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No.18458の一覧
[0] 現代兵器で勇者始めました(ネタ) 完結[タンクさん](2010/10/27 01:19)
[1] プロローグ 勇者と現代兵器[タンクさん](2010/05/22 08:15)
[2] 第1話 戦力把握は戦術の基礎です[タンクさん](2010/06/06 20:59)
[3] 第2話 勝手に動く戦車って邪道?でも、そんなの関係ねぇ![タンクさん](2010/06/06 21:01)
[4] 第3話 現代兵器と決戦前夜[タンクさん](2010/06/06 21:09)
[5] 第4話 勇者(仮)と初の実戦[タンクさん](2010/06/06 21:08)
[6] 第5話 とある貴族達の陰謀と勇者の旅立ち[タンクさん](2010/06/06 20:56)
[7] 閑話  とある執事の一日[タンクさん](2010/06/06 21:14)
[8] 第6話 難攻不落の要塞を造ろう[タンクさん](2010/05/22 09:03)
[9] 閑話2 とある要塞の日常[タンクさん](2010/06/03 15:07)
[10] 第7話 幹部クラス襲来[タンクさん](2010/05/22 09:13)
[11] 閑話3 自重を止めた勇者[タンクさん](2010/06/06 21:17)
[12] 第8話 ジ○リ襲来[タンクさん](2010/05/22 09:29)
[13] 閑話4 第一次防衛線修復&強化[タンクさん](2010/05/23 16:43)
[14] 第9話 エリア荒野上空制空戦[タンクさん](2010/06/01 22:40)
[15] 第10話 サンドトウ飛行場壊滅[タンクさん](2010/06/06 21:26)
[16] 閑話5 進む準備 加筆[タンクさん](2010/06/26 16:01)
[17] 第11話 魔王城道中記[タンクさん](2010/10/27 01:11)
[18] 最終話 責任逃れと状況に流されるのは日本人の特性さ[タンクさん](2010/10/27 01:17)
[19] 番外編 ジャスティンの出生[タンクさん](2010/05/22 09:33)
[20] 設定や説明[タンクさん](2010/11/12 08:40)
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[18458] 設定や説明
Name: タンクさん◆74790b16 ID:addd9404 前を表示する
Date: 2010/11/12 08:40
ここでは作中の世界観や登場するキャラクター、火器等の説明をして行こうと思います。作者の主観が混じるかもしれません。正確な知識を得たい方はご自分でも調べることを推奨します。

主人公 北条透 職業 勇者(仮)

理系大学生。とりあえずの目的は元の世界に帰ること。多くの兵器では俺Tueeするには威力不足。核は放射能の影響が読めないので使わない。デイジーカッターは割と使うが、広域破壊系は拠点攻略には向かないので城に対しては結局は使わない。本人は余り認めたがらないが、勇者補正を所有しており、普通に谷に行けば魔王の元に辿り着く。しかし、安易に空爆するとそのルートが潰れてしまうので、とりあえず保留中。結局、今現在は要塞で対処法を考案中。戦闘機や戦車、自走砲といった戦術級の兵器で戦術的な勝利を目指す。今は偵察と迎撃の日々。身長177センチ、体重68キロ。

ジャスティン・クライトン 職業 騎士 第一重装騎士団団長

適当に持っているゲームのキャラから引っ張った名前なのだが、実は男の名前でしたというオチでした。作者は感想で指摘されるまで知らなかった。修正するのも何なので、ジャスティンが男の名前を名乗っているのに適当なエピローグをつけて番外編を作ろうかと企んでいる。
身長165センチ、体重no date。金と銀を足して二で割った色の髪を腰まで伸ばしている。騎士としても優秀だが、指揮官としても優秀で多くの騎士から尊敬されている。しかし、その手腕を活かせるかどうかは作者の文章力次第。

異世界

主人公が召喚された世界。文明は中世欧州レベル。主人公が呼び出されたマケドニアは大陸中央北部に存在し、その更に北には魔王の谷が存在する。他国の存在も確認されてはいるが、交流可能な距離ではないので(馬車で半年以上掛かるとされる)国家間の交流は全く無い。その為、本来の意味での国境は非常に曖昧。作中で国境といったら、マケドニアの実効支配地域の境界線を指す。当然ながらこの国境は自称。

マケドニア

主人公が呼び出された世界に存在する国家。積極的に交流をできる距離に他の国家は無い。交流可能な距離にある町や村は全てマケドニア領。政治は王政で、国軍は騎士と国防軍に分けることが出来る。更に各地方で自警団も所有しており、国防軍が軍隊、騎士は軍警察、自警団が警察に相当する。魔王の存在ゆえに、もう百年単位で人間同士の戦争をしていない。
徴兵制の国防軍やパートタイムの自警団も合わせれば結構な人数になるのだが、国土が広く、戦力を集中させることは出来ない。作中の3000人という人数も割と限界ギリギリ。魔物はまだ存在しますし、治安維持も大切なお仕事ですから。
貴族も存在するがこれは、各地方領主に相当する。クライトン家も一応貴族。基本的には領内に居るものなのだが、弱小領主を従えた大領主は首都に出て来ている者も居る。ウッゼ~貴族はこれに相当する。
国防軍は徴兵制、騎士と自警団は志願制となっている。自警団が人手不足の時は国防軍から出向で人員が補強されるが、本来自警団は米国州軍みたいに非常勤なので、若い世代が居ない等の例外を除けば、その地方は全国から白い目で見られる。
アルデフォン等の北部は激戦区なので、国防軍出向者も普段から常駐し、平均して駐留軍の七割は国防軍出向者、残りは地域住民である。尤も、自警団が本格戦闘に駆り出されるのは稀。所詮はパートタイムの警察組織ですから。
国土総面積はカナダと同等程度。ただ、これには人が全く住まない地域も含まれ、最遠部と首都では殆ど交流が無かったりする。人口は2000万前後と推定されるが詳しい数値は不明。種族は人のみ。首都などの大都市では石造りの建物が目に付くが、それ以外は大抵木造。

