人物紹介や、設定集です。
ネタばれを含むというか、ネタばれしかないので、本編をまだ読んでいない方は、ご注意ください。
<登場人物紹介>
【終末のダンジョン】
この話の主役、ロリコンでツンデレでバカ。しかし、本人はその事実に全く気づいていない。
この星が生まれたころからあるとか、ないとか。
幼女には親切設計という、ラストダンジョンとしては致命的な欠陥をもっている。しかし、あまりの悪名の高さに、カタギの人間は絶対に近寄ろうとしないので、この仕様は今まで誰にも知られていない。
ダンジョンの難易度は超クソゲークラス。階層は地下100階まで。全長は本人曰く3000キロ。攻略にかかる日数は10年単位。
本人も言っているが、地下2階から、急に難易度が跳ね上がる。これは、初めてラストダンジョンを探索する冒険者達を、「たしかに、きついダンジョンだが・・、まあうわさほどでもないな」と、油断させ、地下二階でオーバーキルする為です。
2階以降の難易度は順調にあがっていくが、50階から51階の難易度の跳ね上がりかたもハンパない。
「これで残りは半分だ!みんな、やれる!やれるぞ!!」
と希望を持ち始めたときに、本当の絶望という物を教えてくれます。
あとは、90から98階もラストスパートとばかりに、難易度花丸急上昇。ダンジョンのセオリーとか、暗黙の了解とかそういったものを完全に無視しています。ゲームバランス?なにそれ始めて聞いた。
また、ここ最近は、冒険者達が命がけでボスを撃破しても、宝箱が何者かに奪われてしまっていることがあるそうです。
【幼女→少女】
多くはかたるまい、彼女がどんな姿で、どんな性格なのか、それは読者の想像の数だけ答えがある。
一つだけいえば、この話は、この幼女の成長物語り。育ってしまう幼女という新ジャンルに挑戦してみた。
批判は甘んじて受けよう。しかし、永遠の幼女なんて本当はいないんだ。
少女になってからはデレ期の彼女、幼女時代はただ懐いていただけ。
少女になった彼女の変貌は、ナツデレ(懐きデレ)、あるいは夏デレとでも呼ぶべきか。
しかし、発育が悪いせいでダンジョンには140センチを超えるまで幼女と呼ばれつづけた。
【マッハスライム】
4話で登場。
最高速度は秒速300メートル、コーナリング、急制動も難なくこなす、スピードのスペシャリスト。臆病で人間がちかづくと、即、音速で逃げ出すために、冒険者にやられることはまずありえない。
しかし、繁殖力が低く、個体数は全世界で30匹程度、3パーセントぐらいの確立でレアアイテム「覚醒の秘種」を落とすことがある。。
【世界樹】
7話で登場。
世界の7不思議の一つ、ダンジョンの99階に住んでいるが、ダンジョンの一部というわけではなく、むしろ共生関係。ダンジョンと違ってしゃべれません。
生と死を司り、その葉には死人をもよみがえらせる効果があります。
全ての死んだ魂が帰る場所であり、再び旅立つ場所と言われている。
また、ロリコン疑惑がかけられていますが、まあ、あたらずとも遠からず。ただ、ダンジョンが言いうように、幼女をえこひいきしているわけではありません。
【犬】
7話で死骸で登場、
幼女が生まれる前から幼女の母親が飼っていた犬です。大きさは小さめの中型犬ぐらい。幼女のことを犬なりに大切にしてきました。
犬が世界樹の眷属になったのは、世界樹が幼女の愛らしさにほだされたわけではなく、実は、この犬が死んだ後も幼女を見守りたいと望んだから。生と死を司る生き物が、犬とはいえ自我のある生き物の次の生を一方的に歪めたりはしません。
まあ、本編ではそんな裏設定どうでもいいので、「世界樹、おまえもか・・」みたいな扱いになってしまっている、つーか別にそれでもいい。
<名前は出てくるが登場しない人物たち>
【旅立ちのダンジョン】
一話で話に上る。
超初心者向けダンジョンなのに、なぜか終末のダンジョンからそれほど離れていないところにある。幼女の町をはさんで、終末のダンジョンからちょうど反対方向に位置している。
子供でも装備さえ整えればどうにかなるレベル、最深階は10階。出てくる敵はスライムから、ゴブリン程度。実は人格もあるが、ラストダンジョンと違って誰かに話しかけたりする事はない。
【いじめっ子達】
4話で話に上る
