━━━━━ 高畑・T・タカミチ ━━━━━
「それでは昨日のことを話し合おうとするかの。皆忌憚のない意見を言っとくれ」
昨日の騒ぎから一晩たった。無事に侵入者も捕まえたのだけど、ネギ君の処遇が問題になった。
ハア、ネギ君は次から次へとまったくもう……。
「まず、昨日の侵入者騒ぎのことを改めて簡単に説明しますと、私達が駆けつけたときには既に終わっていました。
ネギ君達、侵入者双方に怪我はありませんでした」
「フム、それはなによりじゃ。
しかし、ネギ君のことは如何しようかのお……」
「学園長! まさかネギ先生を警備に参加させるおつもりではないでしょうな!?
彼はまだ10歳ですよ!」
「待ってください、ガンドルフィーニ先生。ネギ先生は裏の事情を知ってしまいました。少なくとも私達の方からも説明した方がいいのではないでしょうか?
10歳だからといって、蚊帳の外にするわけにはいかないでしょう。
それに警備に参加させなくとも、治療チームとして働いてもらえばいいのではないですか?おそらく彼は麻帆良でもトップクラスの治癒術士ですよ」
「…………葛葉。顔がニヤついているぞ」
いつになくご機嫌で肌が艶々としているなぁ、葛葉先生。
ネギ君の『咸卦治癒』がそんなに気に入ったのかな?
まあ、とりあえず僕も意見を言っておこうか。
「僕は葛葉先生に賛成ですね。ネギ君は頭が良いし勘も鋭いですから、秘密にすべきもの以外は話した方がいいと思います。
それに身を守るぐらいの実力はあるでしょうしね」
というか、事情説明しておかないと、身を守るために過剰反応しそうなんだよね。
へたしたら女子寮を気づかないうちに結界で覆っていたとかありえそうだし。
「よろしい。事情は説明することにしておこう。今日これからネギ君が来る予定なので、そのときに説明する。
しかし、警備に参加させるのは早いじゃろ。教師としての仕事もちゃんと出来ていると報告は受けておるが、まだ始まったばかりだしの。
…………そうじゃなぁ。我々の手で負えない怪我人が出たときはもちろん手伝ってもらうしかないが、基本的には治療チームにも不参加じゃ。
確かにトップクラスどころか最高の治癒術士かもしれんが、昨日の様子では怪我人以外の患者が殺到しそうじゃからの。しばらくは様子見じゃ。教師の仕事に専念してもらう」
「そんなっ!?」
絶望しないでくださいよ、葛葉先生。
しかし、様子見か………………それだけだと何か不安だな。
「学園長。基本的にそれで大丈夫だと思いますが、ネギ君に首輪をつけた方がいいと思います」
「? どういうことじゃな、タカミチ君?」
「エヴァの手助けをしたようにネギ君の性格からして、彼の方から危険なコトに首を突っ込む可能性があると思います。
危ない目にあっている人や困っている人がいたら、きっとネギ君はその人を助けるでしょう」
「…………フム、確かにそれはありそうじゃな」
「ですので…………そうですね。ネギ君には“女子寮の警備”を任せたらどうでしょうか?
