皆さんここまで読んでいただきありがとうございました。24話から29話で第二部第五章『ラグドリアン異変&戦争の足音』編+α、終了です。原作では、主に第四巻と第六巻、第七巻などに相当する内容になっています。今後はあまり原作との対応はしなくなると思います。以下、後書きとか言い訳とか設定覚書とか続きますので、見たくない方はスルーしてください。■第二十四話 天空(うえ)から来るぞ! 気をつけろ!!まあ湖底から来るんだけどね。・モンモランシ家:干拓事業自体は成功している。ただ、干拓地は今回の増水で沈んでいる。南無。・水精霊の毒嫌悪性質:毒は嫌いな水の精霊。ゆえにラグドリアン湖はいつも清浄。グラーキとの相性は最悪。・魔術的科学的に厳重に管理されたシャンリットの博物館:色々と愉快なことになっているシャンリット中央大博物館。奥に行けば行くほどSANチェックが必要な物品が増える。・ハルケギニア世界でも一級の呪詛である『コントラクト・サーヴァント』:使い魔のルーンは、呪い。・佐々木武雄の爺さんが言っていた『地球』と、俺の出身世界の『地球』:パラレルワールド設定。多分その設定が今後生かされることはないけど。・ドリームランドのレン高原:昔地球に居た頃サイトが迷い込んだことがある。チベットあたりと交差している。でかい蜘蛛の化け物が居る。サイトのトラウマのひとつ。・『ニョグダの眷属としての水精霊』:ニョグダ→ありえべからざるもの、生きている暗黒の塊、ダーク♂スライム。スライム状なので、水精霊との関係をシャンリットでは疑われている。・『古代の蛸蝙蝠巨人(クルゥルゥの落とし仔)と水精霊の関係』:クトゥルフの星の落とし仔(クトルゥヒ)→劣化版クトゥルフ、クトゥルフ様よりはもっと軟体的な感じで形状を自在に変えられる。劣化版とはいえ、遭遇したら充分死ねる。水の眷属なので、水精霊との関係を(ry・『ディープ・ワンズ(深きものども)の海底石柱都市と、水精霊の湖底の都の類似点に関する研究』:半魚人ディープ・ワンズと、シャンリットは交易がある。ラグドリアン湖の湖底の都の伝承との関係が研究されているが、ラグドリアン湖に矮人が近づけない(潜れない)ので、あまり進んでいない。・水蜥蜴の王たる【ボクラグ】:ボクルグとも。巨大な水トカゲ(ウミイグアナ)の姿で、顎から触手がたくさん生えている。イブの生物によって崇拝されていた。崇拝者に対して庇護を与えるが、その庇護はタイムリーに来るとは限らない。弾圧者に対して数世紀越しに復讐の神威がやって来ることも稀ではない。もちろん、その頃にはボクラグを信仰していた民は滅んでいるが、そんなの関係ねーとばかりに災厄が弾圧者の子孫に襲いかかる。・未分化標本:アザトース機関から溢れる神の混沌の気配によって姿形が変化してしまった生物。・魚人化失敗被験体:何処からか入手した半魚人の血肉を移植して、無理やり深きものどもの血を発現させ、人間を魚人化する外法……に失敗したもの。憐れ。・擬神機関設計図:アザトースエンジンの設計図。まあ、シャンリットもシャッガイからの昆虫とは接触してると思うので、アルビオンからじゃなくても手に入れられると思われる。・アイホートの雛:雛。白くてぶよぶよした蜘蛛みたいなもの。・グラーキの毒棘肢:7D3(7~21のダメージ)。毒液に感染すると、グラーキの奴隷となる。即死した場合は、黄泉返ってアンデッドの奴隷になる。どっかで、武器として扱った場合は3D6のダメージとして扱う、みたいな記述を見た気がするが、手元の資料では確認できず、勘違いかも。・『バビロンの炎上』:ソースブック「マレウス・モンストロルム」から。1967年、ジョサイア・スミス(英国のヒッピー)著。内容は詩、歌詞、支離滅裂な夢の断章、性的な絵画など。