━━━━━ 近衛近右衛門 ━━━━━
ぬ、ぬおおおぉぉっ…………今日はもう無事に終われると思っていたのに…………。
瀬流彦君も葛葉先生も帰してしまったぞい。
よりにもよって、“完全なる世界”のせいで関西呪術協会の本山が壊滅じゃと?
しかも木乃香まで攫われてしもうている。
急いで応援の手配をしないといかんな。こんなことだったらタカミチの出張を何としても延期させておけばよかったの。
麻帆良から直接西洋魔術師を応援に向かわせるのは後々面倒なことになってしまうが、今はそんなことを言っている場合じゃない。
それと本山以外の関西呪術協会支部の連中にこのことを伝えねばならんの。
まったく、年寄りをこんな遅くまで働かせるものじゃないぞい。
『学園長、聞こえますか!?』
「む、ネギ君かの?
聞こえとるよ。大変なことになってしもうたの。何か状況に変化は?
あいにく応援が到着するのは早くても明日になってからじゃぞ!」
『応援については了解しました。今から“ょぅι゛ょ誘拐犯”の追撃に入ります。
僕らが勝つにしろ負けるにしろ、明日には決着がついていると思います。もし明日になっても僕からの連絡がなかった場合、僕達が負けたと判断なさってください』
「…………相変わらずシビアじゃのぉ。
そういうことは考えたくないが、責任者としてはそう判断せざるをえないじゃろうな。気をつけるんじゃぞ」
『はい! それとなんですが…………どこまでやっていいんですか?』
…………うわぁ…………。
このセリフ、本来なら「10歳の子供が調子に乗るんじゃない!」とでも叱らんと駄目じゃが、ネギ君が調子に乗るわけないしの。
わかってて言ってるのが末恐ろしい…………いや、末恐ろしいんじゃなくて、既に恐ろしいの…………。
というか、何でこの子はこんな状況でも冷静なんじゃろ?
「………………程々にの。細かいところはネギ君を信じて任せるが、くれぐれも程々にの。
もちろん君達の身の安全を最優先なのは当たり前じゃが、出来れば人死にや環境破壊は程々に抑えてくれるとありがたい」
『了解です! それでは失礼します!』
…………ネギ君なら大丈夫じゃな。
というかまだ無事に終わるとは限らないのに、木乃香やネギ君達の身の心配より後始末に対しての心配の方が大きいのは何故じゃろう?
いかんの。責任者としては最悪な事態になることも考えておかんといかなければならんのに。
だから、もしネギ君が負けたときの………………ネギ君が……負け…………?
…………。
……………………。
………………………………何でネギ君が負けるところを想像出来ないんじゃろ?
おかしい。あの子はまだ10歳のはずなのに。
……………………応援の手配が終わったら、まずは勝ったときの後始末の準備をしておくかの。
とりあえず、手の空いている魔法先生を呼び出さなければ…………。
━━━━━ ネギ・スプリングフィールド ━━━━━
皆と手早くこれからについての打ち合わせをした後、まず僕がデルタプラスで先行して時間稼ぎをすることに。刹那さん達は着替えとかもありますしね。
それと本山に置いてきた明日菜さん達にもちょっとしたお願いをしておきました。
デルタプラスはさすが“巡航機”。速い速い。
瞬動やMM-D発動時ユニコーンガンダムの瞬間的な速度には負けるとはいえ、変形した状態での飛行は杖で飛ぶより数段速いです。
…………あんまりフェイト達は本山から離れていないなぁ。5分ぐらい前から移動してないし。
天ヶ崎千草にしておいた魔力マーキングは生きていたけど、さっきまでは衣服に仕込んでおいた発信機の反応がありませんでした。
本山を壊滅させたフェイトの『石の息吹』で、発信機ごと天ヶ崎千草達も石になってたのかな?
