━━━━━ フェイト・アーウェルンクス ━━━━━
「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って!
ゴメン! 本気で混乱してるからちょっと待って!!!」
「ネギィッ! お前どうすんのや!?
フェイトがあんなんなったのはどう考えてもお前のせいやでっ!!!」
「僕なのっ!?!?
…………いや、確かにそうなんだろうだけど、さすがにこんな展開になるなんてこの僕の目をもってしても見抜けなかった…………」
「「「「「………………………………」」」」」
ネギ・スプリングフィールド達は混乱している。
そんな一文が頭によぎった。
ネギ君と小太郎君は混乱して叫びあっているし、後ろの女性陣は口を開けてポカンとしている。
さすがに僕の性別が変わったというのは驚くのかな?
「少年達よ、我々を無視しないでもらおうか!
ぬぅんっ!!!」
そしてデュナミスがその混乱の隙をついて影槍で攻撃を仕掛ける。
…………もう止めておいた方がいいと思うけどね。
だってあの『石の槍』で致命傷を与えたにも関わらず平然としているなら、ネギ君を無力化するにはもっと大規模な攻撃をしなければならないのだろう。
しかし、それは今の状況じゃ無理だ。もうすぐ墓所の主による要石の破壊も終わるし、既にゲートポートの外の連中が騒ぎを気づいているはずだ。
いくら内と外を完璧に隔離しているとはいえ、長居出来る状況ではない。現にネギ君の近くにいる警備兵が必死に外と連絡をとろうとしているし。
「いいから少し黙ってろって!」
そもそもあんな攻撃じゃネギ君に通らないだろうしさ。
デュナミスのチョッカイに苛立ったネギ君は、手に持っていた『石の槍』に魔力を通して強化し、それをデュナミスに投げつけた。
僕が放つ以上の速度で投げられた『石の槍』は、デュナミスの障壁を容易く突き破ってデュナミスの身体を串刺しにする。
…………アレは僕が作った『石の槍』なんだけど、どうして他人が作ったものを強化出来るのかな?
それに今のはデュナミスの障壁を突き破ったのではなく、障壁を霧散させた…………いや、無効化させたような気が…………。
「ぐおっ…………まだまだ! ふんッ!!!」
しかしデュナミスも『石の槍』で身体を貫通させられながらも、影槍のコントロールを維持している。
そのままネギ君に影槍が…………何っ!?
ネギ君に迫った影槍がまるでチョコレートのように溶けて無効化された!?
ネギ君は掌を影槍に翳して何かのフィールドを一帯に展開しただけだったが、明らかにあのフィールドは普通の障壁などとは違っている。
アレはまさか…………?
「ほな、行ってきます~」
次に止める間もなく月詠さんが襲い掛かる。
正面はデュナミスの影槍がまだ残っているので瞬動でネギ君の側面側に移動し、中空で虚空瞬動を使って襲い掛か…………ろうとしたら、虚空瞬動の足場をうまく構成出来ずに落ちていった。
思いっきりバランス崩してたけど大丈夫かな? ここ結構深いけど…………。
「あ~~~れ~~~?」
…………意外と大丈夫そうだね。
しかしここまで来ると本気でおかしい。
月詠さんが虚空瞬動の足場を作ったところ、強度が足りなかったようで月詠さんがその足場を踏み抜いていた。足場に篭める気の量が足りなかったりした場合にこんなことが起きることがあるが、月詠さんがそんな失敗をするとは思えない。
虚空瞬動はそこそこ難しい技とはいえ、月詠さんも戦闘に関しては強者だ。
「…………暦君、環君。君達のアーティファクトをネギ君に」
「は、はいっ! 『来れ』、“時の回廊”!」
「『来れ』、“無限抱擁”!」
小太郎君と言い争っている…………というか、小太郎君に問い詰められているネギ君を中心に、暦さんと環さんのアーティファクトが展開される。
“時の回廊”でネギ君のいる空間の時間を遅延させ、“無限抱擁”で無限の拡がりを持つ閉鎖結界空間を発生させて閉じ込めるいつものコンボだ。
不意打ちでなら僕やデュナミスであろうと閉じ込めることが出来るのけれど…………、
「ば、馬鹿なっ!?」
「アーティファクトが発動しない?」
…………いや、発動はしている。
発動はしているけど、発動すると同時に無効化されている。
アーティファクトまで無効化するいうことは…………もしかしてこれは『完全魔法無効化』か?
