== 魔法少女リリカルなのは A's ~ちょっとだけ、やさぐれフェイトさん~ ==
闇の書について、第三の勢力と呼ぶものがある。
闇の書の蒐集を手助けし、主の覚醒を望む者達……。
主が覚醒した瞬間に、主を封印して闇の書の転生をさせずに永久に封印することが目的だ。
そのために守護騎士達が動き出したことで、監視に移った。
しかし、ある日を堺に守護騎士達は、蒐集を辞めてしまった。
それは、変な居候が増えた日からだった気がする。
第10話 監視者の日記
○月×日
八神家に妙な居候が増えた……。
何処から拾って来たのか?
簀巻きにされて運ばれて来た。
そんなことをしている場合か。
さっさと蒐集をしろ。
・
・
○月△日
何か完全に蒐集する気がない……。
前々日までのシリアスな展開は何だったのか?
変な居候を中心に守護騎士がおかしくなったように見える。
端的に言えば……馬鹿になった?
一体、何があった?
本当にそんなことをしている場合か?
主は、放置か?
・
・
○月▽日
変な居候への突っ込みが凄過ぎる……。
あんな突っ込み見たことがない。
というか、居候は、ボケっぱなしか!
何で、こんな変な居候を受け入れている!
お前ら、本当に蒐集は、どうした!?
・
・
○月▲日
気のせいだろうか……。
主の少女の体調がよくなっている気がする。
前は、隠れて痛みに耐えるような仕草をしていたのに、
今では、そんな仕草も見せない。
一体、何が?
そして、居候!
闇の書にカレーを溢すな!
・
・
○月▼日
意味が分からない……。
朝起きたら、管制人格と思われる者が居た。
闇の書が完成したのか?
……そんなはずない。
あの馬鹿騎士達は、一向に蒐集をしていない。
何で、全員微妙な顔をしている?
完成して困るのか?
というか、完成したのか?
何が起きた?
誰か私に説明してくれ……。
・
・
○月□日
よく分からない……。
夜に居候の雰囲気が変わった。
いきなり土下座をして謝っている。
傍若無人な振る舞いをしていた彼女に何が?
目つきが変わって、クマなくなったよね?
・
・
○月◇日
気のせいだった……。
相変わらずの突っ込みの嵐だ。
特に烈火の将の突っ込みが容赦ない。
死んだんじゃないかという突っ込みが炸裂しまくっている。
瞬時に九回突くって……。
鉄槌の騎士の地面に減り込む突っ込みが可愛く見える。
そして、それでも懲りない居候……。
あの子は、何がしたいのか?
関係ないが、湖の騎士の呼び方が『シャモル』から『シャモス』に変わった。
・
・
○月■日
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
シグナム:ヴィータ:他:=6:3:1
・
・
○月◆日
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
・
・
×月×日
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
・
・
-月-日
突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 土下座 突っ込み 土下座
突っ込み 突っ込み 突っ込み 土下座 土下座
突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み 土下座
突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み
土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み
突っ込み 突っ込み 土下座 突っ込み 土下座
突っ込み 突っ込み 突っ込み 突っ込み 土下座
土下座 突っ込み 突っ込み 土下座 突っ込み
突っ込み 土下座 突っ込み 突っ込み 突っ込み
もう、やめよう……。
ただの突っ込みの記録調査にしかならない……。
何かおかしい……。
おかしいことしか分からない……。
闇の書、放置状態だし……。
この土下座の割合が増えたのって、何か関係あるの?
お父様に、何て報告すればいいの?
・
・
…
報告の日記を読み終わった時空管理局の一室……。
「これは……。
もう、報告ではないな……。」
「こっちの神経が持たなくて……。」
「前々日までは、普通だったんだけど……。
もちろん、報告の方も……。」
「…………。」
「「「何が起きたんだ……。」」」
ズーンと暗い空気だけが支配していた。