となると、さっきから動いていないのは石化回復するためでしょう。
その結果として発信機の反応も生き返ったんだからコチラにしてもありがたい話です。
…………あ、今度は魔力マーキングが消えた。フェイトに気づかれたか。
わかりにくいようにしていたとはいえ、さすがにフェイトは気づくか。
でも発信機はまだ生きてるもんね。
仕込んだ発信機は衣服の生地の間に挟みこめるぐらい薄い奴だから、いくらフェイトでも気づけないはずです。僕と違って電波を計測する魔法なんか開発しているわけないだろうし。
まぁ、服を変えられると駄目だけど、今はそんなことしてる場合じゃないですからね。
文明の利器バンザイ。
おー、見えてきた見えてきた。
ちゃんとフェイト達4人全員いますね。それと木乃香さんはフェイトの使い魔に捕まってます。
口はテープで塞がれてるみたいですけど、身じろぎしているから意識はあるみたいですね。
っていうか、コラ! 木乃香さんをお姫様抱っこしてんじゃない! それと木乃香さんを持つならお尻じゃなくて、膝の裏で持て!!!
とんだエロ悪魔ですね! フェイトも原作でアスナさんを裸に剥いてくすぐり攻めにするエロ坊主だったから、きっと使い魔も主人に似たんでしょう。
あ、フェイトが僕に気づいた。さすがにここまで接近すればわかるか。スラスター音が静かな夜空に響き渡ってますし。
フェイトが使い魔に僕の迎撃を命じたみたいですね。迎撃というより時間稼ぎみたいなもんでしょうが。
天ヶ崎千草の猿の着ぐるみのような式神が木乃香さんを受け取りました。よし、あんな人型の悪魔よりファンシーな着ぐるみの方が木乃香さんも怖がらなくて済むでしょう。
そして自由になった…………えーっと、スカルミリョーネ……でしたっけ? 使い魔が空を飛んで僕に向かって突撃してきました。
フン、無駄なことを。
まずはカイナッツォ?が持ってる鉈みたいな剣を、モビルスーツの羽根に取り付けているビームライフルで撃って真っ二つに折る。そして初っ端から武器を失って驚いている目前で変形を解除。
それと同時にビームサーベルを左手に装備して、今度はカルコブリーナ?の身体自体を真っ二つにぶった斬る!
それで言い訳つくだろ! 還っちまえ!
1秒も持たせられなかったルビカンテ?は地面に落ちる間もなく、風に溶けていくように消えていきました。阿呆め、勝てると思ったか!
時間稼ぎが目的ならせめて12体は用意すべきだったのに、たった独りで僕に突っ込まされるとは…………ああ、なんて可哀想なバルバリシア……でしたっけ?
マレブランケの悪魔の名前のどれかだったのは覚えてるんですけど。
…………ま、いいか。そんなことはどうでも。
さて、僕の目的は時間稼ぎ。刹那さん達が“空飛ぶゲタ”で追いついてくるまで、ちょっと時間がかかりますね。
まずは O H A N A S H I からしてみましょうか。とりあえずモビルスーツを解除して、彼らの目の前に降り立ちます。
“和平の使者なら槍を持たない”って言いますしね。それに加えて親しげに呼びかけ、話し合いの余地があることをアピールしましょうか。
「フェ~イっト君っ! あっそびっましょっ!」
「…………………………」
うわ!? 心底嫌な顔されました!
“憎悪”とかじゃなくて、本気で“嫌悪”している顔ですよ。具体的に言うなら最近のアスナさんが学園長を見る目をしてます。
フェイトの売りは、笑っているときでも無表情を貫き通すという感情表現の無さでしょう!
それがどうしてこうなった!?
誰なんですか!?
フェイトがここまで感情を表すようになってしまうほどの嫌がらせした人間は!?
…………イヤ、僕なんですけどね。
少しやりすぎたか。
…………っていうか、何で僕がこんなにイラついているんだろ?
僕ってこんな風に直接的に嫌がらせするような人間でしたっけ?
何か落ち着かないなぁ。ちゃんと気で身体制御してるはずなのに。
本当の意味での初めての殺し合いのせいで落ち着いていないのかな?
