━━━━━ 犬上小太郎 ━━━━━
くそっ! まんまとやられてしもうた!
何とか俺らは逃げることが出来たけど、千草姉ちゃんと月詠は捕まってしもうてるやろな。
今は隠れ家の一つで潜伏中や。
どうせ追っ手が出てるやろうし、このまま計画を続けるか京都の外に逃げるか決めなアカンけど…………。
「これでしばらくは大丈夫だろう。周りを確認してきたけど追っ手の気配はないよ。
…………これからどうする、犬上小太郎君?」
「決まってんやろ! 千草姉ちゃん達を助けてネギに一泡吹かせるんや! あそこまでコケにされて、このまま引き下がれるかい! それに千草姉ちゃんが処刑されるのを黙ってみているわけにはいかんやろ!!!
…………新入り、お前はどうすんや? というか、ネギの言ってたことはホンマなんか? お前が日本に来た理由は、あの木乃香って姉ちゃんを手に入れるためなんか?」
「…………まあ、嘘はついてないね、彼は。とはいえ詳しくは話せないけど僕達にも言い分があるし、何より意味もなくそんなことを企んだわけじゃない。
そして日本に来た理由は探し物があったからだよ。今回のことに乗ったのは麻帆良に対してダメージを与えるため。西洋魔術師側も一枚岩じゃないってことさ。別に僕達は女の子の誘拐を目的としているわけじゃない。別にあのお姫様が目的じゃないさ。
…………いや、もちろん誘拐する必要があるなら誘拐するけど、それはあくまで手段であって目的じゃない。
というわけで、もう少しの間協力させてもらうよ。僕は僕の目的のために君を利用する。君は君の目的のために僕を利用すればいいさ」
敵の敵は味方っちゅーわけか。
個人的にはコイツのことは気に食わんけど、俺1人で千草姉ちゃん達を助けれるとは思えへん。
今は猫の手でも借りたい状況や。コイツが何企んでるかはわからへんけど、贅沢いってる場合やあらへん!
「ところで君は動けるのかい?
ネギ君の攻撃から身を守るために、かなり力を消耗したようだけど…………」
「こんなん何ともあらへん…………って言いたいところやが、正直ヘトヘトや。
治癒術師って聞いとったから油断したわ」
「そうかい…………なら千草さんの奪還は明日以降にしよう。今日はもう休むんだ京都中に網を張られているだろうし、本山も警戒しているだろうから今動くのはマズイ。
それに明日以降なら、逃げた僕達を探すために人手を使うために逆に本山の守りは薄くなるかもしれない。いくら何でも僕達が本山に攻め入るなんか考えてないだろうからね。その隙をつかせてもらおう。
それに千草さん達は重傷だった。今助けたとしても、逃げる途中で怪我が悪化して死んでしまったりしたら本末転倒だ。
取調べのためにもある程度治療はされるだろうから、本山の人達に治療を任せよう」
「…………確かに今すぐ動くっちゅーのは無理やな。しかし、本山に攻め入るなんか出来るんか?」
「大丈夫。僕に任せてくれ」
…………コイツ、無表情やけど何か怒ってへんか?
“幼女誘拐犯”呼ばわりされたらしゃーないかもしれんけど、そんなん自業自得やない…………あ、そういえばネギが「弟とか息子?」っちゅーてたな。
もしかしてコイツ自身が誘拐犯やなくて、親兄弟が誘拐犯やったんかな?
親兄弟がそんなこと仕出かしたもんやから、結局コイツ自身もその一味と思われてしもうて迫害されてきたんやろか?
迫害されたことから世の中全てを恨んでもうて、そして遂にはテロリストになったんか?
…………そう考えれば、西洋魔術師に敵対しとる理由がわかるな。
何せ自分を迫害してきた連中や。麻帆良にダメージを与えたいってのは復讐のためかい…………。
くぅっ! きっとコイツも苦労してきたんやな!