魔王

魔物を束ねる首魁とされるが、詳しい事は何も解っていないのが現実。存在を疑問視する声もあるが、勇者が魔王を倒し帰還すると実際に魔物の動きが鎮静化されるので公式に存在するとされている。ただ、歴代勇者の証言する魔王像が、代によって全く異なるので、それも魔王疑問視に繋がる要因。周期は不明だがいつの間にか復活している。

勇者

魔物の動きが活発化すると神官達は勇者召喚を行う。成功する場合と失敗する場合があり、失敗する場合は未だ魔王は復活していないと見做される。しかし、明らかにその被害が大きすぎても失敗する場合があり、割とあやふや。その能力は代によって全く違うが、勇者以外にも扱える道具を用いて戦うのは透が初めて。魔王討伐後に元の世界に帰還するのが普通だが、何故かマケドニアに根を下ろす者も存在したらしい。



神官達は召喚は出来ても返還は出来ない。しかし、勇者は役目を終らせた後に勝手に帰るので、自身たちの宗教も絡んで存在するとされている。実はラストで……。いや、まだ語れませんよ?

魔物 (一般)

大半はゴブリンクラスの害獣レベルだが、森の多いマケドニアでは人は苦戦を免れない。これは、第08MS小隊で言うところの、線では無く、点で戦う事になるからである。相手の位置を特定し、線を半円にまでして前進することのできた透指揮下の討伐軍は善戦した。

魔物 (幹部クラス)

歴代勇者でも苦戦を免れぬ相手。何が出てくるかは代によって全く異なり、初見の相手も存在する。魔物図鑑に存在した物は記録されていく。この魔物図鑑は昔に召喚された勇者の能力で、電子媒体のオリジナルは消失したが、紙媒体のレプリカが残されている。紙媒体のポ○モン図鑑と思えば良い。誰が何時作ったかは不明。出現するのは荒野近辺から。何故か一部例外を除いて湖以南には全く来ない。勇者を伴わない討伐軍は大抵、荒野で全滅する。

自動小銃/アサルトライフル

現代の軍の主力武器。自衛隊の89式小銃や米軍のM-16、旧ソ連のAK-47などがこれに当たる。重量は大抵3kg前後で、引金を引いている間、ずっと弾を発射し続ける連射(フルオート)、引金を一回引くと一発発射される単発(セミオート)を備え、一部小銃では引金を一回引くと三発発射される三点射(スリーショットバースト)の切り替え機能を有する。
マガジンは30発と20発の箱型が多い。軽量な自動小銃では連射を用いると反動で銃身が跳ね上がるので、狙いがつけ辛い。弾幕を張りたい場合はそれでも良いが、無駄弾や誤射に繋がるので、映画などと異なり、大抵は単射で発砲する場合が多い。また、最近では映画でも単射で発砲する作品が増えてきた。民生品はアサルトライフルに限らず、フルオート機能が削除されている場合が多い。

分隊支援火器(SAW)

小銃と異なり、連射で弾幕を張ることを前提とした機関銃。二人以上での運用を前提とする軽機関銃と異なり一人で運用できる。自衛隊などで運用するMINIMIなど、軽機関銃をスケールダウンさせた物と、M-16やAK-47などの自動小銃を強化した物に分けることが出来る。前者はベルトリンクとマガジン双方で給弾し、後者は通常マガジンと増加マガジン(装弾数100前後)のみの給弾となる。世界の主だった自動小銃は強化させたSAW型を有しており、89、64式みたいに小銃のみというのは逆に珍しい。

89式小銃

透が書の能力を試すために召喚した小銃。大量に呼びすぎたが返還済み。陸上自衛隊の制式小銃。口径は5.56×45mm。単射、3点射、連射を選択可能。セレクターは64式小銃のアタレから左上から時計回りでアタ3レの順番に変わっている。しかし、セレクター自体は反時計回りなのでレが一番先に来る。アタレはそれぞれ安全、単射、連射の頭文字。
軍用ライフルとして採用されている以上、そこそこの堅牢性は持ってはいるのだろうが、限界領域まで使用されることがまず無いので、その辺はあやふや。資料によって使えるか、使えないか、判断が全く異なる。透も整備が期待出来ない異世界で不安の残る銃を使う気は無いのでもう出てこないかも。

FN-MINIMI

自衛隊や米軍で採用されているSAW(分隊支援火器)。一個班、もしくは一個分隊に一丁支給され火力支援を担当する。給弾はベルトリンクか、89式と同じ30発マガジンを使用する。ベルトリンクはボックス型マガジンに200発入れられているのが標準。ベルトリンクとマガジンで連射速度が実は違う。

FN-MAG(M240)

7.62×51mm弾を使用する軽機関銃。1950年代の設計だが、その信頼性の高さゆえに今でも世界各国で使用されている。米軍でもM60の後継(造られた時期は変わらない)として湾岸戦争以降配備を行っている(車載機関銃としてはもっと早く採用していた)。AK-47とは弾薬の規格が違うので共有は出来ない。

110ミリ個人携帯対戦車弾

使い捨ての対戦車ロケット弾。84mm無反動砲の後継として採用された。弾頭は基本的に成型炸薬弾。着弾と同時にメタルジェットが秒速7~8kmで前方に噴射され装甲を撃ち抜く。通常装甲での防御は難しく、複数の素材を重ねた複合装甲での防御が得策。正面以外なら戦車の装甲も貫通可能。
映画ほど派手な爆発は起こらない。映画などで歩兵相手に用いられ、大爆発を起こすのは榴弾使用時。しかし、榴弾では装甲貫通力は無きに等しい。透は成型炸薬弾を使ったので爆発は地味だった。後方に発射弾頭と同等の質量を持つ金属粉を飛ばして反動を抑えている。金属粉は空気抵抗で直に失速するので、爆風を出す砲に比べれば閉所からの発射も容易。

