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No.18458の一覧
[0] 現代兵器で勇者始めました(ネタ) 完結[タンクさん](2010/10/27 01:19)
[1] プロローグ 勇者と現代兵器[タンクさん](2010/05/22 08:15)
[2] 第1話 戦力把握は戦術の基礎です[タンクさん](2010/06/06 20:59)
[3] 第2話 勝手に動く戦車って邪道?でも、そんなの関係ねぇ![タンクさん](2010/06/06 21:01)
[4] 第3話 現代兵器と決戦前夜[タンクさん](2010/06/06 21:09)
[5] 第4話 勇者(仮)と初の実戦[タンクさん](2010/06/06 21:08)
[6] 第5話 とある貴族達の陰謀と勇者の旅立ち[タンクさん](2010/06/06 20:56)
[7] 閑話  とある執事の一日[タンクさん](2010/06/06 21:14)
[8] 第6話 難攻不落の要塞を造ろう[タンクさん](2010/05/22 09:03)
[9] 閑話2 とある要塞の日常[タンクさん](2010/06/03 15:07)
[10] 第7話 幹部クラス襲来[タンクさん](2010/05/22 09:13)
[11] 閑話3 自重を止めた勇者[タンクさん](2010/06/06 21:17)
[12] 第8話 ジ○リ襲来[タンクさん](2010/05/22 09:29)
[13] 閑話4 第一次防衛線修復&強化[タンクさん](2010/05/23 16:43)
[14] 第9話 エリア荒野上空制空戦[タンクさん](2010/06/01 22:40)
[15] 第10話 サンドトウ飛行場壊滅[タンクさん](2010/06/06 21:26)
[16] 閑話5 進む準備 加筆[タンクさん](2010/06/26 16:01)
[17] 第11話 魔王城道中記[タンクさん](2010/10/27 01:11)
[18] 最終話 責任逃れと状況に流されるのは日本人の特性さ[タンクさん](2010/10/27 01:17)
[19] 番外編 ジャスティンの出生[タンクさん](2010/05/22 09:33)
[20] 設定や説明[タンクさん](2010/11/12 08:40)
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[18458] 第11話 魔王城道中記
Name: タンクさん◆74790b16 ID:addd9404 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/10/27 01:11
実に月単位で久しぶりの投稿になりました。比率8:2くらいで色々と批判も頂いたり、応援もいただいたりしましたが、要約の完結となります。長らくのご愛読(?)ありがとうございました。最後まで突っ込み所満載の作品及び作者の姿勢でごめんなさい。
あと、この話、詰まんないです。恐ろしくグダグダです。書いてる作者が言うんだから間違い有りません。適当に斜め読みでお願いします。

皆さん、こんにちは。遂に魔王城侵攻を開始した北条透です。今現在、我が軍は各輸送機に分乗し、魔王の谷を目指して飛行中です。

輸送機の窓から見える空間には戦闘機、爆撃機、輸送機が所狭しと編隊を組んで飛行しています。いやー、第二次大戦中に日本を空襲してくれたB-29なんか足元にも及ばない数ですよ。

『ユウシャ、目的地、目的地』

お、どうやら着いたみたいですね。前方からピカッピカッと閃光が瞬き、煙が立ち昇る。もうすっかり見慣れたデイジーカッターの爆発です。……デイジーカッタークラスの爆発を見慣れるって現代じゃありえないんですけどね。

先行隊の魔法使いが急速冷却を開始する。…暫くお待ち下さい。

十五分後、今度は中に戦闘車両を満載したC-17が強行着陸する。その間にもB-1が大量の爆弾を落として三本の進撃路を切り開いていく。

C-17から弾き出された車両が円陣系を形成する。そして、次々と空に舞う落下傘。それは風の魔法使いの風によって正確に円陣の中へと舞い降りる。俺は比較的早く降りて車両の召喚を開始する。90式戦車に89式装甲車、BMP-3とM113。今まで散々訓練を繰り返してきた部隊は即座に分隊単位で集合し、各車両に乗り込んでいく。

「…進撃開始」

俺は先頭集団の二列目の90式戦車に乗り込んで運転する。いや~、戦車の操縦の楽なこと楽なこと。自転車感覚だわな。昔乗ったパワーショベルなんてレバー二本で操縦してたのに。でも、あっちの方が操作の小回りは利くけど。

走り出して直に先頭の90式が爆発した。と言っても、装甲は貫通していない。個人携帯対戦車火器の貫通を許すほど第三世代MBTの正面装甲は柔ではない。撃たれた90式戦車は即座に120mmキャニスター弾と同軸7.62mm機銃で反撃を開始する。

『トオル、囲まれたわ』

「ウソッ!? いつの間に! くそっ、キュウマル。後退、本隊と合流する。ユーハブ・コントロール」

『あいはぶ・こんとろーる』

90式戦車や89式装甲戦闘車のセンサー、上空の航空機やヘリのセンサーをどうやって誤魔化しやがった!?

