━━━━━ 夏目萌 ━━━━━
「∬㌍з‰ёゞ㍍★Щーーーーーッ!」
「いやぁ、僕だって本当は茶々丸さんとは敵対したくないんですよ」
「Ю▼£㌦И㊥㌫Д¢ーーーーーッ!」
「それでも茶々丸さんを確保しなきゃいけないのは避けられないんですが、それでも暴力を振るうのは気が咎めますのでね。
こういう形で申しわけありませんが、茶々丸さんはしばらく休んでいてください。起きたら色々とスッキリしているでしょうから、安心してくださいね」
だからといって、絡繰さんを魔力供給で悶絶させるのはいいんでしょうか、ネギ先生?
ああ、絡繰さんがあんなに真っ赤に悶えてしまって…………正確には魔力じゃなくて、『咸卦治癒』を供給しているらしいんですが。
というか、本当にコレいいんでしょうか?
絡繰さんがあまりの悶え具合で、もう気絶してしまいそうです。絡繰さんの確保が私達の目的ですので、丁度良いといえば丁度良いんですが。
うう…………何だか私もアレ見てたら変な気持ちというか…………恥ずかしくなってきちゃった。
…………あ、ついに絡繰さんが倒れた。
ビクンビクン! 痙攣してますけど、大丈夫なんでしょうか?
「それでは夏目さん?」
「ひゃいっ!? な、ななななな何でしょうか、ネギ先生!?」
「茶々丸さんの確保が終了しましたので、予定通りここの設備を使えなくしてから明石教授と一緒に“学園結界”復活の準備をしてください。
といっても、復活出来るようになったとしてもまだ復活させちゃ駄目ですよ」
「了解です! 復活させるのは、強制認識魔法発動儀式の最終段階…………最後の呪文詠唱が始まってから10分後ですね!」
仕上げの呪文詠唱には11分6秒かかるらしいので、最後の最後で超鈴音さんの足を引っ掛けて転ばせるんですね、わかります。
それと超鈴音さんの居場所をもう見つけたのに、“イベントがまだ盛り上がっているから”という理由で確保しないのはいいのでしょうか?
いや、ただ傍観しているのではなく、このように絡繰さんを確保するなどして着々と超鈴音さんの手足をもいでいってますので、慎重を期していると言われればそれまでなのですが…………。
むしろ外道。
まあ、そんなわけで今のところ作戦は順調です。
敵ロボット撃破数はさっきまでで1000体を越えています。
6体の鬼神はそのまま抑えきることも出来ましたが、イベントの盛り上げのためにわざと5つまで魔力溜まりを占拠させました。それにちびネギ先生が鬼神1体につき15人ほどステルスモードで取り憑いてますので、いつでも破壊可能です。自爆で。
敵主要人物の2人である龍宮マナさん、そして絡繰茶々丸さんをこれで確保出来ました。残りは超鈴音さんと葉加瀬聡美さんの2人のみ。
でも逆にここまでうまくいきすぎると、イベントとしてはワンサイドゲームになりすぎる危険性が出てきてしまったので、一度お助けキャラクターを下げるみたいです。
一応、敵ロボットの“強制時間跳躍弾”で未来に跳ばされた一般生徒もいますし、魔法関係者もそこそこの数が跳ばされてしまってます。
しかし魔法関係者の中でも、神多羅木先生とか葛葉先生みたいな特に凄腕な先生はまだ生き残っていますので、まだまだ許容範囲内みたいです。
というか、ほぼパーフェクトゲームです。
「では僕は超さん確保の準備をしますので、ここのことをよろしくお願いしますね」
「はい! いってらっしゃいませ!!!」
うううぅぅ…………緊張しちゃいましたよぉ。
ネギ先生自身は怖くはないんですが、絡繰さんにああいうことを無自覚でしてしまうネギ先生の天然さが怖いです。
━━━━━ 超鈴音 ━━━━━
「さあ……いよいよ最終段階ネ。どうした、こないのカ。ネギ坊主?」
…………本気でこないで欲しいヨ。
「…………やはり茶々丸、龍宮さんとは連絡がつきません。
