━━━━━ 犬上小太郎 ━━━━━
「あっ あっ あっ」
「麻帆良の“学園結界”を無効化した方法は?」
「クライアントからあっ 貰った呪符を使ってあっ 入り込んだらあっあっ 簡単だった」
…………何やあれ?
必死こいて走って麻帆良に到着して、フェイトを探すために張ってあった結界の中に忍び込んだら、ネギが変なオッサンに質問…………質問?をしていた。
…………ネギが自分の膝にオッサンの頭を乗せて、オッサンの頭の中に指を突っ込んでなければ普通に質問と思えたんやけどな。
明らかに脳みそまで指突っ込んでるやん。
あれ? でもオッサンの頭から血とかそういうんは出とらんな。
クチュクチュと嫌な音がしとるけど、何だか指が肉も頭蓋骨もすり抜けているような感じが…………。
「聞けるのはこれぐらいか。あなたは情報をクライアントからあまり渡されていなかったみたいですね。
知らないことは喋れないから、情報秘匿の観点からすると貴方のクライアントは間違ってはいないか。
アナタはもういらない。今すぐこの“封魔の瓶”で封印してあげますよ………………って、もう聞こえてませんね」
「あっ あっ あ」
あーあ、オッサンがちっちゃな瓶に封印された。人間やなかったな、あのオッサン。
もういなくなったから関係あらへんけど。
あれ~? フェイトはおらへんのかな? あのオッサンはフェイトが用意したんかな?
そういえばフェイトは自分が麻帆良に忍び込むようなことは言ってなかったな。もしかしてこれだったら俺が最初っから来る必要なかったんとちゃうか?
よくよく考えてみればそうやな。いくら何でもフェイトだってまたネギに直接喧嘩売るようなマネせえへんよな。
いや~、よかったよかった。ネギに挑む奴なんかおらへんかったんや。ついわざわざ麻帆良にまで来てしもうだけど、結局俺はいらへんかったな。
うん。それならさっさと京都に戻るか。勝手に座敷牢から抜け出してしもうたけど、ちゃんと謝れば許してくれるやろうし、今日さぼった分の勉強もせなアカンしな。
さて、それじゃあ俺はこの辺で失礼をば…………。
「ところで…………何で小太郎君が麻帆良にいるのかな?」
ヒィッ!? バレてるっ!?
俺はネギの斜め後ろに居て完璧に死角になってた上に、気配をちゃんと殺しておいたんやぞ。最初っから最後まで振り向きもせずに何でわかるんや!?
マズイマズイマズイマズイ! ネギがコッチ来る! ロックオンされとる!
ど、どないすればええんや!? きっと俺が脱走したことはネギにも伝わっているはず。コレだとどう考えてもあのオッサンの仲間としか思われへん!
…………。
……………………。
………………………………! そうやっ!
「…………た、助けに来たんやけど、どうやら遅かったようやな、ネギッ!」
「…………………………」
嘘ついてあらへんよっ!
“助けに来た”って言っただけやから嘘はついてないで!
別に“誰を”助けに来たなんて言ってないからな!
━━━━━ 近衛近右衛門 ━━━━━
「…………報告は以上です。コチラがそのヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・ヘルマンを封印してある“封魔の瓶”です。
ただ“学園結界”をすり抜けるのに使ったという呪符とやらは燃えてしまったので、現物は手に入れられませんでした」
「ウム。ご苦労じゃったな。爵位級の悪魔を30秒で片付けるとはさすがじゃのぉ。その瓶は厳重に閉まっておくことにしよう。ああ、使った分の“封魔の瓶”は新しいのをあげるからの。
それと他に侵入者はおらんかったようじゃよ。どうせネギ君のことだから確認しておるじゃろうが女子寮も木乃香達も無事じゃよ。安心しなさい」
いや、よかったよかった。何とか無事に終われたの。
木乃香達が襲われることもなかったし、他に侵入者がいたわけでもなく、あっという間にネギ君が侵入者を封印してくれた。
…………というか、“封魔の瓶”を念のために用意しておいたとはのぉ。
相変わらずネギ君は用意がいいというか慎重すぎるというか…………ネギ君らしいの。
それにしても“学園結界”をすり抜けるための呪符か。確かにそういうものが存在しないのか? と聞かれれば存在する可能性はあるとしか言えんの。
“学園結界”はあくまで人の作ったものじゃし、何よりネギ君がエヴァンジェリンを“学園結界”の対象外にするなんてことをしたんじゃしの。
しかし、術式を知らなければそんなことは出来ないじゃろうし麻帆良、もしくは本国の情報が流出しているということになるか…………。
…………そういえば、その“学園結界”の対象外にする術式のレポートをネギ君に提出してもらったがまだ読んでなかったの。あの数百ページに渡るレポートを読むのは骨じゃし、どうせネギ君のやることに疑問を抱いた時点で負けじゃからの。
ようやっとネギ君との付き合い方がわかってきたわい。
“イロイロと諦める”
ウン。これに尽きるの。
「…………それで、その犬上小太郎君はどうなんじゃ?