AK-47

1947年にソ連で制式採用されたライフル。故障が少なく、高い堅牢性と量産性を持っている。世界で最も使用されているライフルだが、紛争地域に出回っている分はその殆どが密造銃。生産が簡単すぎるのも考え物である。照準機は非常に簡略化されていて、お世辞にも出来が良いとは言えず、銃自体も部品と部品の隙間が大きいので射撃精度は低い。口径は7.62×39mm。西側の7.62×51mm弾に比べれば反動が少なく連射がしやすい。

90式戦車

陸上自衛隊が1990年に制式採用した戦後第三世代戦車。その性能は今現在でも世界最高水準にあるのだが、市街戦などで効果を発揮するC4Iシステムの搭載が困難として他の同世代戦車には0.5世代開けられてしまった。また、重量が50tあり、本州での運用は困難。それでも他国に比べれば10t以上軽い。FCSは優秀で走行しながらの砲撃でも命中精度が高い。
1500馬力ディーゼルエンジン搭載。44口径120ミリ滑腔砲搭載。最高速度70km/h。

Strv.103C

スウェーデンの戦後第二世代戦車。62口径105mmライフル砲を車体に直接据え付けた戦車。MBTに分類されるが、待ち伏せに特化しているので平野での機動戦闘は苦手とする。正面装甲は薄く、傾斜装甲による被弾経始に依存しているので、傾斜で弾くことがまず出来ない現代主流のAPFSDSには耐えられない。一応、前面に防御柵があるので成型炸薬弾には耐えられる(?)。本作では粘着榴弾と榴弾を持つ。滑腔砲の方が効率の良い装弾筒系統の徹甲弾は使用しない。

ハープーン対艦ミサイル

西側の代表的な対艦ミサイル。艦対艦、空対艦、地対艦とあらゆる状況で使用できる。自衛隊では国産の対艦ミサイルに更新している。射程は100km以上。

88式地対艦誘導弾

陸上自衛隊が運用する地対艦誘導弾。ミサイル96発、発射機16基、装填機16基、捜索・標定レーダー装置6組、レーダー中継装置12基、射撃統制装置4基、発射統制装置1基で構成される。尤も、討伐軍ではSH-60からのデータを精霊が統合して発射しているので大部分は略されている。大型ゴーレム級の敵に対抗する目的で配備され、レーダー反応が期待出来ない敵には慣性誘導で凡その場所に無差別攻撃を加える。主に戦艦を持たないサンドトウ飛行場の火力支援を担当。

トマホーク巡航ミサイル

射程1000km以上を誇る巡航ミサイル。派生が多く、中には射程3000kmに届く物もある。作中のレーザー誘導は「ジパング」を参考にしたオリジナル。実際は途中まで地形照合で飛び、予めインプットされた形状の物体に突入するか、ハープーンと同じレーダー誘導で突入する。

OH-1 ニンジャ

陸上自衛隊の観測ヘリコプター。二人乗りだが、コックピットは縦列に配備されており、外見的には戦闘ヘリに近い。観測ヘリとしては運動性も良好で、短射程の空対空ミサイルを4発搭載できる。機体もエンジンも全て国産。作中でOHと書いたらこのヘリを指す。

AH-64D アパッチ・ロングボウ

世界最強の戦闘ヘリと呼び名の高いアパッチに全天候での作戦能力が付加されたモデル。機体主要部は23mm弾の直撃に耐える設計で、どこに被弾しても30分は飛行を続けられるらしい。ローターの上に設置されたロングボウ・レーダーはAH-64Dに全天候作戦遂行能力を与えている。
30ミリチェーンガンを固定武装し、ヘルファイア対戦車ミサイル、70mm対地ロケットを機体側面に装備する。余談だが、作者は続戦国自衛隊で使われたロングボウ・アパッチという呼び名に馴染んでしまって、正式な名称のアパッチ・ロングボウに違和感を感じる。

UH-60 ブラックホーク

西側最新鋭の多目的ヘリ。ワイヤーで車両を吊り下げながら空輸することも出来るし、機銃やミサイルを積んでガンシップとして運用することもできる。レスキューウイングでお馴染みの航空自衛隊航空救難団でも採用している。高価な機体で、陸上自衛隊や米海兵隊ではUH-1との併用が続いている。

SH-60 シーホーク

UH-60の海軍版。ソナーや魚雷を積んで対潜水艦戦闘や、上空に上がって空中管制機の真似事も出来る。主に海上から水平線の向こうへミサイルを撃つ時は本機を上空に上げてデータをもらう。欠点として、レーダーが下方にしか付いていないので上空からの攻撃に弱い。

CH-47 チヌーク

兵員30名以上を空輸可能な大型ヘリ。ローターが二つとも地面と水平に回転するタンデムローター方式。テイルローターをメインローターのトルクを打ち消すのに使う通常型と違って、両方のローターで揚力を得ながらトルクを打ち消せるので効率は良い。ただし、機体が大きいので小回りが利かない。熟練者が操れば、機体を着水させて、後部ハッチから部隊をボートごと収容なんて神業も出来る。

JAS-39 グリペン

透が陸上滑走路での運用の為に呼び出した小型軽量戦闘機。戦後4.5世代機の中では最小。スウェーデンは中立国なので先制攻撃を受ける前提で装備を整えているので本機は高速道路直線部での離着陸とトンネル内での整備で運用が出来るSTOLと整備性を与えられている。PCゲーム「群青の空を越えて」の主人公メカ。自重は僅かに6.5tしかない。

F/A-18E スーパーホーネット

米海軍の主力戦闘機。汎用性の高さからF-14を退役に押しやったF/A-18C/Dだが、出力不足から来る搭載量、安定性、航続距離の低さが問題となっていた。そこで大幅な改良を施した結果、C/D型とE/F型の共通部品は一割にまで減ってしまった。もはや、見た目が似ているだけで別の機体。
C/D型でも騒音がうるさく、訴訟沙汰になるほど。E/F型はそれより更にうるさくなっている。一応F-X候補の一つなのだが、その騒音の大きさと、4.5世代機の中では性能で劣ることから、F-X候補に載せない雑誌も存在する。A~Dまでをホーネット、E/Fをスーパーホーネットという。現役なのはC/DとE/Fで、CとEが単座、DとFが複座となる。

