燦燦と降り注ぐ太陽の光が、不幸にもカーテンの隙間から上条当麻の顔に当たる。
熱い。そして瞼の間から降り注ぐ光に強制的に目を起こさせる。
「う、う~ん」
硬い床――インデックスが来るようになってからベッドは使わず、床に毛布を敷いて寝ていた――当麻は身体をひねる。
その指先、何か柔らかい感触に触れた。
「!?」
一気に目が覚める。
見開いた先には、同じように床に毛布を敷いて眠る、フェイトさんのパジャマ姿があり、暑苦しかったのか、胸元が開けられ、下着がのぞいていた。
そして上条さんの指先は不幸にも、胸元の谷間に触れていた。
硬直。まるで弾かれるように指先を引くと同時に、静かな声が聞こえ、上条さんの背筋がびくんと震える。
「とーーーまーーーー」
「いや、ちょっと待って。これは不幸な偶然つまり、いつものことですよ」
「女の人の胸を揉んでいうせりふじゃないと思うんだよ、トーマ!」