戦車というのは操縦手の後方視界がゼロだから車長の乗っていないこの車両ではバックするのは自殺行為だ。そこで不思議センサーを持つ精霊に操縦を任せ、前衛から本隊まで後退してもらう。

「ジャスティン、敵は何物だ!?」

『えーと、ゾンビかしら? 良かったわね、トオル。今回はまともにファンタジーな敵よ?』

「…いや、最近のゾンビはウィルス感染でB(生物)兵器に分類されるから正直、ビミョーだ。最初の攻撃がロケット弾だった事を考えるとネメシスか?」

俺の思考に浮ぶのは生物災害3で主人公を散々追い掛け回してくれた黒衣の追跡者。あいつ、クリーチャーのくせにロケット砲装備とか生意気なんだよ。映画版じゃガトリングガンまで持ってるし。

ダダダダ ドォーン ダダダダ

120mm滑腔砲から撃たれるキャニスター弾。まぁ、早い話が大砲クラスの散弾銃だわな。100mm低圧砲からは榴弾が発射され、着弾地点の敵を吹き飛ばす。

他にも35mm機関砲と30mm機関砲が敵をミンチに変える。…俺が本隊と合流するまでに突破口が開いてました。…そりゃそうか。ゲームじゃ、所詮装備が武器レベルだから苦戦したわけだが、こっちは兵器を普通に使ってるんだから苦戦するわけ無いわな。幾らGウイルスの再生力が強くても肉片からは再生できるわけが無い。ピ○コロやセ○、魔人ブ○じゃ無いんだから。

でも、結局、俺は本隊と一緒に行動する事になったよ。考えてみれば、魔王城は一箇所に固まってるんだから途中までは一本道だ。

『ユウシャ、前ニ、ゾンビ、沢山居ル!』

「沢山ってどれ位?」

『ソノ数、10万!』

「……ごめん、もう一回」

『ゾンビノ数、10万!』

…これは、あれだろうか? ラク○ンシティの犠牲者全部連れてきたんだろうか?

『……トオル、どうするの?』

「いや、10万って……まともに相手してられるか。空爆で吹き飛んでもらおうか。B-1部隊、敵中に突破路を作れ。全部隊、円陣形で停止。魔法使い、爆撃後に車両が突っ切れるまでで良いから温度を下げろ」

『リョウカイ』

『了解』

再び前方で光る閃光。こっちは冷却が完了するまで足止め。そして、周囲に寄って来るゾンビども。でも、残念でした。所詮、人間ベースの生物兵器じゃ、戦車砲、機関砲、機関銃からなる弾幕は突破できません。ゾンビの強みはリミッター解除と痛みを感じなくなること。無力化が難しいという意味での耐久性は上がるけど、肉体自体が頑丈になるわけじゃありません。生物災害3で警官隊や傭兵部隊がやられたのは単純な火力不足です。

「「「「スターーズ」」」」

ああ、こいつも居たのね。それも結構な数が。でもここにはスペシャル・タクティクス・アンド・レスキュー・サービスのメンバーは居ませんよ? そして、残念。いかに最強のクリーチャーでも兵器の前には無力なのよね。

B兵器は何が怖いって、感染拡大が怖いのだ。その直接的な戦闘力は脅威にならんのですよ。直接的な脅威は戦車の方がよっぽど高いわ。

流石に十万全部を殲滅なんて出来るわけが無いが、突破口を開くだけで良い。それなら戦術レベルの兵器を有する討伐軍に出来ないわけが無い。

『ユウシャ、ユウシャ』

「今度は何だ!?」

『前方ニ現代兵器ガ居ル!』

「……は?」

『V-107ガ飛ンデテ、地上ニ60式装甲車ト、ジープ、トラック』

「おいおいおいおい、ちょっと待て。V-107って退役してなかったっけ? 少なくとも日本には無いだろ!? それに60式だ? それも退役してるだろ!」

『ミサイル、ミサイル!』

「あー、もう! 煙弾、チャフ、フレア発射! 戦闘車両は応戦しろ!」

戦車砲が対戦車榴弾(成型炸薬弾)を発射し、35mm機関砲が(APDS)装弾筒付徹甲弾と焼夷榴弾(HEI)を撒き散らし、30mm機関砲も徹甲弾(AP)と榴弾(HE)を発射する。

60式は元々、積極的に戦闘に参加することは想定していない兵員輸送車(APC)。戦車砲は勿論、重機関銃でも穴が開く。

…これはあれかな。初代戦国な自衛隊からのお越しかな? 六十年~七十年代の装備じゃ二十一世紀の装備に敵わないのは必然。しかも、あちらは基本的に普通科の装備だし。普通科が平野で機甲科に敵うはずが無かろう。

先程飛んできたのは有線誘導の64式対戦車誘導弾でした。ミサイルからワイヤーを出しながら飛んで行く有線誘導。速度は極端に遅い。コイツは秒速85m。時速300km程度に過ぎない。

