詩音が立ち去った後も宗介は、何が何だか理解出来ず立ちすくんでいた。
その時、背後で何者かが蠢く気配を察知した。
「誰か居るのかッ!」
「…………」
ばつの悪い表情をした魅音を始めとする部活メンバーが出てきた。
「見ていたのか?」
「ごめん――――――少し帰りが遅かったから………」
そう言う魅音には、いつもの覇気はない。レナも梨花も……そして沙都子はまるで死人のような虚ろな目をしていた。
(そういえば悟史は沙都子の兄だったな)
前に見た資料を思い出して、納得した。
「………宗ちゃんには話すけど、詩音はその………悟史と仲が良くてね。あんな事を言ってちゃ隠しようもないから言うけど、詩音って悟史の事が好きだったんだよ」
好きだった。過去形。つまり悟史はもういないという事だ。
宗介自身は「好き」という感情をよく分からないが、自身の上官であり師であり父のようでもあったカリーニン少佐が、今は亡き妻を今でも想っている事を思い出した。
「私が悪いのですわ……」
「沙都子ちゃん…」
今まで黙っていた沙都子が口を開いた。
「私が、にーにーを頼ってばかりで、それがにーにーを苦しめていた事に、にーにーがいなくなってしまうまで気付けませんでしたわ。どうしてにーにーがいる時に気付けなかったのか……。だからにーにーはいなくなってしまった」
沙都子と悟史は両親が死んだ後、父親の叔父夫婦に預けられた。叔父夫婦は最初からガラが悪いと評判だった。それだけじゃない。叔父夫婦は北条夫妻がダム誘致派だったせいで、彼等も村から白い目で見られており北条夫妻を恨んでいた。悟史はまだ良かった。悟史は大人しい性格だったが、嫌いな相手とも上手く付き合う事は出来た、問題は沙都子。
沙都子には嫌いな相手とも付き合っていくような力はない。悪く言ってしまえば子供だったとも言える。そうやって母の再婚相手と何度も何度も問題を起してきた。そしてそれは叔父夫婦に対しても同義であった。繰り返される虐待、懲りずに叔父夫婦に対して反抗する沙都子。そして沙都子は唯一の味方である兄へと助けを求める、求め続けた。そしてそれが積み重なり――――――限界を迎えてしまう。
「別に宗介さんが言われた事に、ショックを受けている訳じゃありませんことよ。もうにーにーは帰ってきませんのね……」
「沙都子ちゃんだけじゃないよ…」
「レナ………?」
いつの間にか厳しい目をしたレナが言った。
「私も一年前に悟史君にしてあげられる事があったのにしなかった。転校したばかりだって言い訳はしない。もっと親身になって話を聞いていれば悟史くんが人殺しをするまで追い詰められなかったかもしれない。そしてそれは、魅ぃちゃんと梨花ちゃんも同じだよ」
「えっ…」
魅音は自分に話が振られるとは思っていなかったようで、驚いてレナへと首を向けた。
「魅ぃちゃんは、私達の中でも一番力があるくせに、村のしがらみがどうとか、よく分からない理由で煙に巻いて、結局はただ慰めの言葉をかけるだけだった!」
「そっそんな事はないよ…!私も出来ることはやった!!」
「嘘だッ!!!」
初めて聞くレナの叫びが木霊した。鳥達は驚いて飛び去る。
「魅ぃちゃんが悟史君を大切に思っていたのは分かるよ。だけどそれは単なる友達として、仲間としては失格だよ!魅ぃちゃんは園崎家次期頭首としての立場と悟史くんを天秤にかけて、結局は頭首としての立場を選んだんだよね?違うなんて言わせないよ。もしも魅ぃちゃんが全てを投げ出してでも行動していれば運命は変わっていたかもしれない」