まさかネギ君が…………。
「わかった。君達はもういい。
暦君は月詠さんを回収、環君は墓所の主の作業を早めてくれるように伝えてくれ。その後は2人とも墓所の主の側で待機。
無いとは思うけど墓所の主の護衛を…………」
「え!?」「は、はい…………」
しかしよく考えてみれば、ネギ君の母親はアリカ・アナルキア・エンテオフュシア。
ウェスペルタティア王国最後の王女であり、“黄昏の姫巫女”であるアスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアと同じオスティア王家の血を引いている。
つまりそのアリカ王女の息子であるネギ君も同様に、オスティア王家の血を引いていることになる。
ネギ君が“黄昏の姫巫女”…………“黄昏の御子?”になるには十分な理由だ。
「お前どーすんのやっ!? どーやってフェイトに責任とるんや!?」
「“責任”っ!?
…………いやいや、ちょっと待とうか。そもそも京都で仕掛けてきたのは君達なんだから、僕が責任を取る必要はないっていうか…………」
「じゃあ何で目を逸らすんや!?
木乃香姉ちゃん達に聞いてるでっ! ネギは自分が悪いと思ったときとか、都合の悪くなったときは目逸らす癖があるってな!!!
自分すら騙せない嘘に意味はないでっ!!!」
「な、何で小太郎君が僕の知らない間に木乃香さん達と話してるんだよっ!?」
「愚痴と惚気を聞かされてるだけや! むしろコッチの身にもなってみい!」
「(…………ネギがフェイトに罪悪感を抱いてる)」
「(これはマズイで…………)」
「(ネギ先生の性格だったら、フェイトを消し飛ばしてなかったことにしようとは思わないはずです)」
「(もし消し飛ばすにしても、まずフェイトに責任とってから…………男に戻すなりをしてからでしょうね)」
「(…………それって男に戻すの無駄なんじゃね?)」
「(いえ。ネギ先生が自分で納得されるかどうかが問題ですので…………)」
「(…………ソッチの責任アルよね? “男”として責任を取るとかじゃないアルよね?)」
「「「「「(……………………)」」」」」
これは思いもよらぬ収穫だ。
まさか“黄昏の御子”が見つかるなんて…………。
当初の僕達の計画は、まず世界各地にあるゲートを破壊して、魔法世界…………火星と地球の魔力の繋がりを廃都オスティアのゲートのみに絞る。
これによって火星の魔力の流れは全て廃都オスティアのゲートに向かい、膨大な魔力が集まることになるだろう。そしてその魔力はオスティアのゲートを通して麻帆良に流れ込むことになる。
この魔力を持って、彼の復活を遂げる。
まずはそれだ。
魔法世界全ての住人を“完全なる世界”に誘うのは、彼が復活してからになる。
というのも、“紅き翼”によって“黄昏の姫巫女”を連れ去られて、居場所が掴めないからなんだけどね。
もしかしたら高畑・T・タカミチの関係で麻帆良にいるかもしれないので、彼が復活した後にでも探すつもりではあった。
しかし“黄昏の姫巫女”は儀式に必要だが、それが“アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシア”でなければならない理由はない。
ネギ君がその代わりになることが出来る“黄昏の御子”ならば、彼を確保するだけで器の肉親の魂と“黄昏の御子”という僕達の目的に必要なものは全て………………彼を、確保……?
「だーかーらっ! 少し黙ってろって言ってるでしょーがっ!!!」
「ぬおおおっ!?!?」
遠距離攻撃では埒が明かないことに気づいたデュナミスが接近戦を仕掛けようとしたが、逆に携帯杖を使用しての『雷の投擲』で迎撃された。
あの無効化フィールド内でも、ネギ君だけは魔法を使えることが出来るのか。ソレって反則過ぎないかい?
しかも『雷の投擲』を無詠唱で7本も出すなんて、魔法戦においてもネギ君は侮れないようだ。
…………コレ、ネギ君を確保なんて出来るのかな?