有線誘導のミサイルに撃たれた場合、対処法は大きく分けて二つ。一つは煙幕で射手の視界を塞ぐ。煙弾で充分で、チャフ(欺瞞体)やらフレア(熱源体)やらばら撒く必要は無かった。もう一つは、射手に向かって弾幕を張って、誘導出来ない状況にしてやれば良い。射手は誘導弾の命中まで動けないし、伏せるわけにもいかないので、割と簡単に無力化できる。有線誘導のミサイルより、重機関銃の方が射程長いし。

他に、60式無反動砲とか81mm迫撃砲とか89mmロケット砲(バズーカ)とか、色々撃たれている訳ですが、これ運用に人間が必要なはずですが、その辺どうなってんだろ?

『兵器操ッテイルノ、ゾンビ』

……兵器を操るゾンビ、何と邪道な。俺は映画版生物災害Ⅲの金網を外したり、鉄塔をよじ登るゾンビを認めない人です。まぁ、あれは特殊な例だが。後、残念ですが、どれもこれも、90式の正面装甲を破る威力は無いのです。上から落ちて来る迫撃砲は注意が必要だが。30年の技術格差を舐めんな、コラ。そもそも、普通科の装備はMBTに真正面から立ち向かうことを想定していない。当然の話だ。戦車の相手は戦車なのだから。

『コチラ、AH-64D。攻撃ヲ開始スル』

本来は機甲部隊を相手にするAH(攻撃ヘリ)だが、対人戦闘でも充分な威力を発揮する。そもそも、スティンガー採用以前、六十年~七十年代の普通科に満足な対空火器は無い。12.7mmじゃAHは墜とせないしね。しかも、劇場版で迫撃砲でヘリを撃つとか馬鹿じゃないの? ただでさえ精度の低い曲射砲で対空射撃とか、マジありえねー。

で、アパッチから撃たれる30mm弾を防ぐ車両なんて当然居ないし、アパッチの装甲を破れる火器も所有しない。当然ながらあっと言う間に全滅ですよ。そもそも、続で戦国な自衛隊が西暦2000年位の装備で大苦戦するのに、三十年も前の装備で太刀打ちできる訳が無いのですよ。

戦闘機や地上部隊が出るまでも無い。AHだけで決着が着きました。でも、あいつ等、どうやってセンサーを誤魔化しているんだか。あれか、エ○スコンバットで突然、戦闘空域内に敵が現れるみたいな物か? AWACSが居るのに有り得ないし。

『空襲警報! 空襲警報!』

「今度は何!?」

『ジェット機隊ニヨル空襲!』

おいおい、今度はジェットかよ。また架空機だったら泣くぞコラ。

「機種特定急げ!」

『特定完了。A-4 スカイホーク、A-6 イントルーダー、A-7 コルセアⅡ、A-10 サンダーボルトⅡ、クフィル、F-4 ファントムⅡ、F-5 フリーダムファイター、F-5E タイガーⅡ、F-8E クルセイダー、F-14A トムキャット、F-15 イーグル、F-20 タイガーシャーク、F-100 スーパーセイバー、F-104G スターファイター、F-105 サンダーチーフ、F-111 アードバーク、X-29、AV-8A ハリアー、J35 ドラケン…』

…何じゃい、その八十年代初頭の中東某国家の88な傭兵部隊です、みたいな編成は。いや、むしろ、それが元なのか? 確かに外人部隊の傭兵が凄腕なのは認めるが、戦後第二世代~第三世代、初期の第四世代と第4.5世代、第五世代が勝負になるわけが無いだろ? F-22Aは制空権確保の為に敢えて時代に逆行し、マルチロールを捨てて産まれてきた機体だぞ? F-15だって、マイナーチェンジを繰り返した米軍仕様のF-15Cや空自のF-15Jならともかく、初期型だろう? F-4だって、世界最強のファントムⅡであるF-4EJならまだしも、下手すりゃD型以前も混じっているし。

結論。世代の差を覆すのは生易しい事ではありませんでした。どっかの赤い大佐が機体の性能の差が戦力の決定的な差ではないと言っていたが、それは有視界での話。特殊粒子で遠距離戦を封殺したからこそ言える台詞なんですよ。残念ながら現代戦では、物を言うのは機体の差。腕が物を言うのは機体が互角な場合なんです。どんなエースも、視界外から一方的に攻撃されちゃ、敵いません。

あ、何かFUGAのアレンジ曲が聞こえる。でもね、エ○ア88って、主力兵装がサイドワインダーなんですよ。赤外線誘導の近距離ミサイル。ご免ね~、こっちの機体は中距離のレーダー誘導ミサイル装備なんですわ。悲しいけど、これ戦争なのよね。

接近戦に持ち込めば機体の世代差なんてお構い無しにこちらを圧倒する技術を持ったパイロット達はそれを全く活かせずに墜ちていく。あちらのレーダーはこちらのECMで真っ白だろう。その状況下で的確な回避機動を行い、少なくないミサイルを回避する。つーか、レーダー真っ白な状況下でミサイル回避とかエ○ア88のパイロットは化物か。

レーダーに映らないという事は視覚で捕えて回避しているということだ。空対空ミサイルというのは相対速度が極超音速に至る世界で発見するには余りにも小さい。そして、その小さい目標を視認しなくてはまともな回避は出来ない。

で、そのミサイルの嵐をF-8EとF-5E、クフィル、J35、F-20、X-29、F-14Aが抜けてきた。って、あのミサイルの嵐を抜けただと!? いやいやいやいやいや、ありえん!