F-15E ストライク・イーグル

米空軍主力戦闘爆撃機。基本設計は戦後4.5世代機の中で最古だが、F-22の生産停止とF-35の開発遅延を受けて暫く主力機の座に留まる予定。C/D型以前とは六割を再設計しているので半ば以上別の機体。お隣の韓国がE型ベースのF-15Kを採用したので、C/D型ベースのF-15J/DJを扱う空自の優位性は失われつつある。F-X候補に本機を空対空戦用に再設計したF-15SEが提案されている。E型のキャッチフレーズはF-15シリーズの空対空能力を引継ぐ攻撃機なので、C/D型に比べて対空戦闘が強いわけではない。

F-4 ファントムⅡ

元々は艦載機として配備が始まった重戦闘機。優秀な機体だったので空軍型も製造された。運用開始は1960年。航空自衛隊でも採用しているE型は空軍仕様で20mmバルカンを標準装備している。初期型は機銃を持たず、ベトナムでIFFの未発達で視界外戦闘を禁止されたので、格闘能力で勝る軽量のMiGに大苦戦を強いられた。その反省からF-15等の第四世代機は格闘戦闘にも対応しているのだが、皮肉にもレーダーとミサイルの性能向上で格闘戦は必要無くなりつつある。
函館にMiG-25が強行着陸した際に、低空目標のレーダー探知能力(ルックダウン能力)の低さが露呈し改良された。高高度を飛ぶ戦略爆撃機の迎撃を想定した冷戦時代の機体らしく、上昇制限はF-15より高い。空自のF-4EJと改はそろそろ引退なのだが、後継機が決まらないので中々引退出来ない。西側の戦闘機としては生産数が最多。優秀という言葉は良く聞くが、何処がどう優秀という具体的な描写は少ない。
以前、ブルーエンジェルスが来日した際にF/A-18で騒音で訴訟を受けたと書いたが、訴訟を受けたのはF-4運用時だったみたいです。ごめんなさい。

Su-37 チェルミナートル/スーパーフランカー/ターミネーター

東側の主力戦闘機Su-27シリーズの最終形態。チェルミナートルは正しい発音では無いのだが、誰も気にしない。愛と勇気の御伽話トータル・イクリプスでその名称が有名になった。それ以前はターミネーターとしてしか知られていなかった筈。基本的にはベースとなったSu-27にカナード翼と推力偏向ノズルを付けたと思えば良い。実在機としては最高の機動性を誇る。しかし、本機の技術は全て一個前のSu-35にフィードバックされており、Su-37とSu-35は同列に語られている。そのSu-35も時代の流れには勝てず、カナード翼を取り去ってレーダー反射面積を減らしている。元々二機しか存在しなかったSu-37だが、その存在は完全に創作の中の物となってしまった。Su-27ファミリーは派生機がとにかく多く、見分けるのは至難の技である。また、Su-27シリーズの機動性はF-15より勝るとされる。

MiG-35 スーパーファルクラム

これも正式な名称では無いのだが、誰も気にしない。MiG-29に推力偏向ノズルを付け、アビオニクスの改修、主翼の面積拡大等を行った。元となったMiG-29はSu-27と同時期に同理論で造られたので非常に似通っており、また、北朝鮮が持つ唯一と言って良い近代機である。ソ連崩壊後はミグはスホーイに比べ冷遇されており、本機の行く末はどうなるのだろうと心配な作者である。機体自体は優秀で、速度域によってはSu-37を上回る機動性を持つ。

F-14 トムキャット

北の海から来る悪魔や80年代の傭兵団などで使用される。世代によっては戦闘機と言われれば真っ先に本機が思い浮かぶ人も多い。元々は多数の長距離ミサイルを運用し、膨大な数を誇るソ連航空隊に対処する艦隊防空機で、今現在のイージス艦の役割を担っていた。その為、接近戦は本来想定外で、A型はエンジン出力も低いのだが、可変翼と平べったい胴体の組み合わせで機動性は重量の割には高い。
本来はD型がトムキャットの本来の姿なのだが、その頃にはF/A-18が開発されており、あまり生産されずに終ってしまった。「トップガン」や「マクロス・ゼロ」みたいにMiGと格闘戦をしてはいけない。普通負けるから。

A-10 サンダーボルトⅡ

30mm七連装ガトリングガンを備える対地攻撃機。滞空時間の長い攻撃機を求めた米軍が開発した。異常なまでの撃たれ強さを誇り、機関砲の類で撃墜するのは容易ではない。ただ、低速なのでミサイル攻撃に弱い。30mmガトリングガンGAU-8はとにかくでかく、一度画像を見ることを推奨したい。本体は自動車と、弾丸はフィルムと並べると三日は笑える。

C-130 ハーキュリーズ

プロペラ稼働のターボプロップ・エンジンを四発備える戦術輸送機。1950年代の機体だが、1000mの未整地滑走路で運用できる能力を買われて現在でも現役で運用されている。多くの派生機を持ち、105mm榴弾砲、40mm及び20mm機関砲を持つ本家ガンシップや、空中給油を行う支援機、民間仕様機も存在する。
日本では国産のC-1輸送機が、『長距離を飛行でき、大量の物資を運搬できる輸送機は軍国主義の復活だ』という開発当時の笑えない国勢もあって意図的に能力を落とされた結果、北海道から沖縄まで無着陸飛行出来ないという機体になってしまった。なので本機が海外派遣でも使用されている。

C-17 グローブマスターⅢ

戦車も空輸可能な大型輸送機。それでいてC-130と同等の滑走路で運用できる。ジェット機ではあるが、未舗装の滑走路でも運用できるので世界中で活動する米軍には必要不可欠な機体である。

施設作業車

75式ドーザの後継として配備が進んでいる施設車両。外見は73式装甲車に排土板とショベルアームをくっ付けた感じ。レーザー検知機やスモークディスチャージャーを備えて航空攻撃に対する生存率を向上させている。