まさかネギ君が彼の言うことをそのまま信じたわけじゃないんじゃろ?」
「ええ、それはそうです。でも殺気は感じませんでしたし、戦意もありませんでしたね。何より上下関係はシッカリと理解していたようです。無意識なんでしょうが尻尾丸めて股に挟んでましたから。
少なくとも暴れるということはないと思いますよ。何でしたらのどかさんの“いどの絵日記”を使いましょうか?」
…………心が折れたか。
ネギ君と一対一で対峙して気絶しなかっただけマシじゃな。きっと犬上小太郎君もこれからは真面目になるじゃろうて。
彼の処分は…………どうしようかの?
別に心を読むまではせんでもええじゃろうが。
「ふむ、嘘だろうとはいえ、曲がりなりにも“助けに来た”と言ってきた小太郎君の処分はどうしようかの?
ネギ君に何か腹案でもあるかね?」
「…………関西呪術協会の面子の問題になりますね。
関西呪術協会としては逃げ出した小太郎君を罰しなければ示しがつきませんが、関東魔法協会としてはそれを黙って見過ごすわけにはいかなくなるでしょう。
一応、小太郎君は僕を助けに来たらしいですからね…………一応は」
そうなんじゃよなぁ。関西呪術協会は示しのために犬上君を罰しなければならない。
関東魔法協会としてもこれに関しては別に構わん。
だが犬上君の“助けに来た”という言葉を信じることにしたとしよう。
それだと関東魔法協会としては犬上君を無碍に扱えんから、関西呪術協会の罰するという方針から犬上君を守らなければならん。西としても自らの失点は自らで始末したいじゃろう。
これは東と西のケンカの火種となり得るじゃろうな。まぁ、アチラには貸しもあるから大丈夫だと思うがの。
それなら犬上君の“助けに来た”という言葉を信じずに、侵入者として彼をそのまま西に引き渡すことにしよう。
しかしそれでは先の京都の事件に続き、またもや西が東に借りを作ることになってしまう。関東魔法協会の理事としては借りを作ることに問題ないのじゃが、それも度が過ぎれば毒となってしまう。
関東魔法協会からは関西呪術協会を甘く見下すような輩が出てくるかもしれんし、関西呪術協会としてもこんな不祥事が続けば婿殿への不満がどんどん溜まっていくじゃろう。
せっかく先の京都の事件以降は東西の融和が順調に進んでいたのに、こんなことでそれが躓いてしまうのかもしれないのは避けたい。
ぶっちゃけ犬上君なんかどうでもいいから、“ただの不幸な出来事だった”で終わらしたいんじゃよ。
「そういえばその犬上君は今どうしておるんじゃ?
…………それと婿殿から聞いたが、何でも女子寮の警備に番犬を飼おうと考えているとか?」
「え? 小太郎君なら昨日の夜から何も食べていなかったようなので食事をしているはずです。ガンドルフィーニ先生と神多羅木先生と葛葉先生が一緒にいてくれているので何かあっても大丈夫ですよ。女子寮にも近づけていません。
女子寮の番犬は考えたことありましたけど、よくよく考えたらウチの生徒達に揉みくちゃにされて番をするどころじゃなくなってしまうんじゃないかと思いましたので見送ります」
それなら安心じゃな。
というか、その面子だったら犬上君も食事しづらいじゃろうに…………。
それと本当に犬上君を番犬代わりに飼おうとか考えてなかったよね!?