「………………ハッ!? そうか、わかったぞ! きっとあの黒ローブがフェイトを女の子に変えてしまった元凶なんですよっ!!!
そうじゃないんですか!? フェイトの傷を治したのは貴方なんでしょう!?」
しかもまたネギ君が何かを言い出し始めた。
どうやら今回の標的はデュナミスらしいけど…………。
「ぬうっ…………え?
た、確かにテルティウムを治したのはこの私だが…………」
「やはりそうか…………くっ、まさかフェイトの怪我の治療を名目にこんなことをするなんて…………。
よく考えてみてください、皆さん。あの黒ローブはフェイト達女の子を数人引き連れてテロりに来たようです。しかも面識のあるフェイトを差し置いて僕達に話しかけてきたことから、おそらく彼らの中でも上位に当たる人物だと思われます。
つまり…………“ょぅι゛ょ誘拐犯”とは黒ローブがハーレムを築くための組織だったんだよっ!!!
まさか誘拐するだけに飽き足らず、遂には女の子を自ら作り出そうとするとは…………彼はなんて外道な人なんだ!!!」
「「「「「な、なんだってーーーっ!?」」」」」
「しょうねーーーんっ!? その不名誉な言い掛かりは何なんだぁーーーっ!?!?」
「(…………ネギ必死過ぎ。“完全なる世界”について詳しいことを話していないコタロ君や木乃香達は信じちゃうかもしれないけど…………)」
…………また始まったよ。
まあ、彼が“ょぅι゛ょ誘拐犯”の主犯と思われるより、デュナミスが主犯と思われたほうが“完全なる世界”の名誉のためにもいいから放っておくけどね。
世界を滅ぼすテロリストと呼ばれるのは構わないけど、さすがに彼が“ょぅι゛ょ誘拐犯”として認識されるのは勘弁してほしい。
…………ホラ、僕って彼の忠実な人形だし。
『フェイト様、要石の破壊が終わりました』
ん? 暦君か。
わかった。それなら引き上げるとしようか。
「だから小太郎君! フェイトをあんな風にしたのはあの黒ローブのせいなんだよ!
そもそもフェイトをわざわざ女の子にするってこと自体がおかしいだろっ! あの黒ローブが趣味でやったとしか思えないじゃないか!!!
元男のフェイトに他にもいた女の子と同じミニスカート履かせたり、月詠さんのあのゴスロリを用意したのもきっとあの黒ローブなんだよっ!!!」
「なっ!? …………フェイトっ、目ぇ覚ませ! そこはお前が居ていい場所やないんやっ!!!」
「いい加減にしろ、少年っ! 私達は“ょぅι゛ょ誘k”「そこまでだよ、デュナミス。要石の破壊が終了したから撤退しよう」せめて否定させろっ!!!」
要石の破壊という目的を果たし、ネギ君が“黄昏の御子”であることがわかるというオマケもあった。ここにいる必要はもうないだろう。
それに要石を破壊したからにはゲートを繋ぎ止めていた魔力が暴走する。ここにいては危険だ。
「残念だけどそろそろ時間だ。今回はこれでお別れだよ。君達も避難した方がいい。
要石を破壊したことによってもうすぐゲートを繋ぎ止めていた魔力が暴走するだろう。ネギ君達は大丈夫でも、後ろの警備兵達はどうかな?」
「え、帰るの? …………そっか。元気でね。
それじゃ僕はその暴走する魔力の対処しよっかなー…………うん、そうしよう!」
「ネギ、目逸らし続けながら言うもんやないで…………」
追撃はされないか。
それは何よりだ。
今のままではネギ君を確保するには準備が足りない…………以前に、何か作戦を考えなきゃいけないな。
とりあえず今回はこれで引くことにしよう。デュナミスに突き刺さっている『石の槍』でネギ君の血は手に入ったしね。
だがネギ君が“黄昏の御子”であるのがわかった以上、ネギ君本人も何とかして手に入れなければならない。
ネギ君達はこのまま魔法世界に残ることになるので、彼の復活までになんとかしてネギ君の確保を試みることにしようか。
「じゃあね。王子様」
「ッ!!!」
「(…………フェイト、お前はもう身も心も女になったんか?)」
「「「「(これはマズイッ!!!)」」」」
「「「「(いろんな意味でッ!!!)」」」」
「(…………ネギ先生が顔真っ青にするところなんて初めて見た)」
「(さすがにこれだと無理ないな…………)」
? 何をビクついてるんだ、ネギ君は?