正気度喪失1/1D4、<クトゥルフ神話>技能+2%。研究のために平均4週間必要。覚える呪文は<夢の薬の製法>、<冥王星の薬>、<シャンとの接触>、<記憶を曇らせる>、<夢の映像>。・『シャッガイへの鎮魂歌』:『ミサ・ジ・レクイエム・ペル・シュジャイ』とも。内容は、オペラの曲と台本。イタリア人のベンヴェヌト・チエティ・ボルジゲラ著、1768年。正気度喪失1D3/1D6、<クトゥルフ神話>技能+4%。研究のために平均2週間必要。覚える呪文は特に無いが、きちんと上演すると、自動的に<アザトースの招来>が発動するという、非常に迷惑な代物。・ラグドリアン湖から出てきた面々:アルビオンからの刺客。身の内にアイホートの雛を飼ってる輩も居たり。適当な浮浪者を捕まえて、雛の苗床にして雛を増やし、魔法学院などに潜入させる役目を負っていた。■外伝第九話 ダングルテールの虐殺トリステインの異端の村、その一。そう、異端はいつも君たちのそばに……。まあブリミルからして半分邪神の血脈なのですがね。・ダングルテール:アングル人の土地。アングルの語源はいまいち調べきれなかった。当SSではアングル人=ウェンディゴとしている。・アカデミー実験小隊:当SSのイメージは、オスマン帝国のイェニチェリ軍団みたいなもの。幼い頃から軍制に組み込み、エリート教育を行う。そうじゃないと、若くして隊長を務めることが説明できないなーと思ったので。・ヴィットーリア・セレヴァレ:ゼロ魔原作と同じような経緯で脱ロマリア。流れ着いたのがダングルテールじゃなければ、違う展開があったのだろうが……あえなく捕食エンド。南無ー。・“白炎”のメンヌヴィル:この時点では敬虔な拝火教徒。徐々にクトゥグアに憑かれていく。・アニエスちゃん1歳:人外なので成長が早いです。・いさか様:イタクァ、イタカ、夷鷹、イサカ、亥坂。北風の神様、風に乗りて歩むもの。ハスターの部下とも言われる。ウェンディゴによって崇拝されている。夜空に輝く赤い瞳で特徴付けられる。空を歩くように移動する。人間を空に連れ去り、食うか、気が済むと地上に放り投げる。・ウェンディゴ:凍てつく荒野の獰猛な獣。イタクァによって統率されていない場合、共食いする性質がある。心臓が無事なら、一夜にして生き返る。心臓を燃やされる(熱される)と、生き返らない。捕らえた人間をウェンディゴにすることも出来る。・『注文の多い料理店』:シャンリットには、人面樹に納められたウードの前世の記憶を研究する学問(ウード学)があり、その人文系の研究成果の一つ。他にも幾つもウードの前世の世界の作品が再現されているらしい。・クトゥグア:CTHUGHA。炎の神。炎そのもの、生きている炎。フォーマルハウトという恒星を棲家にしている。メンヌヴィルにちょっとした啓示を与えた。ニャルラトホテプとは天敵同士。■第二十五話 水鉄砲と侮るなかれオスマン無双の始まりだ―!・『駆動氷鎧(ホワイト・アルバム)』!:元ネタはJOJO五部のアレ。でも、あそこまで低温化に対して高性能ではない。さすがに空気は凍らせられない。アニエスのは敏捷と筋力補正がメイン。系統魔法ではない。ウェンディゴの能力をそれっぽく見せているだけ。・火球を使った『炎の拳』:多分コルベール先生なら、周囲に20くらい火球を浮かべて無限コンボも余裕だと思います。・カルマトロン探知魔法の使い手であるオールド・オスマン:業子力学創始者。多分オスマンはプリン好き。でもそれよりプリンプリンした女の人のほうがもっと好き。オスマンの過去について詳しくは「外伝7.シャンリットの七不思議 その5『朽ち果てた部屋』」を参照のこと。カルマトロン探知魔法は、虚無の「記録(リコード)」のダウングレード汎用化バージョンといった感じ。