「冗談だからそこまで嫌な顔しないでよ」
「…………追ってくるとは思っていたけど、随分と早かったね。
千草さん達から妙な魔力の反応があったからさっき消したけど、それを目印に追ってきてたのか」
「まあね。“こんなこともあろうかと”と思って、いろいろと用意しておいて良かったよ」
発信機のことは秘密。わざわざバラす必要ありませんからね。
木乃香さんが僕の姿を確認できてホッとしてますね。良かった良かった。
それとやっぱりさっさとフェイト達を潰しておけばよかったかな? 木乃香さん達に不安を与えてしまったことに、今更ながら罪悪感が…………。
木乃香さんに声掛けて、少しでも安心させておきますか。
「安心してください、木乃香さん。怖いでしょうが、絶対に助け出しますのでもう少し待っていてください。
刹那さん達ももうすぐ来ますし、詠春さんや明日菜さん達も無事ですよ」
「ン~、ンン!」
木乃香さんが安心したように頷いてくれました。
皆が無事だということもわかったのが大きいのでしょう。あとせっちゃんが来ることがわかったからでしょうね。
「さて、フェイト並びに天ヶ崎千草さん達一同に勧告します。降伏してください。
確かにフェイトによって本山にいた術者はほとんど石化させられて壊滅状態になってしまいましたが、腕利きの人達はフェイト達捜索のために元から本山から出ていましたので無事です。
その人達には既に連絡済ですので、1時間以内に援軍に駆けつけてくれるでしょう。
麻帆良にも連絡済ですので、明日になったらありったけの西洋魔術師が応援にやってきます」
「…………は? 本山壊滅っ!?
小太郎、新入り! あんたら何やったんや!?」
あれ? 天ヶ崎千草が驚いている?
…………ああ、そうか。石化から回復したばっかりで、詳しい事情はまだわかっていなかったのか。彼女達は昨日捕まってから一度も目を覚ましてなかったから、状況がわからなくて当然か。
月詠は何だか目の焦点が合ってないような感じがしてるし、まだ本調子じゃないんだろうなぁ。
「えーっと、フェイトに小太郎君。
天ヶ崎さん達に今までのことの説明してもいいよ。コチラとしても時間稼ぎになるから助かるし」
「時間稼ぎって…………随分とハッキリ言うね。強さ云々よりも君は考え方が厄介すぎるな。
とはいえ説明しないわけにもいかないか。時間をかけるとネギ君の思い通りになるから簡単に説明するけど、
・本山の参道でネギ君達と相対したのは昨日のこと
・ネギ君の魔法で千草さんと月詠さんは気を失って捕まった
・僕と小太郎君は逃げることが出来た
・今日になって僕達が本山を襲撃、壊滅させた
・そして千草さん達を連れてここまで逃げてきた
以上、わからないことは?」
「え? ちょい待ち。…………うん、昨日のことは覚えとる。
…………よし、だいたい状況がわかったわ…………って、あんたら無茶しよんなぁっ!?」
「状況がわかったのなら結構です。
改めて言いますが、降伏してください。1時間以内に援軍が…………お?」
キィーーーーン! と“空飛ぶゲタ”の飛行音が聞こえます。
ようやく刹那さん達が到着したようですね。
「木乃香お嬢様ぁっ、御無事ですかっ!?」
「待たせたね、ネギ先生」
「どうやら戦闘はまだ始まっていないようでござるな」
「さぁ、木乃香を助けるアルよ!」
「良いタイミングです、皆さん」
これでコッチは僕、刹那さん、龍宮さん、楓さん、古菲さんの5人。
数の上ではこちらが有利です。
「援軍がこのように1時間以内に到着します。
あなた達に勝ち目はありませんので、どうか降伏してください」
「貴様らぁっ! 今すぐ木乃香お嬢「刹那さん! 今は僕が話をしています!」…………も、申しわけありません」
「落ち着け、刹那。ここはネギ先生に任せるんだ。今のお前よりはうまく進めてくれるさ」
「…………失礼。あなた達の勝ち目はないです。ですので降伏してください。
降伏していただけるなら、命だけは助けてもらえるように詠春さんへの口添えはします」
「何言うてんのや!