「そう…だね。認めるよ。私の罪」
「それは梨花ちゃんも同じだよ」
今度は梨花へと話が向いた。
「そう、レナの言う通りよ」
梨花が口を開くと、今まで聴いた事のない声色で話し始めた。
「最初は悟史を救う方法がないか考えた。だけどいい考えはでなくて、最後には運命だと諦めて放置した。もしも私が……行動していれば奇跡が起きたかもしれないのに……」
「たぶんこういう事だよ。詩ぃちゃんはきっと努力したんだよ。私達の誰よりも、大した力もないのに一人で、たった一人だけで悟史君を探し続けたんだよ!宗介君に悪気はなかったと思うけど、詩ぃちゃんを傷つけたのは宗介君の罪」
「――――――話は理解した」
宗介はそう言うと、何処かへ歩き始めた。
「詩ぃちゃんに、謝りにいくの?」
「肯定だ。俺が彼女に心理的ダメージを与えたのは間違いない。責任は取らなければならないだろう」
こういう時、宗介はウジウジと悩みはしない。少しだけ悩んでペースを落とす事はあっても、立ち止まったりはしない。
「でも、少し間を空けてからのほうが……」
「いや、ミスをしたら直ぐに報告する。これは基本だ」
興宮のマンションに戻るなり、手近にあった枕を壁に向かって、投げつけた。こんな事は全く意味の無い行為だとは理解しているが、そんな事は気にならなかった。それでも怒りは収まらず転がった枕を蹴りつけ、殴りつける。兎に角、ひたすら不愉快だった。宗介が悟史くんが死んだと言った事も、悟史くんの居るべき場所に立つことにも、宗介の事が気になっているであろう魅音の事も、悟史くんを鬼隠しにした園崎家も雛見沢も全てが不愉快極まりなかった。
不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快不愉快
・
・
・
・
・
・
理解している。この溢れる感情が何なのかも。
これは嫉妬だ。魅音には恋に悩む人がいるのに、私には誰もいない。それに悟史くんが戻って来ないというのは薄々は気付いているのではないか?ただ認めたくないだけで。
「悟史くん……悟史くんっ……ううっ、うううぅぅあぁぁぁ………!!」
ぽろぽろと涙が零れる。シーツに点々ができてゆき、涙の色に染まっていった。
悟史くん……なんでいなくなったの?やっぱり園崎家?もう分からない。何も分からない。また会いたい。会って頭を撫でて欲しい。
「うっう、うあぁっぁぁあぁ…!!」
チャイムの音がした。顔を上げると、追い討ちを掛ける様に再度ベルが鳴る。
時計を見ると既に遅い時間だ。こんな時間に訪れる人はいたっけ?葛西だろうか?
「………誰ですか?」
「俺だ」
簡潔な言葉。それだけで誰なのか確信した。
驚いた。意外といれば意外すぎる来訪者だ。あれだけの事があったんだ。今度会った時に謝られるかもとは思っていたが、わざわざ興宮の―――しかもこんな時間に来るとは予想外だ。
「なんですか、こんな時間に。マナー違反ですよ」
「すまない。だがお互いの関係の修復の為にもここを開けてくれないか?」
ドアの外には、むっつりとした顔の相良宗介がいた。いつもと変わらない表情。それが更に気に喰わない。もしかしたら直接謝罪に来れば簡単に許すとでも思ったのだろうか。それならば残念、生憎私はそれほど安い女じゃない。
「お互いの関係?何の事です。私と貴方は単なる顔見知りでしょう。修復する程の関係なんてありませんよ」
「君は魅音の妹だ。そして知り合いでもある」
また魅音!腹が立つ。誰も彼も魅音魅音魅音魅音魅音魅音ッッッ!!
