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No.29585の一覧
[0] {習作}【MS】ティアナ憑依・魔改造(TS)【モビルスーツ・ショウジョ】[toxic](2011/09/05 18:41)
[1] 第一話 伝説の始まり。[toxic](2011/09/04 09:48)
[2] 第二話 魔女の実力。[toxic](2011/09/04 17:10)
[3] 第三話 六課の夜明け。[toxic](2011/09/05 07:16)
[4] 第四話 星屑を砕く光。[toxic](2011/09/09 07:32)
[5] 第五話 愛局者。[toxic](2011/09/08 10:58)
[6] 第六話 サイボーグ戦鬼。[toxic](2011/11/10 20:34)
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[29585] 第二話 魔女の実力。
Name: toxic◆037c1b51 ID:ccbe12db 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/09/04 17:10









【MS】ティアナ憑依・魔改造(TS)【モビルスーツ・ショウジョ】

第二話 魔女の実力。






















ところで、このティアナ・ランスターが考える限り、管理世界というものと魔法文明というものは案外そう悪いものではない。

確かに、魔導師編重主義や就労年齢の低下、治安が多少悪い等の点で問題点はあるがそれは科学文明だって全体を見れば同じ事。
むしろ問題を分散して小出しに解決してれば大戦などと言う事にならずにすむこの体制は素晴らしい。

現在地球ではアメリカの一極支配が中国の発展で崩れようとしているが、
管理局にはどこぞの宗教組織が多少強い勢力を保持しているのみで現在競合してくるようなヤバイ組織は見当たらない。
そして魔導師編重主義ではあるものの、徹底した能力主義で人種差別や障害差別も表向き見られないのは特筆すべきモラルの高さだ。
まぁ外国どころか異世界。しかもフェレットに変身する奴等や龍を呼ぶ連中もいるのだ。奇抜な頭髪をしている人間も多いし。
人種がどうのこうの言っていたら社会が立ち行かなくなるのは確かかもしれない。

それだけにこの平衡状態を生み出した魔法文明の管理局という組織は、素晴らしい組織だ。
組織が大きくなればまた闇も深くなるのは当然のことで、犠牲者の方には非情に申し訳ないのだがそれは必要悪と言えるかもしれない。
この支配体制を確立し続けている功績に比べれば、納得は出来ないかもしれないが許されるレベルだ。
もちろん、当事者でないからそんな無責任な事が言えるのだけれど。

ただそれほどに、地球の悲惨な戦争の歴史を知るだけに管理局と伝説の三脳の功績には頭が下がる思いだ。


戦争根絶という観念から捉えると、なるほど確かに純科学を発展させ難い状態に置いた現状は理想的だ。



だから其処まで考えての行動かはわからないが、私のゼロカスタムのデータは社会に流さないほうがいいのだろう。

読者の皆様には伝わり難いかもしれないが、
ミッドの人間にとって、いや管理世界の住人にとって純粋に科学のみで生活する世界があるのは知識としては知っているものの、
それは地球人が魔法文明について説明された時のように信じ難いものなのだ。

現在進行形で魔法の世界で便利な生活をしているとわかる。その感覚が。
今私は地球の日本と殆ど同じような快適さで過ごせているが、これらを構成している技術の半分以上は魔法技術なのである。
魔法無しでこれと同じレベルの生活が出来る世界があるなどと、どうして信じられよう?

特に、管理外世界でも地球の科学技術は異常なレベルだ。普通は科学のみでここまでこれないものなのだ。
だからこそ、管理世界では魔法だけが発展しているとも言える。

これは地球人の魔法資質の少なさと、戦争で文明を「衰退」させるどころか「発展」させてきた地球人類のしぶとさの賜物だ。
他の世界では大規模な戦いのたびに、遺跡やらロストロギアやらを残して滅亡したり技術と歴史を失ったりしている。
その中で一際異彩を放つ地球の歴史は、その真逆。
戦争が起きれば、戦争特需に沸き技術開発に磨きがかかる。
一度も途切れることなく、地球開闢からなる自らのルーツを記録している・・・・・・。


管理世界人の感覚からすれば、地球の歴史とはまさにSFなのである。IFの世界だ。
地球人からみた管理世界人の文化に対する驚きとほぼ同じものだと思ってくれて良い。
だからこそ、地球の科学は管理世界ではマイナーも良いところなのだ。

そして地球の科学の発展は凄まじく、下手をするとこのまま1世紀も経てば今の管理局とならガチで戦争すらできるかもしれないレベルだ。


ある意味、地球の持つ純科学力が注目されない気風でよかった言える。
故郷の地球とは違うとはいえ、地球が魔法で火の海になる所なんてみたくない。逆に管理局の崩壊なんかも考えたくも無い。
原作の地球組も其処まで考えているのかいないのか、吹聴して回ったりはしていないようだ・・・・・・。


まあ結局、ドラグーンとゼロウイングが莫大な電力を喰うから充電できる人間が私しかいないと言う時点で発表したって意味ないし、
何故かコレを見たミッド人はゼロカスタムを狂気のデバイスと忌み嫌うから流行らないのだが。

