<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

その他SS投稿掲示板


[広告]


No.18738の一覧
[0] 相良軍曹が雛見沢に派遣されたようです[ランスカンダル](2010/08/27 00:38)
[1] 第一話   転入[ランスカンダル](2010/05/17 18:01)
[2] 第二話   必殺・富竹フラッシュ!![ランスカンダル](2010/05/18 00:27)
[3] 第三話   運命を破壊する男[ランスカンダル](2010/05/17 01:09)
[4] 第四話   エンジェル[ランスカンダル](2010/05/20 18:45)
[5] 第五話   やりすぎのウォークライ!?[ランスカンダル](2010/05/24 02:40)
[6] 第六話   北条悟史[ランスカンダル](2010/05/25 19:27)
[7] 第七話   雛見沢村連続怪死事件[ランスカンダル](2010/05/25 19:24)
[8] 第八話   三年B組軍曹先生!![ランスカンダル](2010/06/03 20:14)
[9] 第九話   叔父の帰還[ランスカンダル](2010/08/25 00:51)
[10] 第十話   一億火の玉特攻野郎[ランスカンダル](2010/08/27 00:38)
[11] 第十一話  名探偵テッサと園崎少佐[ランスカンダル](2010/09/01 02:09)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[18738] 第十一話  名探偵テッサと園崎少佐
Name: ランスカンダル◆f08c234b ID:33d69884 前を表示する
Date: 2010/09/01 02:09
太平洋 深度45m 強襲揚陸潜水艦<トゥアハー・デ・ダナン> 


「何を見ておられるのです、艦長?」

中央発令所には何時も通り艦長であるテッサとマデューカス中佐、そしてその他の隊員達がいた。

「ええ、相良軍曹から届いた報告書なんですが………不審な点がありまして」

「不審な点というと、相良軍曹が任務を怠っていると?」

「いえ違います!気になるのは相良軍曹ではなく、派遣された分校のある雛見沢村の事なんです。
そうだ、マデューカスさんの意見も聞きたいのでご覧になって下さい」

「では……」

書類を受け取ると、一通り目に通す。
内容は任務の報告書ではなく、雛見沢村で毎年発生しているという怪死事件についてだった。
毎年『綿流し』という村祭りの日になると一人の人間が死亡し一人が行方不明になるという、如何にもマスコミが食いついてきそうな事件だ。

「どう思いました?」

「下らない、事件とは名ばかりの偶然ですな。確かに一見するとパズルに見えなくもないですが、実際には一つ一つのピースがまばらで繋がっていない。閉鎖的な村では偶然が何度も重なると信仰を持つ事があります。恐らくこれも同様の例かと」

「はい。私も最初はそのように思ったので放っておいたんですけど、よく考えると奇妙な点があるんです」

「成る程、それはどの様な?」

「三年目です。他の事件だけは単純な偶然で済ませられるのに対して、その年に起きた怪死だけが余りにも不審過ぎるんです、そう人為的な意思を感じるほどに…」

そう言うと、テッサは他の怪死事件について記された書類を捲っていく。

「先ずは第一の事件、これは在り来たりと言っては何ですが、今時バラバラ殺人なんてそれ程珍しい訳でもありません。ただ運悪く『綿流し』の日で犠牲者と加害者が村にとっては敵であるダムの現場監督である事から『オヤシロさまの祟り』というのがまことしやかに囁かれるようになりました」

テッサが次の資料を捲る。

「そして第二の事件。これは事件ですらありませんね。単なる事故です。
村人達の目を避けて旅行へ行った北条夫妻が運悪く滝壺に堕ちた、それだけ…。ただ今度もダム誘致派である北条夫妻は村にとっての敵であったせいで『オヤシロさまの祟り』というものがだんだんと現実味を帯びてきました」

次の資料を…飛ばしてそのまた次の資料を捲った」

「第三の事件については一先ず置いておきます。
それで第四の事件ですが、これも実は第三の事件ほどじゃないですけど不審な点があるんです。
警察は当初はこの『北条悟史』に目をつけていたようなのですが、まるで北条悟史を庇うかのように真犯人が現れ、その犯人は都合よくスプーンを喉に詰めらせて死亡」

そして、と区切ってから前の資料を開く。

「第三の事件、これが最も妖しい事件。フルデ・リカの父親である古手氏が病で急死したというのは別に珍しくありません。だけど次に起きたフルデ・リカの母が鬼ヶ淵村へ転落し死亡した、これは不審どころじゃない、明確な人の意志を感じます。それに僅かに残った資料と証言から古手氏の死亡が確定してから、彼女が入水自殺をするまでの時間はたったの数時間。
奇妙に思った警察が調査をしようとしたところ、上からの圧力により断念」

「つまり艦長は、雛見沢村に別の犯人を仕立て上げ、警察に圧力を掛けられるほどの存在がいると?」

「はい、最初は園崎という旧家かとも考えましたが、少し規模は大きいとはいえ、たかが田舎のマフィアに完全犯罪を許すほど日本警察は無能じゃありません。そしてこれが一番の大問題なのですが……」

「これは、相良軍曹の報告書ですね。……成る程、フルデ・リカは入江診療所へ定期的に通っている。更に相良軍曹でも侵入を拒絶する程の厳重な警備、そして医療スタッフとは思えない、訓練を受けた者特有の脚運びをする男…。これはもしや……」