イベント開始直後に張られた妨害結界がずっと維持されたままですので、そのせいだと思います………………いえ、そのせいだと思いたいですが…………」
「そうカ…………しかしポツポツと魔法関係者が減てきているから、本当に龍宮さんが1人で頑張てくれているのかもしれないネ。
茶々丸の方は…………“学園結界”が落ちたままならそれでいいヨ」
眼下には眩いばかりに発光している世界樹が見える。
こういうときじゃなかたら、茶でも飲みながらゆくりとこの美しさを見ていたいネ。
空戦タイプの田中さんや茶々丸姉妹を使て奇襲したのが幸いして、魔力溜まりを5つまで落とすことが出来た。残るは世界樹前広場のみ。
だがその世界樹前広場は魔法関係者が集結して防衛しているため、なかなか落とすことは出来ない。だが時間の問題だろう。
ネギ坊主のパーティーや高畑先生がいたら更に無理なのだろうけど、おそらく彼らは私の捜索をしているのだろう。その姿はどこにも見ることは出来ない。
…………ネギ坊主達に見つからなければいいガ。
魔力溜まりを落とすために予備戦力の全てを投入したのは仕方がないが、これで私達は丸裸となた。
しかも無線封鎖されているから、もう田中さん達を呼び戻すことは出来ない。元から麻帆良側の連絡手段は封じるつもりだたけど、まさかコチラもやられるとはネ…………。
この状態でネギ坊主達に挑まれたら、自分の身はともかくハカセを守ることは出来ないだろう。
そしてハカセが呪文を詠唱出来なければ、強制認識魔法は発動させることが出来ない。
要するに見つかると負けヨ。
ネギ坊主はもちろんのこと、高畑先生にも勝てないと思うネ。
だからこのまま何も起こらずに終わて欲しいのだけど、ネギ坊主達の姿が全然見えないのが逆に怖すぎるヨ。
龍宮さんが勝たと思うのは希望観測に過ぎないと思うし…………。
「地球上12箇所の聖地、及び月との同期完了です。後は残る世界樹前広場の占拠を待つのみ…………。
いよいよですね…………」
「よし…………ハカセは儀式の最終段階、最後の呪文詠唱に入るネ」
「仕上げの呪文は11分6秒です。大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ヨ。始めてクレ」
むしろ1分1秒を争うヨ。
ネギ坊主たちに見つかたら、取り押さえられるまで10分なんてかからないだろうしネ。
眼下には今にも落とせそうになている世界樹前広場が見える。
そしてモニタには麻帆良側がわざと流してる映像。世界樹前広場で式神であろうネギ先生が実況をし、明石さんや大河内さんが奮戦している姿も見えてくる。
みんな、楽しそうネ。クラスの……みんな。
…………お別れの挨拶をしておけばよかたネ。量子力学研究会とか超包子とかロボット研究会とかも魔法先生に監視されていたから挨拶出来なかたシ。
イベントのラスボスキャラとして私からも少し挨拶をしたが、みんなが楽しんでくれて何よりだヨ。
私は勝ても負けても、この時代からは去る。だからみんなとはもう会えない。
…………まいたな。これも計算違いネ。
驚いたことにこの2年間は…………とても楽しい2年間はだたヨ。
だが、それも私にとては儚い夢のようなモノ。
………………一番の計算違いはネギ坊主だたがネ。
けど、もうすぐこの楽しいイベントも終わってしまう。みんなとは別れることになる。あの騒がしかた3-Aの喧騒も、思い返せばみな懐かしいヨ…………。
挨拶もナシにいなくなたらみんな怒りそうだけど、騒がしいみんななら直ぐに慣れるだろう。私がいなくなても超包子は四葉に任せておけば安心だし、ロボット研究会や量子力学研究会もハカセに任せておけばいい。。
だから大丈夫。
私の眼下に見える世界樹前広場が落ちた後、強制認識魔法が発動し………………ん? あれ?
