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No.17149の一覧
[0] (ネタ)~勝手に魔改造~(NARUTO・オリ主転生・一部TS・チート・過積載)[鶏頭](2010/03/09 21:53)
[1] 001[鶏頭](2010/03/11 23:55)
[2] 002[鶏頭](2010/03/10 20:26)
[3] 003[鶏頭](2010/03/11 23:53)
[4] 004[鶏頭](2010/03/12 19:09)
[5] ネタ[鶏頭](2010/03/13 21:02)
[6] 幕間[鶏頭](2010/03/15 19:35)
[7] 005[鶏頭](2010/03/17 20:35)
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[17149] 005
Name: 鶏頭◆72a73b92 ID:a9056849 前を表示する
Date: 2010/03/17 20:35
「んじゃ、行って来るってばよ」

 元気に手を振りながらナルトが駆けてゆく。
 最近は小さな任務が多かったため、今回の任務は張り切っているのだろう。
 憮然としているが、心なしかサスケもニヤついている。

 その日、俺達十三班は初めての長期任務だという七班を見送りにいったのだ。
 普通は忍者の任務に見送りなどという習慣は無いが、俺たちもその日は任務が入っていたし、サクラを除く七班の面々とは仲がよかったので、任務のため集合するついでに七班を見送ろうということになった。
 行き先は波の国。
 原作どおりなら、Dランクの任務でありながら、ガトーカンパニーというマフィアと、霧の鬼人こと桃尻再不斬が襲ってくるため、実質はAランクに達する任務である。

「ミナトさんは勧誘するつもりなんですか?」

 隣に居るカエデに尋ねる。
 再不斬は転生系SSだと助けて仲間にするパターンが多いが……

「桃尻再不斬って霧の鬼人でしょ? 同級生皆殺しにするような奴を仲間にして大丈夫なんですか?」

 あの顔はやばいよね。
 顔ネタでギャクキャラ化してるケースが多いけど、本質はNARUTOでも屈指の残虐な忍者だ。 性格は顔に出るというところか?

「ももじり? あ、ああ。 同級生の殺し合いは霧の教育方針だからな。 個人的な意見だが、三年も手間と金かけて育てた忍びの卵を叩き割るとか、正気を疑うところだ。 しかし、能力的には恐れるものじゃないだろう?」

「考えてみれば下忍百人くらいちょろいですね。 ナルトが百人ならちょっと梃子摺りそうですが……」

 サスケやサクラなら千人いても余裕だな。

「残虐性をアピールするための噂だろうが、忍者はマフィアじゃないんだ。 必要なときにちゃんと殺せるなら、それ以上は余分だよ。 本来、三忍だとか木の葉の黄色い閃光だとか、名前が売れることは忍者にとって宜しくない。 里としての武名は他里に対する抑止力や、依頼を受ける際の知名度になるが、個人的に有名になることは任務を阻害する場合もある。 最近の忍びはどうも派手というか、自分たちが隠密であることを理解していないようだな」

「手厳しい」

「そういう派手なのは侍に任せておけば良い。 俺たちは闇に生きるものだ」

「でも、それだったら仲間にする意味あるんですか?」

「本命は白とかいう血継限界持ちだな。 ミナトに何か考えがあるらしい。 再不斬はオマケだ。 といっても、カカシ程度の実力はあるらしいし、まったく使えないということは無いだろう」

「カカシさんの評価低いですね」

「「カカシだし」」

 カカシだもんね。

 しかし――下忍でAランク任務とかナルトも大変だな。
 あいつの性格からすれば望むところなんだろうけど、多分サスケは写輪眼を開眼できないだろうし、サクラはアレだから実質ミナトさんとタッグの任務じゃないか?