「帰ってください。貴方も言ったでしょう。貴方にとって、私は単なるお姉の妹というだけなんです。だから修復するべき関係も友好もありません、お引取りください」
全く余計な時間が取った。もう疲れた今日はもう寝よう。
「それは違う。君はいい人だ」
は?なんと言ったんだ、この男は?」
「魅音の妹だというのは関係ない。せめて話を聞いてくれないか?」
「ッッッ!!!……………帰れって言ってんでしょッ!!さっさと帰りやがれ!!!」
「分かった。ならば開けなくていい。この場で話す」
本当に不愉快な男だ。私は帰れと言っているのに、人の話を聞こうともしない。
「だから不愉快です。このマンションからも出てって下さい。警察を呼びますよ」
「…………了解した、出て行こう」
そして漸く相良宗介は帰っていった。
冷蔵庫の中に入っていたオレンジジュースを飲む。濃厚な甘味と僅かな酸っぱさが口内に広がり、少しだけ気分を紛らわした。
何て奴なんだろう。家にまで押しかけて来るとは、親は相当禄でもない野郎に違いない。どんな育て方をされたらアレになるのだろう。
その後、特に意味もなくベッドに寝転がりながら天井を見詰める。無論、そこに悟史くんの姿がある訳もなく、白い光景が広がるだけだ。一時間程の時間がたった時、何だか変な気配を感じて、何気なくベランダの下を見てみた。
「………嘘!」
いや間違いない。相良宗介だ。あれからずっと外で待っていたのか!?恐らくはそうなのだろう。遠目には良く分からないが、直立不動の姿勢のまま、一本の木のように立っていた。なんとなくだが昔見た忠犬ハチ公を思い出させる。
「フンッ、馬鹿な奴!!」
そういうところが一段と気に喰わないのだ。
最後に一瞥するとカーテンを閉じた。
あれから一週間が経つ。その間、宗介は毎日欠かさず私を訪ねてきた。というより宗介だけじゃなく何故か分からないけど、魅音やレナ達まで来ている。時間的に学校帰りにわざわざ自転車に乗って来ているのだろう。私が追い返すと全員が全員、マンションの前で立っている。だが夜が更けてくると段々と帰っていく。最初に帰るのは大抵が、レナか魅音だ。確か前に聞いた話だとレナは、父親との二人暮らしで親の分の夕食を作らないといけないから早く帰るのだろう。魅音の事は手に取るように分かる。どうせ鬼婆が煩いのだろう。最初の日は夜遅くまでいたけれど、次の日からは、レナの次辺りには帰るようになった。意外なのが梨花と沙都子だった。あの二人には、帰りを待つ親は居ない。そのせいなのか遅くまで残っている。
最後の相良宗介。こいつは一番理解出来ない。眺めていても帰る素振りを見せないので、諦めて寝てしまったのだが、翌朝、早く目覚めると、未だにマンションの前に立っていたのだ。その時は朝一に来たのかとも思ったけれど違った。彼は丸一日中立っていたのだ。学校を休んでいるのかとも思い、葛西に調べて貰ったけど、学校も休まずに通っているらしい。
それが一週間、つまり彼は一週間の間、殆ど寝ていない事になる。
八日目の今日も相良宗介はやって来た。少しだけドアの向こうに居る表情を見ていたが、流石に目の下にクマがあった。そして私は日課のように拒絶し追い返す。この動作も何だか手馴れてきた。
時刻は夜の11時、そろそろ寝ようかと思っていたら、雨が降ってきた。確か天気予報では雨のマークなんてなかった筈だが………まぁ天気予報なんて外れる時もある。そう納得してベランダの外を見ると、雨に打たれながら立っている、宗介がいた。
「………馬鹿ですね……」
その様子がまるで野良犬のようで、何だか意地を張っているのが馬鹿みたいに思えてきた。
仕方ない。私は傘を取り出すと、部屋から出て下に向かって行った。
「むっ…………」
雨の中で宗介は、私の姿を見た。いつもと変わらない表情にも見えるが、やはり疲れているようだ。少しだけ弱弱しくなったようにも感じられた。
「風邪ひきますよ」
「問題ない。それより前回の兼だが、すまなかった」
八日前と変わらない声色で謝った。
たっく、それだけの事を言う為に、こんな事をしたのか、この男は!?
