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No.29454の一覧
[0] 【習作】Fate/stay night~魔術師と死神~ (Fate×ブリーチ)[エドワード](2011/08/29 18:25)
[1] 第0夜「再誕生日」[エドワード](2011/08/29 18:27)
[2] 第1夜「白の少女と黒の死神」[エドワード](2011/08/26 17:54)
[3] 第2夜「天を衝く」[エドワード](2011/08/28 00:19)
[4] 第3夜「冬木」[エドワード](2011/08/27 23:51)
[5] 第4夜「前哨戦、死神と槍騎士」[エドワード](2011/08/29 21:56)
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[29454] 第4夜「前哨戦、死神と槍騎士」
Name: エドワード◆8d96d20e ID:3be99ad7 前を表示する
Date: 2011/08/29 21:56


Fate/stay night~魔術師と死神~
第4夜「前哨戦、死神と槍騎士」



冬木に着いてから大体2週間、夜だと言うのにイリヤが一人で出かけて行った。大人しく城に居ろって言われたけど、やっぱ心配だな…

こっそり様子見に行くか。



城から出て、瞬歩で移動する。森の出口が見えた所で、俺は足を止めた。

森の入り口の所に、全身青タイツの男が槍を肩に担いで佇んでいるのが見えたからだ。

歩いて、そいつに近付く。

「よう、悪りィな。ワザワザそっちから出て来て貰ってよ」

フランクな感じで、青タイツが話しかけてくる。

「…サーヴァントか…やりに来たのか?」

「ああ。話が早くていいねぇ」

「チッ…間の悪りィ奴だぜ」

「女と会う用事でも有ったか?そりゃ、野暮なマネしちまったな」

青タイツはニヤニヤと笑いながら軽口を叩く。

「女は女だけどな…そういうんじゃ無ぇよ」

「なら別に良いだろ。やろうぜ?」

逃げても追ってくるよな…つまり、しょうがねぇ闘いって訳だ。

「…着いて来い。人目に付くのはパスだ」

「森の中でやんのか?」

「中にちょうど良く開けた所が有る。そこでやろうぜ」

「OKだ」



「悪りィけど急がせて貰うぜ?」

正直な話、闘いは楽しみだ。だけど、それよりイリヤの安全が最優先だ。

「はっ!俺を舐めてんのか?」

「まさか。アンタより優先する事が有るだけだ」

「へっ、上等!!槍の英霊、ランサーだ!」

槍を構え、名乗りを上げるランサー。

「バーサーカーだ!」

俺も斬月を抜き、クラス名を名乗る。本名名乗りたかったんだけど、イリヤに止められた。相手が名乗った後ならいい、って条件は付けて貰ったけどな。



一護とランサー、双方に緊張が走る。

「「行くぞ!」」

初動は同時、だが先手は一護が取った。動くとほぼ同時に、ランサーの懐に入り込んでいる。瞬歩の速度には幾ら最速を自称するランサーで有ろうとも、追いつけない。一護の斬月が横薙ぎに振るわれる。

「甘ぇ!」

しかし、それはランサーの紅い槍に防がれていた。移動速度では一護に敗れたランサーだったが、技の速度は別の話だ。

ランサーは一護が懐に入ったのに気付いた瞬間に槍を縦に構え、斬月を防ぐ態勢に入っていた。

「月牙…」

斬月に魔力と霊圧が集中する。それを見たランサーはその場から飛び退がった。

「天衝!」

斬月から巨大化された斬撃が飛ぶ。ランサーは四足の獣の様に屈み、それを躱した。

そのまま、全身のバネを使って跳び、一護に肉薄する。構えられた紅の槍より放たれる、神速の三連突。

一護はそれを斬月の面で受ける。斬月は紅い槍を受けても、ヒビ一つ入って無い。つまり、武器の強度は互角。

優劣の差をつけるのは、使用者の技と力。そして、武器に込められた宝具たり得るその能力。



火花が飛び散り続ける。攻めては守り、守っては攻めるの繰り返し。

そう言うと長い間戦っているかのように聞こえるが、彼等の戦いはまだ10分も経ってはいない。

第三者が見ていたなら、自分の時が遅くなっているのかのような印象を受けるだろう。それ程までに、ただ、速い。



「はっ!やるじゃねぇか!!油断したら持ってかれるな!」

「宝具も使ってねぇくせによく言うぜ!」

一護は冷静に戦局を見て、思考していた。

(ランサーは技術のみで戦っている。それに、恐らくだが手を抜いてやがる。このままじゃ、宝具を使われれば負けるな。)

刀と槍が鎬を削る。

(だが、それはランサーにもわかっている事の筈だ…なら何故、宝具を使わねぇ?)

ランサーの不敵な笑みからは読み取る事が出来ない。

(使えるが、使わねぇのか…理由があって、使えねぇのか…)

最悪は宝具の発動。一護が次の手を探っていると、ランサーが不意に動きを止め、槍を担ぎ、口を開く。

「なあ、ここらで引き分けって事にしねぇか?」

それは一護に取って、予想外な提案。戸惑いから一瞬動きが止まる。だが、戸惑うと同時に、納得もしていた。

一護は、ランサーは最初からここで決着をつける気は無かった…だから宝具を使わなかったのだと、確信した。

「…いいぜ。本気じゃないアンタの相手も飽きてきた所だ」

元から速く終わらせて、イリヤの元に向かいたかったのだ。断る理由は無い。

「そりゃ、良かった。んじゃ、俺は帰るぜ」

「ああ。次は本気で来いよ?」

「へっ…上等だ。その時は、ケリつけようぜ」

ランサーは木の上に飛び乗る。

「あばよ、バーサーカー!次のテメェとの闘い、楽しみに待つ!」

そう言うと、ランサーは木々を足場に、跳び去って行った。



「さて、イリヤの所に行くか」

パスを頼りにイリヤの位置を探る。城から反応がした。

戦闘に夢中になっている内に帰ってたみたいだな。俺は城まで瞬歩で跳んだ。

城の玄関には仁王立ちのイリヤとハルバートを携えたリズがいた。

「クロサキ、大人しくしててって言ったわよね?私、サーヴァントと闘っていいなんて言ったかしら?」

底冷えする声でイリヤが俺に問い掛ける。ああ、感じ取れた。俺は地に伏す事になるな…

こういう時は言い訳に意味は無い。多分、悪くないんだけどな、俺。

「マスター…謝罪する。リズ…お手柔らかにお願いします」

「覚悟はいいみたいね、クロサキ。…リズ、やっちゃえ!!」

俺に向かってハルバートの石突が振り下――





あとがき

兄貴との初戦。戦闘に疑問感じる人がいるかもしれませんが、いずれ作中で説明します。

ところで、戦闘の長さってこの位ですかね?短いですか?


リアルで、テスト間近です。

1週間程、投稿できません。すいませんm(_ _)m


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