・三つ目の有棘蛞蝓型の湖底の神グラーキ:夢引きしてアンデッドの奴隷を増やす。アルビオンのセヴァン渓谷が本拠地。背中の棘には毒がある。・水邪の祭司クルゥルゥ(クトゥルフ)の眷属:たこがみさま。・水精霊の高圧水流による攻撃:ウォーターカッター。しかも直撃すると即座に心を操られるという追加効果付き。・お前の神による呪いは敵国に降り注いだのか?:語られない背景では、アルビオンと各国の間で呪術合戦が繰り広げられています。■第二十六話 ラグドリアン湖は梔(クチナシ)の香り死人にクチナシ。・“緑の崩壊(THE GREEN DECAY)”:グラーキの従者は日光を浴びると溶ける。グラーキの従者でなくとも、この魔術を使われると、緑錆のような色の屑になってしまう。・“門の観察(VIEW GATE)”:異次元に通じるゲートの向こうを見通すことが出来る。多分、サモン・サーヴァントのゲートの先も、この魔術でなら見通せるはず。……サイトのことだから、ゲートの先を見通した上で、「美少女ひゃほーい」と飛び込む可能性は高いが。・ロンドンで【従者】と遭遇:サイトもよくよく運の悪い男である。軽くバイオハザードな経験をしている。サイトが地球でミスカトニック大学に通っていたころの話。作者も忘れつつあるが、当SSのサイトは大学生で22歳。・「ファンタジーな世界で可憐なご主人のパートナーとして邪神に立ち向かうほうが、心情的にも勝算的な意味でも随分マシだ」:実際、虚無魔法とかルーンによってバランスブレイクしているので、地球に居るよりは、ハルケギニアで探索者やるほうが勝算(生存確率)が高い。・『アンドバリの指輪』:結局、本筋とは全く絡みませんでした。何か絡ませるアイディアがあったはずなんですが……忘れました。■第二十七話 白炎と灰塵の競演白炎のメンヌヴィルと、灰塵のオスマン。原作で言うと第六巻「贖罪のルビー」に対応。・哄笑するメンヌヴィルと、彼に付き従う者たち:メンヌヴィル傭兵団は、プチカルトです。いや、まごう事なきカルトか。……確かに何処も彼処も異端だらけだな、このハルケギニア。・両翼を広げた鳥の頚を刎ねたような、T字型の鳥十字:地球のゾロアスター教の聖具(有翼円盤、有翼のフラワシ)から、アフラ・マズダを象った人型の部分を除いたもの。アニエスの首にもかかっており、彼女の心臓を凍てつくウェンディゴの血の呪いから守っている。・時の彼方の腐敗と風化の魔神『クァチル・ウタウス』:灰色の光と共に顕現する魔神。小柄なミイラのような姿形をしている。ハルケギニアではオスマンしか信仰していない。・シャンリットの千年教師長が化身したという大蜘蛛:ハルケギニアには、ウードくんに関して色々と噂があるようです。まあ、妖怪の土蜘蛛みたいな扱いかも?・アイホートの雛を使った相似概念による、大陸迷宮要塞と、個人の脳神経迷宮の接続――それを用いた瞬間転移法:アルビオンの大陸迷宮を支配するアイホートと、脳迷宮を支配する雛を対比させ、相似概念によって結びつけて、その繋がりによって両者をつなぐゲートとする邪法。グラーキの湖底回廊の、アイホートバージョン。・コルベールやメンヌヴィル程の炎の使い手は、蛇のように熱源を感知できる:メンヌヴィルは失明してませんが、温度感知出来る眼(というか皮膚感覚)は持ってます。もちろん、コルベールも。・彼らは焼かれたが、お前は心を凍らされたのだ:まあ実際は、コルベールの不定の狂気であるサンチョ・パンサ症が治ってないだけなのですが。でも、心を凍らせる呪いも、実はかけられているかも知れません。・ウードはアトラク=ナクアの眷属:最近は神官らしいところは見せてませんが、ウード君はちゃんと蜘蛛神様に生贄捧げたりしてます。