「それにウチの生徒なら番犬でも構わずにお風呂に入れたりしそうですからね。皆さんの身体を小太郎君なんぞに見せるわけにはいきません。
ああ、それと食事が終わったらサボった今日の分の勉強をするようにテキストを渡しておきましたので、今日のところはそれで精一杯でしょう。監督は神多羅木先生とガンドルフィーニ先生の強面コンビにお願いしておきました。
あとせっかく麻帆良に来たんだから、ついでに今の学力がどんなものか実力テストでもやってもらいましょうか。それの結果次第では勉強をもうちょっと頑張ってもらわなければいけないですね」
もうやめてあげて! 犬上君のライフは0じゃよ!
というか、そんなことそもそも思いついたりしないで!!!
…………もうええ。とりあえず婿殿と話し合ってみるかの。
アチラの反応次第でもコチラの対応を変えねばならんし、何よりネギ君が直々に勉強を見ることになったと言えばそっちの方が重い罰になってアチラとしても文句はないじゃろ。
それにしても、何だか最近ネギ君の性格が変わってきてるような気がするわい。
新学期が始まってから…………というより木乃香達から告白されてからじゃ。
木乃香達のことを過保護…………ではないの。修行では平気で気絶させてるみたいじゃし、独占欲というのかな? 木乃香達に近づく男性にやけに警戒しているっぽいの。
以前とは木乃香達との距離の取り方が違う気がするわい。
ワシは入院してて告白の場にはいなかったが、タカミチ君が言うにはネギ君も混乱していたらしいからのぉ。
まだ男女の関係の距離感がわからんみたいとタカミチ君は言っていたが…………。
木乃香達の気持ちも知っていたし、ネギ君なら木乃香を任せても安心出来るから特に何も言わんかったが、どうやらネギ君にはまだ早かったみたいじゃの。
まあ、年齢を考えればそれは仕方がないことなのじゃが。
ネギ君のことだから自分で何とか出来るじゃろうが、如何せん流石のネギ君も恋愛方面にはまだ慣れてはおらんのじゃろう。ワシとしてもこれからはなるべく注意しておく必要があるみたいじゃの。
「うむ、それでは犬上君のことは関西呪術協会と話し合ってみることにしよう。
ご苦労じゃったな、ネギ君。もう帰ってくれても構わんよ。ネギ君も今度の中間テストの準備が忙しいじゃろう」
「はい、わかりました。
それでは寮に戻りますが、念のために今日は待機してますので何かあったら呼んでください」
ネギ君は真面目なええ子じゃの。これで一般的な常識を持ってくれたらもっとええのじゃが…………。
ネギ君の突飛な発想で京都では助かったから大きい声では言えんがの。
さて、それでは婿殿に連絡するか。
…………あ、ネギ君に学園祭のときの世界樹伝説を実行しようとする生徒達の告白阻止の効率のいい方法を考えてもらうのを頼まなきゃいかんかったの忘れてた。
魔法先生や魔法生徒の皆にパトロールしてもらおうと思っていたが、せっかくの学園祭なのにそういうことで四六時中働いてもらうのは心苦しいからの。
ネギ君なら何か良い考えが浮かぶかもしれん。
やれやれ、今年はいろいろと厄介ごとが重なるわい。
ネギ君のことといい、異常気象で世界樹発光が早まることといい。
…………そういえば、ネギ君のクラスの超鈴音はどうなっていたかの?
要注意人物としてマークはしてあったが、最近はとんと動きは見せてない。以前は警告を無視してまでワシらの事を探ったりしておったのが、最近はやけに大人しすぎるのが逆に不安じゃな。
…………どうせなら彼女のこともネギ君に任せるか?
ま、ええわい。
とりあえず今回のことを片付けよう。
『お待たせしました、お義父さん』
「おお、詠春か。こちらは無事に終わったよ。侵入者は爵位急の悪魔じゃったが、木乃香やネギ君達も怪我一つしておらん。
詳しいことは後ほど文書で渡すが“完全なる世界”が関係しているみたいじゃな。犬上君もやはり麻帆良に来おったよ。
どうやら彼奴らもまだ何か企んでいるらしいの」
『ム、そうですか。木乃香達が無事で何よりです。
それで……その…………犬上小太郎君はまだ生きてますか?』
………………いや、生きておるよ。
お主はネギ君のことをいったいどんな風に思っておるんじゃ?