グレーダ

民間でも良く見かける土木車両。六輪車で前輪2つと後輪4つから構成された非常に細長い車両。排土板は胴体下に設置されている。雪国では除雪車として見かけることも。

掩体掘削機

まんまパワーショベル。操作はレバー四本で行い、二本を移動に。残りで上体の回転やアーム、バケットの操作を行う。先端のバケットはアームの伸縮に合わせて角度を変えないといけないので、素人がやると土をばかばかこぼす羽目になる。

バケットローダ

別名ホイールローダー。外見はブルドーザーを装輪にした感じ。雪国の人間には除雪車と言った方が馴染み深い。ハンドルを切ると胴体中央部が曲がるので外見からは想像出来ない回転半径の小ささを実現している。その関係上内輪差が存在しない。作者も小特サイズ(それでも自重10t近い)に乗った事があるが、あの操作性には感動した。

カール・ヴィンソン

勇者軍本拠地。ニミッツ級航空母艦の3番艦で、全長333m、全幅77m、喫水12m、満載排水量101,264トン。ニミッツ級は各艦で微妙にスペックや見た目が異なる場合がある。何でこの艦にしたのかと言うと、作者が「沈黙の艦隊」好きだから。

ミズーリ

アイオワ級3番艦。第二次世界大戦はこの戦艦の甲板上で終結を迎えた。米海軍最優の戦艦だが、対艦戦闘に限れば前級のサウスダコタ級の方が優れている。アイオワ級は高速を実現させるために全長270m、全幅33mと非常に細長い(大和は全長263m、全幅39m)艦体をしているので、波の影響を受けやすく、長距離で精密さを求められる対艦射撃には向かない。また、被弾時の復元性にも乏しく、容易に転覆してしまう。
しかし、33ノットという空母機動部隊に随伴できる速力を発揮し、大戦末期、カミカゼから多くの空母を護った。元々は日本の金剛級高速巡洋戦艦に対抗するために建造されたので、速度優先で防御力は二の次とされている。
50口径16インチ砲三連装砲塔三基搭載。5インチ連装両用砲、20mmCIWS、トマホーク巡航ミサイル、ハープーン対艦ミサイルを搭載。
また、長砲身の高初速砲を積むが、このクラスの砲になると初速が多少速かろうが遠距離での威力には大した変化が出ない。射程は延びるが、着弾時の速度は砲弾が空気抵抗を掻き分ける重量に影響されるので、最終速度はサウスダコタ級の45口径16インチ砲と大差なかったりする。ただ、米軍の主砲はSHSという一般的な同口径より二割重い砲弾なので、この最終速度が速い。

クラスター爆弾

親子爆弾。親爆弾が空中で展開し、中身の子爆弾を広範囲に撒き散らす。百発単位の子弾を入れた対人用から十数発の子弾を入れた対戦車使用まで存在する。国際条約への署名をした日本からは近く姿を消す。MLRSはこれのロケット発射版。そちらも日本からは姿を消す。余談だが、米国、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、台湾といった周辺国は所有禁止条約に署名していない。大丈夫か? 日本。
どうせ無知な政治家が非人道的だとか何とか言われてハイハイと禁止条約にサインしてしまった光景が目に浮ぶ。そもそも、専守防衛で自国内でしか戦わない自衛隊に地雷やらMLRSやら禁止させる諸外国も諸外国である。

デイジーカッター

気化爆弾と混合されがちだが、全くの別物。これは単純に大きな爆弾である。兵器と勘違いされているが、本来は密林にヘリポートを造ったり、地雷処理を行うための工兵装備。主にC-130などの戦術輸送機からパラシュートで投下される。現在ではGPS誘導で投下される後継が作られ、米軍所有の最後の一発も爆破処分された。

勇者軍要塞

カール・ヴィンソンとミズーリの浮ぶ湖を中心に全方位を空堀と城壁で囲んだ要塞。モデルは「続戦国自衛隊」の大阪城編、さくら丸。詳しくは本編で書き尽くしたので特に書くことはない。
最新では荒野森林間の第一次防衛線簡易要塞とサンドトウ飛行場の2拠点と立体的に稼働するようになった。やたらと航空機や車両の数が多いが、主人公が毎回召喚するのも面倒なので予備も含んだ数字。要塞と第一次防衛線は約50km離れている。要塞と飛行場の距離は160km。第一次防衛線は荒野と森林の境目にあり、第一次防衛線を破っても、森林で行軍速度が大きく制限される。その間に撤退か迎撃かを選択し、行動する。第一次防衛線は万里の長城をイメージしている。ただ、車庫の類は殆ど無いので常駐戦力は少ない。



モデルは長野県大町市に存在する仁科三湖。15年くらい昔は湖畔で車のウィンカーを出すと蛍が寄って来たのに最近は見当たらない。「白線流し」「男はつらいよ」「犬神家の一族」などでロケ地として使われ、「おねがい☆ティーチャー」「おねがい☆ツインズ」では舞台となった。何でこんなマイナーな湖にしたのかと言うと、作者がリアルに見たことのある湖がこれだけだから。
リアルに行くには電車なら松本駅からJR大糸線に乗って一直線。長野市からは直通路線が無いので注意。
車なら長野自動車道豊科ICから高瀬川の堤防上を走る長野県道306号有明大町線を北上。この県道は国道147号線と合流して終るが、交差点の向こう側から市道が国道148号線と合流地点まで続くので北上は継続できる。余りに自然な路線変更なので、普通は道が変わった事に気付かない。蓮華大橋で高瀬川を渡り、市道と148号線の合流地点が仁科三湖最南端の木崎湖付近。1998年の長野五輪にて長野自動車道から白馬へのアクセスを容易にする為に造られたので県道市道合わせてオリンピック道路とも言われる。
松本市から国道147号線経由で国道148号線に出ても結局は合流するので行くことが出来る。ただ、途中自治体の中心部を抜けるルートなので信号が多い。
聖地巡礼に比較的好意的で、イベントを組んだりもしたらしいが、作者はやっているところを見た事がない。そもそも2002年当時おねがいシリーズの存在を知らなかった。