「そうです。簡単な任務のつもりで派遣しましたが、この一連の事件、日本政府が関わっている可能性が非常に高いです」

「相良軍曹を呼び戻しますか?」

「いえ、相良さんは優秀なSRT要員です。可能性はほぼないとはいえウィスパード候補者であるフルデ・リカから護衛を外す事は出来ませんし、その組織がフルデ・リカそのものが狙いである可能性もあります。取り合えず本格的な調査が完了するまでは現状のまま相良軍曹を護衛につかせ、調査の結果次第でどうするか決めましょう。それまでメリッサとウェーバーさんを応援として派遣します」

「マオ曹長とウェーバー軍曹をですか?」

「えぇ、二人には五時間後の作戦終了次第、雛見沢に向かってもらいます」

念には念をいれ人員だけじゃなくM9も持って行かせた方が良いかもしれない、そう思いながらテッサは再びディスプレイに目を向けた。


だがテッサは遅かった。
彼女の判断が間違っていたわけじゃない。
ただ血に飢えた狗の行動が速かった、それだけのシンプルなミスだ。






諸君 私は部活が 好きだ
諸君 私は部活が 好きだ
諸君 私は部活が 大好きだ

UNOが好きだ ジジ抜きが好きだ 野球が好きだ 麻雀が好きだ 
ゾンビ鬼が好きだ 水鉄砲が好きだ 昼寝が好きだ 料理勝負が好きだ 缶蹴りが好きだ
平原で 街角で おもちゃ屋で 神社で 川辺で 森林で 裏山で カレー畑で
この地上で行われる ありとあらゆる 部活動が 大好きだ

戦列をならべた エースのフォーカードが 雄叫びと共に相手のフラッシュを 吹き飛ばすのが好きだ
空中高く積み上げられたジェンガが ちょっとしたミスでばらばらに なった時など 心がおどる

レナの操る 神速を超えたパンチが 敵を一方的に撃破 するのが好きだ
悲鳴を上げて 嫌がる人間を 恥ずかしがる乙女を メイド服を着せた時など 胸がすくような 気持ちだった

手駒をそろえた ゾンビの軍勢が 敵の戦列を タッチするのが好きだ
恐慌状態の 新人が 既に 負けが確定しているのに 何度も何度も立ち向様など 感動すら覚える

敗北主義の 逃亡兵達を木の上にに 吊し上げていく様などはもう たまらない
泣き叫ぶ敗者が 私の決定した罰ゲームとともに
金切り声を 上げながら村中を 歩かせるなど最高だ

哀れな一般参加者達が 雑多な 知識で 健気にも立ち上がってきたのを
徹底した脅迫により 精神ごと木端微塵に 粉砕した時など 絶頂すら覚える
好敵手の切り札に 滅茶苦茶に されるのが 好きだ
必死に守るはずだった 空き缶が蹴り飛ばされ 他のメンバーが 罰ゲームにある様は とてもとても 悲しいものだ

一般人の物量に 押し潰されて 殲滅されるのが 好きだ
知恵先生に 追いまわされ 害虫のように地べたを 這い回るのは  屈辱の極みだ

諸君 私は部活を 地獄の様な 部活を 望んでいる
諸君 私に付き従う 部活メンバー諸君
君達は 一体 何を 望んでいる?
更なる 部活を望むか? 
情け容赦のない 糞の様な部活を 望むか?
鉄風雷火の 限りを尽くし 三千世界に鴉を殺す 嵐の様な闘争を 望むか?

「部活(クリーク)!! 部活(クリーク)!! 部活(クリーク)!!」

よろしい
ならば部活(クリーク)だ

我々は満身の 力をこめて 今まさに 振り下ろさんとする レナの鉈だ
だが この暗い闇の底で 30分もの間 堪え続けて来た 我々に
ただの部活ではもはや足りない!!

大部活を!! 
一心不乱の大部活を!!

我らはわずかに 一個分隊 10人に満たぬ 敗残兵に過ぎない
だが諸君は 一騎当十万の 古強者だと 私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で 総兵力100万と 1人の 軍集団となる

我々を忘却の 彼方へと追いやり 眠りこけている お年寄りを叩き起こそう
スカートをつかんで 引きずり下ろし 眼を開けさせ 思い出させよう
連中に恐怖のタバスコを 思い出させてやる
連中に我々の スタンガンのビリビリを 思い出させてやる
天と地とのはざまには 奴らの哲学では 思いもよらない事が ある事を思い出させてやる
十人の狂戦士の 戦闘団(カンプグルッペ)で 雛見沢を燃やし尽くしてやる

そうだ あれが我々が待ちに望んだ鬼ヶ淵の光だ
私は諸君等を約束通り連れて帰ったぞ

あの懐かしの 戦場へ
あの懐かしの 部活へ

「部長!!部長殿!!委員長!委員長殿!!部活指揮官殿!!!」

そして…鬼達は落とし穴を渡り 平原へと進む

部活メンバー各員に伝達!
部長命令である!!!


さあ諸君……




地獄が作られちゃうぞ…




ドッゴ――――ン




「魅ぃちゃん!だから宗介くんにサバイバルゲームじゃ勝てないって言ったのに!」

「部長にはね、退けない時があるのさ………ガクッ」

「魅ぃちゃん!魅ぃぃぃいぃいちゃあああぁぁぁああああんんn」



FIN



後書き


気付けば宗介が一回も登場しませんでした(笑)
次回からはそろそろ鷹野や狗そして初代フリーのカメラマンが動く、かも?
ちなみに二代目フリーのカメラマンはジョージ。



前を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.024704933166504