王子様という言葉に反応するということは、もしかしてネギ君は自分の母親のことを知っているのかな?
ネギ君を力ずくで確保するのは難しそうだし、だとしたらヘタに敵対するよりも同志になってもらう方法を考えてみた方がいいかもしれない。
生贄にされたアリカ王女のことからあまりメガロメセンブリアなどには良い感情を抱いてないだろうし、元老院の一部が過去にネギ君の暗殺計画が企んだことなんかを話してみようか。
ま、今までの経緯や“千の呪文の男”のことからあまり信用されないかもしれないけどね。
━━━━━ ドネット・マクギネス ━━━━━
ゲートを覆っていた結界が解除され、ようやく中に入ることが出来た。
いったい何があったの!?
重力波・電磁波・魔法力・精霊力等全てが遮断され、中の様子がまったくわからなかった。こんな強力な結界聞いたこともない。
こうも簡単に侵入を許すなんて…………まさか魔法世界内部に糸を引く者が!?
いや、今はそんなことよりネギ君達を………………あ、ちゃんと皆いる。
どうやら無事だったみたいね。
「ネギ君っ! いったい何が…………その血は!?
いったい何があったの!?」
よく見るとネギ君の右肩が血に濡れている。服にも穴が開いているし、どうやら何かしらの事件があったのは間違いないわ。
でも、幸いネギ君の怪我は既に塞がっているみたいだし、アーニャちゃん達や警備兵達には怪我はないみたい。
「あ、ドネットさん。“ょぅι゛ょ誘拐犯”です。ゲートの要石を破壊されました。
怪我はもう治したから大丈夫です。他に怪我人もいませんよ。詳しいことは茶々丸さんが映像を記録しているでしょうから、それを見てください」
なっ!? “完全なる世界”が…………。
被害はゲートの要石。ネギ君が怪我したけど治癒済み。
…………まあ、ネギ君が大丈夫というからには、とりあえず危険はもう去ったと考えていいわね。
とはいえ、ネギ君の顔が真っ青なのが気になるわ。怪我をしたせいだと思うけど…………。
完全治癒呪文に近い治癒呪文を使えるネギ君だけど、それでも出血から見る限りかなり大きな怪我だったみたいだから、医者に見せたほうがいいわね。
他の子達も怪我はないみたいだけど混乱しているみたいだし、とにかく別室に連れて行って一度落ち着かせないと。
………………それと、ネギ君が手に持っている掌サイズの球は何かしら?
特に魔力とかを感じたりしないはずなのに、何だかとても嫌な予感が…………。
「あとゲートの要石が壊されたことで魔力が暴走しそうだったので、結界でその暴走する魔力を閉じ込めました。それを収縮したのがこの球です。
…………これどうしましょ? 魔力圧力がかなり高いから、このまま解放したら爆発しちゃいますけど…………」
「え……暴走する魔力を? …………その割にはそれからは何も感知出来ないけど?」
「そりゃ結界で封印してますからね」
「…………ちなみに解放したらどのくらいの被害になるのかしら?」
「ここでなら死人が出ます。この魔力を再利用とかしないんなら、僕の方で処分しますけど?」
「再利用なんて出来るわけないでしょう…………いいわ。
安全に処分出来るなら、ネギ君が処分して頂戴…………って、何その球を食べようとしているのっ!? 何でもかんでも口にしちゃ駄目って前から言ってるでしょう!!!」
「え? 怪我治すのに魔力使ったから、これで補給しようと思っただけなんですけど………………駄目?」
ああもう、この子はっ!
メルディアナにいたときから、解毒呪文の効果を確かめるために自ら毒草を食べて確認するなんてことをやった前科があるし…………。
だいたい魔力の塊を食べて魔力の回復なんて出来るわけ…………そういえばこの子、近衛学園長が言うには『完全魔法無効化能力』を持っているのだったわね。
その能力を応用すればもしかしたら出来るのかしら?