もし侵入者が女子寮に攻撃してきたら、どちらにせよ女子寮に住んでるネギ君は防衛のために戦わざるをえないでしょう。
それならば最初から女子寮の警備を任せて、その場から動かさないようにした方がいいと思います」
女子寮に攻めてくる敵なんかそもそもいないけどね。
ネギ君に鎖に繋がっている首輪をつけるほうが大事だ。
「…………なるほど。それなら安全ではないでしょうか。
侵入者などの異常事態が発生した場合はネギ先生にも連絡が伝わるようにしておいて、本人に警戒するようにしておいてもらえばいいでしょう」
「そうですね。それにネギ先生は木乃香お嬢さまと同室です。
今まで危険なことはありませんでしたが、木乃香お嬢さまを守る人間が多いに越したことはありません」
「私もそれでいいと思う。何もないとは思うが、警戒しているのとしていないのでは大きな差があるからな」
「女子寮の警備か…………ウチの娘も寮に住んでるし、それなら安心出来るな」
ガンドルフィーニ先生、葛葉先生、神多羅木先生、明石教授から賛成の声が上がる。
他の先生方も特に反対は無いようだ。
「フム、よかろう。確かにデメリットはなさそうじゃから、ネギ君には女子寮の警備をお願いするとしよう。
ただしあくまで異常事態が発生した場合のみであって、普段は教師の仕事のみとする。
…………しかし、ネギ君は戦いの仕方を知っておるんじゃろうか? 女子寮を燃やされでもしたら大変じゃぞ」
「…………確かにそうですね。メルディアナでも今は戦闘方法なんかは力を入れて教えてはいないようですし」
ネギ君のあの気配遮断からしてむしろ暗殺向き? 瞬動もおそろしく静かに出来るんだよね。
でも、日本に来ることになってから開発したと言ってた昨日のモビルスーツというのも僕も初めて見たけど、あれなら真正面から戦えそうだ。
「昨日中断した顔合わせを今日やり直すのですよね?
でしたら、そのときに誰かと模擬戦でもしてもらえばよいのでは?」
「それもそうじゃな。中断したとはいえ、昨日で顔合わせは大体終わっとるから問題ないじゃろ。こういうのに顔を出さない連中も、興味を持って出てくるかもしれんしの。
よし、時間も経ったしこんなとこじゃろ。それではこれにて解散。模擬戦の話を皆に広めておいておくれ。そしたら皆興味を持って見にくるじゃろ。
タカミチ君はネギ君を呼んどくれ。彼からも事情は聞いておきたいしの」
…………ふう、何とか無事終わったな。
まさかネギ君が来てから4日でこんな事態になるとは思ってもいなかった。
別にネギ君自身が悪いことしたわけじゃないんだけど、ネギ君の運が悪いのかなぁ。
コンコン、とドアがノックされた。ネギ君が来たのか。
「学園長、ネギ・スプリングフィールドです」
「おお、開いとるよ。入りたまえ。わざわざすまんの。聞きたいことがあるのでな」
そういえば昨日は結構夜遅くまで残らせてしまったけど、大丈夫だったかな。
ちゃんと授業の補佐はしてくれてたけど、無理をしていないといいが。
「いえ。僕の方からも学園長にお伝えすることがありまして」
? エヴァの件かな?
『登校地獄』のコトで何かあったんだろうか?
「ウチのクラスの相坂さんを成仏させようと思うんですけどいいですか?」
「フォッ!? 何を言っとるんじゃ、ネギ君!?」
「いや、調べてみたら60年ぐらい幽霊やってるみたいじゃないですか。
早く成仏させてあげないと可哀想ですよ」
…………ハア、ネギ君は次から次へとまったくもう……。
━━━━━ 龍宮真名 ━━━━━
「龍宮…………お前も来たのか?」
「刹那か、お前もこんな集まりに出るなんて珍しい。護衛はいいのか?」
「少しぐらいなら大丈夫だ。式神も置いてきている」
元々麻帆良にいる限りは滅多なことはないだろうがな。
それにしてもいつもはこういうのに顔を出さない刹那が出てくるとはね。さすがに近衛と一緒に暮らしているネギ先生のことは気になったのか。
「それにしても本当なのか?