━━━━━ 綾瀬夕映 ━━━━━
「ただいま帰りました…………あれ? 他の皆さんは?」
「お帰りなさいです、ネギ先生。無事に終わったみたいで何よりです。
エヴァンジェリンさん達と長谷川さんは帰られました。アスナさん達は念のために寮内を再確認しにいっています。私達はここで警備システムの再チェックです。
初めて本番で使いましたからね。何事もありませんでしたが、それでも一応と思いまして」
「お帰りなさい、ネギ先生。
木乃香さんがミルクティー淹れておいてくれましたよ」
「あ、それはありがとうございます。手洗って着替えてきますね」
ネギ先生が帰ってきましたけど、傷一つ負ってなくて服が雨に少し濡れている程度です。
結局、学園長への報告も含めて1時間もかからなかったみたいです。相変わらずネギ先生は凄いのですね。
…………そして偶然にもネギ先生とのどかと私の3人だけです。
そして丁度システムの再チェックも終わったところです。
チラッとのどかとアイコンタクト。そしたらのどかもわかってくれてのどかがネギ先生の左、私がネギ先生の右に座ります。
アスナさん達と抜け駆けはナシという同盟を組んでいる私達ですが、別にコレぐらいなら抜け駆けにはなりません。そんなこと言ったら一緒に寝てるアスナさん達はどうなるんだ、という話しになりますからね。
「私も頂くです…………それでどうだったのですか?」
「ちゃんと無事に終わりましたよ。
詳しくは学園長に正式な文書を作成して報告しますので、それを皆さんで見てください。当面の危険性はありませんので焦る必要はないですよ。
簡単に言っちゃえば、侵入者は封印済み。あと何か京都で会った犬上小太郎君が麻帆良に来てましたけど、今頃は神多羅木先生とガンドルフィーニ先生に勉強を教わっていることでしょう。
きっと彼も麻帆良で暮らすことになると思いますが、女子寮には近づけないつもりですので安心してください」
「ネギ先生が無事でよかったです」
そう言ってネギ先生の手を握るのどか。いいですね、それ。
私もそれではネギ先生の右手を握らさせて…………あ、しまった。ネギ先生は右手でミルクティーのカップを持っています。これではネギ先生の手を握れません。
くっ、右側に陣取ったのは失敗でした。
ええいっ! それならば私はネギ先生の膝をお借りします。
警備システムの運用で疲れてしまいましたからね。少し横にならせてもらうです。
ポテッ、と胡座かいて座っているネギ先生の膝…………というか太ももを枕にして寝転がって、スリスリと頬擦り。
なかなか寝心地が良いですね。
こういうとき、私達の間にあまり会話はありません。
最初に3人だけでこういう感じになったとき…………といっても手を繋いだだけですが、そのときは私ものどかも緊張してしまってガチガチになってしまいました。
ネギ先生に話しかけようにも何を話していいかわからず、ただただ時間だけが過ぎていきました。
こんなんじゃネギ先生に嫌われてしまうかも? と怖くなってしまいましたが、ネギ先生は
「アハハ、こういうときってどんな話をすればいいんですかね?
でも、のどかさんと夕映さんとこんな風に過ごすのは好きなので、もう少しこのままでいませんか?