『Su-37、EF-2000、エンゲージ』

格闘戦に強いSu-37とEF-2000が即座にセンサーを切り替えてドッグファイトに突入する。この二機種は俺が用意した機体の中じゃ、特に格闘戦に強い。第三世代機がミサイルの不備で痛い目を見た教訓から第四世代以降の機体は格闘能力が必須になった。しかし、それでも向き不向きは生じる。

例えばF-15EはF-15Cと比べて重いけどエンジンが高出力になっているので、パワーウェイトレシオは大して変わらない。でも、翼面積は同じなので、翼面荷重は悪化している。翼面荷重が増えれば当然運動性は悪化する。制空戦闘機と戦闘爆撃機では重きを置くポイントが違うのだから仕方ない。その代わり、十トン以上の爆弾を搭載出来る機体剛性を持つ。

F-22Aはステルス性の為に航空力学的に妥協をしているので、ドッグファイトでは不安が残る。コイツの本領は中~長距離からのミサイル攻撃だ。だって、こんなずんぐりむっくりしたのが高機動なんて普通無いだろ。F-22Aの高機動は大面積で全稼動の尾翼と推力偏向ノズルに頼ったものだ。なのでドッグファイトには参加させない。対してSu-37は機体こそ大柄だが、高出力エンジンと優れた機体形状で高い機動性を持つ。EF-2000は最新の電磁制御のカナードデルタ翼で推力偏向ノズルを持たない戦闘機としては最高クラスの機動性を持つだろう。

F-8Eが早々に後ろに付かれて短距離ミサイルで撃墜された。いくら良い機体と言っても、それは第二世代機、六十年代の機体としての話。超音速の何たるかも満足に探求できていなかった時代の機体では仕方ない。幾らパイロットの腕がよくとも第二世代機と4.5世代機では勝負にならない。逆に勝負になるようなら、技術の進化に喧嘩を売っている。そもそも、今のご時世に後退翼を採用している戦闘機なんて居ない。皆、デルタ翼かデルタ翼の派生で、翼端を切り落としたクリップトデルタ翼を採用している。つ・ま・り、可変でもない後退翼は激しく時代遅れ。

次に後ろに付かれたのは同じく第二世代に分類されるJ35。その特徴的なダブルデルタ翼はSTOLと高速を両立させ、一般道に着陸して僅か十分で再出撃が可能と、使い勝手は非常に良いのだが、造られた時代が時代。機動性の絶対値は決して高くは無い。後ろに回りこんだEF-2000を振り切れずに機関砲の掃射を受けて爆散した。

次に狙われたのは意外も意外。米国製第四世代機F-14。この中では一番新しい機体だ。エンジンの出力不足に悩まされるが、自動で角度を的確に合わせる可変翼と平べったい胴体の組み合わせで機動性は意外と高い。しかし、いくら図体の割には高機動と言っても、F-14は本来長距離ミサイルを装備する艦隊防空用戦闘機。艦隊から先行し、長距離ミサイルで敵が近づく前に迎撃するという、ミサイルキャリアーだ。当然、格闘戦を前提とした機体と格闘戦をやらかすのは無謀と言うもの。航空力学に基づいた優れた形状と推力偏向ノズルで反則的な機動性を持つSu-37を振り切れる筈が無く、機関砲の餌食になった。

次に火を吹いたのはクフィル。第三世代機に分類されるが、基となったのは第二世代機のミラージュⅢだ。無尾翼デルタ翼機は低い空気抵抗と広い翼面積で高速飛行時の安定性と高い機動性を誇るが、反面、低速時の安定性と機動性が低く、充分な揚力が発揮できないので、離着距離も長くなる。

STOL性を高める簡単な方法はカナード翼を付ければ良いのだが、それを初めて行ったのがこのクフィルである。米国の海軍と海兵隊で仮想敵機に選ばれた機体でもある。だが、同じカナードデルタとしてEF-2000ともろに世代の違いを受けることとなった。何が違うのかというと、安定性。通常飛行時は良いが、低速時の安定性が低いとされる無尾翼デルタ翼機。EF-2000を始めとした新鋭機はそれを電子制御で補っている。それはもう、殆ど操縦に問題が無いレベルで。しかし、クフィルにそんな便利な物は無い。互いにグルグル回りながらのドッグファイト中に機体の挙動に気を使わなければならないクフィルとその必要が無いEF-2000。それが決定打となった。まぁ、元の機動性自体も随分と違うのだが。