「よし! わかったで! 一緒に千草姉ちゃん達を助けて、西洋魔術師に一泡吹かせてやろうやないかい!!!
…………あ、でも千草姉ちゃん達は大丈夫やろか? 直訴に失敗してもうたし、もしかしたら即刻処刑なんてことにならへんかな?」
「僕が事前に勉強してきた日本の歴…………いや、何でもない。即刻処刑ということはないだろう。少なくとも背後関係を確認するために取り調べは行なうはずさ。
千草さん達の怪我もあるし、治療や取調べで2~3日は大丈夫じゃないかな。
(そして無性に君を殴りたくなったのは何故だろう?)」
「…………そっか。そうやな。なら、今は身体を休めなアカンな」
「そうした方がいいよ。…………そういえば周囲を見てきたときに飲み物を買ったんだけど、君もいるかい?」
「おお、スマンな」
結構気が利くやないか。
無表情で何考えてるかわからんから不気味に思ってたけど、考えを改めなアカンな。
え~と、何あるんやろ?
これはコーヒー(無糖)でこれはコーヒー(微糖)、これもコーヒー(加糖)でこれがコーヒー(低糖)…………って、全部コーヒーやないかいっ!?
━━━━━ 神楽坂明日菜 ━━━━━
「ハハハ、しかし木乃香も本当に大きくなりましたね。
どうです? 今日は私の部屋で一緒に寝て、麻帆良での暮らしのことを聞かせてくれないですか?」
「ゴメン、お父様。皆と一緒の部屋で寝るわ。エヴァちゃんがネギ君に何仕出かすかわからんから見張っとかんと」
「…………そうですか」
「こ、木乃香お嬢様…………」
ちっ、競争相手が減ると思ったのに…………。
大きな部屋を一つ借りることが出来たから、皆で一緒に寝ようってことになったけど、ネギの隣に誰が寝るかはまだ決まっていない。木乃香がお父さんと一緒に寝てくれれば、その分ネギの横で寝れる確立が上がるのに…………。
せっかく里帰りしたんだから、今日ぐらいお父さんと寝ればいいじゃない。
え? 私はいつもネギと一緒に寝てるじゃないかって?
細かいことはいいのよ!
とりあえず、エヴァちゃんだけは絶対ネギの隣で寝させられないわ。何仕出かすかわかったもんじゃないもの!
…………っていうか、ああ、もう!
ネギのファーストキッスがぁぁ~~~っ!!!
こんなことだったら寮のベッドで一緒に寝てる間にコッソリしておけばよかった…………。
うう~、せっかくじゃんけんで勝って、おでこにだけど一番手でネギにキスしたのに、最後の最後でエヴァちゃんに引っ繰り返されたわ。
ああ、もう! 飲まなきゃやってられないわよ!!!
…………っていうか、これ本当にお酒?
「話には聞いていましたが、本当に日本の関東と関西では味付けが違いますね。
特にこの野菜の炊き合わせなんかは麻帆良で食べれそうにない味です」
「はっはっは、そうかそうか。ネギはこういう味付けが好きなのか。なら今度ウチに来たときに作ってやろう、茶々丸がな。
…………しかし、なんだな。無理矢理キスした私が言うのもアレだが、随分と平然としているな。ネギはファーストキスだったんじゃないのか?」
「いやぁ、確かに唇にキスされたときは驚きましたけどね。今は何だか自分でも不思議なくらいに落ち着いてます。突飛過ぎて現実感がない、というわけなんでしょうか? 自分でもよくわからないです。
(何だか最近は心が乱れることが本気でなくなってきたなぁ)」
「…………そ、そうなのか。
(くっ、失敗した! 惚れ薬の件でそろそろ目覚める頃合だと思っていたのだが、ネギはまだ色恋についてわかっていなかったみたいだな。やはり焦らずにもう少し待てばよかったか…………)」
むぅ~、ネギはネギでキスされたことに全然動じていないみたいだし…………。
10歳の子供ならそういうことがわからなくても仕方がないのかもしれないけど、キスしたんだから少しは私達のことを意識してくれてもいいのに。
はぁ~~~、それにしてもネギの言った通りに本当に襲われるなんて思わなかったわ。やっぱりコッチの世界には危険なことがたくさんあるのね。
ネギが大袈裟すぎるだけと思ってたけど、アレがコッチの世界での普通なのかしら?
