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No.18074の一覧
[0] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第一話「7人の同志たち」 [鬼ノ目発進号](2010/04/13 19:23)
[1] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第二話「ⅡさんとⅤ本部長の連係プレイ」 [鬼ノ目発進号](2010/04/13 19:24)
[2] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第三話「突然舞い込んできた不慣れな業務」 [鬼ノ目発進号](2010/04/13 19:27)
[3] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第四話「やはりⅤ本部長は最重要人物(?)」 [鬼ノ目発進号](2010/04/13 20:40)
[4] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第五話「熱戦♪新体制作り」[鬼ノ目発進号](2010/04/13 21:00)
[5] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第六話「互いの役割と調性の基本」 [鬼ノ目発進号](2010/04/14 00:22)
[6] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第七話「上司の真似事をする社員たち」 [鬼ノ目発進号](2010/04/14 18:20)
[7] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第八話「構成を打ち破る規格外の発生」 [鬼ノ目発進号](2010/04/15 20:11)
[8] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 番外編「全てが1つになるように・・・」 [鬼ノ目発進号](2010/04/16 18:20)
[9] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第9話「連続的ドミナントモーション炸裂!」 [鬼ノ目発進号](2010/04/19 08:33)
[10] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第10話「マンネリ化する強進行ベースパターンと打開策【転回】」 其の壱 [鬼ノ目発進号](2010/04/22 09:29)
[11] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第10話「マンネリ化する強進行ベースパターンと打開策【転回】」 其の弐 [鬼ノ目発進号](2010/04/22 18:30)
[12] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 番外編「Ⅶ君の存在意義と役割」 [鬼ノ目発進号](2010/04/24 10:24)
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[18074] 人情活劇 有限会社「ダイアトニック♪」 第10話「マンネリ化する強進行ベースパターンと打開策【転回】」 其の弐
Name: 鬼ノ目発進号◆117aa725 ID:34cce06d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/04/22 18:30
さてさて、もはやギブアップ状態のⅢさん・・・他のメンバーも辛そうですが。。。
ちゃんとこの話を理解して、追いてくることが出来るのでしょうか・・・
(半分に分けてあるので少し遡って書いております)


Ⅰ社長「(Ⅲさんのセカンダリードミナントを中心にして考えるのならば)
keyCで言うとE→B→D→♭A→Eなどですか・・・それは加工してアルペジオにして、
ベースは大人しくコードの順次通り+αでE→G→B→D→♭A→Eを基軸としてスタートして、
基軸+E→D→♭A→E→B→G・・・基軸+E→D→♭A→E→G→Bを繰り返して、
最後はアルペジオも含めてE→B→♭A→E→G→B→Eでフィニッシュ・・・という感じですね」

Ⅲ「すみません・・・既に頭が痛くなってきました。。。(;;」

Ⅳ専務「・・・まだⅢ7の構成音+オクターブしか音を使ってないのですけどねぇ・・・(^^;」


Ⅰ社長「まぁ、正確には、この場合はそれしか使わずにⅢさんを最初と最後にして考えているから、
key=「リディアン(E-E)」という教会旋法の1つに当たるのものに、
key=Cの「Ⅲ7」の概念を捻じ込んで構成を作っている、というのが正しい見解なんですけどね。
表記や説明は全てCメジャー風に簡単に伝えてますけど・・・
(もちろん、このままだと不安定になりますが、気持ち悪い不安定さではないので、解決含めばOK。。。
で?不安定になる理由は?、、、そして解決する方法は??? それは各自で考えてくださいませ)」

ここで問題になるのが「転回時の音階差と意味」を考えながら、どれだけ自由に動かせるか?という事です。
次の音までに「寄り道」が可能になっている分、Ⅰ~Ⅶと音階差の意味を知らないと出鱈目な調性になります。

例えば、転回が不可能・不適切なら装飾か経過音に逃げた方が余程良いということになります。
一番の手っ取り早い例が「どこかでⅣ専務とⅦ君(key=Cだと「FとB」)がぶつかってしまう時」ですね。

Ⅶ君「え・・・?私はⅣ専務と一緒にいない方が良いんですか?」

Ⅰ社長「はい(^^;;;
位置関係上「Ⅳ専務とⅦ君の距離は半ば6」・・・
これは【トライトーン(三全音)】と呼ばれ、
私を基準に考えた時、#Ⅳか♭Ⅴ(aug/dim)に当たる音。。。

不協和音程にも協和音程にも、どちらにも属さないような空中に浮いた感じの不安定な音になります。
sus4を超える不安定さを持っていて、この状態に突入すると「トライトーンの解決」が必要になります。
(これはセカンダリードミナントを使い続けた時も同じです。故に上記の構成音だと解決が必要になる)

上記のベースの例で言うと「Ⅲ→♭Ⅵ→Ⅱ→Ⅶ→Ⅳ」というベースの構成が可能なのですが、
しかし最後の「Ⅶ→Ⅳ」はトライトーンでほぼ不成立になりますから、
オクターブであるⅢに逃げることになります。
↓トライトーン
コードの構成の根音であるⅢさんを1として言うと1→♭3→7→5→9がアウトで、
1→♭3→7→5→8はセーフということになりますね」

Ⅲ「アハハハハハ・・・・・・もう意味が分かりません(;;勘弁してください」

Ⅳ専務「ハハハ・・・だろうねぇ。。。
ベース音を器用に操るためには【どの音が悪いのか?どの音が使える音なのか?】を
把握しておかないと、周りの音とケンカすることになるから、実際は転回を乱発して使うのは、
それらの関係性をキチンと理解してから後の話なんですよね。
もちろん、解決策や対応策がある音までみんな省くのは持っての外です」

Ⅰ社長「これでも転回の代わりにアルペジオをベースに使っているだけだから、
まだまだ序の口なんですけどね」

Ⅲ「コレで序の口ですか・・・頭から湯気が出そうです」

Ⅳ専務「大丈夫大丈夫。「転回だ」と考えるから難しくなる。
実際は「アルペジオ」をベースに持ってくれば自動的に転回したことと同じような結果になるから、
アルペジオなどの「上ものの理論」を先にこうやって覚えて、それを後からベースと入れ替えたら、
ヘタに転回を考えるよりも良い結果が出てくるよ。そういう風に捉えれば良い」

Ⅲ「じゃあ、転回=【ベース音の上もの化・対旋律化】と言っても間違いではないわけですね?」

Ⅰ社長「転回しまくって、音程をドラムと主旋律の中間のベストな位置に合わせようとしたら、
イヤでもそうなるから、結果としては大体同じだと思っていいよ。
もちろん、お決まりの「ドドドドドドド・・・・・・・・」というベースの低音も捨て難いですから、
両方を小節の中で交互に混ぜても良いし。1小節内で「根音×5回+残りは構成音と装飾」のようにね。

ただアルペジオ化の際に気にしておかなければいけないのはベースより上の音から見て
トライトーンなどの距離感で上ものや主旋律とぶつからない様に計算しないと、
そこで不協和音みたいな音が出来上がってしまうから音階差をまず頭に叩き込まないと
感覚と手探りだけで探していると最終的に幾らでも時間が掛かることになるから
最初からこういうことを覚えておきましょうね。まぁ、それを逆手に使ってわざと不安定を続けてから、
サビの手前やラストのみだけ解決させるっていう方が上級者向けの考えらしいのだけどね。。。

って、、、お~い、Ⅲさん、大丈夫ですか?次の説明を続けますよ?」

Ⅲ「はい・・・・・・とりあえず、バファリン6錠ほど飲んできます(--;」



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