ベアトリスもそのうちシャンリットの血脈に宿る呪いに目覚めたりするのでしょうかね。■第二十八話 白炎と灰塵の狂宴原作では贖罪のルビー(メンヌヴィル登場)と、誓約の水精霊(ラグドリアン湖)、銀の降臨祭(サイトVS7万)あたりに該当します。・都市災害(ディザスター・レポート)級:ディザスター・レポートはアイレムのゲーム「絶体絶命都市」、の英語版タイトル。同名のR戦闘機(試験官キャノピー、災害波動砲)もある。・天津沼矛:日本を作るときにイザナギとイザナミが一緒に握って混ぜ混ぜした棒。あまのぬぼこ。・タバサことジョゼット・ドルレアン:当SSでは、シャルロットとジョゼットの取り違えが起こってます。シャルロットはシャルルと一緒にアルビオンへ、ジョゼットは修道院で育った後にジョゼフに拾われてます。魔法の才能的には、原作のタバサと同じトライアングルです。・マジックカード・オブ・ミョズニトニルン、ガリアの護り絨毯:ウードが惑星中に張り巡らせた黒糸のうち、ガリア国内部分は、シェフィールドさんに制御を奪われている。ウード的には奪還可能だが、面倒なので見逃している。・ミョズニトニルンと、あの鬱屈王は結婚したんだっけ?:ラブラブです。正式には結婚はしてません。事実婚状態。・ミ=ゴの生体装甲を応用した、甲殻類を思わせるような鎧:「蜘蛛の巣から逃れる為に 6.本分――使い魔の場合と魔法使いの場合――」で装着したものと同じ。電撃や炎を緩和する鎧として働く。ミ=ゴとは、ユゴス(冥王星)に生息する菌類で、甲殻類のような外骨格を纏っている。ミ=ゴはニャルラトホテプ崇拝者でもある。・世界を囲む終焉の蛇(ヨルムンガンド)のような鞭:原作ガリアの巨大魔法人形ヨルムンガンドは出せないので、名前だけここで拝借。・魔力の付与<ENCHANT>によって:クトゥルフ神話TRPGの魔術、【魔力を付与する】。いろんなものに魔力を付与できる。本当は、生贄の血、1POW以上のコスト、1D4以上の正気度喪失、1日以上の時間が必要だが、そこは物語の演出上の都合でスキップしている。まあ、正気度と時間の代わりに、莫大なマジックポイントとPOWをつぎ込んだのだと思われる。・デルフリンガーの刀身は清め<BLESS BLADE>られ:クトゥルフ神話TRPGの魔術、【刀身を清める】。通常の武器ではダメージを与えられないものにダメージを与えることが出来るようになる。生贄の血などが必要。・サイトの肉体は保護<FLESH WARD>された:クトゥルフ神話TRPGの魔術、【肉体の保護】。注いだマジックポイント×1D6の装甲を与えてくれるが、魔術攻撃は軽減できない。・お互いに相互作用して感覚を鋭敏化<KEENNESS OF TWO ALIKE>させた:クトゥルフ神話TRPGの魔術、【鋭敏な2人】。血縁関係にある二人の人間が近親相姦的な儀式を行うことで発動。二人のうち片方のINTを高める。ルイズとサイトは【カーの分配】によって眼球を交換しているので、血縁関係の条件についてはクリア。ディープキスで、近親相姦的な儀式もクリア。ここでは同じ魔術を二回使い、一回目でルイズのINTを高めたあと、直後に同様の儀式を繰り返してサイトのINTも高めたと解釈する。・葬礼のヤグラ:昔の葬礼儀式では、湖に帰っていった死者の魂のために、死後の住処となるヤグラを一緒に沈めていた。豪華な棺桶みたいなもの。・光を消す<DAMPEN LIGHT>魔術:クトゥルフ神話TRPGの魔術、【光を消す】。魔力を込めた金管楽器の演奏によって、周囲に闇をもたらす。グラーキの従者は陽光によって崩壊するため、それを防ぐために展開された。・混沌の化身の、【闇の跳梁者】:「蜘蛛の巣から逃れる為に 5.