デブとヤセとメガネの3人組、は幼女のことが好きだったというよくあるパターン。
真実を知る水晶で、幼女に素直に謝った彼らではあったが、下がった高感度は元に戻らなかった。
【教師】
4話で話しに上る
幼女の小学校3年生のときの教師、幼女が使った水晶のせいで、「ダンジョンに宝箱ができるのはハナクソと同じ原理です!」と、授業で子供達に教えるようになってしまった。
ほどなく、校長に正気を疑われてクビにされる。
【学園ダンジョン】
8話で名前だけ出てくる。
その名の通り、冒険者学校が管理している学生用のダンジョン、学生用とあなどるなかれ、ダンジョンのレベル的には中の中あたり。下層では、オークとかドラゴンモドキとか、結構強い敵もでる。最深層は30階
学生用のダンジョンなので、宝物は質より量。いいとこで鋼の剣(市価2000ゴールド、攻撃力+25)ぐらい。それでも、最深階ではそこそこの宝物も用意されているらしい。
実は女性人格。誰かに話しかける事は今まで一度もなかったが・・・・
番外編が書かれるとすればたぶんここが舞台。
【幼女の母親】
1話からちょくちょく話には上る。
ほのぼの系お母さん。夫を幼女が5歳のときになくし、その後女手一つで幼女を育ててきた。その無理がたたって、病気になってしまったが、エリクサーのおかげで今は元気一杯。
経済状況は金塊のおかげで、借金を完済できたが、そこまで、裕福になったというわけではない。少し余裕がある程度。ただ、別に金持ちになりたいわけではないので、本人は十分に幸せ。
美人でいい母親なのだが、少しオツムがゆるい為にいろいろと勘違いしていることが多い。
例えば、幼女がエリクサーや、金塊をダンジョンからもらったときに、「ダンジョンにもらった」と母親に報告しましたが、母親は「ダンジョンでもらった」と娘がいい間違えたのだと、理解しました。
その為母親は、「娘はダンジョン探索をしていた、優しい冒険者にエリクサーをもらったのだろう」と推測し、毎日のようにダンジョンへ出かけていく娘をみても、娘がその冒険者に会いに行っているものだと勝手に解釈していました。
「あらあら、うふふ・・、初恋なのかしらねえ」
と、暖かい目で幼女を見守っています。ちなみに、娘がでかけているのは、旅立ちのダンジョンだとおもっている。まさかラストダンジョンに手ぶらで出かけているなどとは夢にも思っていない。
【アンナちゃん】
6話以降、ちょくちょく名前だけ登場、このSSに登場する人間で、唯一固有名詞でよばれていた。
幼女の親友にして宿屋の一人娘、宿屋は酒場も兼ねている為、少々耳年増なおませさん。発育も幼女とは比べるまでも無く良い。
小学生時代、日々ダンジョンへと通う幼女を見て、
「ははーん・・、これは恋ね!!!」
と、母親と同じ勘違いをしています。
まさか、人間どころか無機物で、歳の差にいったっては、うん億歳差の相手と会っているなどとは夢にも思っていません。
「いいこと?歳の差なんて気にしちゃだめよ!いいえ、むしろあなたのそれは武器なのよ!!男なんてみんなロリコンなんだから、わかった?」
と、ダンジョンのいないところで、ダンジョンの悩みの種をふやしている、迷惑な少女です。
家では看板娘として、宿屋と酒場を手伝っている彼女ですが、お目当ては客が渡してくれるチップ、少女としてはありえない金額を稼いでいるあたり、幼女とは別の意味で末恐ろしい。
幼女の事を本当に大切に思っている。幼女への愛情は肉親並。
幼女の母親が病気でねたきりのときは、彼女が母親と幼女と犬に色々と差し入れしていました。その間、夜ご飯はいつもアンナちゃんの手作り。
「うちの宿屋のあまりもんで作ったんだから気にしないでよ、料理の練習にもなるしさ!」
といいながら、その実自分で稼いだチップで食材を買っていたという男前っぷり。
一流の料理人になるのが彼女の夢、中学生になったアンナちゃんが通った学校は料理学校でした。アンナちゃんの両親は反対しましたが、稼いでいたチップで自分の授業料を出すというまたもや小学生らしからぬ荒業で、無理を押し通します。
中学時代は、少しだけ大きめな一人暮らし用の部屋を幼女とシェアリング。ベッドは一つですが、別にやましいことをしているわけではない。
ウィンディーネの衣を幼女が寝巻きにし始めてから、そのエロリ姿のせいで何度も新しい扉を開きかけたのは内緒だ。