でも龍宮さん達も大袈裟に思ってたみたいだし、やっぱりネギが変わってるっぽいわね。
…………そういえば、木乃香のお父さんの詠春さん。どこかで会ったことある気がするのは気のせいかしら?
前に皆と一緒に魔法の世界についての説明をしてもらってから変なのよねぇ…………。
ネギのお父さん達のことが書かれてる雑誌をネギに貸してもらったけど、写真で見たネギのお父さん達ともどこかで会った気がしたし、今日詠春さんの顔を実際に見たらますます会った気がしてきたのよね。
夢で麻帆良じゃない風景を見たこともあるし…………。
なーんか最近変なのよねぇ。
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あ~、美味しかった。ネギも言ってたけど、確かに関西の味付けは関東の味付けとは違ったわね。
関東の味付けもそれはそれで好きだけど、関西の味付けもいいわね。
「さて、皆さん。とりあえず今日はもう寝るだけなのですが、寝る前にこれからのことを話しあっておきましょうか」
「これからのこと? ネギ君の隣で寝るのは、ウチとのどかの2人やで?」
「ふ、ふつつかものですが、よろしくお願いします。ネギ先生…………」
「頑張るですよ、のどか…………」
「…………いえ、そういうことではなくてですね…………」
くっ、あのときチョキを出しておけば…………。
でもいいわ。まだ明日があるもの。
「お前ら、少しは真面目にやれ。
ネギ先生が言ってることは昼間に私達を…………というより、近衛を襲ってきた連中についてだろ?」
「その通りです、長谷川さん。襲ってきた4名のうち2名は既に捕縛済み。残りの2名も関西呪術協会の人達が追っているはずですが、正直捕まるとは思えません。
犬上小太郎君の方は問題ないのですが、もう1人の白髪の少年。アーウェルンクスが強敵です。
以前の魔法関係についての講義のときに話したと思いますが、僕の父であるナギ・スプリングフィールドは世界を救った英雄といわれています。
で、何故世界を救ったと言われているかというと、アーウェルンクスが所属している“ょぅι゛ょ誘拐犯”の企てを阻止したからなのです」
そういえば、そんな話も聞いたわね。
まさかそんな相手が木乃香を狙っているなんて…………。
「し、しかしネギ先生。何故その“ょぅι゛ょ誘拐犯”とやらが関西呪術協会に?