残った機体は全てF-5系統の機体である。米空軍では制式配備はされなかったが、アグレッサーが本機を採用しているのは有名な話だろう。本機の兄弟機である練習機T-38が格闘戦の模擬戦闘でF-22Aを撃墜したなんて記録もある。デルタ翼のMiG-21に比べ、直線翼に近い形状の本機は、高速性は低いが、その分低速ではMiG-21に全く劣らぬ機動性を発揮する。寧ろ安定性が高い分、有利だろう。更には経済性、整備性の良さもあり、西側発展途上国ではベストセラー機だ。日本に近いところでは韓国と台湾が採用していた。

で、何が言いたいのかというと、F-5系統の機体は低速域での格闘戦は最新鋭機にも劣らぬ性能を持っているということだ。X-29なんて前進翼だし。しかも、すれ違いざまに正面から機銃を命中させる腕のパイロットが操っているのだ。何機かこちらの機体も墜とされた。00セクション、恐るべし。

『機動デ、コノF-22Aヲ上回ルダト!? バカナーー!』

…精霊。ネタに走ってないでさっさと墜とせ。愛と勇気の御伽話の日本通少佐を真似してるんじゃありません。つーか、F-22Aは参加するなと言っておいたはず。何さり気無く参加してやがりますか。

『イヤ、何トナク言ワナイト、イケナイ気ガシテ』

全く。こんな機体が出てくるならこちらも航続距離が短くてもMiG-35とJAS-39を連れて来れば良かった。つーか、格闘戦に強い≒小型機≒航続距離が短いって方程式が出来ちゃいますからね。結局、こちらは複数の機体が連携して、現代戦では滅多に行えない数の暴力で撃ち落としたわけです、はい。何時の世も数は力だ。でも、何故か映画なんかじゃ、世界最強最大の米空軍でも数の上では劣勢で戦うことがほとんどなんだが、何でだろ?

現代機に低速域での格闘戦を重視した機体は少ない。大抵は亜音速での格闘戦を意識する。どんな高揚力の翼でも充分な揚力を確保出来ない低速飛行で物を言うのは軽量さ。Su-37もこればかりはF-5やMiG-21などに劣ってしまう。これに対処できるのはMiG-29、F-16系列の機体とJAS-39くらいだろう。そもそも、低速ではミサイルの良い鴨だから戦闘機が低速で飛ぶメリットは少ない。

それにしても、最早ファンタジーどころかSFですら無くなっている件。

で、八十年代の中東某国家の傭兵部隊を退けた俺たちだが、次に現れたのは……ザリガニ? 無駄にでかいけど。うわ、しかも結構な数だよ。見てて気持ち悪くなるな。

『ユウシャ、ユウシャ。アレハ“サガ○・レガリス”』

……『海の底』から来た奴等かよ。自衛隊三部作“海”かよ。これもファンタジーじゃねー。SFと呼べなくも無いが、微妙だ。

『ユウシャ、ユウシャ。ドウスルノ?』

「あれは、現代兵器の前には無力だ。肉弾戦の機動隊なら苦戦するが、普通科の装備で充分。適当に蹴散らして前進続行」

機関砲どころか機関銃すら必要ない。耐久度で言えば生物災害の追跡者より低かったりする。頭部に適当にライフル弾を撃ち込めば無力化できるんだから。しかも、奴等、意外と学習能力が高く、こちらに敵わないと早々に学習して逃げ回ったし。追いかけるのも面倒なので放置。…何の為に出てきたんだ?

後、おやしお型潜水艦が何故か陸に打ち揚げられていましたが、全力で無視しました。陸に上がった潜水艦とか何の役に立つ?

次に出てきたのは……空が隠れた。何が出たのかと、そらを見上げると(戦車の操縦席からじゃ見るの大変)四方が四十キロはありそうな物体が浮いていた。

『ユウシャ、ユウシャ。アレ“白鯨”』

……『空の中』に居る奴ですか。自衛隊三部作“空”ですか。あれ、実は戦闘力が無茶苦茶高くて現代兵器じゃ手も足も出ないんだが…。刺激しないように通り過ぎましょ。高度二万mに浮いてるし。

……手出ししなかったら、向こうも何もしてきませんでした。温厚な性格だからね。と言うか、自己保存にしか興味ないっぽいし、こちらが生存を脅かさなければ何もしてこないのですよ。逆に生存を脅かせば恐ろしい事になるけど。航空力学を無視した機動に、レーザーやらビームやらSFの攻撃能力を備えているからね。

一機だけIFFに反応を返さないF-15が居たんだけど、これDJ型(複座型空自仕様)ですよ。何でDJ型が居るんだ? 何故か白鯨に着陸しましたが。

次にどしんと振動が響く。でも、俺の限られた視界じゃ何が起こったのか分からない。

『ユウシャ、ユウシャ。塩ノ塔ガ落チテキタ』

…海、空と来れば次は陸…、『塩の街』にそびえる塔か!