ネギ先生がもう裏の事情を知ってしまい、しかも女子寮の警備を担当するというのは…………」
「本当だ。昨日の顔合わせは私も出なかったが、大騒ぎだったらしい。
女子寮の警備というのはあくまで建前の話だな。学園長達もネギ先生を危険な目には遭わせたくないようだ」
「確かに今まで女子寮が攻められたことなんかなかったからな。逆に安全といえば安全か」
それにしても、あの小さなネギ先生がねぇ。
確かに私の魔眼でも、魔力や気のゆらぎがまったく見えないほど落ち着いていたが、まさかエヴァンジェリンの『登校地獄』も解呪することが出来るとは。
今日の模擬戦とやらで、ネギ先生の実力が少しはわかるといいが。
「聞いた話によると、ネギ先生の治療魔法は凄いらしいな。
怪我だけでなく、風邪などの病気も治癒出来るらしい」
「ああ、高畑先生の使う『咸卦法』と、エヴァンジェリンの使う『闇の魔法』を組み合わせた技法らしいが、詳しいことは直接見てみないと何とも言えないな」
「問題無いならそれでいい。木乃香お嬢さまに何かあったときでも安心だ」
やれやれ、相変わらず近衛命のようだな。
近衛はお前が頑張っていることを知らないのに健気なものだ。
「何でもメルディアナの校長を魔法のコントロールに失敗したせいで大火傷を負わせてしまい、それから治療魔法の勉強に力をいれていたようだ」
「ちょっと学園長と話をしてくる」
待て、落ち着け刹那。
刀を握り締めるんじゃない。覚悟を決めた顔をするんじゃない。
「大丈夫だ。ネギ先生の魔力制御は私の眼から見ても完璧だ。
それにさっきの話はネギ先生が3歳の頃の話だぞ。しかも、生まれて初めて使った魔法での話だ」
「…………3歳でか?」
「ああ、凄い魔力を秘めているらしい。それこそ近衛よりも多いらしいぞ。
初めての魔法ということで、その魔力を力一杯振り切ったせいで事故が起こったんだ。初級魔法の『火よ灯れ』がキャンプファイヤーのような火柱になったそうだ。
ちなみに魔力総量は私が魔眼で見ても分からなかった」
「その上『咸卦法』も使えるというのか…………」
「体術もそれなりに出来るみたいだな。
ホラ、初日にステッキ術を使うと言っていただろう」
「それが本当なら末恐ろしいな。確かにネギ先生の歩き方には隙が無かった」
「ナイフ一本で熊の解体を出来るらしい。もちろん気も魔法も使わずにな」
「…………別の意味で木乃香お嬢さまの近くにいるのが不安になってきた。ネギ先生って10歳なんだよな?」
その気持ちは良く分かる。
メルディアナ魔法学校長の言によると、
“天災を引き起こす天才児”
そんなものはただの大袈裟な噂じゃないかと2-A相手に教師をしているネギ先生を見てたら思っていたが、こんな騒ぎを引き起こすとなると噂ではなかったようだな。
「……皆揃っておるようじゃの」
噂をすれば、学園長や高畑先生と一緒にネギ先生の御到着か。相変わらずの笑顔で、教壇に立っているときとなんら変わりない。
違うのはオコジョを肩に乗せているぐらいか。これだけ見てると普通の子供なのに…………。
あ、コッチに気づいたネギ先生が笑いながら小さく手を振ってきた。
フフフ、ああいうところは子供らしくてカワイイな。
それにしても、私達がいることには驚いていないな。もしかして既に気づかれていたのか?
まあ、エヴァンジェリンのように魔法関係者がいるというのは予想していたかもしれんな。
…………それにしても、学園長と高畑先生はやけに疲れた顔していないか?
━━━━━ 桜咲刹那 ━━━━━
「…………というわけで、これからよろしくお願いします。普段の警備に参加出来ませんが、怪我人が出たら言ってください。大抵の怪我なら治癒出来ますので。
それと、この子は僕の使い魔でオコジョ妖精のアルちゃんといいます。この子もよろしくお願いします」
パチパチ、と拍手が鳴る。
相変わらず物怖じしない子だ。何人もの魔法先生から強い視線を浴びているのに、まったくそれを気にしていない。多分ウチのクラスの大半よりは大人っぽいのではないのだろうか。
…………それにしても、こんなに魔法関係者の顔を見るのは始めてだ。というか、瀬流彦先生も魔法先生だったんですか…………。
「ウム。といっても、怪我以外のことでネギ先生の手を煩わせてはいかんぞい」
ん? 学園長の言葉で刀子さん達女性が数人崩れ落ちたがどうしたのだろうか?
