皆様のおかげを持ちまして、THE FOOLなんとか完結させる事ができました。
コレ書いている時は、とにかく完結させるんだ。
一度ペースを落としたら、確実に墜落するから書き続けるしかない。
私はマグロだ。止まったら死ぬと自分に言い聞かせ、
信じられぬハイペースの更新ができたのも、皆様の応援あればこそです。
始めの頃は、コレ読んでる人は原作プレイしている人だけだろうなぁと思っていましたので、
主人公が置かれている状況は理解して貰えるだろうと、甘えた事を考えていたのですが……
読んでくださっている方の中には、感想で原作未プレイの方がいらっしゃったので、
これはいかんと、永遠神剣や神名などの補足説明も入れた結果。気づけば50話超えてました。
後半に基準とするルートは、おそらく正史であろうナルカナルートを基準にしましたが、
もしも望がエターナルとなるルート以外を基準で書いてたら、
浩二の神剣はずっと『最弱』であったと思います。
……これ、蛇足なんですけど……
この作品の主人公は浩二でも、THE FOOLのMVPは『最弱』だと思っています。
元ネタが永遠のアセリアのヒロインの一人でもある岬今日子の所有物なので、
前作との絡みも書けるし、オリジナルの主人公を時深やユーフォリアとも絡ませられました。
そんな『最弱』が退場して『反逆』に変わり、何が一番困ったかって言うと……
―――漫才ができない。
改めて『最弱』の使い勝手の良さに気づきました。
次に主人公である斉藤浩二についですが……
彼は、一言で言えば世刻望の影です。
同じスタート地点から出発し、望ではクリアできない箇所を越えさせる為に生まれました。
・大局的な視点で状況を判断する。
・いいように利用されてる感が否めない『旅団』と、正面から渡り合う。
・漂流教室、物部学園での暮らしの裏側と奔走。
・ユーフォリアや時深を書く際に、彼女達の背景を説明する為のエターナルについての知識。
・複雑な事情があるエヴォリアを理解する事。
・序盤であれだけの存在感を醸し出しながら、あっさりと死んでしまうベルバのフォロー。
この辺り。世刻望というキャラクターでは、
性格改変でもしないとクリアできそうにないので浩二は生まれました。
ただ、それだけだとキャラが立たないので、反永遠神剣なるモノを実装させてみたり、
性格も根の部分は同じだけど、基本的に真っ直ぐな望と捻くれた浩二と言うように住み分けさせませした。
それでは、最後になりましたが……
今まで多くの方に読んでいただき、ご感想を頂きましたが、
生来の筆不精ゆえに、返事を書いていると絶対に連載止まると思ったので、
誤字報告に対する礼以外のコメントを返せないで申し訳ありませんでした。
以上。短いですが、これをもってあとがきの言葉とさせていただきます。
お付き合いありがとうございました。