そういうアレンジはこの子の一番得意とするところだし…………。
…………ま、いいか。
この子のすることは気にしないでおきましょう。
「とりあえず、あなた達は別室に。
医者の手配もするから、ネギ君は診察を受けてね」
「…………ケフッ、ご馳走様でした。了解です、皆さん行きましょうか」
まいったわねぇ。まさかこんなことになるなんて…………。
校長が言っていたナギ・スプリングフィールドさんの友人も何故か到着していなかったし、予定が狂いっぱなしだわ。
それにゲートが壊れちゃったから、ネギ君を麻帆良に帰すことは…………出来るわね。
というかネギ君なら勝手に帰れるわね。
予定は狂ったけど、あまりネギ君達については心配しなくていいのが不幸中の幸いか。
まずはこの騒ぎを収めることにしましょう。
━━━━━ ガンドルフィーニ ━━━━━
フフフ、今日が出張最終日だ。ようやく家に帰ることが出来る。
早く娘の顔を見たいものだよ。…………あ、もちろん妻の顔もね。
まったく…………何で私がわざわざ魔法世界まで来なければいけなかったんだ。学園長め。
せっかく娘が小学校に上がってから初めての夏休みだから、色んなところへ連れて行って良い思い出を作ってあげようと思っていたのに…………。
魔法世界の決まりでお土産を買って帰ってあげられないことが残念だな。
まあ、学園長から聞いた話だと魔法世界には崩壊の危機があるということなので、高音君達生徒だけでこちらに来させるわけにはいかなかったから仕方がないか。
とはいっても、実際に崩壊し始めたら私がいても何かの役に立てるとは思えないけどな。
ネギ先生も今日から一週間ほど、例の件について魔法世界に滞在するようだ。とはいえ大部分の調査は式神に任せて、従者の皆と魔法世界を観光するらしい。
私達とは入れ違いになってしまうけど、ネギ先生も魔法世界は初めてらしいからこれも良い経験になるだろう。
是非ともこの魔法世界を楽し「って帰れねええ~~~ッ!?」…………ん? 今のは春日君か?
そんなに大きい声で叫んだりして…………何かあったのかね?
━━━━━ 後書き ━━━━━
はい。さすがのネギもこれには焦りました。
おかげでゲートも破壊されてしまい、フェイト達に嫌がらせすることが出来ませんでした。
自業自得ですね。
そしてデュナミスが“ょぅι゛ょ誘拐犯”の主犯となりました。南無。
あと『完全魔法無効化能力』がチートすぎて困ってきました。まさかアーティファクトまで弱体化させるなんて…………。
無くても勝てるんですけどね。
【ネギの被害者リスト】
メルディアナ学校長:燃やされた
カモ:去勢された+『仮契約』儀式の手伝い
鳴滝姉妹:悪戯し掛けて返り討ち
エヴァンジェリン:紅茶吹かされた
バカレンジャー:勉強地獄
学園長:ストレスによる急性胃潰瘍にて吐血(2度目)
さよ:知らないうちに成仏させられるところだった
魔法先生一同:「この子ホントにどうしよう?」という絶望
愛衣:幼児退行させられた
高音:露出狂の嫌疑かけられた
刀子:露出狂の嫌疑かけられた
バレーボール:破裂させられた
タカミチ:コーヒー吹かされた+担任クビ+マダオ就任
刹那:勉強地獄+バカホワイト就任
明日菜:失恋
関西呪術協会:変態集団疑惑+吹っ飛ばされた
天ヶ崎千草:勝っても負けても“死”?+心を連れていかれた
“完全なる世界”:“ょぅι゛ょ誘拐犯”
ルビガンテ:名前忘れられた
月詠:メガネ壊された
フェイト:女体化 ← new!
リョウメンスクナノカミ:出番無し
ナギの家:半壊
ヴィルさん:情報引き出された
小太郎:フラグ壊された
超鈴音:未来に帰れませんでした
デュナミス:このロリコンめ! ← new!