男性教師は微妙な顔して苦笑いしているし。
「刹那もあと10年程経てばわかるさ」
「何のことだ?」
「いや、何。とにかく崩れ落ちた人たちには事情は聞いてやるな。
大人にはいろいろあるんだよ」
…………確かに大人になればいろいろしがらみがあるのはわかるが、大人っぽい龍宮がそういうと説得力があるな。
やっぱりこいつは年齢詐し「何か不愉快なことを思わなかったか?」思ってない思ってない。だからコメカミから銃をどけてくれ。
「さて、それではお待ちかねの模擬戦を始めるとしようか。
ネギ先生の相手になってくれるのはいないかの?」
いよいよか。この模擬戦の結果次第なら大分安心できるようになるんだが。
一緒の部屋に暮らしているネギ先生が頼りになれば、護衛としても期待できる。
…………10歳の子供に期待することではないのはわかっているけど。
何にせよ、怪我のないようにだけはお願いしたいな。ネギ先生が怪我したら、お嬢さまが悲しまれる。
弟が出来たみたいで、お嬢さまもたいそうお喜びのことだし。
「では私がやろう。昨日ぼーやには情けない姿も見せてしまったからな。
ここで汚名返上しておこうか」
エヴァンジェリンさんが!?
あの人がこんなことに参加するなんて思ってもいなかったな。
「よろしいんですか? まだ封印は効いてますから、本来の実力を発揮できないのでは?
しかも、今夜は三日月ですらないですよ」
「ぼーやに心配されるほど落ちぶれてはいないさ。確かに今の私の状態は、人間と吸血鬼の悪いところが重なっているような状態だがな。
構わんだろう、ジジイ。…………言っておくが、私も金の卵を産む鶏を殺すほど馬鹿ではないぞ」
「……フム、ネギ君は構わないかね?」
「僕は問題ありません。ただし、さすがにエヴァさん相手なら手加減抜きでいかせていただきますよ。
封印されている故の弱点を容赦なく突かせていただきます」
「構わんぞ。むしろ手加減するような甘っちょろいことは言うな。
人生はいつも準備不足の連続だ。常に手持ちの材料で前に進む癖をつけておくがいい。
フフ……私は自分の力で切り抜ける男が好きだぞ? ぼーや……♪」
…………仲良いんだな、あの2人。
エヴァンジェリンさんがあんな風に話すのを初めて見た。
しかし、いくら封印されて本来の実力を発揮できないとはいえ、エヴァンジェリンさん相手ではネギ先生も辛いだろうな。
どこまで食らいつけるのかが見所だ。
「…………それにしても“封印されている故の弱点”か。どんなのがあるかな?」
「私だったら魔力不足を突くかな。
今のエヴァンジェリンは魔法薬を補助にして魔法を使っている。遠距離からネチネチと攻撃をして、魔法薬の枯渇を狙うとか」
そんなところか。
確かに迂闊に近寄るのは危険だな。
「ああ、茶々丸も参戦させる。
別に問題ないだろう、ぼーや?」
「問題ありません。主人と従者でセットですからね」
「1対2かい? それはマズイんじゃないかい、エヴァ?」
いくらなんでもそれは無理なのでは?
子供ならではの無鉄砲さが出たのか?
「そのかわり準備の時間は与えてやる。『闇の咸卦法』やモビルスーツとやらを展開させるなら待つぞ。
私としても純粋にぼーやの力を知りたいと思っているしな」
「いいんですか?それなら遠慮なく、術式兵装『咸卦治癒』!
並びにラス・テル・マ・スキル・マギステル 『シナンジュ』!」
「ほお!? 同時発動か!?」
あれが『闇の咸卦法』か。術の展開速度がとても速いな。
無詠唱魔法も使えるみたいだし、『闇の咸卦法』発動に1秒もかかっていないぞ。
しかもネギ先生の後の詠唱が終わると、ネギ先生は赤い装甲に覆われてロボットっぽくなった。
ふむ、確かに魔法の発動は恐ろしく洗練されているな。
「…………ウルスラのグッドマン先輩の操影術に似ているな」
「あれは…………魔力で編んでいるのか?」
「見た感じそのようだ。装甲を結構な魔力で構成している。生半可な攻撃では効かんだろう。
体中にスラスターがつけられている。おそらくあそこから魔力を噴射して瞬動のように移動するのではないかな?
