるってことで。
 こうしてまたこの空間の住人が一人増えたわけだ。




 教訓・自重はやっぱり大切です。




 でもそのうち忘れて、また自重しなくなるかも……




 そんな日常の一コマ。





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




次回は幕間でその次に本編に戻ろうと思います


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