別に無理しなくても構いませんから」
と、言ってくださいました。
………………10歳児にフォローされる自分達に呆れもしましたが、それでもどこか気が楽になったです。
それからというものは、こんな風に会話もあまりせずに体温を感じあうだけのような時間をよく3人で過ごしています。
このときの私達を見たエヴァンジェリンさんからは
「3匹の子犬がくっついて昼寝をしているようだ」
と表現されましたが、なかなか正鵠を得ている表現だと思います。
私達は平均より小さいですし、いつの間にかネギ先生によりかかって寝てしまっていたことなんかもありましたしね。
ちなみに目線もあまり合わせません。
私とのどかは大抵ネギ先生の両隣に陣取るので、それだとネギ先生がどちらかを見るときはもう1人から目を背けている状態になってしまいますので。
でも、逆にそれがよかったのかもしれないです。
私ものどかも恋愛についてはまったくの素人。そんな私達がいきなり恋人のような振る舞いをすることは出来ませんし、気の利いた会話なんかもすることは出来ません。
のどかはもちろんのこと、私も哲学などのこと以外では雄弁ではありませんから。
しかし、ネギ先生のおかげで無理をすることなく、私達の出来ることからスタート出来ました。
会話もなく、目線も合わせず、ただ手を繋いだりして体温を感じあうだけの時間ですが、それでも私達にとっては幸せな時間です。
これでも緊張しなくなるまで結構かかりましたので、会話などのハードルがあったら今でも緊張してガチガチになっていたのかもしれないです。
ちょっとずつですが、私達は私達のペースで進めていけたらいいのです。
…………あ、ネギ先生の手が私の髪を梳いて…………。
別にミルクティーを飲み終えるのを急かしたわけじゃないのですが、それでもこうしてくれるのは心地良いです………………でもおでこはペチペチと叩かなくていいのですよ!
ムッとしてネギ先生の手をとってからネギ先生を見上げると、どこか子供っぽい笑いをしているネギ先生の顔が見れます。いつもの“ネギ先生”としてではない、“ネギ・スプリングフィールド”としての笑顔。
会話とかはあまりないこの時間ですが、ネギ先生がこんな風にちょっかいをかけてくることがあるんですよね。
まったく子供っぽいんですから、ネギ先生は。
ネギ先生の手の甲をちょっと抓ってお仕置きです。
それにしても無事に終わって本当によかったです。
まあ、ネギ先生が負けるようなことは、麻帆良が灰燼に帰すぐらいにあり得ないことですから大丈夫だとは思っていましたけど、それでも心配なものは心配なのです。
それといつかネギ先生が“ついウッカリ”で取り返しのつかないことを仕出かさないかも心配なのですが。
無事に終われたならそれでいいです。
…………2手に分かれて寮を上と下から再確認しているアスナさん達が戻ってくるまであと5分ぐらい。
それまではこうしてゆっくりさせてもらうです。
━━━━━ 後書き ━━━━━
ひざまくらって良いですよね。
女の子が男の子にするのも良いですけど、逆に男の子が女の子にひざまくらするシチュエーションも良いと思います。
でも男が男にしたら良くないですけどね。
あとピトーも混じった。
のどかと夕映はさすがにエヴァンジェリンのようにまでは積極的になれません。
でもこの2人だったらこのぐらいの進展度が丁度良いかなぁ、と思います。
それと夏美のアーティファクトの“孤独な黒子”の出番はないと思います。
だってネギが利用したら凶悪すぎるんですもん。
だから小太郎と夏美の出会いは無くなるでしょうネ。
【ネギの被害者リスト】
メルディアナ学校長:燃やされた
カモ:去勢された+『仮契約』儀式の手伝い
鳴滝姉妹:悪戯し掛けて返り討ち
エヴァンジェリン:紅茶吹かされた
バカレンジャー:勉強地獄
学園長:ストレスによる急性胃潰瘍にて吐血(2度目)
さよ:知らないうちに成仏させられるところだった
魔法先生一同:「この子ホントにどうしよう?」という絶望
愛衣:幼児退行させられた
高音:露出狂の嫌疑かけられた
刀子:露出狂の嫌疑かけられた
バレーボール:破裂させられた
タカミチ:コーヒー吹かされた+担任クビ+マダオ就任
刹那:勉強地獄+バカホワイト就任
明日菜:失恋
関西呪術協会:変態集団疑惑+吹っ飛ばされた
天ヶ崎千草:勝っても負けても“死”?+心を連れていかれた
“完全なる世界”:“ょぅι゛ょ誘拐犯”
ルビガンテ:名前忘れられた
月詠:メガネ壊された
フェイト:○○化?
リョウメンスクナノカミ:出番無し
ナギの家:半壊
ヴィルさん:情報引き出された ← new!
小太郎:フラグ壊された ← new!