最近ちっちゃんのいとこの『りょーちん』というぷちドルが所属している876ぷりょがそれなりに人気を掴んできたらしい。
ちっちゃんはそのりょーちんからライブのチケットを2枚送られてきたので、プロデューサーの俺を誘って、見に行く事にしたらしい。
ライブ会場
「めっ」
「はいはい、頭の上に乗せてあげるから暴れないで」
ちっちゃんは俺の頭の上に乗るのが好き…というか頭の上から見る景色が好きらしい。
ちっちゃんは俺の頭の上に乗ると先ほどの暴れっぷりとは打って変わって大人しくなり、俺の頭から落ちないように俺の頭をがっちりと体全体でホールドした。
『ワアアアアッ!!』
「お、始まるみたいだぞ」
会場の客が歓声をあげる中、ステージの上には三人のぷちドルたちが立っていた。
「いぇーーぃ!」
「いえ?」
「いぇーい!」
左端のピンク色の衣装を着た876ぷりょぷちドル『まめたん』が大声で叫ぶ中、水色の衣装を着た『えりー』が疑問系で小さく声を放ち、緑色の衣装を着たりょーちんも大きく(さほど跳んでいないが)ジャンプしながら叫んだ。
「りょーちんかわええよー!」
「まめたんサイコー!」
「えりー!愛してるよえりー!」
「おぉ、すごい盛り上がりだな」
ファンの盛り上がり具合に俺も押されかけ、これなら人気も上がるだろうなと納得した。
「もー!もー!」
「え?いや、鼻の下なんかのばしてないって、ただ凄いなと思っただけだよ」
俺の頭をビシビシ叩きながらちっちゃんは怒り心頭で、中々許してはくれなかった。
ちっちゃんは結構俺に懐いてるため、もし変な目で女性を見れば、数分はおしおきか制裁(ハリセン)が下る。
そして数時間後、ライブも終わり、俺たちは許可を貰って876ぷりょのアイドルたちと対面することとなった。
「おーー!」
まめたんは俺を下から眺めて感嘆し、
「だれ?」
?をかならずつける(らしい)二文字だけ喋れるえりーは首を傾げながら質問し、
「ぎゃおん!?」
「めっ」
りょーちんはいとこの姉・ちっちゃんを見て驚いていた。
「どうも、765ぷりょのプロデューサーです」
「おおっーー」
「おぉ?」
まめたんとえりーは手を叩いて拍手をしてくれたが、
「ぎゃおおん!」
「もー!」
ちっちゃんは嫌がるりょーちんを捕まえて遊んでいた。
「こらちっちゃん、ダメだろ?3人はライブ終わりで疲れてるのに暴れたら」
「…(こくっ)」
俺はちっちゃんをりょーちんから引っぺがして説教をして、謝らせる。
「…(ぺこり)」
「!?(ブンブン)」
どうやらりょーちんは遠慮しているらしく、『別にいいよ』的な意味で首を左右に振っていた。
こんな眺めをみて一言
「…和むなぁ」
「「?」」
(><)あとがき
短いだと?気にするな!な愛ドルです。
ぷちます2話というわけで876プロのアイドルを愛ドルがぷちドル化したら劣化しちゃった、てへっ!
…クオリティが自分でも低いと評価しておりますが、こちらはあまり気を張らずに読んでいただければと思います。
まぁ、いざってときは読まなくてもいいんですけどね!(←なげやり
それではまた、本編で!