 心の中でナルトの安全を祈っておく。
 俺というイレギュラーのおかげで、ヤバイ任務だとポロっと死んでしまうかもしれないからね。






 そんな風に考えていた時期がありました。







 まず最初に、カカシが時間通りに来たところからオカシイと感じた。
 モミジとカエデの武装が念入りだったのもヒントだったのだろう。
 そもそも今回の任務は『脱穀のお手伝い』
 農家に行って脱穀のお手伝いをするだけの任務に、武装が必要なわけが無い。
 毎回カカシが遅刻をし、その罰として俺たちの代わりに一人で任務に向かわせていたから、そのことに気づけなかった。

 何も知らず、阿呆面で口笛まで吹きながら里から出たら、ボンッカカシが変化をとき、そこから現れたのは曼荼羅オメメのイタチさん。
 驚きのあまりコシを抜かしてへたり込む俺の前に、次から次へとびっくり忍者大集合。
 白いオメメの人や、でっかい犬を連れた人。 鉄板みたいな刀を持った人に、ジャラジャラ鎖を身につけている人。
 どの人も個性的で共通点皆無ながら、一箇所だけピタリと揃っている部分がある。

 つまり。




 全員堅気じゃない!




 一見するだけで、オーラの小さな白目の人と犬の人ですらカカシレベル。 刀の人と鎖の人はイタチさんと同じ臭いがします。
 この場で忍界大戦出来そうな豪華メンバー集めていったい何をするんだ?

 未だ立てない俺にイタチさんが手を貸してくれた。
 ツラは殺人機械みたいだけど良い人だ。
 そうして立ち上がった俺に一人ひとり挨拶をしてくる。

 一枠一番白目の人
「日向宗家より派遣されました日向ユカタと申します。 末席ながら日向の名に恥じぬよう、精進いたしますのでお見知りおきを」

 二枠二番犬の人
「俺も犬塚宗家から派遣された犬塚ペロだ。 宗家の思惑は知らんが、面白そうなメンバーが集まるみたいなんで来たが、予想以上だ。 来たからには仕事はする」

 三枠三番刀の人
「可愛い子だねぇ。 ちっちゃなころ鬼鮫みたいだよ。 おっと名乗りだね? あたしゃ唐草マンボっていう。 ただの抜け忍さね」

 四枠四番鎖の人
「食うか?」

 うん。
 帰ろう。
 あと、ボルト・クランクじゃないんだから、鎖は食べられないよ。

 敬礼をして里に帰ろうとする俺を木遁で捕縛する二人。
 捕縛は良いんだけど、いや良くないけど、ジワジワ締まってきて痛い。 泣きそうなほど痛い。

「俺は過神モミジ。 この通り木遁使いで木の葉の下忍だ」
「同じく過神カエデ。 そこで呻いてる阿呆の妹ということになります」

 わかったから離して? ね? なんか、色々出ちゃうよ?

「うちはイタチ。 今回の任務の隊長を務める」

「最後にそこの抜け出そうとしてるのが過神コジ。 アレは見かけが馬鹿だが、見かけどおりではないよ」

 俺に視線が集まる。
 つか、アレってひどくね?
 義理の兄とはいえ、お兄ちゃんに向かって物扱いかよ。
 チャクラを膨張させて、木遁に出来た隙間から出る。
 本気でかけられたら一瞬でトマトジュースになる術を身内に使うとか、あの兄弟を育てた奴の顔が見たい。
 なんとか逃げる方法は無いかとチャンスを伺っていたら、逃げたら木遁火炎土下座の術だとか言われて、里の方向をイタチさんに封じられた。


 ハハハハハ

 乾いた笑いしかでない。


 そうして虚ろに笑っていると、ダブルオーナンバーズに指令を渡すかのように、カエデが任務の説明をしていく。

 行き先は音の里。

 しかも日帰り。

 恐ろしいが……

 出来れば聞きたくないが……

 聞かないと駄目なんだろうな。

 意を決して二人に聞いたら、花が咲いたような可愛らしい笑顔で答えが返ってきた。


「「マン・ハント」」


 今回の任務は音の里襲撃。
 大蛇丸をヌ殺して里ごと頂くんだって。
 しかも日帰りで。
 イタチさんと眼が合ったら苦笑された。
 他のメンバーも驚いていないところを見ると、知らなかったのは俺だけだったようだ。




 サスケ辺りとトレードで波の国に行けば良かったと、心の底から涙した。






◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 今回は手直しを続けているうちに訳が分からなくなってきました。 そのうち物語を進めることが出来れば改めて手直ししたいと思います。

 あと、鮫肌男と桃尻忍者とかどうかな?


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