えーっと、何か…………何かおかしくないカ?
…………何か違和感があるヨ…………。
…………。
……………………。
………………………………あれ? 眼下に見える世界樹前広場?
え? …………何で、何で世界樹前広場が眼下にあるんダっ!?
「…………っハカセ! 機関逆進一杯! 飛行船を全速力で後退サセロ!!!」
「は? 超さん、いったい何を…………こ、これはっ!?
いつの間に世界樹前広場の上空に!? さっきまで世界樹付近の上空にいたはずです!」
「いいから早くっ! このままでは強制認識魔法を発動出来ないヨっ!!!」
強制認識魔法を発動させるには、6つの魔力溜まりを利用した直径3kmの魔法陣上のどこかで発動させなければならない。
だから最初、飛行船は世界樹が眼下に見下ろせることの出来る魔方陣の中心近くに配置していたハズ。
しかしいつの間にか、飛行船が魔方陣外周の世界樹前広場上空まで移動していたネ。このままじゃ飛行船ごと魔法陣の外側に押し出されるヨ!
「だ、駄目です! 後退出来ません!
強い風なんか吹いていないのにどうして…………」
「…………ネギ坊主かっ!? ハカセはここにいて詠唱を続けてクレ!
無線封鎖は…………解除されてる!? なら世界樹前広場の占拠は諦めて、全戦力をこの飛行船に集結させロ! 田中さん達で飛行船を押すんだヨっ!!!」
「む、無茶言わんでください!?」
他に方法はないヨ!
浮遊システム起動!
くそっ! いつの間にネギ坊主に気づかれた? いや、その前にどうやてこの飛行船まで来たのカ!?
監視体制は完璧だたヨ。飛んでくるものなんか一つもなかたはずなのに…………。
悔やんでいる暇はない。
急いで船尾に…………ネギ坊主がいるであろうところに行かなければ! ハカセを1人にすることは不安だが、飛行船を魔法陣上から退かされたら元も子もないヨ!
…………。
……………………。
………………………………いた! ネギ坊主っ!
『お? あーあ、やっぱり見つかりましたか。まぁ、ここまで来たなら大丈夫でしょう。
それでは…………具体的に言うと、直径3kmの魔法陣上から出て行けぇーーーっ!!!』
念話が聞こえると同時に、ネギ坊主…………ユニコーンガンダムが船尾に張り付き、バーニアを全開にして飛行船を押しているのが見えた。更に飛行船が押し出されるスピードが上がる。
マズイヨ。これ以上押されたら…………。
『たかが飛行船一つ、ガンダムで押し出してやる!
ユニコーンガンダムは…………伊達じゃない!』
「やらせないヨ、ネギ坊主! それ以前にいたい何処に隠れてたのヨ!?」
『えー、1時間ほど前に転移魔法で飛行船の中に移動して、アスナさん達と一緒に30分ほど茶しばいてました。
で、その後飛行船ゴンドラ部の床を切り取って、上にいる超さん達に気づかれないように飛行船の影に隠れながら船尾まで移動して、これまた超さん達に気づかれないようにゆっくりと飛行船を押してましたよ。
いやー、お手洗いも眺めが最高でしたねぇ。家々の明かりと世界樹の発光が入り混じって…………』
ちょっ、コイツっ!? 私が胃をキリキリさせながら計画を進めていたのを、悠々と茶飲みながら観戦していたのカ!?
しかし転移魔法で飛行船の中に移動されたんじゃ気づけないわけだヨ!
…………それに“アスナさん達と一緒”て………………まさか!?
『ちゃ、超さん! 助けてください!
って、キャアアアァァーーー!?』
ハ、ハカセーーーーーっ!?
神楽坂さん達か!?
イカン! 呪文詠唱をしてくれるハカセがいなかたら、強制認識魔法が発動させられないヨ!