「至急! 全部隊宛! 塩の塔を見るな! 視界を塞げ! あの塔を見ると塩になるぞ!」

突然変異、超古代生物と来て次は宇宙からの侵略者。三部作の中では一番ファンタジーっぽい。しかも、百万単位で人が塩化して政府機能が麻痺しているという、世界観的には一番恐ろしい事になっている作品だ。

「F-15E、F-111。即座に対象を爆撃しろ。使用爆弾は徹甲、塔の中心部を狙え」

『了解』

即座に数機の機体が編隊から離脱して爆撃に向かう。暫くして再びずどーんと衝撃が来たので、爆撃に成功したのだろう。

『ユウシャ、爆撃完了』

我が軍の戦闘機が無人で助かった。有人じゃ、視界を塞いで爆撃しなくちゃいけないから大変なんだわ。

さて、お次は何だ? もう、何が来ても驚かないぞ。

『ユウシャ、F-14Aガ居ル!』

あれ? 八十年代の傭兵団のF-14A、墜としたよね?

『別口』

……あ~、あの引き出しが多い、元イーグルドライバーの人か。さっきの潜水艦やF-15Jといい、人間の側からも出演しているのか。何と言うか、見せ場を取られて怒ってるのか、さっきからF/A-18F(複座)を追っ掛け回してる。でも、攻撃してこないね。そんなこんなで気が済んだのか、どっか行っちゃいました。…それにしても、我が軍に複座のスーパー・ホーネットなんていたっけかな?

『あれも、IFFに応答なし』

……F-14Aと随伴機のF/A-18F、ワンセットなのね。何か疲れた。次は何?

『ふ~も ふもふも ふもっふも~♪』

そこに登場する犬だか鼠だかよく分からない着ぐるみ(複数)。しかも、軍隊がランニング中に歌うような歌を歌っている。

な、何だ…と!? ボ○太君…だと? あれを相手に戦えと言うのか!?

『ふもっふ!』

俺が攻撃を戸惑っている内にもボン○君の発射したロケット弾が前衛の戦車部隊に襲い掛かる。

『ユウシャ、応戦許可チョーダイ』

…くっ、許さん! 許さんぞ! 魔王―――!!!

「………応戦を許可する。…一体残らず殲滅せよ。……許せ」

『ちょっ!? トオル、あんな可愛い物を攻撃するなんて正気!?』

「俺もあれは攻撃したくない。全金属騒動は俺が初めて読んだラノベなんだ。思いいれもある。完結したばっかだし。だが……今は敵だ」

苦渋に満ちた俺の声。

『うん、判ってる。言ってみただけ』

「うぉい!?」

『魔物の中には可愛い物も居るしね。でも、中身も外見通りとは限らないから、騎士団は可愛い生き物を殺せないと勤まらないのよ』

「……じゃあ、何で訊ねたね?」

『いや、御約束かなって』

…もう良いです。このシリアスブレイカーが。人が空気呼んで真面目にやっているってのに、自重をどこかに置き忘れやがりまして。

『あ~ん? 聞こえんな~』

……言ってないんだから聞こえないのは当然でしょうが。

ライフル弾すらストップする○ン太君だが、重機関銃や機関砲を防ぐ防弾性能は流石にない。あの、全金属騒動のマスコットが無残な姿を晒す光景は俺の心を深く抉った。

『ふもっふ、ふもるる、ふもふも(貴様はミスを犯さなかった。相手を外見で判断してはいけない。戦場でそれは命取りになる。俺達は身をもってそれを教えたのだ)』

……何言ってんのか解んねーよ。

『……ふも~(やむをえん。ボイスチェンジャー、オフ)』

ヒューーーーーン、ガク

……あれ、黄色で十字傷のボ○太君が各坐した? 何かあったのか?

『(何故いつもこうなるのだ。ボイスチェンジャー、オン!)』

ヒュィィーーーーン

『ふんもっふ!』

あ、起動した。

『ふもふも、ふも、ふもるる(俺に伝えられることは何も無い)』←技術的に。ボ○太君語翻訳装置が無いので。

『ふもふも、ふもふも、ふもっふ(だが、君が故郷に帰れることを願っている)』

ちゅどーーーーーん!

そして、黄色くて十時傷付きのボン太君は特撮の悪役よろしく爆発した。しかし、ヘリのセンサーは何者かが直前に脱出したのを確認した。しかし、爆発に紛れて直に見失ってしまった。

次に出てきたのは……なんだこれ? タ○ミネーターでは無さそうだが……。あ、全金属騒動に出てくる人間大AS、アラ○トルか。五十口径機関を標準装備しており、個人携帯装備では苦戦は必至の戦闘マシンだ。でもさー、コイツら、同じく五十口径弾で普通に蜂の巣になったんだよな。という訳で、ご免なさい。爆撃で限りなく平野に近くなった戦場で現代兵器の前に出てくるには防御力不足です。山間部か市街地で出直してください。

これに関しては攻撃を躊躇う理由も無かったので瞬殺しました。パナジウム・リアクターの小型化に苦労したらしいけど、あっさり壊しちゃってご免ね~。でも、量産機だし、別に良いよね。

次、何が来る!?