本編で描写されることはありませんが、学園都市生活中、幼女プライベート面(主に食生活)を支え続けたのは彼女。
大きくなれば相当な美女になる。実は、このSSの最優良物件。
【幼女その2】
エピローグで登場。ネジの緩みっぷりは母親譲り、彼女によってようやく母親の名前が明かされるという、まあ、ベタな最終回でした。
この子父親は誰だ?という話がありますが、一つだけ言わせてもらえば、幸せの髪飾りをつけた幼女がつまらない男と結婚するわけはありません。とても素敵な旦那だったということだけ、ここでは明かしておきましょう。
寝取られだ!許せん!!という方は、「本当にひどい裏話集をよんでみてください。」きっと、怒りが何処かへ消えていくと思います。しかし本当に酷いエピソードなので、読後感もどこかへ消えていってしまうと思います。もし、読むならばご注意ください。
<本編に名前が登場するアイテムや設定>
【世界の7不思議】
光と闇の塔、機械島の空中庭園、逆さに落ちる滝、海底に輝く大聖堂、凍れる山の墓標、終末のダンジョン、世界樹の全部で7つ。だれが言い出したかは知らない。
【覚醒の秘種】
超激レアアイテム、アイテムレベルは EX
消耗品の癖に、その強力な効果と不可能といってもよいくらいの入手難度のせいでアイテムレベルは上級の神器クラス。
全身体能力、HP、MP、魔力、力、素早さ、精神力、防御力が50ずつ上昇というチートアイテム。ただし、かしこさと、うんのよさは、身体能力には含まれないので、上昇しない。また、パラメーターがカンストしている場合は上昇しない。(カンストは255)
【始まりを終えし聖骸布】
この世界の最強防具。
本物の聖骸布のかけらから、ダンジョンが長い年月をかけて再生した。
オリジナルの能力の90パーセントを再現している。
【終わりを始めし天獄杖】
この世界最強の武器、創造神が自ら作った試作品であるが、試作品とあなどるなかれ、創造神が作ったアイテムの中では、唯一完全な形で現世に残っているものである(ダンジョンや、神々は除く)。
オリジナルは「天獄錠」と書き、全てを破壊し、天国と地獄の扉を開くと予言されている。
要するにアポカリプス。
【始まりの巨人】
人間に知恵と火を与えた為、創造神に知性と皮膚を全て奪われ、ラストダンジョンの内部に封印される。知性があったころは、そこらへんの神族よりも遥かに強かった。ラストダンジョンが97層で宝箱の守りにつかせることにしたが、知性を奪われているとはいえ、この巨人が人間に倒されるようなシロモノではないということはうっかり忘れていたそうだ。
【煉獄に封じられし暴君】
元魔王にして、いくつもの神々を食らった為、煉獄に封印されていた。その後ラストダンジョンが貰い受けて天獄杖の守りにつかせることにしたのだが・・・、
「つーか、天獄杖守らせんだから、巨人よりは強くねえとカッコがつかねえよな。」
と、余計な気配りをまわし、もともと激強かった魔王をさらに強化。巨人と違って知能もあるので完全に無理ゲーです。ドラクエ5のエスタークを5匹同時に相手にするぐらいの強さ。
【真実を知る水晶】
細長く、ずっしりとした透明の水晶。
友達と仲直りをしたあとは、主に幼女の文鎮としてつかわれていた。
【ウィンディーネの衣】
幼女の夏場の寝巻き
どうでもいいが、ドラクエでは危ない水着よりも、水の羽衣のほうがずっとエッチだと作者は思う。
【ヴェヌスのルージュ】
神々きっての基地外淫乱女神がシャレでつくったネタアイテム。ただし、その効果はシャレじゃ済まない。また、美人であるほどその効果は高い。
うっかり、アンナちゃんが使ってしまった時は、本当にシャレじゃすまない事態になってしまった。
【デミテルの抱擁】
キレた幼女に瓶ごと割られた。
【学園ダンジョンのペナント】
幼女の通ったいた冒険者学校の購買部で埃を被っていたものを幼女が見つけて購入。値段は5ゴールドだった。
白地に紫と緑の文字で、「おいでませ!学園ダンジョン」とかかれている。
幼女から土産としてもらったため、捨てるに捨てられなかった、ダンジョンが、ヴェヌスのルージュが入っていた宝箱にそっとしまっておいたのだが・・・・。
【幸運の髪飾り】
ラストダンジョンのラストアイテム。シンプルな形だがとても美しい。