精霊の能力について。

兵器が無人で行えることはすることが出来る。逆に人力でやることは出来ない。例えば74式戦車を召喚しても砲弾の装填は人力なので無人では砲撃出来ない。また、憑依出来るのは兵器本体のみで、誘導弾や砲弾には憑依不可。なので、正規手順で発射する必要がある。
また召喚から憑依までタイムラグがあるので、空中で飛行機を呼び出す等は出来ない。結果、航空戦力は大きく制限されている。また召喚は半径10m以内。その為、物理的に一度に召喚できる量には限度がある。軍艦などの大質量を呼び出す場合は、距離と、津波にかなりの注意が必要。

魔物

多くは獣と言った方が良いレベル。作者が魔物と一括りにした場合はゴブリンに近いものを想像している。知性が低く、一応、魔王の命令も聞くのだが、目の前にエサがあるとそちらを優先してしまう。

ゴーレム

歴代勇者でも苦戦を免れない強敵。その真価は何と言っても固さ。コンクリートの五倍の強度があるスエズ運河の底の岩壁とタメを張れる。コアを破壊しないと無限に再生する。一撃でコアを破壊できれば良いが、出来ない場合は回復速度を上回る破壊速度を達成しなくてはならない。

オ○ム

全長80mの巨大ダンゴ虫。本来は知性が高く、慈愛も持っており、人が腐海で暴れなければ怒らないのだが、今回は何故か最初から怒りMAX。外殻がとても硬く、抜け殻はガンシップや日常品に利用されたり、目の部分はガラスの代用品になる。普通にセラミック鋼より硬い。でも、生き物なのでデイジーカッターの高温や高圧で死んでくれると信じたい。原作はジ○リ創立前の作品なので正確にはジ○リの作品ではない。

ロボット

頭部に大小二つのビーム発射口を持つ兵隊。初登場時は恐怖の権化として登場するが、実は飛行石の持ち主を護りたかっただけ。後にその忠誠心や、鳥の巣を心配する慈愛を持つことが確認できる。しかし、兵隊タイプはヒロインに勘違いされたり、某色眼鏡大佐の命令で働かされたりと不運が目立つ。装甲は劇中では触れられていないが、形状記憶弾性セラミック。原作は今でこそ有名だが、観客動員数はジ○リ作品中最低だったりする。

ト○ロ

皆大好き森の精霊。大人になると見えなくなってしまう。作中では寝ている時間が多く、ト○ロの由来も、何語だか知らないが、「眠いよ」と言ったのがト○ロと聞こえたから。人に好意的で、5月由来の姉妹を何かと気に掛ける。

B-29

戦時中に日本にたらふく爆弾をばら撒いてくれた戦略爆撃機。日本に原爆を落としたのも本機である。今の航空機同様、機内は気圧を保てるので高高度でも搭乗員は酸素マスクを着用する必要がない。反面、被弾によって穴が開けば気圧の変化で吸い出されるという欠点もある。この作品はハッピーエンドが基本のジ○リにしては珍しく救われない。

飛行船

クライマックスでト○ボくんがぶら下げられていた飛行船。作者はこれ見たの結構昔なので、なんでト○ボくんがぶら下げられる羽目になったのか覚えていない。

戦闘艇

アドリア海の空賊や賞金稼ぎの物語。子供にはちと難しいが、中学生以上になれば普通に楽しめる。この作品は数々の名言を生んだ。そこに出てくる、実在したりしなかったりの飛行艇。搭載火器は軽機関銃レベルなので残念ながらAH-64Dの装甲には歯が立たない。水上戦闘機と戦闘艇の違いは、陸上機にフロートを付けて水上機に転用したか、最初から飛行艇として造られたかの違い。作中で言えば、主人公は戦闘艇、カ○チスは水上戦闘機に近い。この当時は高出力化を進めると重力が増し、滑走距離に制限の掛かる陸上機では運用し辛かった。その後は高揚力の翼の開発が進み、陸上機も高出力化が進んだので、着水の為に重い装備を持つ戦闘艇は急速に廃れ、この時代が戦闘艇が活躍した最後の時代でもある。これ以降、水上機が陸上機を上回った例は少ない。(日本の二式水戦は零戦に最高速で劣るものの、米軍機よりは機動性に優れた)

狸の化学

化学はばけがくと読む。高度成長に沸く日本で自然が次々と破壊される状況を憂いた作品。これも、最後こそ明るいが、どこかバッドエンドっぽいのは否めない。これを見て自然保護に興味を持った人も少なくないはず。作中の妖怪大作戦、人間や土地に全く被害が出なかったので、どこかの企業が宣伝でしたと名乗り出て、結局神秘への畏怖を取り戻すには至らなかった。

ヌシ

神として崇められる獣達。主に猪のことを指す。日本では人の手の入らない森は殆ど無く、舞台となるような森は全国でも本当に少数。その最後の時代なのだろうか、ヌシ達は荒ぶる神々と人との対決で主力となった。しかし、火薬を用いた武器を所有する人に惨敗する。何気にあの石火矢、種子島より強いんじゃないだろうか。物語の主要人物は基本的に良い人しか居ないので、善悪という概念を超えたものを考えさせられる。

F-X候補

説明文で何回か出ている単語。航空自衛隊の次期主力戦闘機の事を指す。F-4EJの退役を埋める形で採用されるのだが、現在、選定作業は難航している。以下、候補。作者的にはF-22が候補から外れた今、どの機体を採用しても周辺国に今後の航空優勢が確保できるとは思えない。補足だが、空自では現在F-15J/DJ、F-4EJ、F-16ベースのF-2を運用している。F-15JはF-15Cの日本版なので、F-15Eの韓国版、F-15Kに比べて古い機体となる。
更に補足すると、中国はSu-27系統を輸入とライセンス生産し、殲撃十型という新型国産戦闘機を配備している。韓国はF-15Kを採用し、将来的にはF-35の導入を計画中とある。ロシアのステルス戦闘機は2015年の量産を目指すとしている。対して自衛隊はその時代時代で常に金銭に拘らずに最強の戦闘機を配備してきており、今現在の候補機はどれもこれも同水準にあり、数の差を覆せるレベルの性能を有するとは思えない。

