【業界のルール】をもう一度みんなで勉強し直して、
ようやく今回の「不調」の原因が分かった「ダイアトニック♪」の社員たち。。。
もう一度おさらいしておきましょう。
①Ⅴ本部長(ドミナント本部長)の「いつもの動き」(ドミナント・モーション)が
明らかに鈍っているために終止の一部が上手くいかなくなった。
②上手くいっている時は「Ⅴ7→Ⅰ社長(トニック社長)」なのに、
不調のせいか「Ⅴ7」が「Ⅴm7」になっていて、社長との連携がグダグダになっている。
③Ⅴ本部長当人の実力がどうのこうのというより、Ⅴ本部長に協力している人の影響により
「m」が付いたことが最大の原因だと考えられる。
ドミナント・モーションのみならず、他者からⅤ本部長への引継ぎ・受け取りの際も不調である。
④「m」が付いてしまうのは、自分から数えて3番目の協力者との距離が「半ば3つ」の時
⑤#を宣言してる人は、それ以前の順番の人から見れば遠ざかり、以降の人から見れば近づく。
♭を宣言してる人は、それ以前の順番の人から見れば近づき、以降の人から見れば遠ざかる
・・・・・・そう、Ⅴ本部長が「7」から「m7」になってしまったのは、彼から数えて3番目の協力者であり、
直属の部下である「Ⅶ君」の立ち位置が明らかにおかしかった(♭を宣言している)からです。。。
順番で見れば「Ⅶ君はⅤ本部長の後続」ですから【♭を宣言すれば「半ば1つ近づく」】ことになります。
今まではⅤ本部長に「m」がついておらず、Ⅶ君が♭宣言したら「m」が付いたということは、
今までの距離が「半ば4つ」だったところが、その宣言で「半ば3つ」になってしまったということです。
「彼が何も宣言せずに、そのままの場所にいれば、Ⅴ本部長はいつもの実力を出せたのです」
・・・・・・こんなことを言われたら、ただでさえ落ち込んでいるⅦ君が、
さらに自信を失っていくかもしれませんが、それが今回の問題の現実です(笑)
3番目の協力者が「半ば3つ分の距離」だと、中心で動いている人に「m」が付いてしまいます。
Ⅴ本部長から数えて「3番目の協力者」というのは、Ⅴ本部長の直属の部下であるⅦ君のことです。。。
「マイナーの世界なら、僕にだって色んなことが出来るかも。。。Ⅴ本部長に近づく事だって・・・」と
いつも本部長の隣で働いている彼は、少し血気盛んに意気込みすぎて
【Ⅴ本部長の近くに行き過ぎたのかもしれませんね】。。。まぁ、その気持ちは分かりますけど。。。(^^;
でも、その勢いでⅤ本部長の持ち味を壊していたら世話がありません。
Ⅴ本部長の力量しだいで業務の流れ自体が狂ってくる事も見逃せないポイントです。
逆に言えば、これは「彼の完全な実力」なのではなく、周りの人間の立ち位置が変わったら通用しなくなるという、
そんな脆いものでもあったわけです。だから、こんなことで簡単に崩れたわけですね。
しかし、Ⅴ本部長が実力を発揮できていない環境では仕事にならないということを、
今回改めて痛感した「ダイアトニック♪」の社員たち。。。
だから、この「周りの位置関係」を「彼が全力を出せるように」と考えてあげて、
【社内での調和】を取り戻す必要があるわけです。
今までそれを考えていなかったのが失敗の原因です。
・・・・・・で、残念ながら「Ⅴ本部長に少しでも近づきたかったⅦ君」は、元の場所に戻されました(^^;;;
ⅠmM7
Ⅱm7(♭5)
♭ⅢM7
Ⅳm7
Ⅴ7
♭ⅥM7
Ⅶdim7
マイナースケールに続く、この新構成を「和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)」と称して、
どうしても不自然な流れになる「マイナー・スケール」に変わって使うことになりました。
しかし、このままではあまりにⅦ君が可愛そうなので、Ⅴ本部長の邪魔をしない場合に限り
マイナー・スケールからの流用として、♭を宣言して「♭Ⅶ7」として活動しても良いことになっています。
2つのスケールの良いとこ取りをしてⅦ君にも活動の幅が増えたこと自体は結果往来です。
(ついでに「Ⅵさん」も♭を外して「Ⅵm(♭5)」として活動することが可能です ※使い方にもよる)
「Ⅴ→Ⅰ」や「Ⅳ→Ⅰ」や「Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ」などの終止形態はメジャーとほぼ同じままに、
代理出来る社員の構成に、ホンの少しだけ変化が見られる点があります。
Ⅰ社長の代理・・・♭Ⅲ・♭Ⅵ M7・Ⅵm7(♭5)
Ⅳ専務の代理・・・Ⅱm7(♭5)・♭Ⅵ・♭ Ⅶ7
Ⅴ本部長の代理・・・役に立つ代理は無し
・・・・・・Ⅶ君の思惑とは裏腹に、Ⅵさんが着実に勢力を伸ばしているような(^^;;;
やはりⅦ君の才能の問題なのかな・・・(笑)