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No.29454の一覧
[0] 【習作】Fate/stay night~魔術師と死神~ (Fate×ブリーチ)[エドワード](2011/08/29 18:25)
[1] 第0夜「再誕生日」[エドワード](2011/08/29 18:27)
[2] 第1夜「白の少女と黒の死神」[エドワード](2011/08/26 17:54)
[3] 第2夜「天を衝く」[エドワード](2011/08/28 00:19)
[4] 第3夜「冬木」[エドワード](2011/08/27 23:51)
[5] 第4夜「前哨戦、死神と槍騎士」[エドワード](2011/08/29 21:56)
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[29454] 第0夜「再誕生日」
Name: エドワード◆8d96d20e ID:3be99ad7 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/08/29 18:27

Fate/stay night~魔術師と死神~
第0夜「再誕生日」


藍染を倒して、俺が死神の力を失って、半年が経った。

その間、俺は何をしたという事も無く、ただ手に入れた【普通】の日常を過ごしていた。

心の奥で燻る思いを無理矢理、より奥深くに押し込みながら…



今日も学校が終わって、いつもの道を通って帰る。
家に帰って、メシ食って、風呂はいって、宿題して、いつも通りに眠って、一日を終えるハズだった。

「きゃぁぁぁぁぁ!」

ー日常は崩れ去り、非日常が訪れる。

俺の体は声の方に向かって走り出す。着いたのは、何度か来た事がある公園だった。

そこには悲鳴の主だろう…少女が“浮かんで”居た。

理解する。
あの子は今、持ち上げられているのだ。俺の目には見えないけど、今までの経験が俺に状況を正しく伝える。

あの子はこれから喰われるのだ。
欠けた心を携え、生者を貪り喰らう<虚>に。数分、数十秒も経たない無い内に。

身体が、心が熱くなる。今の俺に戦う力は無い。嘗てのように皆を護る力は無い。

それでもただ見ているだけなんて事は俺にはできない。



「うおぉぉぉぉぉぉっ!」

虚が居ると思われる所にカバンを振り回しながら突撃する。

カバンは虚空を切るだけで、何にも当たらない。当然だ。
俺には奴等を認識できないんだから…

それでもカバンを振り回していると、突然重圧がかかり、俺は地に伏せる。
多分、手か足で押さえつけられたのだろう。とにかく身動きが取れない。

「い、いや…いや…やめてよぉ…」

女の子の顔がより深い絶望に染まっていく。
目は見開かれ、涙が滝のように流れだし、恐怖に顔が塗れる。



俺はひたすら、力を望んだ。ただひたすら、心の底から。

その時、何かが俺に手を差し出した。



ーーーーーーーーーー

俺は、護りたかった。だから俺は断言できる。
この時の選択を俺は絶対に後悔しないと…

あの子を助けられた事を、
俺は、「黒崎一護」は永久に、誇り続ける。

例え、俺の魂が磨耗し、消え去る事になろうとも。

ーーーーーーーーーー


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