F-22 ラプター

現在、世界最強の制空戦闘機。未だ実戦(空戦限定)で被撃墜無しのF-15を手玉に取る性能を持つ。3S(ステルス・STOL・スーパークルーズ)を持ち、その中のステルスとスーパークルーズ(超音速巡航)が第五世代機の条件とも言われる。しかし、同じく第五世代機のF-35がスーパークルーズを出来なかったり、4.5世代機のEF-2000がそれを出来たりと、曖昧な部分も多い。米国防省は本機の生産中止を決定。それに伴ってF-X候補からも外れている。

F-35 ライトニングⅡ

F-X候補に残っている機体では唯一の本格ステルスであり、最有力とも見做されている。しかし、未だ開発途中にあり、開発参加国ではない日本への輸出は遅れるとされている。ライセンス生産は話すら出ていない。本機の供給を待っていてはF-4EJの退役に間に合わないという現実的な問題もある。また、マルチロール(汎用)機と言うのは強みでも有るが、同時に器用貧乏にもなり易く、絶対的な制空能力を求められるF-Xというより、性能的にはFS(支援戦闘機)に近い。元々はF-22とのHi-Lo-MixのLoの機体なので仕方が無いとも言える。米軍はF-X候補に本機を推している。作者的には国産の心神が完成するなら、それまでの繋ぎやステルス機運用ノウハウの獲得の為に本機を採用するのもありだろうと思っている。ただ、足が遅い上に短く、空対空ミサイルの搭載数も少ないとあっては、お世辞にも制空戦闘機に向いているとは言えない。

EF-2000 タイフーン

欧州連合が開発した4.5世代機。マルチロール性が高く、あらゆる任務を遂行できる。同じマルチロール機でも主力機として開発されたので、ステルス性以外の全ての性能でF-35を圧倒する。空自への売込みに最も熱を入れており、ライセンス生産も最初から認めるという好条件である。開発元はF-22には劣るが、F-35よりは空対空戦能力で勝ると自称している。F-4EJの退役に間に合わせるには最も有力。しかし、空自は米国製と国産以外の戦闘機を運用した実績は無く、本機を採用した場合、日米間に確実に陰を落とすと言われている。作者的には小型ステルスのF-35より、スーパークルーズが出来て、搭載量、機動性に勝るこちらの方が、レーダー波や警告をバンバン出しながら接敵するF-Xには向いているのではないかと思っている。そもそも、自機の存在をアピールしながら飛んで行く要撃機にステルスってそこまで重要な要素だろうか? ステルスにするなら支援戦闘機だろうに。

F-15SE サイレント・イーグル

戦闘爆撃機のF-15Eを空対空戦重視に再設計した機体。ミサイルは機内に納められ、正面からのみならステルスを自称して問題ないレーダー反射面積の小ささを誇る。しかし、候補機の中では基礎設計が最も古く、発展性を使い切った機体でもある。寧ろ、70年代設計の機体が最新鋭機と肩を並べている事実の方が驚きである。

F-18E/F スーパー・ホーネット

先に紹介した通り。一応F-X候補に残ってはいる。本機を運用している米海軍でも近くF/A-18C/Dを退役させてF-35を採用予定なので、本機とF-15Jの組合わせは色々と問題が有ると思う作者である。次期主力戦闘機なのに空対空戦闘ではF-15Jと同等、下手をすれば劣る。


砲弾の種類

徹甲弾(AP)

装甲貫通を目的とし、弾頭全てが重金属で造られている。軍用ライフル弾は殆どこれ。作者は徹甲弾と徹甲榴弾を混合していた感がある。

徹甲榴弾

装甲貫通を目的とし、砲弾の大部分を比重の重い金属で構成された砲弾。少量だが爆薬も入っており、信管で装甲貫通後に爆発する。戦車砲では第二次大戦以降は使われていないような気がする。質量で装甲を破るので垂直に落ちてきた方が貫通力がある。戦艦用の砲弾としては一般的。戦艦大和の九一式46cm徹甲弾や米海軍の16インチSHSで頂点を極め、大口径砲の衰退と共に姿を消した。

高速徹甲弾(HVAP)

砲弾の貫通力は「質量×速度の二乗÷正面積」で表すことが出来る。ならば、質量を増すより速度を増した方が効率が良いとの考えから生まれた砲弾。弾芯に劣化ウランやタングステンといった比重の重い金属を。周囲にアルミなどの軽量金属を用いている。近距離では初速の高さから高い貫通力を持つものの、質量が軽いので失速が早く、長距離ではAP弾に劣る。軽量金属部分は命中時に剥離するので、口径より数段小さい弾芯しか装甲を貫通しない。戦車砲では装弾筒を用いる砲弾の開発で廃れたが、機関砲弾などでは現役。

装弾筒付徹甲弾(APDS)

高速徹甲弾の理論を更に突き詰めた砲弾。発射と同時に周囲の軽量金属が分離し、弾芯のみが飛翔する。装弾筒は火薬の化学エネルギーを運動エネルギーに変換するための傘みたいな物体の事を指す。この類の砲弾は弾頭口径が砲身口径より小さいので、弾頭と砲身の隙間を埋めて、効率よく加速するのに用いられる。装弾筒が砲身を飛び出すと同時に分離するので、この砲弾が実用化された以降の戦車は引っ掛かるのを防ぐために砲口にノズルブレーキが付いていない。

装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)