『ユウシャ、前方ニ、イージス艦』

……はい?

『イージス、即ち、ギリシャ神話の無敵の盾の名を持つ、イージス艦こそ専守防衛の最も具体的な形でさえあると。しかし、敢えて言おう。陸に打ち揚げられた盾に何の意味があるのか。現状のままでは、それは護る術を失った、正に無力の盾でしかない』

…とりあえず、完全にチョイス間違えてるだろ。あ、でも主砲とCIWSが動いてる!? 蒸気タービンの旧式艦艇と違ってガスタービンは機関出力確保に水を必要としないからか。

『目標ヨリ、SAMノ発射ヲ確認!』

うそーん!? いきなり現れたと思ったらこっちの進軍路を横になって塞いで、即席の対空砲陣地になりやがった。

「電子戦機、ECM出力最大! 全機、チャフをばら撒きながら回避しろ! F-15E、対地ミサイルで目標を破壊しろ! 原型を留めさせるな!」

目標の装備は、127mm速射砲、20mmCIWS二基、ターターミサイル一基、VLS16セルといった装備を持つ。何より恐ろしいのが、コイツが同時複数目標に対応できるイージス艦という点だ。ミニ・イージスシステムなんて言われるが、規模がミニなだけで性能自体は本家と変わらない。VLSの数が本家より少ないのが唯一の救いか。

主砲が毎分40発で127mm弾を撃ち出し、CIWSが毎分3000発で20mm弾を撃ち出す。ターターは一発撃ってそれっきりだが、VLSは連続発射で対空ミサイルを発射する。

『よく見ろ、マケドニア人。これが戦争だ』

…それ、二度ネタだから。そもそも、人が乗ってんのかよ?

『二度ネタだと!? 馬鹿なー!』

F-15Eの爆撃で艦上構造物が完全に破壊され、ミサイルは誘導する術を失い、主砲やCIWSは物理的に破壊された。しかし、基準排水量だけで五千トン近い鋼鉄の塊は完全にこちらの進軍路を塞いでくれている。150mの全長は軍艦としては小柄だが、陸に上げれば五十階建てのビルに相当するのだ。

「C-130へ。対象艦艇を狙ってデイジーカッターを投下。円状に空間を作り出せ。円外周を通って迂回する」

全く、厄介な。対空砲陣地というより、純粋に障害物としての方がよっぽど厄介だわ。いくら最新鋭イージスとは言え、阻止能力には物理的に限界がある。本来は十隻前後の艦隊を組んで活動するのだ。一隻で何が出来る。現実に一騎当千など存在しない。最強の盾も百発近いミサイルを防御するなど不可能だ。

イージス艦を回避した俺たちの前に現れたのは………

「要塞? いや、陸上戦艦か?」

明らかにSFですよって感じの陸上戦艦の登場です。やってられますかなのです。これが今代の魔王城!? 明らかに城じゃねーだろ! これはあれか、竜退治にはもう飽きたがキャッチフレーズの、金属の伝説のティアマ○トですか!? 下手したらラスボスより手強かったりしちゃう陸上戦艦ですか!?

……現実逃避はこの辺にしとくか。さっきから上空の戦闘機に爆撃機、陸上の戦車部隊とテ○アマットとの間で壮絶な砲撃戦が展開されている。当然、戦車と戦艦が撃ち合って戦車が勝てる筈も無いので、有人部隊は早々に退避して今は精霊が90式で撃ち合っている。

……あれに戦車で勝っちゃう主人公スゲー。いくらMBTの複合装甲が頑丈とは言え、何百発も機関砲を受ければ破壊されるし、155mm以上の砲の直撃を貰えば一発だ。例え装甲が無事でも内部がボロボロになる。

まぁ、こっちはこっちで出来る事をするまでだ。99式自走榴弾砲を呼び出しながら上空から煙を引いて落ちる戦闘機を苦々しく見つめる。あれはどうみても文明が滅んだ世界で最終期に使われていた技術だろう。あの世界はWWⅡから現代までの技術がメインだが、時たまどえらい技術が出てきてくれる。やはり、レールガンなどが最後に出てくる世界に現代兵器では火力不足か?