直訴に失敗した以上、降伏しても処刑されるだけやないか!」
「あ、あ~~~…………あのな、小太郎。
直訴に失敗したら処刑云々というのはあの坊やが間違ってるだけで、実際にそうなるとは…………」
「でも千草さん。僕と小太郎君で本山を壊滅させてしまったよ」
「…………あ。もう無理やな。今更降伏しても許してくれるとは思えへん」
ですよねー。
これで降伏したら命だけは許してあげるなんて言っても信じてくれるわけないですよねー。
…………天ヶ崎千草も可哀想に。あのまま座敷牢にいたら、そこまで重罪にはならなかったのに…………。
「となると千草さん。
計画通りにお姫様の力を借りて何とかするしかないと思うけど?」
「…………ク、こうなったら行くとこまで行くしかないか。
小太郎達は悪いけど、あの坊や達の足止めお願いな。ウチはあの場所までお嬢様を連れていくわ」
「(それでいいよ、千草さん。とりあえずこれで目的は達成か。まだ少し付き合って、ネギ君の力を詳しく調べるけどね)」
「交渉は決裂、ということでしょうか?」
「そういうことや。坊やがどんなに強くたって、あの場所まで行きさえすれば…………。
召喚も1時間あれば充分やしな。
…………とはいえ、あの坊やは厄介やな。ここは一つ、お嬢様のお力をお借りします。小太郎達がウチのお札さんを持ってきてくれて助かったわ。
お嬢様、失礼を。『オン キリ キリ ヴァジャラ ウーン「猿飛佐助!?」ンブフォッ!?」
「ど、どうしたんや!? 千草姉ちゃん!?」
あ、呪文途中で止めちゃった。どうやら不意打ちだったみたいです。
というより、何で意味わかるの?
20年以上前のですよね。天ヶ崎千草ってやっぱり結構年食ってるのかな?
考えてみれば、20年前の大戦で両親をなくしたのをキッカケでこんなことを仕出かしたというなら、20年前には既に物心がついていなきゃ駄目ですよね。
ということは、どんなに小さくても5歳以降、普通に考えたら10歳くらい? それが20年前?
つまり天ヶ崎千草はもうアラサーということに…………30歳であの服に露出度?
………………ハッ、ねぇわ。
「ち、違うんや! 昔、ああいう風に漫画やアニメで真言を軽々しく扱うのに対しての抗議をしようっちゅー話が出たんや! そのときのことを聞いたことあるから知ってるだけや! 別にウチが見てたというワケやあらへん!
…………そ、そんな生暖かい目で見んなぁっ!!!」
「…………ア、アカン。千草姉ちゃんとネギが言ってること全然わからん」
「ネ、ネギ先生。いったい何を言ってるんですか?」
「っていうか、それこそ何で外人の坊やが知ってんのやぁっ!?」
「千草さん、落ち着いて。時間稼ぎを目論んでる彼の手だ。早く千草さんはあの場所へお姫「火遁の術とか使わないんですかぁ?」「うっさいわっ!!!」…………頼むからネギ君は黙れ」
「ハァッ、ハァッ、ハァッ! …………いや、落ち着け。落ち着くんや、ウチ」
やっべ、この人からかうの面白すぎだ。
打てば響く鐘のような人ですね、天ヶ崎千草って。
…………あ、木乃香さんの魔力で鬼が大量に召喚された。
150体ぐらい召喚されましたけど、このメンバーなら楽勝ですね。
「…………交渉決裂ですか。ま、いいです。実力で木乃香さんを取り戻すことにしましょう。
フェイトの相手は僕がします。楓さんは小太郎君。龍宮さんと古菲さんは鬼の相手をしてください」
「承知でござる」
「了解。弾代は全額学園長持ちだからな。気楽なもんだよ」
「わかったアル。ネギ坊主との修行の成果、存分に見せ付けるアルよ」
「刹那さんは月詠さんの相手を。10秒で終わらしてください。その後は鬼の始末を手伝い、鬼の掃討完了次第に木乃香さんの奪還へ。
僕はフェイトの相手で手一杯になるかもしれませんので、その場合でも僕に構わず木乃香さんを」
「はいっ! …………って、10秒ですか!?
さ、さすがにそれは無理っぽいのですが…………」
「大丈夫です。今なら勝てます」
「な、舐めとんのか、坊や! その木乃香お嬢様の護衛が神鳴流だからって、月詠ハンだって同じ神鳴流や。たやすく勝てるなんて思うとるのか!?
月詠ハン! ここは月詠ハンの力をあの坊やに…………月詠ハン? さっきからやけに静かやけど…………」
「い、いえ。…………あのー、小太郎はん。
……………………ウチのメガネ持ってないですかー?」
「「「「「……………………え?」」」」」
「メ、メガネ!? 隠れ家にそんなもんあらへんかったぞ!? 座敷牢にも見当たんなかったし…………」
「…………いえ、ウチも隠れ家に用意した記憶はないから仕方ないんですけどー」
…………だから言ったでしょう。今なら勝てます、って。
月詠を治療したのは僕ですよ。治療のときにメガネを没収するなんて簡単なことです。普段メガネかけてる人がいきなりメガネなくすと、目の焦点とか上手く合わなくなりますよね。
本当に原作知識って便利ですねぇ。原作知識さえあれば、月詠の無力化なんて簡単です。
ま、『雷の暴風』のせいで元からフレーム歪んじゃってますから、かけてても戦闘できなかったでしょうけどね。このメガネ。
「探し物はコレですか?」
「…………それは、もしかして月詠のメガネ?