負け惜しみではない。決して無い。


しかも昔設計思想を持ち込んだデバイス会社はどこも絶対売れないよこんなもの、と私を叩き返した。
おかげで私は今でもデバイスマイスターの世界では鼻つまみ者である。
どうしてこうなった。


全身を覆うタイプというのがまず一つ。

しかも体調管理(衛士強化服みたいなもの)から精神制御(テンションを操作するくらい。戦闘中は種割れみたく無表情になる)
さらに照準補助(ティアナは殆どコレにおんぶに抱っこ)と飛行補助(ほぼ自動飛行)に加えてロックオンされたりセンサーに何か引っかかったら勝手に避けてくれる。
そして他のデバイスの制御までやってくれる万能インテリジェント・デバイスであると言うのが二つ目。

そして最後に死んだ状態で発掘されるユニゾン・デバイスのリンク機能部品等を流用するというのが3つ目。

これ等が主に「あ、ヤバそう」と見える原因らしいのだが・・・。
どうしてこうなった。




ゼロシステムがモデルとはいえ、ゼロシステムに比べたらこんなものあってないようなものだ。
・・・・それに、こんなのユニゾン・デバイスも同じようなものじゃん。
あれは違うの?







中の人は殆ど電池で、任務の概要を頭に入れたらあとは敵に大雑把に狙いをつけて撃てばいいだけ。
半ばゲーム感覚だ。

なんて便利で素敵なデバイスなんだろう。(自画自賛)
戦闘センスが壊滅的な私なんかにはぴったりだ。
これだけやってもまだ戦場ではヒヤリとさせられる場面だらけだというのに、
きっと他の戦闘が苦手な魔導師にはバカ受けすると思ったんだがなぁ・・・・・・・・。
どうしてこうなった。












どうしてこうなった。













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画面の中では、巨大な白い羽を広げた、鎧のようなバリアジャケットをした魔導師が一人。18名からなる魔導師部隊を蹂躙している。
その様はまるで地球の神話に出てくる戦乙女の如しだ。

ミッドチルダ式の魔方陣が浮かんでいるし、ベルカの騎士では無いようだが。

16機の放熱板のようなものは彼女のデバイスなのだろう、戦場を高速で縦横無尽に動き回るそれらは無人機とはとても思えない。
そして打ち漏らしも多いが、中々正確な射撃。

おそらく全機彼女が一人で操っているのだ。恐ろしい制御技術である。
加えて両手にもった大きな二丁の拳銃型デバイス。
こちらも中々の腕だ。

砲門は単純に考えて18。一人一門で数えれば確かに十分対応できる。・・・・・・が、これは異常だ。

彼女の魔導師としての資質は決して高くない。戦闘に使えるレアスキルも持っていないようだ(隠してる)。
どれほどの鍛錬を積めばこんな機動が可能になるのか・・・・・・なのはにもそれは途方も無い所業に見えた。



「はやてちゃん、これって・・・・・・・・・!!」

「そう、『機械仕掛けの魔女』の模擬戦映像や。これから戦友になんねんから、よー知っといたほうがええやろ。」

「凄いけど・・・・・悲しい。自分を押し殺した、悲しい力だよ。これは・・・・・・。」

「せやな。・・・・・・その辺もウチに引き込もうって決めた理由や。聞いた話、局の中で完全に孤立しとるらしいし・・・・・・・・仲間ってもんをしらなあかん。この子は。」

「どうしてこうまでこの子は力を求めたんだろう・・・・・・。」

「経歴は有名な話やよ。・・・・・・・名誉の戦死を遂げた筈の、たった一人の肉親の兄は管理局の上役の・・・・・保身に付き合わされて犬死やゆーてぼろかす言われとってん。その汚名を雪ぐために、それとぼろかす言いよった管理局員の風上にも置かれへん屑に、兄の墓の前で謝罪させるために闘っとったんやと。」

「まぁもうそれは済んだ話らしいねんけど・・・・・・その屑、小便漏らしながら墓に土下座して謝っとったらしいで。」


・・・・・・・・・・。


「そ、それもなんか凄いね・・・・・。でも、言い方は悪いけどこの子の復讐は済んだんでしょ?なら、この子はなんでこんな・・・・・。」

「なんかな、カウンセラーの話ではこう燃え尽きたー。みたいな状態らしくて、新たな目的意識が持たれへん様な感じやねんて。いままでそれ一筋で頑張ってきたもんやからそれが無くなると人生の支えが無くなってまう状態やねんて。この子、家族もおれへんし。」

「そうなんだ・・・・。」

「ま、なんとかなるやろ!ウチの隊にはこんなやついっぱいおるし、ぶっちゃけ復讐が叶っただけまだなんぼかマシや。むしろこの子には守ったるもんが必要なのかもしれん。年少組と先会わせてみるのもええかもな。」

「そうだね!それに、私達大人はそのためにいるんだもんね。はやてちゃんも偶には言いこと言うよね!」

「偶に、は余計やな~~~?久しぶりになのはちゃんの、発育の良いあそこを堪能させてもらおか。」

「え!?、ちょ、まって、」




画面に夢中になっていたなのはの腋からすっとはやては手を入れた。
・・・・・・・・このあとどうなったかは「お察しください。」













六課、活動開始まで後僅か・・・・・・・・・。



















つづく






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