跳梁者は闇に吠える」で顕現したニャルラトホテプの化身の一つ。燃える三眼で象徴される。光に対して超脆弱。・無数の塵の全てが、オスマンの残骸であり、そして、彼の本質であるのだ:300年の信仰の内に、オスマンも神官としてレベルアップした。塵になっても平気。むしろ塵が本質。祝、人外! 魂まで風化させる鬼畜。「儂、残酷なんじゃよー」・ンガイの森を焼き尽くした如く:クトゥグアさまはニャル様の森に酷いことしたよね。・【レレイの霧の創造】<CREATE MIST OF RELEH>:クトゥルフ神話TRPGの魔術、【レレイの霧の創造】。濃霧を発生させる呪文。・生ける漆黒の炎<Living Flame of Deepest Black>:クトゥグアの化身の一つ、フォーマルハウトの影からの黒い炎。悪魔のような巨大なミノタウロスで、7つの角を持つ。顔はない。高熱。理性もない。・【炎の精】:クトゥグアに仕える宇宙生物、炎の吸血鬼、ファイアー・ヴァンパイヤ。知性のあるプラズマ気体の塊。・頭に【シャッガイからの昆虫】を飼っている開発主任:マチルダさんの旦那さん。中身は宇宙昆虫に食い荒らされている。シャッガイからの昆虫とは、アザトースを崇拝する半物質の拷問好きの知性昆虫。故郷の星が滅んだため、転移装置で宇宙に離散した。そのうちの一つがアルビオンに不時着している。■外伝第十話 ヴァリエール家の人々1.カリンちゃんまじパねえ。・カリンの家庭教師だった、あのシャンリットから流れてきたという、小さな矮人の女:矮人たちもシャンリットに篭りきりという訳ではありません。周辺情勢を知りつつ、標本を集めつつ、広めても問題ない知識をこっそり広めたりしつつハルケギニアを彷徨している矮人も多く存在するし、奴隷労働力として輸出されている矮人も相変わらず多く存在する。カリンに魔法を教えたのは、そんな中の一人だと思われます。・太陽の恩寵によって、この黄昏に産み出される大気の力を:究極環境利用闘法。・語るも憚れるその名を――『トルネンブラ』:外なる神、音楽の使者。生きた音、実体のない常軌を逸した音楽として顕現する。ドーヴィル海岸は奇跡的な偶然で、天然の召喚装置になってしまっている。2.カリンちゃんやっぱりパネェ。ルイズもパネェ。・都市気候ホメオスタシス結界:エルフの集落を覆ってる結界の強化版。宇宙航行モード、耐隕石モードなども設定可能。要するにバリアー。・半神だった彼を復元させる:ブリミルはヨグ=ソトースの息子だったとウード君は考えています。虚無魔法『生命』、リーヴスラシル、サーシャ、ブリミル、デルフリンガー……6000千年前に一体何があったのか? ブリミル復元計画は、多分本編中では完遂しません。・10万も屠れば、如何な『烈風』といえども:ゴブリンメイジ10万人。全てがスクウェアクラスで、1000年の研鑽を積んできた歴戦の戦士です。まあこの時は、出征前に手加減プログラムをインストールされて投入されちゃうんですがね。全ての蜘蛛の拠点(恒星系を跨いで広がっている)の総人口については設定してないんですが、かなり自動化してるので全部で2兆人くらい? まじめに計算してないんで適当ですが。そう考えると、10万人の余剰人口ってのは充分に誤差の範囲ですね。・夢の世界(ドリームランド)への逃避行から目覚めると、そこにあの悪魔が顕れたのだ:「蜘蛛の巣から逃れる為に 6.本分――使い魔の場合と魔法使いの場合――」冒頭のドリームランド初来訪回想の直後にルイズは攫われています。・悪魔は三度問いかける:3、は呪いにおいては重要な数。・知識が増えるたびに、彼女は自分自身を取り戻していく:虚無の秘宝なしでも、原作で他の虚無遣いの詠唱から呪文をラーニング出来たように、書物の知識から呪文を覚えることが出来る、と当SSでは解釈しています。