「別にもういいですよ………悟史くんが生きている確率が低いのだって分かってます……」
冷静に考えれば宗介の言う通り。日本の警察は優秀だ。それこそ発展途上国なんて比べ物にならないくらい。仮に悟史くんが家出しただけだったとしたら、まず資金はどうする?バイトで溜めたお金があったらしいけど、それだって一人で生きるには微々たるものだ。やがて路頭に迷い警察に発見されるだろう。死んでいると考えるのが一番自然――――――だけどそれを認めない自分がいる。ただそれだけ…
「侘びとして、俺に出来る事なら何でもしよう」
「何でもですか……じゃあそうですね。悟史くんを殺したのは誰だと思います?家出というのはなしですよ。悟史くんは妹を残して家出するような人じゃありません」
宗介は少しだけ考えて……
「自殺の可能性が高い」
そう口にした。
「自殺?どうして自殺するってんですか、動機は?」
「魅音達の証言を聞く限りでは、叔母を殺したのは悟史の線が濃厚だ。罪悪感からの自殺というのは十分考えられる」
「へぇ~面白い推理ですね。だけど私の推理は違います。知ってますか宗ちゃん?悟史くんの叔母殺しの犯人は、既に捕まってるんですよ勿論その犯人に、悟史くんとの接点なんてありません。そしてその犯人は留置所でスプーンを喉に詰めらせて死亡。どうですか?怪しいとは思いませんか?悟史くんが失踪した直後の事なんですよ。つまり何者かが犯人を偽装したという事なんですよ。そんな事をするメリットがあるのは誰でしょう?そんなの宗ちゃんにも分かりますよね」
そう園崎家だ。園崎家が鬼隠しで悟史くんを消したんだッ!ダム戦争とは何の関係もないのに、あの鬼婆は罰当たり者の息子だと笑いながら惨殺したんだッ!!
「誰だそれは?分からん」
「はぁ、宗ちゃん貴方馬鹿ですか?村の敵である北条家の子を殺し、おまけに犯人を偽装する程の権力を持つのが、どこなのか分からないんですかッ!!」
無意識に語気が強くなっていく。これだけ言っても分からないなんて、なんて頭が悪いんだろう。
「園崎家の事を言っているのなら、それは間違いだ」
「……まさか園崎家の肩を持つつもりですか?」
「違う。俺も少し調べたが、園崎家に犯人を偽装する力などない。確かに園崎家は雛見沢村内では、独裁者じみた権力を持っている、それは否定しない。だが所詮は雛見沢に限った事だ。興宮でもそれなりの権力を持っているが、雛見沢ほど絶対的ではない。園崎組というマフィアもバックについているようだが、田舎のマフィアにしては、少し規模が大きい程度。警察の目を四度に渡って欺く技量も、資金力もない」
「それは鬼婆がッ、市長や県議に手を回して」
「市長や県議程度の力では、捜査を撹乱する事は出来ても、偽の犯人を仕立てる事は出来ない」
「なら他の御三家がやったとも言うんですか!?言っておきますけど雛見沢で、園崎ほど力を持つ家はありませんよ」
「前提から間違っている。それ以前の問題だ。まず雛見沢にオヤシロさまの祟りとやらを起して利する者は誰一人として存在しない」
「利益じゃないんですよ!!宗教的な理由です!!」
「ありえない。その一番権力を持っている園崎家だが、所有している土地を、売りにだしている。つまり園崎家は村を閉鎖するのではなく、開こうとしている。この時点で祟りというのは、害悪にしかならない」
「じゃあ毎年起きる連続怪死事件はなんだっていうんですかッ!!」
「考えにくいが偶然だろう」
「偶然?ありえませんね。一度や二度なら兎も角、四度ですよ。四度も同じ日に人が死ぬなんて、どう考えても変でしょう!!」
「少し考えれば分かる。それぞれの事件をバラシテ考えれば、特に不審な点はない。一年目は言い争いがエスカレートしての事件、二年目は単なる事故、三年目は――――少し妙だが病死と、自殺。そして四年目は言わずとも知っているだろう」
