東京のとある家庭に年中半ズボンの小学生が居た
「今年は日本のすごい所に行こうと思うんだ」
拳を振り上げ鼻息荒く、めがねの少年が同居人に考えを漏らす
「フーン、どうせまた君は海にいって砂遊びするんだろう。」
「違うよ!学園都市に行くんだ!」
「そういえば秀才のDくんが学園都市の中学校を受験するとか言ってたね」
「そうだよ、しずちゃんなんて”まぁDさんは学園都市に行くのね すごいわぁ”なんてウットリして!」
ふんがー と地団駄を踏む
次の日
「なんだよ、シークレットガジェットでワープすれば一瞬じゃないか」
「君はいつもホイホイ使うけど、この時代では偵察衛星がウヨウヨ日本上空を飛んでいるんだぞ 秘匿義務を守らなければ時空警察に補導されるんだ」
「っちぇ、昔は君だって空を自由に飛んでいたじゃないか」
なにやら青い狸とめがねの小学生が電車のボックス席でガヤガヤしている
とそこにガキ大将格とゴマすりとマドンナが合流
「やっぱり最先端っていうの?ぼくも興味あるから着ちゃったよ へへ」
「ちょうど俺様も学園都市の音楽科を見学するからちょうどよかったよ な心の友よ」
「ママと一緒にクッキー作ってきたの みんな食べて」
がたごとレールの段差がリズムを刻みつつ
線路は学園都市に向けて伸びていた
つづく