・全宇宙に圏域を広げたこのウード・ド・シャンリットの蜘蛛の糸を燃やし尽くすことは不可能だ:もはや生物存在と言うよりは、巨大なシステムと化したウード。チクタクマン化フラグは、相変わらず立っています。・コンチネント級空中要塞:実はアルビオンが改造される以前に、シャンリットの連中は、他の地域で見つけた空中大地を、趣味で空中要塞に改造している。その時に命名されたのが、コンチネント級。今は多分海のどっかに浮いて漂っている。・恒星系規模のテレポートを行なって難を逃れる:三十六計逃げるに如かず。いざとなったら、街ごと火星地下あたりに跳びます。・【トルネンブラの招来】――うたを、ほしのうたを――:クトゥルフ神話TRPGの魔術、トルネンブラの招来。カリンはトルネンブラを召喚して結界にぶつけようとした。力業だが、確かに一番効果的な結界破壊方法である。召喚者が無事で済むかは、神のみぞ知る。・『重力偏向魔法』:シュヴルーズが使う『赤槌』や、触手竜騎士たちが用いる慣性制御術式と似たようなもの。流石にカリンを潰さないように加減はしてある。・ダイ大風に言えば『ベタン』:多分、ウード学によって再現されたダイ大を、カリンの前に出てくる前に暇つぶしに読んで思い出したのだと思われ。・母さまを、いじめないでっ!!:親離れ。3.カトレアさんマジ抜け目ないッスね・ミ=ゴの技術で脳みそ缶詰にして:ユゴスからの菌類は、脳みそを生かしたままユニット化(缶詰化)して宇宙旅行に連れて行くのが大好き。さあ、そんな重い肉の鎧など脱ぎさってしまえ!・戦死者回収用のゴブリンたちが跳梁跋扈:10万の鞘当て用ゴブリンを回収。烈風殿の戦力分析の一助になるはずです。標本として、ゲートの鏡でつながった小惑星都市などの広大な標本庫に納められたり、脳髄を人面樹にチュルチュルされて記憶を還元されたりする。・ラ・ヴァリエール公爵:急いでやってきた。・風の“遠聴”で割り出した居場所がシャンリット:カリンちゃんの本気の索敵半径は、半径500リーグ。もちろん、愛する娘のためというブーストが掛かっているからですけども。カリンちゃんマジ人外。・少ぅしばかりお金を融通してあげたことがあるのですよ:シャンリット金融。ご利用は計画的に。・伝承を失伝・独占したロマリアの連中:多分ロマリアは各国に工作して、意図的に虚無の伝承を独占したのだと思う。・明るいのに、こんなに光に溢れているのに――仄暗い:シャンリットに潜むあれこれについては、外伝7のシャンリットの七不思議を御覧ください。あれも、街にはびこる邪悪の一部に過ぎませんが……。・鎧袖一触。『烈風』は全てを薙ぎ倒す:竜巻などの被害は、風そのものよりも、風に乗って飛んでくる飛散物によるもののほうが大きい。秒速80メイルとかで飛んでくる鎧や剣とか人体なんて、洒落になりません。・教師役の同い年くらいの銀髪の娘:グレゴリオレプリカの未熟な胎児を内蔵したウードクローンの女性体。本編中でボテ腹幼女として出てきたやつのプロトタイプ。・そんなの私にかかれば全部お見通しです:カトレアの心の声を聞くスキルって、実はトルネンブラの加護でもあるのかも知れませんね。トルネンブラは、音の神様ですし、心の声も聞けるようになったりして。カトレアは肉体的には虚無(ブリミル:半ヨグ様)寄りだけど、魂はトルネンブラ寄りなのかも知れません。まあ、感想でトルネンブラとのハーフじゃないのって言われてから思いついたんですがね。・背中から羽の生えた、下半身触手の、矮人:パーツ付け替えは、シャンリットではファッションです。・コレット・サンクヮム・レゴソフィア・0795201号:「外伝3.