長である詠春様はネギ先生のお父上の盟友であり、“紅き翼”として“ょぅι゛ょ誘拐犯”と戦った関係です。
そんな詠春様がおられる関西呪術協会に、何故奴らは潜り込んできたのでしょう?」
「さあ? それは本人に聞いてみないとわからないです。
…………龍宮さん、長瀬さん。外からこの部屋の様子を伺っている人はいませんよね?」
「? 何だい急に? …………特に怪しい気配はしないが」
「そうでござるな。この部屋は別に監視とかはされていないでござる」
「わかりました。ちょっと結界張って内緒話にしましょう。
ああ、詠春さんから魔法の使用許可をいただいていますので問題はありません。…………アーウェルンクス対策の名目でですけど」
…………ネギってそういうところちゃっかりしてるのよねぇ。“バレなきゃ犯罪じゃない”的な考え。
カワイイ顔して意外とエグイ考えをするのよ。
「…………はい、結界張りましたので、好き勝手に喋っても大丈夫です。
それでなんですけど、あの変な着物着ていたお姉さん。天ヶ崎千草はアーウェルンクスのこと…………名前はフェイトというらしいですが、フェイト・アーウェルンクスのことを本当にただの研修生と思っていたようです。それと彼女がこんな暴挙に出た訳は、彼女の両親が20年前の大戦で亡くなったのが大きな要因みたいです。
実はフェイト・アーウェルンクスが所属している、“ょぅι゛ょ誘拐犯”があの大戦引き起こした原因なんですけどねぇ」
「………………おい、ネギ。確認するのも嫌なんだが、確認しておかなければならんことがある。
“何故お前がそれを知っている?”」
「彼女達の怪我治すとき、ついでにコッソリと記憶を読んでおきました」
「やっぱりかっ!?」
「ちなみに千草って人は関西呪術協会の構成員だけあって、関西呪術協会の内部情報についての記憶も一緒に読んじゃいましたね。
このことは関西呪術協会の人に言わないでくださいよ。いくらソッチの情報が主目的でなかったとはいえ、結果的に“巨○の選手が阪○球団の内部情報盗んだ”ようなものですから、バレたら流石にマズイです」
「ネ、ネギ先生…………何ということを…………」
「あ~…………だから結界張って内緒話にしたアルね」
うわ、それは確かにマズイわ。
木乃香のお父さんには絶対話せないわね。
「バレなきゃいいんですよ。バレなきゃ。
僕の勘ですけど、多分アーウェルンクス…………名字長いですね。フェイトでいいや。フェイトはここに攻めてくると思います。少なくとも僕はフェイトが攻めてくるという前提で物事を進めようと思います。
関西呪術協会の人も警戒してますから、今日のところは大丈夫だと思いますけどね。
それでなんですが、あんな戦闘に巻き込まれるのは怖いから麻帆良に帰りたいっていう人はいますか? いたら転移魔法で麻帆良まで送りますけど」
「私としてはネギ先生の物の考え方が怖いんですけど…………まあ、いいや。
ネギ先生個人としてはどうしたらいいと思うんですか? ネギ先生お得意の大袈裟すぎる危機管理意識で考えた意見をまず聞きたいんですが?」
「え? 僕の考え方のどこが怖いんですか、長谷川さん?
それに結局襲われたんだから、僕の考えがあってたんじゃ…………」
「考え方があってたとしても、ネギ坊主の考え方は10歳の男の子の考え方じゃないからでござるよ…………」
「私の感じるネギ先生の考え方って、
“石橋を叩いて確認して強度がOKでも、その隣に更に頑丈な鉄橋を架ける”って感じなんですが」
「え? ソレって石橋叩く意味ないんじゃ? 僕はそんな無駄なことしな…………アレ? …………まあ、いいです。僕の意見としましては、
① このまま今すぐ転移魔法で麻帆良に帰る。
② 明日の裏についての説明を受けてから麻帆良に帰る。
③ 予定通りに観光まで終わらせてから麻帆良に帰る。
の大まかな3通りの選択肢があると思います」
…………そうね、そんなところね。
その3つだと、それぞれメリットデメリットがあるわね。
①のメリットは確実に安全なこと。
デメリットはせっかく京都に来たのに夕飯だけ食べて帰らなきゃいけないこと。
安全を考えたら間違いなく①だけど、いくら何でもそれだと勿体無いわねぇ。
②のメリットはこの旅行の一番の目的は達成できること。元々そのために来たんだしね。
デメリットは今日、それと明日の説明が終わるまでは危険があること。この本山から出なければ安全とはいわれているけど、ネギの考えでは本山も襲われるかもしれないみたいだし。
③のメリットは観光ね。せっかく京都に来たんだから、少しぐらいは観光してみたいわ。
デメリットは①~③の中では危険が一番あること。さすがに襲われる可能性があるのに観光なんかしている場合じゃないし。
簡単にまとめるとこんな感じかしら?