APDS以前はライフリングによる回転で安定を得ていたが、この砲弾は安定翼にて安定を得る。砲弾の形からしてダーツに装弾筒が付いている様にしか見えない。平均して1500m/s、マッハ4の高初速。ここまで高速になると装甲に対する着弾角度が斜めでも構わず貫通する。滑る前に貫通するので砲弾を滑らせて弾いていた避弾経始は、砲弾が貫く距離が垂直よりは増す程度の意味しか持たなくなってしまった。砲弾は全くと言って良いほど回転しないので横風に弱い。理想状態で発射すれば1m近い均一圧延鋼板(以後鉄板)を貫通できる。ライフリングによる回転を与えられると寧ろ弾道が不安定になるのでライフル砲から発射するときは回転を抑える処置をする。低速だと従来の徹甲弾にすら貫通力で劣る。

榴弾(HE)

弾頭の内部の大部分を火薬にした砲弾。爆風の加害半径を増したいなら金属は極少量とし、デイジーカッターはこのタイプになる。しかし、通常の砲弾ではそれだけの爆発力を得られないので、普通は爆薬の周囲に金属を集め、それが爆発時に飛び散るようにする。戦車の上部装甲は通常、この破片に耐えられる程度の防御力しか有さない。着弾の瞬間に爆発するように設定されている場合が多いが、時限信管や近接信管をつけて対空砲弾として用いられることもある。

粘着榴弾(HESH)

榴弾なのに徹甲弾と同様、装甲への効果が期待できる砲弾。プラスチック爆弾など粘土みたいな爆薬を多用した弾頭が装甲にベチャリと張り付いて起爆。装甲の反対側の剥離を引き起こす。トリビアのバズーカvs10cm防弾ガラスで防弾ガラスは貫通を防いだが、多数の破片が飛び散るのが確認できる。あれが人員や機材に損害を与える量と速度で襲い掛かると思えば良い。一見すると装甲に穴も無く、撃破済みの車両には見えない。イギリスのチャレンジャー戦車が現役で使っている。
ライフリングの回転を受けて飛行するので、滑腔砲などに比べて射程が長い。APFSDSの射程は精々二キロだが、こちらは五キロ先の戦車を撃破した実績が有る。

成型炸薬弾(HEAT)

現代の戦車砲で用いられるのは稀。高回転で発射されると効率が悪くなるので、ライフル砲からの発射には向かず、APFSDSに比べ複合装甲に対する威力も落ちるので滑腔砲でも使う理由は特に無い。砲弾初速と貫通力に関係性が無いので、主に低初速の無反動砲で用いられる。戦車砲としては多目的対戦車榴弾として榴弾としての役割も担っている。ただ、榴弾として使う場合、本来の榴弾に比べれば威力が劣る。具体的には120mm多目的対戦車榴弾と105mm榴弾がほぼ同威力。
RPG-7クラスでも30cm以上、陸自の110mm個人携帯対戦車弾なら70cmの鉄板を貫通できる。貫通力だけなら46cm砲弾を上回ったりしちゃっている。

曳光弾

弾の行く先を確認するのに使われ、小は拳銃から大は大砲まで用いられる。誤解している人も居るが、通常、弾の軌跡はまず見えない。富士の演習、映画、アニメ、ゲーム等で弾の軌跡が見えるのは、全てこの曳光弾である。


装甲

均質圧延鋼装甲

とりあえず、普通に鉄板と認識しておけば問題ない。今現在の主力戦車に用いられることは無くなったが、徹甲弾の貫通力を表すのに用いられる。

複合装甲

戦後第三世代戦車の必須装備。二種類以上の物質から構成される。何が用いられているのかはハッキリしないが、セラミックは必ずと言って良いほど用いられている。これは現代主流の成型炸薬弾とAPFSDSに対抗できるからである。この装甲は均質圧延鋼装甲1mに匹敵する防御力を戦車に与えている。主力戦車でも用いられているのは正面装甲だけで、その事実から推測するに、重かったり厚かったりするのだろう。

中空装甲

文字通り、中に空間が空いている装甲。成型炸薬弾や粘着榴弾に有効な装甲。昔の装甲貫通後に爆発する徹甲弾は一枚目貫通後に爆発するので有効だったが、今の徹甲弾は爆薬と信管が付いていないので意味が無い。成型炸薬弾は一枚目の装甲で爆発することで、二枚目の装甲に対してメタルジェットの有効距離以前で起爆させられるので、貫通力が大きく削がれる。粘着榴弾は一枚目の装甲で生じた剥離が二枚目で受け止められる。一枚目の装甲は捨石として二枚目の装甲で防御する。その為、一枚目の装甲厚は二枚目に比べて劣る。

ケージ装甲(防御柵)

装甲車の外部に取り付けられている金網。RPG-7は信管が弾頭の先端にあるので、金網に着弾すると五割前後の確率で不発になる。不発にならなくてもメタルジェットの有効距離は決して長くないので、装甲手前で起爆すると貫通力が大きく削がれる事となる。イラクに派遣されている米軍の装甲車には高確率で確認できる。成型炸薬弾防御に特化した装甲で、他の攻撃には何の役にも立たない。

アルミ合金装甲

アルミは軽量なので水陸両用の車両や橋不足の時代に浮行前提の車両に用いられていた。しかし、成型炸薬弾の普及で、融点の低いアルミ合金は簡単に融解し、メタルジェットの貫通孔が大きくなり、被害も拡大する。RPGの脅威が大きい現代ではまず使われる事は無い。日本の73式装甲車はアルミ装甲を用いている。


放射能の行き先把握法。

1.気流。気球を放射能到達確率を0.01%まで把握するため一万個の気球を準備。同時に放ち、追跡する。気球には発信機を備え、何処に辿り着くのか0.01%まで把握。同様の実験を平均値を出すために五回繰り返す。現実問題、AWACSでも追い切れない。

2.水脈。勇者軍砦湖が湧水であることから水源の位置を特定。そこから魔王の谷に向かうものを地上、地下問わず特定。谷から先の河川、地下水の流れを追跡。集落に向かわないか、途中の生態系を壊さないかを確認する。追跡は海に出るまで。現実問題、ボーリング試験はおろか、超音波探知機を用いても十年単位の時間が掛かる。


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