『聖地下都市・シャンリット』探訪記 ~『取り残された人面樹』の噂~」の主人公だった矮人の少女――の記憶を引き継ぎ量産化されたもののうちの一体。他にも同じ記憶を持った矮人は沢山居る。・始祖の血がびみょーにマズいバランスで発現:ヨグ様の子供は、成長が早く、場合によっては異形化します。生れる時の星の位置などにも影響を受けると思われ。・首の挿げ替え:脳移植が出来るなら、これくらい簡単なはず。挿げ替え後は、リハビリが必要だが、それはヴァリエールの領地でも可能なため、カトレアは治療後早々にシャンリットを後にした。■第二十九話 アルビオンの失墜ようやくここまで来たー。あと、このアルビオンはもう駄目だ。・常若の国――『ティル・ナ・ノーグ』:ケルト神話における死者の国。ティルナノグとも。・禁断の知識を、民衆に配りだした:アルビオン政府と天空教会、マジ外道。・村の外れには、雑多な石造りの円環:ストーンサークルですね分かります。これを通じてアザトースエンジンからのエネルギーを、奉仕種族や農地に与えている。墓地に在ったため、魔術的効果が高い。……関係ないが、きっとイギリスに残る本物のストーンサークルも、マギ族がレビテーションで組み上げたものなんだよ(嘘)!・国母シャジャル妃の加護の下、黒い仔山羊たちが:シャジャルはシュブ=ニグラス信者。黒い仔山羊はシュブ=ニグラスの子供で、象の上半分を捻くれた大樹に置き換えて、その幹にいくつもの口を開けさせたもの、といった外見である。仔山羊は尋常の物質で構成されておらず、通常の武器ではあまりダメージを与えられない。・虹色に輝く植物が茂り:【宇宙からの色】、生命力を食うもの、という宇宙的存在が、植物の生長に何らかの邪悪な関与をしているのかも知れない。・「そうだね、アンリエッタ」:多分次回くらいにウェールズ様は再登場する、予定。・遠くトリステインに居る“本体の本体”による実体ある分身の一つに過ぎない:ワルド子爵は苦労人。ハルケギニア中に偏在で散らばって、人材不足のトリステインを支えています。・“深淵”の女王陛下がゲルマニアを喰い荒らして呑み込む時:結婚式騒動。マザリーニとアルブレヒトは、女王陛下のもとでその有能さを発揮しています。・片方は半分くらい王子様に:シャルロット=カミーユ・ドルレアン。工事済み。・サイトの格好:鞭を握った蟹鎧男→右半身だけ超鋼の狼王砲→左手が義腕(サイコガン内蔵)・腐肉の人竜と白骨の人竜:ダークソウルのプレイ動画見てたら、混沌の魔女クラーグ姉さまが美人だったので、それに倣って上半身人間という造形にしてみた。・ホーキンス:憐れ。・テリー:当初、名前間違えてハリーと表記してた。正しくはテリーです。何話か前に、アルビオンからラグドリアン湖への湖底回廊を開通させた半魚屍人の。・局地消毒用呪文――『聖別』:オリジナル呪文。幾つもの虚無魔法の要素・逆要素をミックスした魔法。やたらと詠唱が長い。本来はこんな戦闘中に唱えるものではない。シャンリットで学んでいたときに習得したもの。・【夢のクリスタライザー】:幻夢郷のものを持ち出すことが出来るアイテム。半睡眠状態になることで、ルイズは幻夢郷における理想的で強力なボディを、現世に顕現させることが出来る。・沙漠の円柱都市アイレム:狂えるアラブ人アブドゥル・アルハズラットが訪れたと言われる、古代文明の廃都。・白熱した首無の名状しがたき存在:悪意に満ちた邪神、イゴーロナクの眷属だと思われる。■次回以降アルビオンVSシャンリット、ルイズとアリエッタ、6000年前に何があったのか、ルイズの邪神廃滅の野望は叶うのか、などを軸に進めていきたいと思います。=================================2011.12.07 初投稿