ネギ先生が持ってらしたのですか?」
「えー、坊やがウチのメガネ持っとるんですかー?
返してくだ「ミシィッ! ミシミシミシィッ! パリィーーーンッ!」…………な、何の音ですーーー!?」
…………脆いなぁ、このメガネ。身体強化してないのに簡単に握りつぶせましたよ。
せめて超強化プラスチックで作った方が良いんじゃないですかね。神鳴流みたく接近戦で戦うなら尚更です。それと外れないようにゴーグルタイプにするとか…………。
「…………というわけで、もう一度言います、刹那さん。
10秒で終わらしてください」
「わ、わかりました、ネギ先生」
「言っておきますが、情けは無用です。
敵は倒せるときに倒してください。あなたが見逃した敵が木乃香さんを、あなた自身を殺すことになるかもしれません」
「…………わかりましたから堪忍してくださいぃ…………」
いや、別に刹那さんを怒ってるわけじゃないんですよ。
だからそんな萎縮しないでくださいよ。
「天ヶ崎さんも行っていいですよ。というか行ってください。木乃香さんを戦闘に巻き込んでしまうわけにはいきませんからね。安全なところに避難してください。
木乃香さんはもうちょっと待っててくださいね。この人達をすぐ片付けてから後を追いますので」
「…………ち、千草姉ちゃん、急ぎぃっ!!!」
「わ、わかったわ!」
あーあ、急いじゃって。転んで木乃香さんを落とさないでくださいよ。
さて、それでは狐狩りならぬ、猿狩りの開始です。
━━━━━ 後書き ━━━━━
…………おかしい。なんか本気でネギが悪魔になってきた。
せっちゃんにも怯えられてるし。
ただ普通に原作知識を活用してるだけのはずなのに、どうしてこうなった!? やってること自体はそんなに大袈裟なことじゃないのに!?
“月詠のメガネを没収”しておくなんて、別に大袈裟なことじゃないですよね!?
ちなみに、ネギの「猿飛佐助!?」発言についてわからない人は“まんが猿飛佐助”を調べてください。それと千草が鬼の召喚に使った呪文を。
【ネギの被害者リスト】
メルディアナ学校長:燃やされた
カモ:去勢された+『仮契約』儀式の手伝い
鳴滝姉妹:悪戯し掛けて返り討ち
エヴァンジェリン:紅茶吹かされた
バカレンジャー:勉強地獄
学園長:ストレスによる急性胃潰瘍にて吐血
さよ:知らないうちに成仏させられるところだった
魔法先生一同:「この子ホントにどうしよう?」という絶望
愛衣:幼児退行させられた
高音:露出狂の嫌疑かけられた
刀子:露出狂の嫌疑かけられた
バレーボール:破裂させられた
タカミチ:コーヒー吹かされた+担任クビ+マダオ就任
刹那:勉強地獄+バカホワイト就任
明日菜:失恋
関西呪術協会:変態集団疑惑
天ヶ崎千草:勝っても負けても“死”?
“完全なる世界”:“ょぅι゛ょ誘拐犯”
ルビガンテ:名前忘れられた ← new!
月詠:メガネ壊された ← new!
モビルスーツ紹介(Wikiから抜粋+個人的感想)
非変形タイプの百式改系列の量産機とは異なり、設計をΔ(デルタ)計画案本来の可変タイプ(デルタガンダム)まで差し戻し、量産を前提に再設計した試作機。
Ζ系列で培われたTMS技術をフィードバックさせることにより、初志を実現し完成させた機体。
デルタガンダムと同様に巡航形態(ウェイブライダー)への変形が可能となっている。この巡航形態では単独での大気圏突入と1G重力下での飛行が可能。
メインスラスターが背中にないMSとしては珍しい設計で、未だ試作品ゆえに編成の組み込みづらい規格外の機体。
これで全部一回はモビルスーツ使ったぞー。