でも、上空から落としている2000ボンド爆弾は40cm砲と同等くらいの威力が有るんだが…。いくら未来戦艦でも所詮は戦車に破壊可能な耐久値だ。出来ればさっさと壊れて欲しいな。

戦艦と航空機が実際に戦争をすれば、航空機優勢な引き分けになるのが普通だ。戦艦に致命傷を与えるには徹甲爆弾を使用するしかないのだが、その為には戦艦の直上に来なければならず、当然反撃を受ける。その上、現代の徹甲爆弾は移動目標を狙うようには造られていない。想定目標は固定目標の地下施設だからだ。反撃の来ない遠距離からは、命中精度こそ高いが重装甲艦には効果の薄いミサイルしか発射出来ない。

しかし、レーダーや主砲以外の武装は当然ダメージを受ける。そして、戦艦は事実上戦闘力を損失し、航空機優勢なまま引き分けになる筈なのだが……。

あの武装群どれだけ耐久値高いんじゃ!? 普通はど真ん中に爆弾が落ちればそれで周辺の火器は使用不能になるもんだろうが! あれか、一定ダメージを加えないと壊れませんってオチか!?

その後、こちらの航空機の半数が墜とされ、全機が弾切れになるまで攻撃を加えてよーやく無力化できました。さて、突っ込むぞー。

NEW! 新しい個体が図鑑に加わりました。

ゾンビ

ウィルスによって新陳代謝が異常に増加した人の成れの果て。ファンタジーではなく、SFに分類されるので死者が甦る事は無い。生存している内にウィルスに感染した後に仮死状態になり、その後に甦る事はある。墓場から這い出てくるのは仮死状態で埋葬されてしまった者。多かれ少なかれ腐敗しているので純粋な身体能力は生存時に比べて劣化しているが、リミッターが存在しないため。結果的に生者より力が強くなっている。
無力化するには脳を破壊するしかなく、胴体が二つに千切れても暫くは活動できるだけの生命力を持つ。しかし、肉体自体が頑丈になるわけではないので、充分な火力があれば集団相手でも無力化は難しくない。

80年代の航空傭兵団

内乱中の某中東国家の傭兵さんたち。元々、自前で一人前に育てるより、既に高い技量を持つパイロットを雇った方が安いというコンセプトなので、傭兵は当然ながら精鋭揃い。しかし、視界外からレーダーを無力化された状態でミサイルを回避するのは流石に無理。しかし、何機かミサイルの弾幕を抜けてきてしまった。第二世代から第四世代の最初期の機体を用いる。

ザリガニ

深海に存在するザリガニに良く似た生物。深海から上がってきて高栄養な状況下に置かれたことで際限無く巨大化した。警察用の38口径弾では全弾頭部に撃ち込んでも無力化は難しい。銃器無しの限定戦では、日本、いや、世界でも最強の戦闘集団である機動隊でも無いと壊滅的な損害を被る。曲がりなりにも防衛線が維持できたのは機動隊の練度あっての事である。……でも、陸自の普通科が出た途端に即日殲滅なの辺り、現場の警官が救われない。これが米国なら初日か遅くても二日目には州軍が出てきただろうに。つーか、一般のパトカーにショットガンやM-16を積んでいる上に、拳銃も予備弾ありの9mm~45口径なお国柄なので警察だけでも対処できたりして。

白鯨

四十キロ四方の巨大生命体。水に浸すとふやけるが、基本固い。解析不可能な原理で飛行する。人類が誕生する前から空に浮いていた。主に日光の光エネルギーで活動する。自己保存を第一に考え、基本的には平和主義者であるが、一旦敵と認識したものには容赦しない。それは彼の戦いが戦争ではなく、生存競争だからである。
可視光線からレーダー波まで完全な透過が可能で、しかも、レーザーやらビームやらSFちっくな攻撃手段と、現代航空力学では実現不可能な飛行能力を有する。某国からの圧力に屈した日本政府が米軍に白鯨への攻撃を要請。米軍からの攻撃に分裂した白鯨の1/3が最寄りの人類領である日本へ反撃を行い、その迎撃に出た自衛隊機は壊滅的な打撃を被った。

塩の塔

宇宙からの侵略者(?)らしい。視覚情報に働きかけ、視覚に塔を捉えた者を塩化させてしまう。機械的な処置を施した映像なら大丈夫らしく、モニター経由なら塩化しない。塔を物理的に破壊すれば塩化の効果は無くなる。

ミニ・イージスシステム搭載艦

元々は第三世代のミサイル搭載護衛艦(DDG)。搭載されているシステムはミニと言いつつ能力は本格的にはイージス艦と変わらない。従来艦の名残でSAMの単発発射基ターターが残っていたりする。元となったはたかぜ級はこんごう級イージス艦と一世代しか違わないのだが、それまでの一世代と、イージス艦になる時の一世代は次元違いの性能差になる。具体的には従来艦がSAMを二発同時にしか運用できなかったのに対し、イージス艦は十以上(一説では二十四)の目標に同時対処できる。

ティアマ○ト

金属の伝説なRPGのラスボスに匹敵する強敵キャラ。砂漠を暴走しまくっている陸上戦艦。詳しいスペックは不明。ただ、こんな戦艦が居たらボクはもう……。いや、マジで欲しいわ。


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