やあ、僕シンジ。色んなところで噂されているとおり元居た所は真っ赤かになっちゃった。
それにしても、真っ赤になると、ホント遣る事無くなるのね。まあ、最初のうちは色々考えてたりしてたんだけど、ン年間かしたら、もうホント、どうでもよくなってね。楽しく生きることに決めたんだ。
だけど、世界は真っ赤で何にも無い。おかげで暇で暇で・・・。
だから遊びに来たんだ。
チュドーン
あ、何か周りで爆発が起こってるよ!?ちょっと、僕を巻き込む気かい!?
そんなの天が許しても、この僕が俄然、絶対に許さないよ。何せ自分の命がかかっているからね。
ボガーン、ダダダダ
あれ?何か戦闘機がこっちに・・・。こ、このパターンは!!!アレか!?お約束の・・・・。
なわけないけど。流石に直撃は痛いしね。
ガキィーーーン
さてと。周りのも、そろそろとばっちりを受けそうだし、自分の安全は自分で守らないとね。どっかの極東の国見たく周りに頭下げまくらないといけなくなるし、流石にそんなのはごめんだからね。
「よっと、こんなのでいいかな。」
近くにあった鉄パイプを拾ったところで、このへんてこりんな蟲?ってな機械が向かってきちゃってるんだよね。駄目だよ、人様にぶつかっちゃ。
「そんな子には、お仕置きだ!!」
スパッ
そんな音が実際に聞こえてくるように、綺麗に2枚におろされてしまった哀れな蟲もどき。
きみの冥福を、そのうち称えてあげなくも無いかも知れないよ。
ウィーン、ピピ
あれ?周りにいる蟲もどきたちが一斉にこっち見てるよ!!
これって、ちょっとまずいんじゃ・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
そんなこんなで、自衛の為にリアルな屍の山を築いてしまったわけだが。やはりここは、大昔の人に習ってこの小山を乗り越えないとね。
「ちょっとぐらついているけど、大丈夫かな?」
と、言っているそばから、何か上のほうがぐらついているんだよね・・・。
ガラガラガラ
「うわー!!」
やっぱり、人様の屍を踏むなんて、お天道様が許してくれないみたいだね・・・。