攻撃方法は手に持っている銃を使うのだろう」
へえ、普通の西洋魔術師とも違った戦い方をするのだな。
武装は腰の裏側と右手に大型の銃を1丁ずつ。あとは左腕の盾か。
でも、おそらく他にもあるだろうな。
「…………昨日の『リゼル』とやらとは違うな。ジジイ、結界を張らせろ」
「そうじゃな、瀬流彦君頼む」
「その間にルールを決めておこうか。ぼーや。
制限時間は10分。結界を壊すような大技は無し。戦闘範囲は今から張られる結界の内部のみ」
そんなところだろうな。長引いてもアレだし。
しかし、それならエヴァンジェリンさんの魔法薬の枯渇を狙えなくなる。
“結界を壊すような大技は無し”というのはエヴァンジェリンさんには関係ないので、少しネギ先生の行動を狭めたのか。
このルール、エヴァンジェリンさんに少し有利だ。
「だから、ぼーや。“学園の外に出て、そこから対軍勢用魔法を打ち込む”とかは無しだぞ」
「………………わかりました」
「え? そんなことしないよね、ネギ君?」
は? 「わかってます」じゃなくて「わかりました」?
答えるまでの沈黙が長かったのは何故?
というか、銃の弾を入れ替えないでください。何を考えていたんですか、ネギ先生!
あ、今度はバズーカを出現させた。右手に持ってた銃を左手に持ち替えて、右手にバズーカを持った。
「クックック。そういうところが好きだぞ、ぼーや」
「煽らないでくれよ、エヴァ」
「いい加減その“ぼーや”ってのやめてくださいよー」
「フン、私に勝てたら名前で呼んでやるよ」
「あ、いいんですか?」
「構わんさ。むしろ私に勝てるようなやつをぼーやとは呼びたくない。
…………で? それなら私が勝ったらぼーやは何をくれるんだ?」
「え? 僕が負けても血ぐらいしかあげられませんけど……」
「ほう? いいのか?」
「コ、コラ、ネギ君。大丈夫かい、そんな約束して?」
「大丈夫ですよ、タカミチ。ご飯をシッカリ食べて、『咸卦治癒』が発動した状態で寝れば、1日1リットルぐらい吸われても平気です」
「「「「「………………」」」」」
「…………いや。さすがにそこまではいらんぞ」
…………。
……………………。
………………………………本当にネギ先生が木乃香お嬢さまの近くにいて大丈夫なんだろうか?
━━━━━ 後書き ━━━━━
相坂さよを成仏させるネギって斬新じゃね!?
と、思ってしまいましたが、流石に可哀想なのでやめておきましたw
タカミチのネギに対する印象は
“好奇心が強い、ドーベルマン並みの能力を持ったチワワ”
のような感じです。甘噛みされただけで大惨事。
ちなみにマナが言及したモビルスーツの耐久は
ランクE:通常のネギの魔法抵抗力と同じくらい
ランクD:『武装解除』級の魔法を防げる
ランクC:『魔法の射手』級の魔法を防げる
ランクB:『白き雷』級の魔法を防げる
ランクA:『雷の暴風』級の魔法を防げる
ランクEX:『『千の雷』』級の魔法を防げる
といった感じです。
もちろん個人の魔力によって威力の差があるので、一概には同じではありません。
また、モビルスーツの耐久力に関わらず、シールドの耐久力はランクA。
『ユニコーンガンダム』の『Iフィールド発生装置付シールド』はランクEXです。
ちなみに、高音の『黒衣の夜想曲』は『魔法の射手』を使った『風華崩拳』や『外門頂肘』を防いでましたので、ランクCの上位といったところでしょうか?