段々と頭が厚くなっていく。それくらい宗介の語る推理は、今まで聞いた何よりも理性的で、現実的であり、そして真実味があった。
「なら私は、誰を疑えばいいんですかッ!!何処を探せばいいんですかッ!―――――――――誰を……誰を憎めばいいんですかッ――――!!!!!」
気付いたら涙が溢れていた。みっともない。そう思うけど涙は止まらなかった。まるで洪水のように、綿流しのように涙は溢れていく。
「……………………」
宗介は何も言わず立っている。何も言えないのだろう。彼はとっくに恨む人なんて誰もいないと知っているのだから。
そう考えると何だが泣けてきた。
憎む対象がいなくなった事による空虚感かもしれない、魅音が悟史くんを殺したんじゃないと分かったのが嬉しかったのかもしれない、何よりも悟史くんの死が悲しかったのかもしれない。自分でも自分の感情が分からないが、無性に泣けてきた。そして気付いたら宗介の胸で泣いていた。いきなりの事に宗介が驚いていたような気がしたが、そんな事は頭に入らなかった。
「ううっ、うぅうぅぅあぁあぁぁぁぁあああぁぁぁあ………!!」
もうどれ位の時間泣いていたか分からない。ただ何も考えられず泣いた。この一年間を洗うように、兎に角泣いたのだ。
「ごっ、ごめんなさいっ!」
冷静になると恥ずかしくなる。いきなり男の人に泣きつくなんて、どうかしてる。
「問題ない」
聴く人が聞けば無愛想な答え。
だが私はその言葉を聞いて、なんとなく落ち着いた。
「なんだか、すっきりしました。ありがとうございます」
「……そうか……それは良かった……」
そういう不器用なとこ………悟史くんみたい……」
やばい……何だか顔が赤くなっている気がする。
こんなところ見られたら……ってあれ?何だか宗ちゃんも顔が赤いような……
「もしかして宗ちゃん。八日間、一度も寝てないとか……?」
「…肯定だ…」
「そんなっ、学校で居眠りとかしなかったんですか!?」
「…教育を受けるというのは重要な事なのだぞ………俺の…いた国では……学校にすら行けない子供が……授業は受けられる時に…受けていなければ………しかし一週間の間、敵に襲われ眠れなかった事もあるのだが…………風邪とは恐ろしいものだ………うっ…いかん………」
八日間の徹夜、そして授業を受けている最中でも梨花にテロリストの奇襲がないかと緊張状態にあり、自転車を所持していない宗介は、興宮まで走ってきている。そして今度の雨そして風邪。流石の宗介も限界を迎えた。
現役の傭兵、相良宗介軍曹は、そのままコンクリートの大地へと崩れ落ちた。
「なっ、ちょっと宗ちゃん!!大丈夫ですか!?そうだ監督に電話しなくちゃ!!」
その後、入江診療所に運ばれた宗介は翌日に目を覚まして、順調に回復した。詩音は他の部活メンバーとも仲良くなり、特に沙都子とは色々あって世話を焼く事になるのだが――――――
それはまた、別の話である。
後書き
書いた後に見直してみてビックリ、予想外に長くなりました。前回の話と一括りにしなくて正解でした。
流石に毎日の雛見沢と興宮の往復(ランニング)八日間の徹夜、学校の授業、梨花の護衛による緊張状態、風邪、最後の雨とくれば宗介も倒れてしまいました。今回の教訓は一つ。ズバリ夜更かしには気を付けましょうという事です。恥ずかしながら私自身もTUTAYAからレンタルした『空の境界』を見ていたら徹夜になってしまったのを覚えています。ですが私が悪いのではないのです!『らっきょ』が面白すぎたのです!翌日は、前日の夜更かしもあって死にそうになりました。皆さんもお気をつけ下さい。徹夜は身体に悪いです。
今回のストーリーは大まかに言えば、詩音の暴走を抑える為の話でもあったのですが………気が付いたら詩音フラグが立っていました。当初の予定では、宗介を含めた部活メンバーと仲直りするだけの予定だったのですが………
長くなりましたが次回からは、コメディーに戻ります。
ではまた次回に…………