『…………ふむ、せっかくのお祭りです。
どうせなら超さんの相手もして、完全な勝利でこのイベントを終わらせましょうか』
ユニコーンガンダムが“空飛ぶゲタ”を発現し、その“空飛ぶゲタ”が飛行船を押させるようにしてから、ハカセ救援のために戻ろうとした私の行く手を阻んだ。
…………よくよく見てみたら、その重武装はいたい何ヨ?
ユニコーンガンダムは武道会のときに見たシールドとサーベルだけなんて軽装備ではなく、とんでもないほどの火力を満載した装備となている。
両腕部にはシールドが取り付けられており、更にそのシールド一枚につきガトリングガンが2丁ずつシールドの内側に取り付けられている。
そして右手には斧の柄に更にジャベリンが取り付けられたものを握て、左手にはもう1丁ガトリングガン。
でも左手のガトリングガンはかなりの大型で、他のガトリングガンと少し違うようネ。魔力弾ではなく実弾らしくバレットベルトが取り付けられていて、それが背部のタンクと直結しているヨ。
脚部には1セット3発のハンド・グレネードが片足に2セットずつで、両足で計4セット。
そして背部にはガトリングガンが更に2丁。それに脚部にもついていた同じハンド・グレネードが2セットと1セット3発のミサイルランチャーが1セットがそれぞれ取り付けられているバズーカが2丁。それとビーム・マグナムも1丁持ているネ。
あと何か増えた重量をカバーするためか、大型のバーニアも増えてる。
………………何このフルアーマーユニコーンガンダム?
一つ一つの装備は茶々丸の録画映像から見たことあるような気がするけど、こんなにも一度に重装備をしたのは初めて見るヨ!
「さがれヨ! さがてくれないと、ハカセが…………っ!」
『何を今更…………。
この計画を進めたくば、僕を力で倒してください。完膚なきまでに。僕の子孫なんでしょう…………』
何故それをっ!? そのことはネギ坊主には伝えていないはず…………。
くっ! やはりエヴァンジェリンか誰かはわからないが、未来に行て戻てきたのは間違いないようネ。
だがそれも今は詮無きこと!
ここまで来たらネギ坊主がそうであるように、私も話すことはもう何もない!
私はこのためだけにこの時代へやて来た! 2年の歳月と全ての労力をこれに注いだのダ!
この計画は今の私の全てだ!!!
いくら負けるのを覚悟していたとはいえ、このような終わり方では死んでも死に切れないヨ、ネギ坊主っ!!!
………………いや、ホントにマジで。
だからせめてネギ坊主に一泡吹かせる! 私にだて、プライドはあるのヨ!
「では、私も私の思いを通すために、持てる力の全てを揮うとするネ!
行くヨ!!!」
最初から全力全開で行く!
出し惜しみなんかしていられない!
とはいえユニコーンガンダムが持ている盾には魔法が効かないので、“呪紋回路”は解放しない。
勝てる見込みがあるとしたら、“航時機”と“強制時間跳躍弾”のみ!
そして神楽坂さん達も排除してから、改めて強制認識魔法を発動させるヨ! ………………無理だと思うケド。というか無理ゲー過ぎるヨ。
ビット射出。ユニコーンガンダムの防御力は突破出来ないだろうけど、威嚇でいい。撃てっ!
そして“強制時間跳躍弾”を目の前にズラリと並べて一斉に斉射。これで点ではなく面で制圧するヨ!
『へぇ…………そういえば銃を相手にするのは初めてだなぁ』
対するネギ坊主は両腕、背部についている6丁のガトリングガンで迎撃。
弾幕厚すぎるヨ、何やてんの!?
圧倒的なガトリングガンの斉射によってビットが破壊される。“強制時間跳躍弾”が圧誘爆される。
だがコレで視界は塞がた。
“航時機”参号機起動。
時間跳躍並びに空間跳躍でユニコーンガンダムの背後にまわ…………って、おわっ!?
跳んだ先の目の前にビーム・ジャベリンの切っ先が!?