「………………何よ、皆して私の顔見つめて?」
「…………神楽坂、お前本当にバカレンジャーじゃなくなったんだな?」
「どういう意味かしら、龍宮さん?」
「いや、だって…………なぁ?」
「(これでネギ先生に熱を上げていなければ、まともなクラスメイトが増えたのに…………)」
「…………まあ、明日菜さんは今まで勉強……というか脳みそを使うことをサボってましたからね。
人間の身体構造上、筋肉だろうが脳みそだろうが使わなければサビ付いていくものですから」
「ネギ、あとで話があるから」
「うぅ……アスナが立派になって…………ウチもこれで安心出来るわ」
「よかったですね、木乃香お嬢様」
何で木乃香が涙ぐんで喜ぶのよっ!? そんなに今までの私は酷かったわけ!?
…………確かに酷かったかもしれないわね。
「そ、それでネギ先生としてはどれが良いと思うのですか!?」
「え? ああ、はい。そうですね。②と③の組み合わせが良いかと思います。
具体的に言うと、明日の関西呪術協会からの説明は予定通りに受けます。せっかく京都に来たのですし、説明はコチラからお願いしたことですからね。
関西呪術協会の構成員に襲われたので、僕達が帰ると言ったとしても問題はないと思いますが、あまりアチラも良い気分はしないでしょう。
そして観光する予定の明後日の朝までに、関西呪術協会の人達がフェイト達を捕まえられなかった場合は観光を止めて麻帆良に帰り、捕まえることが出来た場合は予定通りに観光する、という感じです」
「…………ふむ、確かにそんなところでござるな」
「だな。せっかく京都まで来たんだから、このまま帰るのは勿体無い。かといって、あの連中が捕まっていないのに京都観光っていうのも不安だからな。
…………うん、私はネギ先生の意見で良いと思うぞ」
そうね。私もそれがいいと思うわ。
あの人達が捕まってくれれば、それで安全になるんだし。
「…………反対意見はないようですね。じゃあ、これで行きましょう。今日はもう遅いので、明日の朝に詠春さんにそう伝えることにします。
もし、それまでに気が変わって麻帆良に帰りたいという人がいたら、遠慮なく言ってくださいね」
「フン! なら私は明日から京都観光に出るぞ!!!
せっかく京都に来たのに観光も出来ずに帰るなんてなったら、わざわざ京都に来た意味がないからな!!!」
「うーん、まぁエヴァさんなら大丈夫ですか。ちゃんと茶々丸さんも連れて行ってくださいよ。何かあったら携帯で僕を呼んでください。多分、僕が本山にいると念話は通じないでしょうから。
…………それと観光に行くというなら、ちょっとエヴァさんにお願いがあるのですが…………」
「………………お前のお願いなら聞いてやろう、と言いたいところだが、まず内容を話せ。
というか、その前に何か企んでいるようなその笑顔を止めてくれ」
「え? 別に僕はいつもこんな顔だと思いますけど?
それでお願いというのは、天ヶ崎千草の記憶を読んだときに彼女が立てた今回の計画について読んだのですが、それに対する対策です。彼女を捕まえたとはいえ、フェイトがその計画を実行する可能性があるので、“念のため”にですが用意しておいた方がいいかな、と思いまして。
お願いというのは、ある場所にある物を用意しておいて欲しいんですよ」
簡単なことです、お手は煩わせませんよ。と、ニコニコと笑いながらエヴァちゃんにお願いするネギ。
…………まーた何か企んでいるのね。
ネギの笑顔は好きだけど、このちょっと怖い感じのときの笑顔はちょっと嫌だわ。
━━━━━ 後書き ━━━━━
千草のための“天国への扉”ならぬ“地獄への扉”が開かれるようです。
記憶を読めるって便利ですよね。
あと小太郎のフェイトへの好感度が上昇中。
しかし、フェイトは何故か小太郎を殴りたくなったようですw
そしてネギパーティーの中では“完全なる世界”は“ょぅι゛ょ誘拐犯”として認識されました。南無。