「くうっ!!!」
急いで距離を再びとる。
…………あ、危なかたネ。
あのまま拳に握り込んだ“強制時間跳躍弾”をユニコーンガンダムに叩きつけようとしてたら、自らあのビーム・ジャベリンの切っ先に突込むところだたヨ。
くっ、私の行動が予想されていたのカ。
ネギ坊主がしたことは、私が消えた瞬間にビーム・ジャベリンを自分の背後に向けて振り回す。ただそれだけだた。
確かにこの状況なら、私が後ろから仕掛けるのが当たり前とはいえ、これだけのことで…………。
エヴァンジェリンが言ていたが、確かにネギ坊主の一番厄介なところは魔力量でも強力な魔法でもなく、ただ単純な戦闘技量のようネ。
本当に10歳なのカ、ネギ坊主は…………。
『良い反応です。
では次はコチラから行きますよ』
ネギ坊主がそう言た瞬間、MM-Dが発動される。
あれだけの重装備なのに、各所に取り付けられた武器が邪魔をすることもなくユニコーンガンダムの装甲が展開され、そこから赤い光が漏れ出す。
そしてユニコーンの名の如くに額に生えていた一本の角が割れて左右に開き、金色に光り輝く。
ユニコーンガンダムの本気カ。
しかしいくら高音さんとの模擬戦のときに見せたような高速機動が可能でも、この時間跳躍による絶対回避に避けられないものはない。
攻撃を避けた後に“強制時間跳躍弾”をカウンターで食らわ…………? 赤い、光が…………っ!?
「…………かっ…………がはぁ…………っ!!!」
馬鹿ナ!? 赤い光が目に入たと思た瞬間に終わてた!?
音がしなかた!
見えなかた!
消えた!!!
気がついたらふ飛ばされていた!
気がついたらぶ飛ばされていた!!!
じ、時間を止める間もなく攻撃されたのカ!?
『超さん。“航時機”の時間跳躍を利用した回避行動は確かに優れています。
…………しかし、あくまでも“航時機”を扱うのは、“航時機”を発動させるのは超さん自身というのは忘れてはいけませんよ。
人間の反射神経は0.1秒が限界といわれています。要するに、攻撃を始めてから0.1秒以内に攻撃を当てることが出来るのなら、どんな人間でも回避することは出来ないんですよ』
そ、そういうことカ…………。
おそらく今のはネギ坊主が私のすぐ横を、音速で越えた速度で通過したことで発生した衝撃波での攻撃。
人間が認識している世界は0.1秒前の世界だというヨ。
つまり目で何かを見たとしても、その目に入た映像を脳が認識して処理するまでに0.1秒かかるということ。それに加えて、脳がその認識した情報を処理してから肉体に指令を出して行動するまでにもう0.1秒が必要と言われているヨ。
ネギ坊主ほどの実力者なら、攻撃するのには0.2秒あれば充分ということなのカ…………。
く、先ほどの一撃で…………衝撃波の攻撃だけで浮遊システムが少し不調。“航時機”は…………よし、まだ生きてる。
私はまだ戦える…………けど、マズイよ、これは。
『さあ、どうしました?
まだ時間跳躍による回避方法が失敗しただけですよ。かかってきてください』
!!!
『時間を跳んでみてください。時間を止めてみてください。
浮遊システムを再起動して浮かんでください。“強制時間跳躍弾”を使って反撃してください。
さあ、お祭りはこれからです。お楽しみはこれからです。
早く!
早く早く!!
早く早く早く!!!』
ばっ…………化物め!
ネギ坊主に戦いを挑んだ私がそもそも間違ていたとでも言うのカ!?
…………いや、そうなんだろうけどサ。
━━━━━ 後書き ━━━━━
『一角獣ファントム』! ← なんだその名前
その通りだよ、超りん。
それと飛行船ごと落とすのはさすがに自重しました。
正直、調子に乗りすぎてネギを強化しまくったので困ってきているところがあるのですが、それ以前にまず自分の考え方を何とかしないと駄目な気がしてきたのは気のせいなのでしょうか?